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旅ノ神
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さて、
「なんもない部屋の真ん中にひとつの机って…」
ある意味怖いと考えながら近ずいて行く
「あ、どうやって名を書くのかと思ったけど普通に書くんだ」
机の上にはボールペンが一つ置いてあった。そのボールペンで神に名を書く…すると、
「っ!?目がァァァ!!」
紙が突然光出した。その光をもろに直視してしまった僕は目を抑えながらもがける。
《神…それは生と死の狭間を仕切る者》
「っ!?」
もがえていると周りからそんな声が聞こえてきた。
《神…それは魂を管理する者》
《神…それは悪であり善である者》
《神…それは囚われの者を指す。》
《汝は何を指す…》
「っ!?これは…」
最後を言い終わると目の前にあるものが現れた。
[善、悪、生、死]
「この中から選べと?」
確かに最後に何を示すかと言っていた。
「だけど…僕はどれでもないんだよな…」
そういうと、
《示すものなしと判断。追加をロード………完了》
するとさっきの選択が消え、新たな選択肢が出てきた。
[転生、闇、光、魔、天秤、鬼、天国、地獄…]
「なんかいっぱい出てきたんだが…」
それから数秒後
「よし、ランダムで」
いっぱいでてきた欄の他にランダムというのがあったのでそれを押した。別に考えるのがめんどくさかったとかじゃないよ?ないんだよ?
《汝、道を示せ》
[]
「ここに自分が望む道?を書けばいいのか?」
[のんびりまったりの世界旅行]
「これに限る。」
《数多の世界は無限に等しい…汝は何を示し、何を成すか。今ここに汝を神とする!!》
その声を共に僕は意識を手放した。
━━━━━━
「ん…う…」
目を覚ました僕はまず自身の股間を確認した。え?最初やることがおかしい?いや、おかしくないと思うよ?だって朝起きたらっての体験談だし?うん。
「………」
少し安堵と…うん、え?あったんだから良かっただろって?…うん…良かったけど…ポークピッツ以下になってたよ…(泣)
「さて、これからどうすれば?」
「とりあえず名前を書いた紙を見たら?そこに自分がどんな神とか書いてあるから」
「なるほど…で、なんで自然にここにいるわけ?」
「君がどんな神になったか気になったのとついでに色々の説明をするためにね」
説明が本題だと思うけどと思いながら紙を見る
旅ノ神・――――
「タビノカミ?」
「旅ノ神かぁ君にピッタリのやつだね」
「どういう神なん?」
「世界を旅する神で、旅する世界がどんなところでも何不自由しないまぁそんな感じの神だね」
「うん、まさに僕にあってるね」
そこでふと紙の下に目がいく
【万能】
「これ何かわかる?」
気になりアルフィナに聞いてみる
「ん?えっとそれはその神が神になる前にランダムで一つ受け継ぐことが出来る力だよ、まぁランダムって言っても受け継ぐことができることって奇跡に近いけどね」
なるほど…
「あと、名前決めたら?」
「あー、旅ノ神・の隣の空欄って名前の欄だったんだ」
「そゆこと」
「んー…じゃあコアで」
「うん、良いんじゃない?」
その後、紙には旅ノ神・コアと載っていた。
それを見ているとアルフィナから
「さて…と、じゃあ行こっか」
と、言われた。
「え?どこに?」
「世界に?」
「へ?」
「君は旅ノ神、なら世界を旅することが使命…ね?」
「それで」
「んで、世界を渡るやり方を教えます。」
「おぉー」
「まず指パッチンをします。」
「…」
「以上!」
「え?他は?」
「なし!その動作が世界を渡るための摩擦となるから他は神様だからこれくらいあるものと思ってた方が頭にいいよ」
「了解しました。」
「あとここに来たかったら頭の中で私を呼んでね、普通旅ノ神は一度旅に行くとこの場所には来れないんだけど…君、コアの場合私がいるからここに戻って来れる」
「嬉しいね、あれ?でもステータスとか無くなったからそういうのも一緒に無くなったんじゃないの?」
確かステータスの恩恵?見たいのが無くなったと思っていた。
「無くなったよ。でも繋がりが途切れたわけじゃないからね…で、主従関係ではなく家族関係に近い縁になってるって感じ」
「おぉ…なんかすごいね」
「んじゃ行ってらっしゃい」
「行ってきます。」
そう言い指パッチンの動作をする。と、そこでアルフィナからストップがかかった。
「あ、そうそう」
「ん?」
「コアにはステータスっぽいのを作っといたから気になったら見てみてね」
「おぉーありがと!」
「いえいえ、あとついでに旅ノ神の説明書みたいなやつもあるから向こうに行ったらストレージを開く感じで操作してみて」
「そういうのあるの?」
「えぇ、旅ノ神の力の1部よ」
「うん、わかった。んじゃ今度こそ行ってきます。」
「行ってらっしゃい」
そして指パッチンをする。
パチンッ!!
