無能職の一人旅

白くまきゅん

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異世界へ

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パタン…

僕は[スキル【存在】を持つ者の思い]という本を閉じた。

「なるほどね…存在と言うのは最後には孤独にさせるものでもあるのか…」

中身はスキル【存在】を持った人が最初ダンジョンに住んでいた。が、飽きてしまい外に出た。そして冒険者になりいろんなとこを旅して行った。的な話だった。
そしてその中で彼はあるチームと手を組むことになる…そして、その後がこの人の不幸の連鎖の始まりだった。

「チームを組んだ冒険者達から裏切られ冒険者ギルドにまで裏切られ仕舞いには濡れ衣を着せられその後運良く助かったと思いきや助けてくれた人にまで裏切られる…人間不信になってしまった本人はスキルを使い人というものを消した…」

そして孤独になり、

「自身が取り返しのつかない事をやってしまったことに気づいた時にはもう遅かった。」

そしてその男はこの本を書きその本に己のスキルを封印した。

「つまり」

《スキル【存在】の封印がとかれました。近くにいる生命体に付与します。》

《スキル【存在】を獲得しました。》

「やっぱり」

《固有スキル【存在操作】とスキル【存在】を融合します………完了。固有スキル【存在】を獲得しました。》

「…………」

そして一息付き新たな本を手に取り読み出した。

━━━━━━━━━━

《スキル【即暗記】スキル【即読】を覚えました。》

「ふぅ、丁度溜め込んだ魔導書を読み終わったと同時のスキル獲得だね」

そしてステータスを開き今回の成果を見る

スキル
【武術】【料理】【即暗記】【即読】
固有スキル
【世界眼】【全分解】【存在】
称号
〖伝承者〗〖若返り〗〖永久者〗〖読者〗〖世界ノ図書の管理者〗

「あれ?称号二つ程増えてる」

〖読者〗
多くの本を読む者に与えられる。
〖世界ノ図書の管理人〗
世界ノ図書の管理を任された者に与えられる。出入り可

「あ、ここの名前世界ノ図書って言うんだ…それに出入りできるようになったんならここにずっとい続けないくて良くなったのか。ん…もう少し本を読んでたいけど…とりあえず気分転換にここ以外に探索してみるか」

そう思い本を元の場所に戻し…と言っても読み終わったものは自動的に戻っていくんだ…これも管理人になったからかな?と考えながらここに入った扉とは違う扉に手をかける

「ちょっと行ってきます。」

そして扉を開き向こう側に行くのだった。

━━━━━━…

《異世界へ転移します。………エラーが発生しました。Lv・スキル・称号以外が消滅しました。スキル【本】【武術】【料理】以外が消滅しました。称号の一部がエラーにより変わりました。》

━━━━━━━━……

「っ!?」

目を開けるとそこは森の中だった。

「ここは…」

周りを見渡す、が目に映るのは木ばかり、

「パッと見森かな?そうだ、ここに来たことでなんかステータス変わってたりするかな?」

世界ノ図書からここに来たことで何かしらの変化があるかと思いステータスを開く

━━━━━━━━━━
名無し

種族:神狐

Lv―1

スキル
【本】【武術】【料理】
固有スキル
【世界眼】【全分解】【存在】
称号
〖伝承者〗〖世界ノ図書の管理人〗〖永久者〗〖若返り〗〖読者〗

━━━━━━━━━━

「速報、なんかステータスがおかしい」

頭を抱えながら考えた。

「え…?あんなにあったスキルの数々はどこに?……それにHPとMPなどが消えてる…えぇ…。」

混乱でとりあえず気に寄りかかり、ストンと座る。

「はぁ…ないのはもう仕方がないことかな…それに本見て簡単にスキルとか取ってたらなんかズルっぽいと思ってたし…ある意味良かったかな?うん、そう考えよ」

諦めて立ち、土をはらい落としながら歩き出した。すると、

「お、なんということでしょう川があって道もあって遠くには村があるではないですか…うん、ちょっと落ち着こ…」

少し歩くと川があった。そして川が流れる方に歩いていくと道に出たので道沿いに歩いていると村を見つけた。

「……適当に歩いたらこうなるって…もう僕のステータスは運に極振りかな?…極振りとまでは行かないで欲しいのが本音…。」

そのまま村に向けて歩いていくのだった。
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