第2の人生は若返ってから

マユリ

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第10章 暴走する人達

第121話 不安な気持ち

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あの我に帰った後、お礼も言った私は部屋の中央の椅子に座っています。アルさんはそのソファーの前のテーブルを挟んだ反対際にもう一つ、同じソファーを取り出して座っています。

……このソファーとても座り心地が良いです。素人目からしても生地もソファーに使用している木材の加工している部分を見ても高級品だとわかります。このままでは部屋一面の絨毯もそうです。
……汚してしまわないか不安です。

「マリさん、大丈夫ですか?少し顔色が良くない気がしますが。」

「大丈夫ですよ。ただ、この部屋に驚いてしまって、本の多さもそうですが、このソファー、汚してしまわないか不安です。」

「ふふっ。それなら心配不要です。汚れても壊してしまっても綺麗に元に戻るように現状維持の魔法を掛けてありますからね。好きに使って下さい。」

「そうなんですね。少し安心しました。」

そう本当に安心しました。庶民的な私にとって、いかにも高級品とわかる物を汚してしまわないか不安で不安で……。その前にこの部屋すべて持ち運び可能って…。考えるのはやめましょう。ザイルさん達にも、アルさんについては考えすぎは駄目だと言われましたしね。
でも、この部屋は凄いですね。軽く引きこもりが出来ますよ。
そんな事を考えている私を心配そうにアルさんは見ています。

「マリさん、やはり少し休まれた方が良いのでは?彼方の部屋をお使いください。」

「でも、大丈夫ですよ。」

「自身で考えているよりも身体が疲れている時もありますからね。少し横になるだけでも休まれた方が良いのでは?」

「……そうですね。少し休ませて頂きますね。」

リィーン様にも無理は駄目だと言われてますからね。お言葉に甘えて少しだけ休ませてもらいましょう。私はアルさんに案内されて寝室のある部屋のベッドをお借りすることにしました。そしてベッドに触れた瞬間。

……大変です。このベッドを最高です。これはいけません。本格的に寝てしまいそうです。

そう思いながらベッドに入った瞬間私は急激な眠気に襲われます。これはいつもの眠気とこのベッドの魅力がタイミング良く合わさってしまっています。

……これは、もう無理です。仮眠ではすまない奴です。

そう考えながら、私は夢の中へと意識が向かいます。その前にお休みだけは伝えないと……。そう思った私はアルさんに向かい何とか「おやすみなさい。」とだけは、伝えることが出来たのでき、そして、何でアルさんの準備するベッドは魅力的なベッドが多いのでしょうか?そんなことを考えながら眠りにつくのでした。



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