第2の人生は若返ってから

マユリ

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第1章 新たな旅立ちですか?

第6話 人 発見?

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今、私は木の上です。
ちなみに脚をマッサージしてみましたが、あまり疲れている感じがありません。

あれ?かなり歩いたんですけどねぇ。
そんなことを考えていると

「こんな処で何している。」

木の下から突然声を掛けられて驚きました。さっきまで確か人は居ませんでした。
木の上でウサギを確認しながら辺りも見ていたから確かです。
…あのウサギ可愛いのに狂暴なんて詐欺でしたけどね!
……それはさておき

驚いて、下を覗くとそこには男の人が居ました。それも、凄いイケメンです。
金色の軽く癖のある少し長めの髪を後ろで結び、空のように青い切れのある瞳が私を見ていました。

……どうしましょう。
確かに人に会いたかったです。ですがイケメンに出会ってしまうとは……。

私には、苦手なものが3つあります。
それは、幽霊と蛇とイケメンです。

ちゃんと理由はありますよ。
私にはイケメンな幼馴染みが居いたんですが、その男の子によくイタズラをされていたからなんです。

今思えば可愛い物ですけどね。スカートめくりに虫のプレゼン等、その子なりの接し方だったんでしょう。
男の子と女の子では考え方も違いますしね。
ですが、幼い私にとってはとても恐怖で、彼が苦手になるには充分でした。
それに家も隣同士の為、良くいつも一緒にいる事が多くなり女子達には文句を言われます。
それが苦手意識に拍車をかけました。
(でも、ある日突然その女子達から文句が言われなくなったけどなんででしょうか?)
ちなみにその彼は、今をもっても謎なんですが、私の夫だったりします。
……気がついたら付き合っていて、そして気がついたら結婚していました。不思議ですね。
彼と結婚して少しはイケメンへの苦手意識は無くなった気がします。ですが完璧では有りません。

まっ、それは置いといて初の人発見です。苦手なんて言っていられません‼
なんとしても人里までの道のりを聞かなくては次、いつ人に出会えるのかわからないのです‼
それに、いつの間にか詐欺ウサギも消えています。
私は震える手を握って勇気を出します。

「……ウサギに追われて木に登りました。」

「ウサギ?」

ヤバい、声までイケメンですよ。
それは置いといて、ウサギでは通じないみたいですね。なら詳しく説明しなくてはいけませんね。

「白くて、耳が細長く、額に角があって大きさはこれぐらいの……」

手で大きさを伝えようと、両手を離した瞬間、グラッと、バランスを崩してしまいました。
あ、これヤバいヤツですね!
咄嗟に木に手を伸ばしますが空回りしてしまう。ふっ、分かってましたとも。
木を掴むことを諦めた私は、落ちる衝撃に備え目を閉じました。
てすが、何時までたっても痛みがきません。
不思議に思い目を開けると、目の前にさっきのイケメンが!
木から堕ちるところを受け止めてくれたみたいです。

「あ、ありがとうございます。」

そう言って、降りようとしましたが降ろしてくれません。
その上彼は、こちらをジーっと、見ています。
……私、みられてる?

……なんで?
私何かしたのでしょうか?でも、まだ会って間もないですし、…考えてもわかりませんね。
もしかして、私の顔に何かついてるのでしょうか?

「怪我はないですか?」

そういって顔を覗きこまれます。何だ、ただ心配していただけですか。ビックリしましたよ。……お願いです。もうこっちをあまり見ないでいて欲しいです。(泣)
……苦手なんです、イケメン!
相手は、心配してくれてる訳なんですが、こっちとしては辛いです。
それに、そろそろ降ろして欲しいです。

「……大丈夫です。本当にありがとうございます。
スミマセン重たいですよね。もう降ろしてもらっても大丈夫ですよ。」

「重くないですよ。」 

そういうと笑顔をむけてきました。
なんか、漫画だと後ろに花が咲いていそうなスマイルですね。これぞ花が咲いたような笑顔ってやつですかね?
……ところで、さりげなく降ろして欲しいと言ってみたのですが通じていないのでしょうか?ここは、ハッキリ言うべきですかね?う~ん、悩みます。どう言えば伝わるのでしょうか?

「……あの~、きちんとお礼もしたいので降ろして貰ってもいいですか?」

「ああ、わかりました。」

ほっ、降ろしてもらえました。
地に足をつけることが、こんなに嬉しいのは初めてだと思います。

「私は真凜(まり)といいます。先程は助けて頂いてありがとうございます。


そして軽くお辞儀をしました。

「礼を言われるほどの事ではないですよ。」

「ですが、助かりました。」

「そうですか、処でこんな森の中で何を?」

確かに森の中、軽装の女がいたら不思議に思いますよね。私もそう思いますよ。
ですが、自分でもよくわからない。何故ここにいたのか。だから言葉に詰まってしまいました。
そして気がつくと私は

「……そんなの……そんなの私の方が聞きたいです!」

つい、叫んでしまっていた。でも、私は悪くない。悪くない……はずです。
一人森の中で目が覚め、ウサギに襲われやっと人に会えたのです。
今までの思いが、叫びととも言葉として出てしまっただけなのですから。

















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