87 / 129
12月27日(2)
しおりを挟む
「ごめんね。母さんが変なこと言って」
涼ちゃんに家まで送ってもらう帰り道。手を繋いで私を見つめてきた涼ちゃんは眉をへこませて謝ってきた。
「変なこと?」
「えっと――お嫁さんとか……」
キッチンでの出来事を言っているみたいだ。
あの後、すぐに帰れなくて色々と片付けをこなしていたら、いつもより終わりが30分ほど遅くなってしまった。
その間涼ちゃんは休憩室でソファに座って私を待っていてくれた。
「それはちょっと驚いたかも……でも、私もごめんね?勝手に美月さんに付き合ってる事教えちゃって……涼ちゃんは知られたくなかった?」
「それはないけど……ちょっと恥ずかしかったのと、教えたら絶対からかってくるって思ってただけで…ハッキリいうのは躊躇ってたんだよね」
案の定揶揄われていたし、でも知られるのは嫌って訳じゃなくてよかった。
「そういえばあの時美月さんになんて言われたの?」
涼ちゃんが美月さんに抱きしめられて、耳元で囁かれた言葉を私は聞こえなかった。
「え!?それは……ちょっと……」
片手で口元を覆って視線を逸らす。何やら言いづらい事を言われたらしい。
少しお互いが無言の時間を過ごし、のんびりと駅までの道のりの歩みを進めていく。
「ふーん。そっかぁ。言えないことなんだねぇ」
私はちょっと拗ねたような言い方をする。
「いや、言えないことじゃないんだけど……こんなところで話すようなことでもないし……凪沙にも関係してくることっていうか……ちょっとはっきりとは言えなくて……あの――」
涼ちゃんが慌てたように言い訳を並べていく。別に責めているわけではないし、ちょっとからかっているだけなんだけど、そんなに慌てるなんて思わなかった。
涼ちゃんが私の手を引っ張った。
いつも通る道から外れて細い裏路地を通っていく。
無言で手を引かれて私はキョロキョロとどこへ連れて行かれるんだろうと呑気に思っていた。
辿り着いたのは小さな公園。
暗くなった公園は人気はなくブランコが街灯に照らされている。
公園の中に入り涼ちゃんはやっと私に振り返ってきた。その表情は少し真剣で少し頬が赤い。
「凪沙」
「ん?」
何を言われるんだかわからなくて首を傾げた。
「今度の練習試合で結と勝負することになって……」
「うん」
「私がんばるから……絶対結には負けないからさ」
涼ちゃんの黒い瞳が私を見つめる。赤く染まった頬がどんどん赤みを増していく。
「だから!あの……勝ったら……その…とま――」
最後の方はゴニョゴニョと言っていて聞き取れなかった。
「ごめん。涼ちゃんよく聞こえなかった」
お腹に力を込めた涼ちゃんが今度は聞こえるように私に告げてくる。
「結に勝てたら、私の家でお泊まり会…したいです……」
結局、語尾がゴニョゴニョとしていたけれど、今度は何を言っているのかは聞こえた。
「お泊まり会?」
ブンブンと顔を縦に振って肯定を示してくる。
お泊まり会ということは涼ちゃん、私、その他の人を含めて大人数で楽しもうっていうことだろうか?
「ちさきちゃん達も誘ってみんなでやる?」
「ち、違う違う!!ふ、2人だけで!!!」
2人だけで……
「………えっと、それって――」
顔が熱くなっていく。2人だけでお泊まりがしたいということ……私と涼ちゃんは恋人同士……誘われている?キス以上の関係を求められているってこと?
