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Chapter4 安全地帯の防衛
File37:庇護の隙間
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龍太郎一人で解決できる個数には限度がある。美紀にとある感情を蘇らせること、金欠を脱出させること、高校内の安全を保障すること……。どれも、一人で背負うにはあまりにも重すぎる課題だ。
見切り発車の龍太郎のままであったなら、成瀬に隠してものごとを進めていた。『俺が守る』と豪語して、不必要な疲労を美紀に与えていた。成瀬との縁を切って、購買部で美紀ともどもやられていただろう。
「……たろうくん……」
空き教室に助っ人を呼び寄せてから、刻一刻と状況は悪化の一途をたどっている。美紀の存在そのものが、排除すべきモノとして認識されている、その雰囲気を龍太郎は感じとった。
猶予された時間は、そう残されていない。
「……龍太郎くーん! 忙しくない?」
「別にいいけど……。いつものお連れさんは?」
油断していた脳に、安心を呼びだす美紀の声がかかった。
生活費の不安が解消されてからというもの、彼女は朝型生活を取りもどした。栄養をその肉体に蓄え、脳へと送ることができるようになったのだ。
朝っぱらから元気を含む少女は、珍しく単独で教室に乗り込んできていた。長髪はくくられ、少々の遊び毛だけが逃げ出している。ボールのように跳ねる瞳からは、眠気が吹き飛んでいる。
龍太郎のクラスには、これといって統治者が存在しない。女子のグループ意識も弱く、群雄割拠に近い状態だ。もっとも、成瀬の支配下に置かれていることに変わりはない。
「まだ来てない……。視線が気になって、こっちに来てみたんだけど……」
美紀のお供である成瀬が、まだ登校していない。もう二か月も底辺高校生をしているが、初めてのことだ。
『いの一番に来ないと、誰がどうしてるか把握できないから』
そう言って、成瀬は開門ギリギリにやってくる。セリフは取り巻きへの口実で、実際は美紀が心配でしかたがないのだろう。
体調にしても、女王なるもの体は頑丈。雨に濡れたまま床に突っ伏しても風一つ引かない、驚異の鉄人様である。
「……成瀬ちゃんが帰ってくるまで……。……龍太郎くん、付きっきりで……いてほしいな」
切実なる思いが、水平を見つめる少女から届いた。自信の持てない、平均台の上に乗った表情であった。
あらぬ方向に捉えてはいけない。そう自分に言い聞かせる。
美紀は、龍太郎を第二の頼り人としてくれているのだ。信頼を裏切るなど、もってのほか。
深く、ゆっくりと頷いた。
始業までは、まだ暇が長い。調節役の亜希も成瀬もいないのでは、間延びした時間を持たせられない。
(……これも、練習と思えば……)
美紀に自らの気持ちを告白しようとすれば、いずれ会話術は必要になる。失敗が許されている今、試す価値は十分にある。
数えられる程度のネタを、ネットワークからかき集めて。
「……成瀬ちゃん、探しに行かない? ここでじっとしてるよりは……」
第一歩から階段を踏み外した。
「成瀬はまだ登校してないんじゃなくって?」
「教室にまだカバンがなかっただけで……、靴箱にはもう入ってたから……」
その情報が先にほしかった。
(……それにしても、不自然ではある、か……)
ただ、靴だけ残して姿を消すのは非論理的である。トイレに行くにしても、呼び出されたにしろ、カバンは自席に置いていくのが道理だ。
何にせよ、登校済ならば長時間美紀が孤立無援になることはない。
龍太郎は、先導する美紀に付いて教室を出た。
最初に足を踏み入れたのは、現実逃避部屋としても使う空き教室。ホコリの取れた椅子と机は、龍太郎たちが使った跡である。
校庭がおおよそ見わたせる構造になっているが、とりわけ活発な女子高生は見つけられなかった。
(可能性はいちばんありそうだったけどな……。……夏になると、使いづらいか……)
日本全国が酷暑化する夏に、冷房設備なしで耐久したくはない。
十秒で見まわりできる狭さだが、美紀は壁面に目を奪われていた。壁紙がはがれかけた、落書きの多い壁だ。
空き教室に限らず、この階層は人目につかない。昇降場からダイレクトで来るにはうってつけの場所だ。
美紀が次に目をつけたのは、女子トイレ。それも、この無人階の。
「……わざわざこの階である理由は……?」
「……他だったら、まず教室に来るはずだから……」
今日の美紀は、ちょっぴり強引だ。龍太郎を連れまわし、時間を昇華させるほどには。
彼女の気が済むまで、龍太郎は一人になる。意味あり気につぶらな目で催促されても、立ち入ってはいけない一線がある。シャバと牢獄の違いだ。
監視カメラから観察した龍太郎は、トイレの前で待ちかまえる犯罪者もどき。入口から一歩離れておく。
(……成瀬が、美紀のもとに来ない、か……)
敵対勢力に捕まった線は、追ってもしょうがない。美紀もつられて討ち死にするだけだ。
思考すれば思考するほど、沼にはまる。
(……成瀬はどこに行ったんだ?)
