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「私が管理する世界って…つまり異世界ってことか?」
「いやなんで僕に聞く?」
そういうのは言った本人に聞こうよ…
「そういうのは本人に聞きなよ」
「あの影に?」
「うん」
『――――ですので、皆さんにはこれからステータスを自身で振ってもらいます。』
「あの一生懸命喋ってる影にか?」
「うん」
『――――なので、ステータスを振る際はよく考えて振ってください』
僕は智の話を聞きながら影の話も…いや、所々聞きそびれたところかるけど…
「…うん、影の話が終わったら聞いてみるか」
「それがいいと思う」
智との話が一区切り付き、影の話に僕は耳を傾けた。
『―――皆さんが転移される場所はある国の城です。そこでは手厚く皆様を扱うように言ってありますので安心してください』
「城かぁ…庭とか広そ」
「いや、そこかよ」
いや…何となく庭が気になったから
『そして、邪神を倒した後は私が責任を持って元の世界に返しますのでご安心ください、そして向こう、つまり私の管理する世界で死んだ場合記憶を消させてもらいます。その後、元の世界に戻させてもらいます。』
「なるほど…死んでも本当の死は来ないと…」
とりあえず安心した。
『また、元の世界へ戻る時はあなたがたがここに来た時と同じ時間、場所になりますのでそこら辺も安心してください。』
その後、全てを言い終わったのか少しの間が空いた。
「やっぱり異世界っぽい」
「へぇ」
「反応薄くないか?」
「いや、地球と違う世界って事はもう異世界しかなくない?」
「……あ、確かに」
「………」
ダメだこいつ…早く、何とかしないと…
『では、ステータスっと言ってもらえれば画面が現れますので、終わった方から転移させてもらいますね』
なるほど…
「「ステータス」」
あ、智と声被った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハヤマ・リント(葉山 鈴音)
Lv―
HP―100/100
MP―
体力―
魔力―
精神力―
防御力―
運―
Pt10000
━━━━━━━━━━━━━━━━━━―━
「……ふむ…」
「ん?なぁ」
智は不思議にこっちを向いた。
「ん?なに?」
「最後のPtってどのくらいある?」
「?1万」
「俺、8千だったんだが…」
「えっと…とりあえずお疲れ」
「はぁ…あ、そうだ、鈴音はどこにPt降るんだ?」
「精神力と運」
「え…それだけにか?」
智は信じられないと言いたげな顔をした。
「そういう智は?」
「俺は万能型で行こうと思う」
「智らしいね」
「前線は大変そうだし後方も色々ありそうでめんどい…と言ったら万能型だろ?」
「うん、まぁそだね」
とりあえず自分もステータスにPtを降る
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハヤマ・リント
Lv―
HP―100/100
MP―20/20
体力―
魔力―
精神力―4000
防御力―
運―6000
Pt0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
振り終わるとステータス画面の横にもうひとつの画面が現れる、そこには
転移しますか?
はい/いいえ
っとあった。
「よし…んじゃ、鈴音先行ってるな」
「直ぐに僕も行くよ」
そう言い終わると智は頷いた後、一瞬でその場からいなくなった。
「さて…僕も行きますか」
そして僕は…いいえを押した。
「…あ、間違えた。」
だけど、最後の警告なのか新しい画面が出てくる
本当に転移しませんか?
いいえ/はい
急いで今度は左側を押す。
「あ…」
転移を拒否されたことにより勇者枠から外れます。
やってしまった…。
そう思っているとあの画面が現れた。
転移しますか?
はい/いいえ
今度はちゃんとはいを押した。
《転移を開始します。》
《ロード中…》
周りを見てみるともう僕一人しかいなかった。
『あ、あれ?なんでここにいるんですか?』
影が僕に気づきそう言ってきた。
「転移しますかで間違えていいえを押しました。」
『え、でもその後最後の警告で…』
「それもいいえを押してしまいました。」
『あー…だから勇者枠の欄にはもう誰もいなかったんですね…』
「あの、僕はこの後どうなるんでしょう」
『そうですね…とりあえず親しい人も勇者の中にいるでしょうからその人とのチャットを可能にしときましょう』
「え?…そんな機能あるんですか」
『えぇ、本来は勇者全員とできるのですが…』
「いえ、友達とチャットできるだけでもありがたいです。」
『そうですか……あ、勇者枠じゃないのなら本来貰うはずだったスキルとかも貰えないですね…』
「まじですか…」
『ん~…あ、じゃあ私からスキルをひとつあげましょう』
え?ほんと?