「だ……ダメですか?」
涼ちゃんが私の顔を窺うように見てくる。
クリスマスにホテルで2人だけで泊まった時は涼ちゃんは何もしないと約束をしていたから、あまり深くは考えてこなかったけれど……付き合っていく上でほとんどの場合は、体の関係にまで発展をする。
以前付き合っていた元彼は付き合ってすぐに体の関係を求めてきた。付き合ったのだから当然の感情なのだと思っていたが、どうしてもその下心丸出しの元彼に抱かれたいとは思えなくて私は逃げたしたのだ。
今、涼ちゃんと付き合いだしてまだ数日しか経っていなくて、涼ちゃんが私と体の関係を求めてくる事はあの元彼と同じような状況ではあるのに、私は嫌だとか不快だとかそういった感情が全く出てこなくて、私も涼ちゃんに触れたいとか抱きしめたいとか思っている自分に驚いた。
人を本当に好きになるっていう事はこんなにも違うのか……
きっと涼ちゃんは私が嫌だと言ったらちゃんと引き下がるだろうし、無理やりなんて事は絶対にしてこないとわかる。ちゃんとこうやって聞いてくるあたりが涼ちゃんの優しさが含まれているんだと思う。
「ダメなら……何もしないし……ただ一緒にいるだけでもいいから……」
「あ、そうじゃなくて……」
黙ってしまった私に不安げに告げてくる涼ちゃんは私が嫌がっているとでも思ってしまったようだ。
「嫌だとか全然思わなかった自分に驚いちゃって……」
「え……」
「いいよ。涼ちゃん。お泊まり会しよっか」
涼ちゃんの首からどんどん上に真っ赤に染まっていく。
こんな真冬に繋がれた手は熱くてどちらの手汗かもわからない。
涼ちゃんが一歩私に近づいた。
見上げれば涼ちゃんの顔がすぐ近くまで迫っていて、気づいた時には唇が重なっていた。
唇が重ねられただけの長めのキスをされて、ゆっくりと涼ちゃんが離れていく。
そういえば付き合ってから唇同士のキスは初めてだったななんて頭の片隅で思った。
「嬉しい……」
涼ちゃんがポツリと呟いた。
嬉しそうに、でも少し恥ずかしそうに笑う。
「うん……練習試合がんばってね?」
何かに気づいた涼ちゃんが“ウッ“と呻いた。
「勝てなかったら、お泊まり会なしになる?」
「そうだね?涼ちゃんそう言ってたし……」
「余計なこと言ったぁ」と涼ちゃんが頭を抱えた。勝つ負けるとかじゃなくて、がんばったご褒美とかにしておけばどちらにしろお泊まり会ができたはずだったのに涼ちゃんは勝つ宣言をしてしまっていた。
「負けられない……絶対負けない……絶対凪沙とエッチするんだ!!!」
頭を抱えていた涼ちゃんが急に真剣な表情をして公園の中心でエッチを叫んだ。
慌てて涼ちゃんの口を手で押えたけれど、エッチは公園中に響いていた。
涼ちゃんに家まで送ってもらう帰り道。手を繋いで私を見つめてきた涼ちゃんは眉をへこませて謝ってきた。
「変なこと?」
「えっと――お嫁さんとか……」
キッチンでの出来事を言っているみたいだ。
あの後、すぐに帰れなくて色々と片付けをこなしていたら、いつもより終わりが30分ほど遅くなってしまった。
その間涼ちゃんは休憩室でソファに座って私を待っていてくれた。
「それはちょっと驚いたかも……でも、私もごめんね?勝手に美月さんに付き合ってる事教えちゃって……涼ちゃんは知られたくなかった?」
「それはないけど……ちょっと恥ずかしかったのと、教えたら絶対からかってくるって思ってただけで…ハッキリいうのは躊躇ってたんだよね」
案の定揶揄われていたし、でも知られるのは嫌って訳じゃなくてよかった。
「そういえばあの時美月さんになんて言われたの?」
涼ちゃんが美月さんに抱きしめられて、耳元で囁かれた言葉を私は聞こえなかった。
「え!?それは……ちょっと……」
片手で口元を覆って視線を逸らす。何やら言いづらい事を言われたらしい。
少しお互いが無言の時間を過ごし、のんびりと駅までの道のりの歩みを進めていく。
「ふーん。そっかぁ。言えないことなんだねぇ」
私はちょっと拗ねたような言い方をする。
「いや、言えないことじゃないんだけど……こんなところで話すようなことでもないし……凪沙にも関係してくることっていうか……ちょっとはっきりとは言えなくて……あの――」
涼ちゃんが慌てたように言い訳を並べていく。別に責めているわけではないし、ちょっとからかっているだけなんだけど、そんなに慌てるなんて思わなかった。
涼ちゃんが私の手を引っ張った。
いつも通る道から外れて細い裏路地を通っていく。
無言で手を引かれて私はキョロキョロとどこへ連れて行かれるんだろうと呑気に思っていた。
辿り着いたのは小さな公園。
暗くなった公園は人気はなくブランコが街灯に照らされている。
公園の中に入り涼ちゃんはやっと私に振り返ってきた。その表情は少し真剣で少し頬が赤い。
「凪沙」
「ん?」
何を言われるんだかわからなくて首を傾げた。
「今度の練習試合で結と勝負することになって……」
「うん」
「私がんばるから……絶対結には負けないからさ」
涼ちゃんの黒い瞳が私を見つめる。赤く染まった頬がどんどん赤みを増していく。
「だから!あの……勝ったら……その…とま――」
最後の方はゴニョゴニョと言っていて聞き取れなかった。
「ごめん。涼ちゃんよく聞こえなかった」
お腹に力を込めた涼ちゃんが今度は聞こえるように私に告げてくる。
「結に勝てたら、私の家でお泊まり会…したいです……」
結局、語尾がゴニョゴニョとしていたけれど、今度は何を言っているのかは聞こえた。
「お泊まり会?」
ブンブンと顔を縦に振って肯定を示してくる。
お泊まり会ということは涼ちゃん、私、その他の人を含めて大人数で楽しもうっていうことだろうか?
