Way‐World‐Online〜のんびりするつもりが気づいたら有名人になってた。〜

白くまきゅん

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ポーション―前半

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「…あ、」

「ユナ様どうされました?」

お婆さんの後ろをついて行こうとした時、僕は楓兄の言葉を思い出した。

「ん、設定でね…オフにしないと」

「設定?…あ、なるほどです。それは絶対にしないとですね」

メラもなんのことか分かったみたい。

私は設定画面を開き、オフにする。

「ん、終わった。」

「それでは行きましょう。カミさんが待ってますので」

「ん。…?」

歩きながら僕はメラの言った一言に首を傾げる。

「カミさん?」

「あぁなるほど、カミさんとはあのお婆さんの事です。昨晩ユナ様がお休みになられたあと、カミさんとお話をしましてそこで知りました。ちなみに私たちの名前はその時にしときましたのでカミさんも私たちの名前を知っていますよ。それにユナ様が異界人っと言うこともです。」

お、おう…。いきなり凄いいっぱい言ってきた。それにしてもそっか、全部やってくれたんだ、

「ん、ありがと」

「いえ、メイドとして当然のことをしただけですので、」

「それでも、ありがと」

そう言いながら私はメラの顔を見ながら笑顔を作り礼を言う。あれ?でも称号で…。上手くできてるかな?これで真顔だったら少し恥ずかしいな…。

「ぐはっ…」

「っ!?め、メラ?」

いきなりメラが胸に手を当て苦しみ出した!?

「だ、大丈夫です。さ、さぁ行きましょう」

「だ、大丈夫?」

「ぐふ…だ、大丈夫です。」

最後聞き取れなかったけどなんて言ったんだろう?それにしてもいきなり苦しみ出して…凄く心配。あれでもこの街に来るまでにも何回かあったような…。

「……それでは行きましょうか。」

「ん。」

いつもの調子に戻ってくれたメラと一緒に今度こそお婆さんもといカミお婆さんの所へ向かった。

「遅かったね、なにかあったのかい?」

「ない。」

「いえ何も、ただ過剰摂取で少し、」

え?何言ってるの?

「なるほどの」

え?分かっちゃうの?

「さて、じゃあ手伝ってもらおうかね?」

「ん、頑張る」

「お力になれるよう頑張らせていただきます。」

「まぁそこまで難しくないさね、ただすり潰して混ぜて濾させるだけさ」

「そうなの?」

「そうさ、じゃあ一緒にやってみようかね?」

「ん、やる!」

「それでは私は必要なものがある時にお手伝いをさせてもらいますね」

っと言うメラ、どこに何があるのか分かるのかと疑問に思うとメラから「分かりますよ」っと笑顔で言われた。声に出してないのに…。顔に出てたかな?

「「ぐふ…。」」

「ん?」

顔に出てたのか気になり頬を両手でむにむにしていると二人からそんな言葉が聞こえてきた。見ると二人とも何故かもがえてる…何があったのだろうか…。

そんなこんなありまして、

「そして今度はこの木ベラで混ぜるんじゃよ」

そう言って大きな木ベラを渡される。形的にカヌーで漕ぐのに使うあれの先が少し大きく丸くなったやつ

「ん~…」

そっと大釜に木ベラを入れて混ぜる…が、混ぜようにも動かない…

「ははは、ちと重かったかの?」

そうカミお婆さんは言い僕の手の上に覆い被さるように手を置き、一緒に回してくれた。隣を見るとメラがこちらを羨ましそうに見てた。いや、見てるのはカミお婆さんの方?

「ほれ、次は回しながら自身の魔力を木ベラを通して大釜に入れていくよ…そういやぁ魔力操作は持ってるかい?」

僕は首を左右に振る

「ユナ様はこの世界に来てからまだ日も浅いので、」

っとメラが言ってくれた。

「そうかい、ポーション作りには必要不可欠やし、魔力を使った物なんかにも必要になる場合があるから持っといて損は無い…ふむ、丁度いいさね。ここで覚えちゃうかね?」

「ん、やる」

「なら私の手に意識を向けな、違和感を感じるはずさね」

そう言うので僕はカミお婆さんの手に意識を向ける。すると微かに何が流れているような違和感を感じた。

「ん?」

―スキル【魔力感知Lv1】を獲得しました。―

「分かったかい?それが魔力さ。じゃあ今度はその違和感を忘れず自身の中の魔力を感じてみな」

「ん」

自分の中にあるさっきみたいな違和感…。すると確かにそこにさっきみたいに流れてるような何かを感じた。

―スキル【魔力感知Lv2】になりました。―

「あったかい?じゃあそれを木ベラに通して大釜に入れるイメージをしながら木ベラを回してみな」

「んっしょ…」

ゆっくり…ゆっくりと腕を通し木ベラに通して大釜へ、ゆっくりとだがきちんと出来てるようで、

―スキル【魔力操作Lv1】を獲得しました。―

「上手なもんだよ」

「えへへ…」

カミお婆さんに褒められながら木ベラを使い大釜の中を混ぜる。
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