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幼少期
お茶会
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今日のお昼に公爵の側近が私の部屋に訪ねてきた。
何と全く私に興味がない公爵が私と是非お茶会をとの事。
まぁ、あの側近が公爵にやれと言ったのだろう。自分からやるなんて言う人ではないだろうし…
まぁ、こっちの予定も確認せずに明日の15時に中庭に来いだなんて舐められたものね。
どうせ私なら毎日暇だろうとか考えてるんでしょうね。
それにしても急にお茶会ね…どうせこの間の暗殺者の件でしょうね。私が何かしたのか、そしてそんな事が出来る力を私が有しているかどうかを確かめたいのでしょうね。
おまけに邸宅の中庭で堂々と…どうせ碌に考えずに場所を決めたのが丸わかりだ。
また面倒な事が起こりそうな予感だわ…
そして私は中庭にやってきて早くも30分も経っていた。
あの人は貿易の仕事をしているのに時間を守ることもできないのか。
どうせ私のことを舐めていて遅れても構わない相手だとでも思っているのだろう…
そんなことを考えていると30分遅れで公爵が中庭に現れた。
「遅れてすまない…仕事が終わらなくてな」
そう言いながら向かいの席についた。
「そうですか」
普通はカーテシーをしないといけない場面なのだろうが此方の予定も聞かずにお茶会の予定を入れた挙句30分も私を待たせたのだから此方から律儀に挨拶をする必要などない。
「お前は目上に対する態度がなっていないな。挨拶も碌にできんとは」
などとほざいてきた。
私は持っているカップの中身に視線を向けたまま
「此方の予定の確認せずにお茶会を開いた挙句か弱い女性を外に30分も放置した人を敬いたいと思うおかたなどおりませんわ。」
とオブラートに包んで言うのも面倒くさいからストレートに言ってやった。
「全く可愛げのない女だな」
などと続けてほざいてきたので私はカップをソーサーに戻して今日初めて視線を公爵に合わせた。
「公爵様が言う可愛げのある女とは正妻の様な露出の多いドレスを着て娼婦の様に男性に媚を売って腕に胸を押し付けておねだりをすることですか?」
そう言った瞬間公爵の眉間に皺が寄ったが私は続けて
「だとしたら私と違ってルミナの教育はとてもうまく行ってる様で良かったです。」
「到底私は受ける気がありませんので諦めてください。」
「お前は私の気分を害すことに関しては一流らしいな。」
「褒め言葉ですわ。」
その後の数分間は双方無言の状態であったが、公爵の結構後ろの方で突っ立っている側近の男がずっとアワアワしていて見ていて面白かったがこんなつまらない茶会を少しでも早く終わりにする為に私から話しかけることにした。
「それで、急にこんなお茶会など開いてどの様なご用件でしょう?」
「娘を誘って共にお茶を飲むのに理由など要らんであろう?」
とわざとらしく微笑んで私を見つめてきた。
…思ってもいない事をよくもまぁそんなペラペラと話せるものだ。
だが、私は職業柄無駄な時間が死ぬほど嫌いなのだ。
よって本題に入らないのであれば私にはこれ以上この場にいる理由などない。
「それでは、お茶も飲み終わった事ですし私は部屋に帰らせていただきます。」
と言いながら席を立った瞬間
「待て。一つだけ聞きたい。」
「何でしょうか?」
と言葉を返しながら私は席に座り直した。
「お前は、一昨日の夜の12時頃何をしていた?」
「一昨日ですか?いつもその時間は就寝しておりますが…?」
「そうか。ではその日の夜何かおかしなことはなかったか?」
「いいえ、特に何もありませんでしたが…それが何か?」
とあらかじめ決めておいた台詞をそのまま公爵に伝えた。
公爵はしばらく考え込んだ後
「…分かった。今日はもう帰って良いぞ。」
と言って私から視線を外した。
今までは害がないから放って置いたが私の生活を邪魔しようとするなら話は別だ。
私の方に手を回す余力がなくなる様に少しイタズラでもしようかな。
そう思いながら私は自分が住んでいる別邸に向かってゆっくりと歩き始めた。