「ちさきちゃん達も誘ってみんなでやる?」
「ち、違う違う!!ふ、2人だけで!!!」
2人だけで……
「………えっと、それって――」
顔が熱くなっていく。2人だけでお泊まりがしたいということ……私と涼ちゃんは恋人同士……誘われている?キス以上の関係を求められているってこと?
「だ……ダメですか?」
涼ちゃんが私の顔を窺うように見てくる。
クリスマスにホテルで2人だけで泊まった時は涼ちゃんは何もしないと約束をしていたから、あまり深くは考えてこなかったけれど……付き合っていく上でほとんどの場合は、体の関係にまで発展をする。
以前付き合っていた元彼は付き合ってすぐに体の関係を求めてきた。付き合ったのだから当然の感情なのだと思っていたが、どうしてもその下心丸出しの元彼に抱かれたいとは思えなくて私は逃げたしたのだ。
今、涼ちゃんと付き合いだしてまだ数日しか経っていなくて、涼ちゃんが私と体の関係を求めてくる事はあの元彼と同じような状況ではあるのに、私は嫌だとか不快だとかそういった感情が全く出てこなくて、私も涼ちゃんに触れたいとか抱きしめたいとか思っている自分に驚いた。
人を本当に好きになるっていう事はこんなにも違うのか……
きっと涼ちゃんは私が嫌だと言ったらちゃんと引き下がるだろうし、無理やりなんて事は絶対にしてこないとわかる。ちゃんとこうやって聞いてくるあたりが涼ちゃんの優しさが含まれているんだと思う。
「ダメなら……何もしないし……ただ一緒にいるだけでもいいから……」
「あ、そうじゃなくて……」
黙ってしまった私に不安げに告げてくる涼ちゃんは私が嫌がっているとでも思ってしまったようだ。
「嫌だとか全然思わなかった自分に驚いちゃって……」
「え……」
「いいよ。涼ちゃん。お泊まり会しよっか」
涼ちゃんの首からどんどん上に真っ赤に染まっていく。
こんな真冬に繋がれた手は熱くてどちらの手汗かもわからない。
涼ちゃんが一歩私に近づいた。
見上げれば涼ちゃんの顔がすぐ近くまで迫っていて、気づいた時には唇が重なっていた。
唇が重ねられただけの長めのキスをされて、ゆっくりと涼ちゃんが離れていく。
そういえば付き合ってから唇同士のキスは初めてだったななんて頭の片隅で思った。
「嬉しい……」
涼ちゃんがポツリと呟いた。
嬉しそうに、でも少し恥ずかしそうに笑う。
「うん……練習試合がんばってね?」
何かに気づいた涼ちゃんが“ウッ“と呻いた。
「勝てなかったら、お泊まり会なしになる?」
「そうだね?涼ちゃんそう言ってたし……」
「余計なこと言ったぁ」と涼ちゃんが頭を抱えた。勝つ負けるとかじゃなくて、がんばったご褒美とかにしておけばどちらにしろお泊まり会ができたはずだったのに涼ちゃんは勝つ宣言をしてしまっていた。
「負けられない……絶対負けない……絶対凪沙とエッチするんだ!!!」
頭を抱えていた涼ちゃんが急に真剣な表情をして公園の中心でエッチを叫んだ。
慌てて涼ちゃんの口を手で押えたけれど、エッチは公園中に響いていた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる