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二 余談 小話追加
失敗した…。
もう終わったものだと思っていた。
当て馬令嬢には確定ルートが存在しないのだろうか。
皇太子殿下との会話の中にあった設問の回答を失敗した。
いや、正しくは正解したのだけれど。
「おい。ラウ、お前の婚約者を寄越せ」
「お断りします」
「王命下してやろうか」
「法律で独裁行為は禁止されています」
「ならお前が素直に差し出せ」
「お断りします」
ラリスは皇太子のお眼鏡に叶ってしまった…。
別に皇太子は推しではない。
コンプリート目的で皇太子ルートも一応さらった程度だった。
なんで正解答えちゃったかなぁ…。
皇太子と婚約者のやりとりをただ遠い目で見守るしかない。
突然彼にぎゅっと抱きしめられた。
「あー…もう既成事実つくってしまおうか。そうすれば皇族には嫁げないし…」
ぶつぶつと婚約者が不穏な独り言を呟く。
皇太子はギラギラと獲物を狩る獣のような目をしている。
うん。シシリィごめん。
一周目でも皇太子ルートあったみたい…。
----
小話
「わかった。譲歩してやろう」
「結構です」
「まだ何も言ってない」
「結構です」
「ニ夫一妻制の草案を提出しようと思う」
「やめてください。皇太子が第二夫など外聞が悪すぎます」
「第一の予定だが」
「却下です」
「ラウより私のほうが一応偉いのだがわかっているのか…?」
「仕事とプライベートはわける性分なので」
「頑固だな。ラリスに嫌われるぞ」
「そんな所も好き、と言われているのでお気遣いなく」
「私も頑固なので気が合いそうだな」
(まだやってるのかこの二人…)
もう終わったものだと思っていた。
当て馬令嬢には確定ルートが存在しないのだろうか。
皇太子殿下との会話の中にあった設問の回答を失敗した。
いや、正しくは正解したのだけれど。
「おい。ラウ、お前の婚約者を寄越せ」
「お断りします」
「王命下してやろうか」
「法律で独裁行為は禁止されています」
「ならお前が素直に差し出せ」
「お断りします」
ラリスは皇太子のお眼鏡に叶ってしまった…。
別に皇太子は推しではない。
コンプリート目的で皇太子ルートも一応さらった程度だった。
なんで正解答えちゃったかなぁ…。
皇太子と婚約者のやりとりをただ遠い目で見守るしかない。
突然彼にぎゅっと抱きしめられた。
「あー…もう既成事実つくってしまおうか。そうすれば皇族には嫁げないし…」
ぶつぶつと婚約者が不穏な独り言を呟く。
皇太子はギラギラと獲物を狩る獣のような目をしている。
うん。シシリィごめん。
一周目でも皇太子ルートあったみたい…。
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小話
「わかった。譲歩してやろう」
「結構です」
「まだ何も言ってない」
「結構です」
「ニ夫一妻制の草案を提出しようと思う」
「やめてください。皇太子が第二夫など外聞が悪すぎます」
「第一の予定だが」
「却下です」
「ラウより私のほうが一応偉いのだがわかっているのか…?」
「仕事とプライベートはわける性分なので」
「頑固だな。ラリスに嫌われるぞ」
「そんな所も好き、と言われているのでお気遣いなく」
「私も頑固なので気が合いそうだな」
(まだやってるのかこの二人…)
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