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12月27日(1)
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『練習試合?』
「そう。今度の月曜日に練習試合があるんだけど一緒に応援に行かない?」
バイトに行く準備をしながら私はちさきちゃんに電話をかけていた。
『あたしバスケに興味ないしルールもよく知らないんだけど?』
「私もあまりルールはわからないんだけど……」
私はシャツのボタンを留めながら机に置いた携帯に話しかける。
『悠木涼が出るのか?』
「うん……」
『恋人の試合の応援とかお熱いことで……』
「……もう、からかわないで……それで、亜紀ちゃんと3人で見に行かない?」
シャツのボタンを留め終わり、机の携帯を手に取り耳に当てた。
『まぁ、特に用事もないし付き合ってやるよ』
「ありがとう!!亜紀ちゃんは?大丈夫?」
私はちさきちゃんの側にいるであろう亜紀ちゃんに問いかけた。
『いや今、亜紀いないからな?』
「え?珍しい……」
『四六時中一緒にいると思うなよ……亜紀にはあとで連絡入れておくから。多分大丈夫だと思う』
九割九分くらいの確率で一緒にいると思うんだけど、逆にいないことの方がレア感がある。
「じゃあ、亜紀ちゃんへの連絡はちさきちゃんに任せるね」
『おー。わかった』
「私これからバイトだからまた連絡するね」
通話ボタンを切って、姿見で変なところはないか最終確認をして家を出た。
涼ちゃんと付き合い始めて初めてのバイトである。
「つ、疲れた……」
テーブルから片付けてきた食器をシンクに置いて一息ついた。
夕方からのシフトはディナーの時間帯にピークを迎えるが、今日はいつにも増してお客様の人数が多かった。常に満席の状態を数時間続け、オーダー取りバッシング、レジ、配膳をエンドレスで繰り返しているうちにやっと人が落ち着いてきたところだ。
「お疲れ様凪沙ちゃん」
「あ、お疲れ様です」
カウンターにいた美月さんがキッチンに入ってきた。
こんなに忙しなく働いた後だっていうのに美月さんは嬉しそうに洗い物を水で流して食洗機用のカゴに食器を入れていく。
私は落ち着いた店内を確認して、コップに水を注いで一口飲んだ。
「涼と付き合い始めたの?」
ゴフッと口から水を吐き出しそうになって慌てて口をペーパーで押さえた。
大丈夫!?と慌てて美月さんが振り返ってくるけど、ゲホゲホとむせた息を整える。
「大丈夫です……」
「変な時に話しかけちゃってごめんね」
「いえ………あの……まぁ、そうです……」
美月さんはきょとんとしたかと思えば、嬉しそうににっこりと微笑んだ。
あれだけ母親の前で涼ちゃんはベタベタと手を繋いで離さないし、嬉しそうにされてちゃ何かあったんだなと誰でもわかる。
「そうよねぇ。あの子私の前でも隠すそぶりも見せないで嬉しそうにしてるし、家帰ってからもね?ずっと機嫌がいいのよ。あの時はそりゃもうずっと暗い表情ばかりしてたのに、アメリカに行かなくてよくなったからとかじゃなくて、それ以上の何かがあったんだってすぐに気づいたわ」
「涼ちゃんに聞いたりとかしなかったんですか?」
「そりゃ聞いたわよ?でも、なんでもないって言って話そうとしないのよ。聞かなくてもわかってるんだけど……本人から聞きたいじゃない?」
バレバレなのになんで美月さんには話したりとかしなかったんだろう?私が話したらダメだったかな……
「あ、あの……美月さんはどう思います…か?」
自分の娘が女の子と付き合うとか将来のことを考えれば反対してもおかしくはない。それこそ美月さんは将来の事を考えた結果涼ちゃんを父親の住むアメリカに行かせようとしたくらいだ。
美月さんはカゴに入れた食器を食洗機の中に入れてスイッチを押してゆっくりと振り返ってくる。
