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席替え
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「それじゃ、入学して1ヶ月経ったし席替えするか」
「「イェーイ!」」
せ…席替えですか…
前方彩夏に、後方結と言う神席を離れろと言うのか……小学校の頃は全員が完璧な他人だったからどうでも良かったのだが、結と言うクラスの友達ができてしまったせいか、寂しいと言う感情が生まれてしまった。
これがかの言う人間強度が下がるというものなのか…
「結…ふ…またな」
「席どっこかな~窓側とかいいよね~」
あ…れ?結さ、友達だよね?
まさか私だけ!?あ、あれか!友達だけどさして興味無いよ的なやつなのか?
「いい席だといいな…」
「だね~」
こうなりゃヤケだ、小学生の頃の自分に戻れ…席替えなんてただの通過行事であった事を。
先生が用意したくじ引きを引くとそこには窓側で一番後ろの席を示す番号がかかかれていた。
私は席替えと言う行事に勝ったのだ。それに類は友を呼ぶとは若干違うかもしれないが、クラスの変人枠の一人結が目の前にいるのだ
「またよろしくね~」
「よろしく」
結とそんな事を話し席替えが終わったので、先生が私達が席替えで盛り上がってる間に黒板に書いた、今日の予定や諸注意を見ようと黒板に視線を向けると、ここで問題が発生した
「………」
ヤバイ何も見えない…
私こう見えて視力は両目とも0.4なのだ
前までは後ろから1つ前の席でぎりぎり目を凝らせば見えていたのだが、1番後ろだとどうやったって見えそうにない。
ちなみに頑張って目を凝らしているのを、周りは私が機嫌が悪いと捉える人もいる。実際ずっと眉間にしわを寄せてる状態なのだ、
親には言っていない。視力検査は先生の手伝いをする振りして、指し棒の係をやり最後に自分がやる事で、暗記したのを答えるだけだったので、私の視力は1.0と言う事になっている
「美春ちゃん…もしかして見えてない…?」
なんで結はこんな時だけ察しがいいんだよ…
「か…かろうじて?」
「目…悪かったんだ…。いつもはどうしてたの?コンタクト」
いえ…目を凝らしてただけです
「コンタクトとか…怖くて入れれない」
目!目に異物入れるんだよ?痛そうじゃん!
怖いじゃん…眼鏡は、こっそり1回お小遣いで買ったが部屋にポイっとしておいて踏んづけた。
もうフレームは歪んだしレンズも逝っちゃったし少しはハ○キルーペを見習って欲しいね。
私40キロちょいくらいしか無いのに…
「こ…怖くて入れれない」
「そうなんだ…」
これからの板書は家に帰ってから、彩夏のノートを借りることにしよう。雪穂は多分自業自得と切り捨てられるから
雪穂はお堅いんだよ…
「そんなに見えないんじゃ授業大変だよね」
「ま、まて!結…何しようとしている」
今までの流れをすべてブチ壊すかのような、カードを切ろうとしている事が分かった。
席替えイベントでまた一緒になれたねー。で済ませればいいのに、この子は変に気を使って…
「先生!美春ちゃん目悪いって言ってまーす」
「いや!悪く無いです!3900キロメートルくらい見えます!」
なんで私は今3900キロメートル、つまり千里見えますと言ったのだろうか。咄嗟の行動が馬鹿すぎで笑えないよ…
「冴木C、で?悪いのか?悪く無いのか?」
「悪く無いです!」
「えーー!?今視力0.4って言ったじゃん!」
「言ってねーよ!なんで知ってんだよ!」
本当になんで知ってるの?私心の中で言ったはずだよ?
ねぇなんで知ってるの?ねぇ?
てか君と話す前に一人で心の中で言ってた事だよ!?
「コンタクトは怖いって言ってたじゃん」
「それは…言った」
「目、悪いんだな。じゃあ、冴木B変わってやれ」
「良いんですか!やったー!」
こうして冴木C(美春)と冴木B(彩夏)は席の交換となった。
私の席?目の前に教卓があるよ、このやろう
「今なら私もついて来ちゃうのです」
先生の粋なはからいで俺の後ろにいた女子と結が交換になった。先生は知ってるもんね、私がこのクラスの8割弱の人と関われてない事を。結は偶に暴走するが、普段は真っ直ぐでいい子なんだよ…ノート綺麗だから写しやすいし…
「冴木美春さんだっけ…?よろしく」
「よろしく~」
隣の男子に挨拶されたからそちらを見る事なく挨拶を返した
……誰だ?
「………?。どうかしたのかな?」
「ご、ごめん。私らどっかで会ったか?」
毎日クラスで合ってるよとか言ったら殴る…まぁ知ってる奴だけど…
「同じバスケ部だから、体育館で見たんじゃないかな」
「ふ~ん。ま、よろしく」
「よろしく。僕の名前は麻野陽太(あさのようた)だよ」
そうだな…王子様キャラって奴だな…
爽やかな笑顔をしているが私には分かる、こいつは駄目奴だと…
言ってしまえば王子様キャラを自覚して作ってるのだ、こういう奴は胸糞悪くなる。
容姿がいいから女を取っ替え引っ替えしてるってきいたし。で、私にも接点を作って置いたと…
私ならまだ良い、でも雪穂達に手を出すなら…私はこの手が汚れようとも構わない
麻野陽太と言う人物が私の中で最警戒人物に認定されたのであった
「「イェーイ!」」
せ…席替えですか…
前方彩夏に、後方結と言う神席を離れろと言うのか……小学校の頃は全員が完璧な他人だったからどうでも良かったのだが、結と言うクラスの友達ができてしまったせいか、寂しいと言う感情が生まれてしまった。
これがかの言う人間強度が下がるというものなのか…
「結…ふ…またな」
「席どっこかな~窓側とかいいよね~」
あ…れ?結さ、友達だよね?