馬鹿正直に仮定するなら、職員室で拘束されていると考えるのだろうか。
一目見て戻って来るだけだというのに、数分もしてから少女がひょっこり上半身をのぞかせた。特にわけは聞かないことにする。
----------
校舎巡回作戦は、まったくの徒労に終わった。人がいた痕跡も見つけられず、美紀が運動不足を少し解消する会になってしまった。
「……付きあわせて、ごめんね……。……こうでもしないと、怖かったから……」
周囲の生徒に聞こえないよう、注目を引かないよう、あさっての方向のままつぶやいた。制服の襟口をあおいで、熱気を追いだそうとしている。
(怖かった、から……? ……そうか、成瀬がいないから……)
得体のしれない人に囲まれたままでは耐えきれない。そう感じた彼女は、助太刀を付けて隔離世界へ逃げ出した。いっけん無意味な行動の顛末である。
龍太郎は、圧倒的力を持つ女王の代わりにはなれない。遠回しに、そう伝えられたのと同じだった。
(……それでも、そばにはいてほしかった……と……)
安心感を求められているのか、そうでないのか。どちらとも取れない、曖昧な立ち位置に龍太郎はいる。その針を振りきれさせることができるように、精進するしかない。
両腕をだらんと垂らす美紀は、まだ『警戒』の二文字を知らない。性善説で生きてきた、何にも染まりうる純白である。
「勝手な行動してるんじゃねえよ!」
怒号が空気を突き破ったのは、そんな平穏なひとときが流れている最中だった。
不良相手にタメを張れる女性教師は、この高校にはいない。きまって担当するのが体育教員であることも大きいが、そもそもの絶対数が少ない。
隣の教室から、紙の破ける音が確認できる。大反乱が発生したのか、それとも。
一つの人影が、廊下をダッシュしてくる。窓側にある龍太郎の席からは、はっきりと顔が認識された。
『帰ってくるな!』
マーカーで汚く書かれた紙を奪ってきた、暴走女子。美紀を視界に入れるや否や、目力が和らいだ。
「美紀……。龍太郎クン、ちゃんと預かってくれたか?」
「俺のところに来てからは、何も起こってない」
まさか、龍太郎が預けられたとは口が裂けても言えない。これくらいの嘘は許容範囲だろう。
成瀬は教室を一通りなめまわし、有象無象を目でけん制した。口外するな、との勅旨である。
「……それならよかった。あの先公、小一時間も補修させやがって……」
彼女は、ときどき小テストを放り出してしまうことがあるらしい。『やるだけ無駄』と語っていた。成瀬本人も思いあたっているのだろう、呼び出しに不満は漏らしていない。
突然の来訪に、美紀は口をパクパクさせるばかり。これでは、エサを待ちわびるヒナそのものだ。
「……美紀はちょっと時間をおいてから、戻ってきて、な?」
持ってきた紙の一件には触れず、整った立ち姿で元の教室へと帰っていった。
(……なにが起きたかくらい、予想がつくぞ……)
成瀬と美紀が不在なのをいいことに、何者かが机に誹謗中傷をした。ただでさえ苛立っている成瀬にそれを発見されたのが運の尽きである。
いづれにしても、美紀に実害が及びはじめている。愚行を一秒でも早くやめさせなくてはいけない。
「……龍太郎くん……?」
何も知らない美紀のニュートラルなほほ笑みは、情熱を加速させるのに十分なほどの燃料になった。
見切り発車の龍太郎のままであったなら、成瀬に隠してものごとを進めていた。『俺が守る』と豪語して、不必要な疲労を美紀に与えていた。成瀬との縁を切って、購買部で美紀ともどもやられていただろう。
「……たろうくん……」
空き教室に助っ人を呼び寄せてから、刻一刻と状況は悪化の一途をたどっている。美紀の存在そのものが、排除すべきモノとして認識されている、その雰囲気を龍太郎は感じとった。
猶予された時間は、そう残されていない。
「……龍太郎くーん! 忙しくない?」
「別にいいけど……。いつものお連れさんは?」
