輸送艦オリオン~SF異世界に転生したら、女体化したうえ大型輸送艦の艦長になりました!最強輸送艦で商人プレイ!~

黴男

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Δ-ハスラパル戦域編(前編)

156-封鎖を突破せよ

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「ねえ、ワープ妨害フィールドって何!」

ブリッジで、俺はペルソナに尋ねる。
ワープの位置がずれた理由が分からない。

「ええと.....ワープの軸線に介入して、そこでワープを停止させる機構です。帝国軍で実用化されていますが、一基の設置に戦艦何十隻もの費用が掛かりますので、この戦場には無いものとばかり思っていました」
「確かに、そんなものをこんな場所で使う意味がない.....」

酷い物言いだが、こんな場所をそんな費用をかけて制圧するよりも、その分の費用で艦隊を用意した方がいい。

「とりあえず、対処しますね!」
「わかった」
「重粒子弾頭、1番から16番に装填、融合弾頭を17番から32番に装填。艦隊を足止めして、妨害フィールドを優先して破壊します」
「分かった、損害を少しでも大きくするんだね?」
「はい」

どうもシールドも無いようだし、核融合弾頭で破壊できるはずだ。
逆に重粒子ミサイルといえば、炸裂すると同時に艦隊の足止めをする。
空間そのものを粘つかせるような感じで、海賊の足止め用に購入したものだ。

「第二波、迎撃されました。重粒子が離散します」
「流石に迎撃してくるか」
「射程内に入りました、砲撃を確認」
「シールドは...残り7分、突破できそう?」
「簡単です」

問題は、ゲートの向こうで捕まった時か...
ペルソナがいればセンサーの誤認によるワープ妨害は解除できるが、向こう側にも妨害フィールドがあると厄介だな。
窓の外を見れば、砲撃の閃光が時折ブリッジを掠めていく。
当たったところで、弾かれるだけだ。
でも、怖いものは怖い。

「敵艦のトラッキング方式を特定、ミサイルの飛行軌道を改良しました」
「こんな短時間で!?」
「1番から16番まで重粒子ミサイル、17番から32番までシールドミサイルを射出」

飛んで行ったミサイルは、複雑な軌道を描く。
そして、敵艦が持っている迎撃ミサイルとレーザーを掻い潜って炸裂した。
重粒子により足が止まり、シールドミサイルがしばらくレーザーを防ぐ。

「ゲートまで残り25km」
「妨害フィールドは壊したけど...」
「オリオンは鈍足ですからね...」

輸送艦の足が速いわけがない。
それは分かっているが...

「まあ、オブリビオンの一撃より重いってことはないでしょう」
「それはそうだね、1発は耐えるくらいの想定で行かないとダメか」

そろそろミサイルの在庫が切れそうだ。
俺は弾薬カーゴホールドから追加のミサイルの輸送指示を出す。

「後方に敵艦隊ワープアウト」
「ヤバ、エスカレーションした」
「大丈夫です、この距離であれば精度は低いですから」

その時、後方に艦隊が出現した。
戦艦四隻、巡洋艦二隻、コルベット三隻の小規模なものだ。
輸送艦一隻にかけるにしては少々多すぎる、ワープ妨害フィールドが破壊された事で出てきたのか?
何にせよ、拙いな。
向こうにはコルベットがいる。

「コルベットを優先ターゲット」
「もうやってます、シーカーミサイルを射出」

32発の高精度追尾ミサイルが、コルベットを捉える。
既に突出していたコルベットは迎撃できず、一隻は沈んだ。
もう一隻は急加速でミサイルを振り切った。
だが、その時点で既に第二波が迫っている。

「コルベット三隻撃沈」
「...ふぅ」

それと同時に、オリオンはゲートへと飛び込んだ。
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