まさか私だけ!?あ、あれか!友達だけどさして興味無いよ的なやつなのか?
「いい席だといいな…」
「だね~」
こうなりゃヤケだ、小学生の頃の自分に戻れ…席替えなんてただの通過行事であった事を。
先生が用意したくじ引きを引くとそこには窓側で一番後ろの席を示す番号がかかかれていた。
私は席替えと言う行事に勝ったのだ。それに類は友を呼ぶとは若干違うかもしれないが、クラスの変人枠の一人結が目の前にいるのだ
「またよろしくね~」
「よろしく」
結とそんな事を話し席替えが終わったので、先生が私達が席替えで盛り上がってる間に黒板に書いた、今日の予定や諸注意を見ようと黒板に視線を向けると、ここで問題が発生した
「………」
ヤバイ何も見えない…
私こう見えて視力は両目とも0.4なのだ
前までは後ろから1つ前の席でぎりぎり目を凝らせば見えていたのだが、1番後ろだとどうやったって見えそうにない。
ちなみに頑張って目を凝らしているのを、周りは私が機嫌が悪いと捉える人もいる。実際ずっと眉間にしわを寄せてる状態なのだ、
親には言っていない。視力検査は先生の手伝いをする振りして、指し棒の係をやり最後に自分がやる事で、暗記したのを答えるだけだったので、私の視力は1.0と言う事になっている
「美春ちゃん…もしかして見えてない…?」
なんで結はこんな時だけ察しがいいんだよ…
「か…かろうじて?」
「目…悪かったんだ…。いつもはどうしてたの?コンタクト」
いえ…目を凝らしてただけです
「コンタクトとか…怖くて入れれない」
目!目に異物入れるんだよ?痛そうじゃん!
怖いじゃん…眼鏡は、こっそり1回お小遣いで買ったが部屋にポイっとしておいて踏んづけた。
もうフレームは歪んだしレンズも逝っちゃったし少しはハ○キルーペを見習って欲しいね。
私40キロちょいくらいしか無いのに…
「こ…怖くて入れれない」
「そうなんだ…」
これからの板書は家に帰ってから、彩夏のノートを借りることにしよう。雪穂は多分自業自得と切り捨てられるから
雪穂はお堅いんだよ…
「そんなに見えないんじゃ授業大変だよね」
「ま、まて!結…何しようとしている」
今までの流れをすべてブチ壊すかのような、カードを切ろうとしている事が分かった。
席替えイベントでまた一緒になれたねー。で済ませればいいのに、この子は変に気を使って…
「先生!美春ちゃん目悪いって言ってまーす」
「いや!悪く無いです!3900キロメートルくらい見えます!」
なんで私は今3900キロメートル、つまり千里見えますと言ったのだろうか。咄嗟の行動が馬鹿すぎで笑えないよ…
「冴木C、で?悪いのか?悪く無いのか?」
「悪く無いです!」
「えーー!?今視力0.4って言ったじゃん!」
「言ってねーよ!なんで知ってんだよ!」
本当になんで知ってるの?私心の中で言ったはずだよ?
ねぇなんで知ってるの?ねぇ?
てか君と話す前に一人で心の中で言ってた事だよ!?
「コンタクトは怖いって言ってたじゃん」
「それは…言った」
「目、悪いんだな。じゃあ、冴木B変わってやれ」
「良いんですか!やったー!」
こうして冴木C(美春)と冴木B(彩夏)は席の交換となった。
私の席?目の前に教卓があるよ、このやろう
「今なら私もついて来ちゃうのです」
先生の粋なはからいで俺の後ろにいた女子と結が交換になった。先生は知ってるもんね、私がこのクラスの8割弱の人と関われてない事を。結は偶に暴走するが、普段は真っ直ぐでいい子なんだよ…ノート綺麗だから写しやすいし…
「冴木美春さんだっけ…?よろしく」
「よろしく~」
隣の男子に挨拶されたからそちらを見る事なく挨拶を返した
……誰だ?
「………?。どうかしたのかな?」
「ご、ごめん。私らどっかで会ったか?」
毎日クラスで合ってるよとか言ったら殴る…まぁ知ってる奴だけど…
「同じバスケ部だから、体育館で見たんじゃないかな」
「ふ~ん。ま、よろしく」
「よろしく。僕の名前は麻野陽太(あさのようた)だよ」
そうだな…王子様キャラって奴だな…
爽やかな笑顔をしているが私には分かる、こいつは駄目奴だと…
言ってしまえば王子様キャラを自覚して作ってるのだ、こういう奴は胸糞悪くなる。
容姿がいいから女を取っ替え引っ替えしてるってきいたし。で、私にも接点を作って置いたと…
私ならまだ良い、でも雪穂達に手を出すなら…私はこの手が汚れようとも構わない
麻野陽太と言う人物が私の中で最警戒人物に認定されたのであった
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