「涼が幸せならそれでいいのよ。私はダメな母親かもしれない。たくさん苦労をさせてきたし、この間のことも申し訳なく思っているわ。だから、今涼が嬉しそうに笑っていてくれてるのが私は嬉しいの」
嬉しそうに微笑んでいる美月さんは心からそう思っているように感じた。
それにね?っと美月さんは続ける。
「こんなに良い子を捕まえたんだもの。嬉しくないはずないわ!可愛いし真面目で仕事もできるお嫁さんなんて最高じゃない!!」
美月さんは私をギュッと抱きしめてくしゃくしゃと頭を撫でる。
「およ!?お嫁さん!?!?」
「凪沙ちゃんはもう私の娘みたいなものだし、いつ嫁いでくるの?いつから一緒に暮らす?」
「うぇ!?えっ!?と、とつぐ!?わ、私まだ高校生で……あの……」
「なぎさーもう帰れ………」
カウンターに続く扉から涼ちゃんが入ってきたと同時にこの状況を見て、すぐに顔を顰めた。
「母さん……何してるの?」
私を抱きしめたまま頭を撫で続ける美月さんは涼ちゃんの方を見るとニヤッと口の端を上げた。
「私の娘を抱きしめてるのよ」
「……はぁ!?!?」
涼ちゃんは驚いて大きく目を見開いた。
「そうでしょ?涼ちゃんのお嫁さんだもの。もう私の娘みたいなものでしょ?」
「え!?およ、お嫁さん!?」
私と同じ返しをする涼ちゃんに笑ってしまう。
「付き合いだしたら報告くらいするもんじゃないの?それに凪沙ちゃんは私のお店で働いてもらっているのよ?」
「え、いや、だって……絶対からかってくるじゃん……」
涼ちゃんは顔を赤くして視線を逸らした。
フッと笑った美月さんは私から離れて涼ちゃんを抱きしめた。
「よかったわね。涼」
「………うん」
恥ずかしそうにされるがまま美月さんに抱きつかれている。
涼ちゃんの耳元に美月さんは口元を近づけ何かを囁いた。
――する時はちゃんと優しくしてあげなさいね?
「だ!!だからそういうとこだよ!!!」
涼ちゃんが急に叫んで顔を真っ赤に染め上げた。
私はわけがわからず頭の上にハテナマークを浮かべた。
「そう。今度の月曜日に練習試合があるんだけど一緒に応援に行かない?」
バイトに行く準備をしながら私はちさきちゃんに電話をかけていた。
『あたしバスケに興味ないしルールもよく知らないんだけど?』
「私もあまりルールはわからないんだけど……」
私はシャツのボタンを留めながら机に置いた携帯に話しかける。
『悠木涼が出るのか?』
「うん……」
『恋人の試合の応援とかお熱いことで……』
「……もう、からかわないで……それで、亜紀ちゃんと3人で見に行かない?」
シャツのボタンを留め終わり、机の携帯を手に取り耳に当てた。
『まぁ、特に用事もないし付き合ってやるよ』
「ありがとう!!亜紀ちゃんは?大丈夫?」
私はちさきちゃんの側にいるであろう亜紀ちゃんに問いかけた。
『いや今、亜紀いないからな?』
「え?珍しい……」
『四六時中一緒にいると思うなよ……亜紀にはあとで連絡入れておくから。多分大丈夫だと思う』
九割九分くらいの確率で一緒にいると思うんだけど、逆にいないことの方がレア感がある。
「じゃあ、亜紀ちゃんへの連絡はちさきちゃんに任せるね」
『おー。わかった』
「私これからバイトだからまた連絡するね」
通話ボタンを切って、姿見で変なところはないか最終確認をして家を出た。
涼ちゃんと付き合い始めて初めてのバイトである。
「つ、疲れた……」
テーブルから片付けてきた食器をシンクに置いて一息ついた。
夕方からのシフトはディナーの時間帯にピークを迎えるが、今日はいつにも増してお客様の人数が多かった。常に満席の状態を数時間続け、オーダー取りバッシング、レジ、配膳をエンドレスで繰り返しているうちにやっと人が落ち着いてきたところだ。
「お疲れ様凪沙ちゃん」
「あ、お疲れ様です」
カウンターにいた美月さんがキッチンに入ってきた。