油断していた脳に、安心を呼びだす美紀の声がかかった。
生活費の不安が解消されてからというもの、彼女は朝型生活を取りもどした。栄養をその肉体に蓄え、脳へと送ることができるようになったのだ。
朝っぱらから元気を含む少女は、珍しく単独で教室に乗り込んできていた。長髪はくくられ、少々の遊び毛だけが逃げ出している。ボールのように跳ねる瞳からは、眠気が吹き飛んでいる。
龍太郎のクラスには、これといって統治者が存在しない。女子のグループ意識も弱く、群雄割拠に近い状態だ。もっとも、成瀬の支配下に置かれていることに変わりはない。
「まだ来てない……。視線が気になって、こっちに来てみたんだけど……」
美紀のお供である成瀬が、まだ登校していない。もう二か月も底辺高校生をしているが、初めてのことだ。
『いの一番に来ないと、誰がどうしてるか把握できないから』
そう言って、成瀬は開門ギリギリにやってくる。セリフは取り巻きへの口実で、実際は美紀が心配でしかたがないのだろう。
体調にしても、女王なるもの体は頑丈。雨に濡れたまま床に突っ伏しても風一つ引かない、驚異の鉄人様である。
「……成瀬ちゃんが帰ってくるまで……。……龍太郎くん、付きっきりで……いてほしいな」
切実なる思いが、水平を見つめる少女から届いた。自信の持てない、平均台の上に乗った表情であった。
あらぬ方向に捉えてはいけない。そう自分に言い聞かせる。
美紀は、龍太郎を第二の頼り人としてくれているのだ。信頼を裏切るなど、もってのほか。
深く、ゆっくりと頷いた。
始業までは、まだ暇が長い。調節役の亜希も成瀬もいないのでは、間延びした時間を持たせられない。
(……これも、練習と思えば……)
美紀に自らの気持ちを告白しようとすれば、いずれ会話術は必要になる。失敗が許されている今、試す価値は十分にある。
数えられる程度のネタを、ネットワークからかき集めて。
「……成瀬ちゃん、探しに行かない? ここでじっとしてるよりは……」
第一歩から階段を踏み外した。
「成瀬はまだ登校してないんじゃなくって?」
「教室にまだカバンがなかっただけで……、靴箱にはもう入ってたから……」
その情報が先にほしかった。
(……それにしても、不自然ではある、か……)
ただ、靴だけ残して姿を消すのは非論理的である。トイレに行くにしても、呼び出されたにしろ、カバンは自席に置いていくのが道理だ。
何にせよ、登校済ならば長時間美紀が孤立無援になることはない。
龍太郎は、先導する美紀に付いて教室を出た。
最初に足を踏み入れたのは、現実逃避部屋としても使う空き教室。ホコリの取れた椅子と机は、龍太郎たちが使った跡である。
校庭がおおよそ見わたせる構造になっているが、とりわけ活発な女子高生は見つけられなかった。
(可能性はいちばんありそうだったけどな……。……夏になると、使いづらいか……)
日本全国が酷暑化する夏に、冷房設備なしで耐久したくはない。
十秒で見まわりできる狭さだが、美紀は壁面に目を奪われていた。壁紙がはがれかけた、落書きの多い壁だ。
空き教室に限らず、この階層は人目につかない。昇降場からダイレクトで来るにはうってつけの場所だ。
美紀が次に目をつけたのは、女子トイレ。それも、この無人階の。
「……わざわざこの階である理由は……?」
「……他だったら、まず教室に来るはずだから……」
今日の美紀は、ちょっぴり強引だ。龍太郎を連れまわし、時間を昇華させるほどには。
彼女の気が済むまで、龍太郎は一人になる。意味あり気につぶらな目で催促されても、立ち入ってはいけない一線がある。シャバと牢獄の違いだ。
監視カメラから観察した龍太郎は、トイレの前で待ちかまえる犯罪者もどき。入口から一歩離れておく。
(……成瀬が、美紀のもとに来ない、か……)
敵対勢力に捕まった線は、追ってもしょうがない。美紀もつられて討ち死にするだけだ。
思考すれば思考するほど、沼にはまる。
(……成瀬はどこに行ったんだ?)