━━━…
━━━━━━……
━━━━━━━━━━━━━━━━…………
「なんもない部屋の真ん中にひとつの机って…」
ある意味怖いと考えながら近ずいて行く
「あ、どうやって名を書くのかと思ったけど普通に書くんだ」
机の上にはボールペンが一つ置いてあった。そのボールペンで神に名を書く…すると、
「っ!?目がァァァ!!」
紙が突然光出した。その光をもろに直視してしまった僕は目を抑えながらもがける。
《神…それは生と死の狭間を仕切る者》
「っ!?」
もがえていると周りからそんな声が聞こえてきた。
《神…それは魂を管理する者》
《神…それは悪であり善である者》
《神…それは囚われの者を指す。》
《汝は何を指す…》
「っ!?これは…」
最後を言い終わると目の前にあるものが現れた。
[善、悪、生、死]
「この中から選べと?」
確かに最後に何を示すかと言っていた。
「だけど…僕はどれでもないんだよな…」
そういうと、
《示すものなしと判断。追加をロード………完了》
するとさっきの選択が消え、新たな選択肢が出てきた。
[転生、闇、光、魔、天秤、鬼、天国、地獄…]
「なんかいっぱい出てきたんだが…」
それから数秒後
「よし、ランダムで」
いっぱいでてきた欄の他にランダムというのがあったのでそれを押した。別に考えるのがめんどくさかったとかじゃないよ?ないんだよ?
《汝、道を示せ》
[]
「ここに自分が望む道?を書けばいいのか?」
[のんびりまったりの世界旅行]
「これに限る。」
《数多の世界は無限に等しい…汝は何を示し、何を成すか。今ここに汝を神とする!!》
その声を共に僕は意識を手放した。
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「ん…う…」
目を覚ました僕はまず自身の股間を確認した。え?最初やることがおかしい?いや、おかしくないと思うよ?だって朝起きたらっての体験談だし?うん。
「………」
少し安堵と…うん、え?あったんだから良かっただろって?…うん…良かったけど…ポークピッツ以下になってたよ…(泣)
「さて、これからどうすれば?」
「とりあえず名前を書いた紙を見たら?そこに自分がどんな神とか書いてあるから」
「なるほど…で、なんで自然にここにいるわけ?」
「君がどんな神になったか気になったのとついでに色々の説明をするためにね」
説明が本題だと思うけどと思いながら紙を見る
旅ノ神・――――
「タビノカミ?」
「旅ノ神かぁ君にピッタリのやつだね」
「どういう神なん?」
「世界を旅する神で、旅する世界がどんなところでも何不自由しないまぁそんな感じの神だね」
「うん、まさに僕にあってるね」
そこでふと紙の下に目がいく
【万能】
「これ何かわかる?」
気になりアルフィナに聞いてみる
「ん?えっとそれはその神が神になる前にランダムで一つ受け継ぐことが出来る力だよ、まぁランダムって言っても受け継ぐことができることって奇跡に近いけどね」
なるほど…
「あと、名前決めたら?」
「あー、旅ノ神・の隣の空欄って名前の欄だったんだ」
「そゆこと」
「んー…じゃあコアで」
「うん、良いんじゃない?」
その後、紙には旅ノ神・コアと載っていた。
それを見ているとアルフィナから
「さて…と、じゃあ行こっか」
と、言われた。
「え?どこに?」
「世界に?」
「へ?」
「君は旅ノ神、なら世界を旅することが使命…ね?」
「それで」
「んで、世界を渡るやり方を教えます。」
「おぉー」
「まず指パッチンをします。」
「…」
「以上!」
「え?他は?」
「なし!その動作が世界を渡るための摩擦となるから他は神様だからこれくらいあるものと思ってた方が頭にいいよ」
「了解しました。」
「あとここに来たかったら頭の中で私を呼んでね、普通旅ノ神は一度旅に行くとこの場所には来れないんだけど…君、コアの場合私がいるからここに戻って来れる」
「嬉しいね、あれ?でもステータスとか無くなったからそういうのも一緒に無くなったんじゃないの?」
確かステータスの恩恵?見たいのが無くなったと思っていた。
「無くなったよ。でも繋がりが途切れたわけじゃないからね…で、主従関係ではなく家族関係に近い縁になってるって感じ」
「おぉ…なんかすごいね」
「んじゃ行ってらっしゃい」
「行ってきます。」
そう言い指パッチンの動作をする。と、そこでアルフィナからストップがかかった。
「あ、そうそう」
「ん?」
「コアにはステータスっぽいのを作っといたから気になったら見てみてね」
「おぉーありがと!」
「いえいえ、あとついでに旅ノ神の説明書みたいなやつもあるから向こうに行ったらストレージを開く感じで操作してみて」
「そういうのあるの?」
「えぇ、旅ノ神の力の1部よ」
「うん、わかった。んじゃ今度こそ行ってきます。」
「行ってらっしゃい」
そして指パッチンをする。
パチンッ!!
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