何と全く私に興味がない公爵が私と是非お茶会をとの事。
まぁ、あの側近が公爵にやれと言ったのだろう。自分からやるなんて言う人ではないだろうし…
まぁ、こっちの予定も確認せずに明日の15時に中庭に来いだなんて舐められたものね。
どうせ私なら毎日暇だろうとか考えてるんでしょうね。
それにしても急にお茶会ね…どうせこの間の暗殺者の件でしょうね。私が何かしたのか、そしてそんな事が出来る力を私が有しているかどうかを確かめたいのでしょうね。
おまけに邸宅の中庭で堂々と…どうせ碌に考えずに場所を決めたのが丸わかりだ。
また面倒な事が起こりそうな予感だわ…
そして私は中庭にやってきて早くも30分も経っていた。
あの人は貿易の仕事をしているのに時間を守ることもできないのか。
どうせ私のことを舐めていて遅れても構わない相手だとでも思っているのだろう…
そんなことを考えていると30分遅れで公爵が中庭に現れた。
「遅れてすまない…仕事が終わらなくてな」
そう言いながら向かいの席についた。
「そうですか」
普通はカーテシーをしないといけない場面なのだろうが此方の予定も聞かずにお茶会の予定を入れた挙句30分も私を待たせたのだから此方から律儀に挨拶をする必要などない。
「お前は目上に対する態度がなっていないな。挨拶も碌にできんとは」
などとほざいてきた。
私は持っているカップの中身に視線を向けたまま
「此方の予定の確認せずにお茶会を開いた挙句か弱い女性を外に30分も放置した人を敬いたいと思うおかたなどおりませんわ。」
とオブラートに包んで言うのも面倒くさいからストレートに言ってやった。
「全く可愛げのない女だな」
などと続けてほざいてきたので私はカップをソーサーに戻して今日初めて視線を公爵に合わせた。
「公爵様が言う可愛げのある女とは正妻の様な露出の多いドレスを着て娼婦の様に男性に媚を売って腕に胸を押し付けておねだりをすることですか?」
そう言った瞬間公爵の眉間に皺が寄ったが私は続けて
「だとしたら私と違ってルミナの教育はとてもうまく行ってる様で良かったです。」
「到底私は受ける気がありませんので諦めてください。」
「お前は私の気分を害すことに関しては一流らしいな。」
「褒め言葉ですわ。」
その後の数分間は双方無言の状態であったが、公爵の結構後ろの方で突っ立っている側近の男がずっとアワアワしていて見ていて面白かったがこんなつまらない茶会を少しでも早く終わりにする為に私から話しかけることにした。
「それで、急にこんなお茶会など開いてどの様なご用件でしょう?」
「娘を誘って共にお茶を飲むのに理由など要らんであろう?」
とわざとらしく微笑んで私を見つめてきた。
…思ってもいない事をよくもまぁそんなペラペラと話せるものだ。
だが、私は職業柄無駄な時間が死ぬほど嫌いなのだ。
よって本題に入らないのであれば私にはこれ以上この場にいる理由などない。
「それでは、お茶も飲み終わった事ですし私は部屋に帰らせていただきます。」
と言いながら席を立った瞬間
「待て。一つだけ聞きたい。」
「何でしょうか?」
と言葉を返しながら私は席に座り直した。
「お前は、一昨日の夜の12時頃何をしていた?」
「一昨日ですか?いつもその時間は就寝しておりますが…?」
「そうか。ではその日の夜何かおかしなことはなかったか?」
「いいえ、特に何もありませんでしたが…それが何か?」
とあらかじめ決めておいた台詞をそのまま公爵に伝えた。
公爵はしばらく考え込んだ後
「…分かった。今日はもう帰って良いぞ。」
と言って私から視線を外した。
今までは害がないから放って置いたが私の生活を邪魔しようとするなら話は別だ。
私の方に手を回す余力がなくなる様に少しイタズラでもしようかな。
そう思いながら私は自分が住んでいる別邸に向かってゆっくりと歩き始めた。
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エイナ様お返事が遅くなってしまい申し訳ございません🙇
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