馬鹿正直に仮定するなら、職員室で拘束されていると考えるのだろうか。
一目見て戻って来るだけだというのに、数分もしてから少女がひょっこり上半身をのぞかせた。特にわけは聞かないことにする。
----------
校舎巡回作戦は、まったくの徒労に終わった。人がいた痕跡も見つけられず、美紀が運動不足を少し解消する会になってしまった。
「……付きあわせて、ごめんね……。……こうでもしないと、怖かったから……」
周囲の生徒に聞こえないよう、注目を引かないよう、あさっての方向のままつぶやいた。制服の襟口をあおいで、熱気を追いだそうとしている。
(怖かった、から……? ……そうか、成瀬がいないから……)
得体のしれない人に囲まれたままでは耐えきれない。そう感じた彼女は、助太刀を付けて隔離世界へ逃げ出した。いっけん無意味な行動の顛末である。
龍太郎は、圧倒的力を持つ女王の代わりにはなれない。遠回しに、そう伝えられたのと同じだった。
(……それでも、そばにはいてほしかった……と……)
安心感を求められているのか、そうでないのか。どちらとも取れない、曖昧な立ち位置に龍太郎はいる。その針を振りきれさせることができるように、精進するしかない。
両腕をだらんと垂らす美紀は、まだ『警戒』の二文字を知らない。性善説で生きてきた、何にも染まりうる純白である。
「勝手な行動してるんじゃねえよ!」
怒号が空気を突き破ったのは、そんな平穏なひとときが流れている最中だった。
不良相手にタメを張れる女性教師は、この高校にはいない。きまって担当するのが体育教員であることも大きいが、そもそもの絶対数が少ない。
隣の教室から、紙の破ける音が確認できる。大反乱が発生したのか、それとも。
一つの人影が、廊下をダッシュしてくる。窓側にある龍太郎の席からは、はっきりと顔が認識された。
『帰ってくるな!』
マーカーで汚く書かれた紙を奪ってきた、暴走女子。美紀を視界に入れるや否や、目力が和らいだ。
「美紀……。龍太郎クン、ちゃんと預かってくれたか?」
「俺のところに来てからは、何も起こってない」
まさか、龍太郎が預けられたとは口が裂けても言えない。これくらいの嘘は許容範囲だろう。
成瀬は教室を一通りなめまわし、有象無象を目でけん制した。口外するな、との勅旨である。
「……それならよかった。あの先公、小一時間も補修させやがって……」
彼女は、ときどき小テストを放り出してしまうことがあるらしい。『やるだけ無駄』と語っていた。成瀬本人も思いあたっているのだろう、呼び出しに不満は漏らしていない。
突然の来訪に、美紀は口をパクパクさせるばかり。これでは、エサを待ちわびるヒナそのものだ。
「……美紀はちょっと時間をおいてから、戻ってきて、な?」
持ってきた紙の一件には触れず、整った立ち姿で元の教室へと帰っていった。
(……なにが起きたかくらい、予想がつくぞ……)
成瀬と美紀が不在なのをいいことに、何者かが机に誹謗中傷をした。ただでさえ苛立っている成瀬にそれを発見されたのが運の尽きである。
いづれにしても、美紀に実害が及びはじめている。愚行を一秒でも早くやめさせなくてはいけない。
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