Way‐World‐Online〜のんびりするつもりが気づいたら有名人になってた。〜

白くまきゅん

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露店

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「ここですね、店の人が言うには異界人が出す露店でアイテムを売れば一般の金額より高く買い取ってもらえるそうですね」

そこは色んなプレイヤーが行き来していた。露店も色々とあり、

「店がそれをすすめて良いのかな？」

「確かに相手にお客を与えてるようなものですからね…そこは何か考えがあるのでしょう」

「そっか、じゃあ売りに行こ？」

「そうですね」

そして露店が並ぶ方へ向かう

「……下ろしては」

「露店が並ぶところは人が多く危ないので」

「でも手を繋げば」

「人の波を侮っては行けませんよ？繋いでても離れてしまう時があるかもしれないですから」

そんなに人でごった返してないと思うけど…

「分かった…。」

下ろしてくれない…なんかすっごく見られているから下ろしてほしかったんだけど…絶対抱っこされてるからだよ！ふと周りを見た、すると一人の男性プレイヤーと目が合ってしまい恥ずかしくて直ぐにメラの服に顔を埋めた。

『ん？お？おぉ？おぉぉ！？』

『おいどうしたいきなり変な動きして』

『そんなに首を振ったら首痛めるぞ？』

『いやぁさっきすっげぇ可愛い子と目が合ってさ？』

『なるほど幻覚を見たんだな？』

『なるほど老眼になってたんだな？』

『見てねぇよ！それと俺はまだ20だ！いやほんとなんだって！！向こう見てみろよ！！』

もう見てないよね？
もう一度その人の方をこっそりと見る…あ、

『わかってるって、幻覚だろ？指す方見てやるよ、何も無い…だ…け……』

『自分の衰えを誤魔化すなって、どうせないもな……い………』

『…な？』

『あぁ、ついに俺も幻覚を…』

『あぁ、ついに俺も老眼に…』

『そっちかよ！？』

目線増えた…プシュー（赤面）…

「ユナ様、ここの露店とかどうですか？モコモコの綿毛一つの買取価格100エナですよ」

深呼吸をして、心を落ち着かせる。

「ん？え？うぇ！？ようじょ？ようじょなんで！？」

「…違うところ見に行きましょうユナ様」

「「え？」」

ここで売るかと思った。その男性プレイヤーもメラの発言に顔をポカーンとさせていた。そんなことはお構いなくメラは違う露店を探しに動く

「…あ、落ち込んでる？」

男性プレイヤーを再度見るとorzしてた。

『幼女と触れ合えるチャンスが…』

『おいどうした？そんなに落ち込んで』

『幼女と触れ合える機会を失って…』

『何言ってんだお前…？』

「いらっしゃい」

「こちらでモコモコの綿毛はいくらで買い取ってもらえますでしょうか？」

今度は女性プレイヤーの露店、

「一つ100くらいだよ」

「あの、」

僕は顔を出しその女性プレイヤーを見る。

「え？」

「あの、モコモコの綿毛一つ100ってプレイヤー内では決まってるのでしょうか？」

「……」

「えっと、」

あれ？反応がない？

「ユナ様、ここは危険ですので次の露店に行きましょう。」

「え？でも、」

「次の露店ではユナ様は顔を出さないで埋めててください」

「はいぃ…」

どうやらメラの邪魔をしてしまったらしい
そしてまた次の露店を探しに向かう

『時間通りに来たよー？…あれ？おーい！』

『っは！？私の幼女は！？』

『何言ってんだこいつ…？』

『居ない…どこ！？私の幼女ぉ！！？』

『怖いわ！！』

『ゴフッ！』

メラに抱えられながら少し顔を出し露店を見る、

色んな人が色々な種類の商品を売っていてなんかとても綺麗

『あ、こっち向いた！！かあいい…』

『何言ってんだこっちを見たんだよ、可愛いな…』

『お前こそ何言ってんだ？こっちを見たに決まってんだろ！？可愛いですな…』

『男を見るはずないでしょ？私を見たのよ！私もあんな妹欲しかった！』

『いやいや、それはどうかな？私を見たよね絶対！それには同意する！』

やんややんや！！

「賑やかだね？」

「そうですね」

さて、買い取ってもらえる場所はあるかな？

そう思いながら露店が並び賑やかなこの場所を移動するのだった。

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