こんなに忙しなく働いた後だっていうのに美月さんは嬉しそうに洗い物を水で流して食洗機用のカゴに食器を入れていく。
私は落ち着いた店内を確認して、コップに水を注いで一口飲んだ。
「涼と付き合い始めたの?」
ゴフッと口から水を吐き出しそうになって慌てて口をペーパーで押さえた。
大丈夫!?と慌てて美月さんが振り返ってくるけど、ゲホゲホとむせた息を整える。
「大丈夫です……」
「変な時に話しかけちゃってごめんね」
「いえ………あの……まぁ、そうです……」
美月さんはきょとんとしたかと思えば、嬉しそうににっこりと微笑んだ。
あれだけ母親の前で涼ちゃんはベタベタと手を繋いで離さないし、嬉しそうにされてちゃ何かあったんだなと誰でもわかる。
「そうよねぇ。あの子私の前でも隠すそぶりも見せないで嬉しそうにしてるし、家帰ってからもね?ずっと機嫌がいいのよ。あの時はそりゃもうずっと暗い表情ばかりしてたのに、アメリカに行かなくてよくなったからとかじゃなくて、それ以上の何かがあったんだってすぐに気づいたわ」
「涼ちゃんに聞いたりとかしなかったんですか?」
「そりゃ聞いたわよ?でも、なんでもないって言って話そうとしないのよ。聞かなくてもわかってるんだけど……本人から聞きたいじゃない?」
バレバレなのになんで美月さんには話したりとかしなかったんだろう?私が話したらダメだったかな……
「あ、あの……美月さんはどう思います…か?」
自分の娘が女の子と付き合うとか将来のことを考えれば反対してもおかしくはない。それこそ美月さんは将来の事を考えた結果涼ちゃんを父親の住むアメリカに行かせようとしたくらいだ。
美月さんはカゴに入れた食器を食洗機の中に入れてスイッチを押してゆっくりと振り返ってくる。
「涼が幸せならそれでいいのよ。私はダメな母親かもしれない。たくさん苦労をさせてきたし、この間のことも申し訳なく思っているわ。だから、今涼が嬉しそうに笑っていてくれてるのが私は嬉しいの」
嬉しそうに微笑んでいる美月さんは心からそう思っているように感じた。
それにね?っと美月さんは続ける。
「こんなに良い子を捕まえたんだもの。嬉しくないはずないわ!可愛いし真面目で仕事もできるお嫁さんなんて最高じゃない!!」
美月さんは私をギュッと抱きしめてくしゃくしゃと頭を撫でる。
「およ!?お嫁さん!?!?」
「凪沙ちゃんはもう私の娘みたいなものだし、いつ嫁いでくるの?いつから一緒に暮らす?」
「うぇ!?えっ!?と、とつぐ!?わ、私まだ高校生で……あの……」
「なぎさーもう帰れ………」
カウンターに続く扉から涼ちゃんが入ってきたと同時にこの状況を見て、すぐに顔を顰めた。
「母さん……何してるの?」
私を抱きしめたまま頭を撫で続ける美月さんは涼ちゃんの方を見るとニヤッと口の端を上げた。
「私の娘を抱きしめてるのよ」
「……はぁ!?!?」
涼ちゃんは驚いて大きく目を見開いた。
「そうでしょ?涼ちゃんのお嫁さんだもの。もう私の娘みたいなものでしょ?」
「え!?およ、お嫁さん!?」
私と同じ返しをする涼ちゃんに笑ってしまう。
「付き合いだしたら報告くらいするもんじゃないの?それに凪沙ちゃんは私のお店で働いてもらっているのよ?」
「え、いや、だって……絶対からかってくるじゃん……」
涼ちゃんは顔を赤くして視線を逸らした。
フッと笑った美月さんは私から離れて涼ちゃんを抱きしめた。
「よかったわね。涼」
「………うん」
恥ずかしそうにされるがまま美月さんに抱きつかれている。
涼ちゃんの耳元に美月さんは口元を近づけ何かを囁いた。
――する時はちゃんと優しくしてあげなさいね?
「だ!!だからそういうとこだよ!!!」
涼ちゃんが急に叫んで顔を真っ赤に染め上げた。
私はわけがわからず頭の上にハテナマークを浮かべた。
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