第2の人生は若返ってから

マユリ

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第7章 ゲカン

第86話 ゲカン初日

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ご飯も食べ終わるとゲカンの町についてジルさんから話を聞きました。そう言えば見てのお楽しみと聞いてなかったんですよね。

「でも、海に驚いてくれると思ったけど、マリちゃん海を見たことがあるのね。」

「はい、小さな島国育ちなので見たことがありますね。でも町並みは造りが違うので見ていて楽しいです。」

「そう?でも、町の人の事は言っておけば良かったわね。あの視線には驚いたでしょ。」

「そうですね。流石の私でも視線に気がつきましたからね。」

「あはははっ。」

「ジルさんは笑っていますが、本当に驚いたんですからね。」

ジルさんの笑いに私はムッとした顔で答えます。

「あれには俺も最初は驚いたからな。でも、アルがマリにその事は教えていると思ったけど教えていなかったんだな。」

「ジルさんから、「ゲカンについては、お楽しみだから教えたら駄目。」と言われましたからね。私から言えませんよ。」

「ジルに言われたら言えんな。」

「はい。」

ザイルさんがアルさんの顔を見ながら問い掛けるとアルさんは答えます。その後やり取りに不服なのか今度はジルさんがムッとした顔をしました。

「ちょっと、私が悪いみたいじゃない。」

「悪くないぞ。ただ、少しだけ配慮がな…。」

その言葉に更にムッとし始めましたが、突然ポンっと手を叩くと。

「この話は終わりにしてと、とりあえず今日はここでゆっくり休んで明日は私の実家に行きましょうね。」

「そうだな。俺達は一旦ギルドに行くけど、アル達はどうするんだ?」

「私は、マリさんに合わせますよ。それにこの町では一人で歩くのは面倒ですからね。」

そう言うと少し苦笑いするアルさん。失礼ながら新鮮な顔が珍しいですね。いつも笑顔ですから。

「それもそうだな。じゃあ、行ってくるわ。」

そう言ってザイルさん達はギルドへと出掛けていきました。



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