「ありがとうございます。」
『いえいえ…あ、転移場所は勇者の皆さんと一緒のところで良いですね?』
「え?そこまで…ありがとうございます。」
《ロード完了━転移します。》
『あ、そうでした。あなたは勇者枠から外れてしまったので家に帰れません。』
「え?」
『ですが絶対帰れないって言う訳では無いので頑張ってください』
その言葉を最後に僕は転移した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「……で、ここ何処?」
そこは城とは言えない古い暗い部屋だった。
「確か神の言うには城に転移されるって話だったよな…?」
…………どこだよここ…
「いやなんで僕に聞く?」
そういうのは言った本人に聞こうよ…
「そういうのは本人に聞きなよ」
「あの影に?」
「うん」
『――――ですので、皆さんにはこれからステータスを自身で振ってもらいます。』
「あの一生懸命喋ってる影にか?」
「うん」
『――――なので、ステータスを振る際はよく考えて振ってください』
僕は智の話を聞きながら影の話も…いや、所々聞きそびれたところかるけど…
「…うん、影の話が終わったら聞いてみるか」
「それがいいと思う」
智との話が一区切り付き、影の話に僕は耳を傾けた。
『―――皆さんが転移される場所はある国の城です。そこでは手厚く皆様を扱うように言ってありますので安心してください』
「城かぁ…庭とか広そ」
「いや、そこかよ」
いや…何となく庭が気になったから
『そして、邪神を倒した後は私が責任を持って元の世界に返しますのでご安心ください、そして向こう、つまり私の管理する世界で死んだ場合記憶を消させてもらいます。その後、元の世界に戻させてもらいます。』
「なるほど…死んでも本当の死は来ないと…」
とりあえず安心した。
『また、元の世界へ戻る時はあなたがたがここに来た時と同じ時間、場所になりますのでそこら辺も安心してください。』
その後、全てを言い終わったのか少しの間が空いた。
「やっぱり異世界っぽい」
「へぇ」
「反応薄くないか?」
「いや、地球と違う世界って事はもう異世界しかなくない?」
「……あ、確かに」
「………」
ダメだこいつ…早く、何とかしないと…
『では、ステータスっと言ってもらえれば画面が現れますので、終わった方から転移させてもらいますね』
なるほど…
「「ステータス」」
あ、智と声被った。
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ハヤマ・リント(葉山 鈴音)
Lv―
HP―100/100
MP―
体力―
魔力―
精神力―
防御力―
運―
Pt10000
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「……ふむ…」
「ん?なぁ」
智は不思議にこっちを向いた。
「ん?なに?」
「最後のPtってどのくらいある?」
「?1万」
「俺、8千だったんだが…」
「えっと…とりあえずお疲れ」
「はぁ…あ、そうだ、鈴音はどこにPt降るんだ?」
「精神力と運」
「え…それだけにか?」
智は信じられないと言いたげな顔をした。
「そういう智は?」
「俺は万能型で行こうと思う」
「智らしいね」
「前線は大変そうだし後方も色々ありそうでめんどい…と言ったら万能型だろ?」
「うん、まぁそだね」
とりあえず自分もステータスにPtを降る
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ハヤマ・リント
Lv―
HP―100/100
MP―20/20
体力―
魔力―
精神力―4000
防御力―
運―6000
Pt0
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振り終わるとステータス画面の横にもうひとつの画面が現れる、そこには
転移しますか?
はい/いいえ
っとあった。
「よし…んじゃ、鈴音先行ってるな」
「直ぐに僕も行くよ」
そう言い終わると智は頷いた後、一瞬でその場からいなくなった。
「さて…僕も行きますか」
そして僕は…いいえを押した。
「…あ、間違えた。」
だけど、最後の警告なのか新しい画面が出てくる
本当に転移しませんか?
いいえ/はい
急いで今度は左側を押す。
「あ…」
転移を拒否されたことにより勇者枠から外れます。
やってしまった…。
そう思っているとあの画面が現れた。
転移しますか?
はい/いいえ
今度はちゃんとはいを押した。
《転移を開始します。》
《ロード中…》
周りを見てみるともう僕一人しかいなかった。
『あ、あれ?なんでここにいるんですか?』
影が僕に気づきそう言ってきた。
「転移しますかで間違えていいえを押しました。」
『え、でもその後最後の警告で…』
「それもいいえを押してしまいました。」
『あー…だから勇者枠の欄にはもう誰もいなかったんですね…』
「あの、僕はこの後どうなるんでしょう」
『そうですね…とりあえず親しい人も勇者の中にいるでしょうからその人とのチャットを可能にしときましょう』
「え?…そんな機能あるんですか」
『えぇ、本来は勇者全員とできるのですが…』
「いえ、友達とチャットできるだけでもありがたいです。」
『そうですか……あ、勇者枠じゃないのなら本来貰うはずだったスキルとかも貰えないですね…』
「まじですか…」
『ん~…あ、じゃあ私からスキルをひとつあげましょう』
え?ほんと?
「ありがとうございます。」
『いえいえ…あ、転移場所は勇者の皆さんと一緒のところで良いですね?』
「え?そこまで…ありがとうございます。」
《ロード完了━転移します。》
『あ、そうでした。あなたは勇者枠から外れてしまったので家に帰れません。』
「え?」
『ですが絶対帰れないって言う訳では無いので頑張ってください』
その言葉を最後に僕は転移した。
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「……で、ここ何処?」
そこは城とは言えない古い暗い部屋だった。
「確か神の言うには城に転移されるって話だったよな…?」
…………どこだよここ…
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