輸送艦オリオン~SF異世界に転生したら、女体化したうえ大型輸送艦の艦長になりました!最強輸送艦で商人プレイ!~

黴男

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ε-エストジール帝国編(前編)

227-ハイキングに行こう

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「次はどこに行くかを発表します」

俺は皆が集まった所で、次のレジャー地を宣言する。
せっかく惑星に降りたわけだしな、もっと楽しまなければ。

「どこ行くの?」
「この島じゃないんだけど、ちょっと離れたところに自然公園があるらしいんだよね、そこに行くよ」

俺は携帯端末のホログラムを展開する。
そこには、俺が見つけてきた自然公園の観光サイトがあった。
ベルメール国立自然公園という名称で、ベルマ山という山を囲む森、それを囲む平原からなる公園だ。
自然動植物の保護が名目であり、マイネⅢの多彩な動植物が今も生育している場所らしい。

「自然の...楽しいのか、それ?」
「ここには療養に来てるし、私の目的を果たす上で丁度いいかなって」

宇宙に上がった人々にとって同じかはわからないが、俺は少なくとも地球で生まれた。
なら、大地に接するこの場所で歩いたり休んだりする事で、多少は精神の安らぎを得られればと思った。
そして、アルにも同じように楽しんでもらえればと。

「食事処もあるらしいから、そこでお昼を食べるから朝出発ね」
「マジか...」
「文句言わない」

置いてけぼりにしてやってもいいんだぞ。
その場合、ホテルに置き去りということになるが。

「お小遣いじゃルームサービスも頼めないよね、置き去りになりたい?」
「悪かった...」

最近は、ナスカにも週一で小遣いを出している。
アルに付き合ってくれてるからな。
といっても少額、自動販売機でジュースやアイスを三個買えば消えて無くなる額だ。

「ペルソナ、1日で回れるかな」
「可能です」
「プランを作っておいて」
「はいっ!」

俺は携帯端末を操作して、飲食店の方に予約を入れておく。
そういえば、帝国内だと王国で見るような携帯端末は使われておらず、地球で見たようなスマートフォンに近いものが流通している。

「そういや、何で行くんだ?」
「シャトルだね」
「オリオンはどうするんだ?」
「攻撃されても大丈夫だよ」

オリオンに何かあっても、ペルソナが無遅延で迎撃できる。
まあ、王国の艦に何かする度胸のある人間は存在しないだろうが。
シールドが張れなくても、位相装甲があれば問題ない。

「ペルソナのおかげで、別に遠隔操作も苦じゃないしねー」
「お褒めに預かり光栄ですっ!」
「あのなぁ...」

無人独立兵器群をお手伝いロボが操作しているのは、どうにも滑稽というか、創作っぽいよな。
ただ、継戦能力はない。
もし軌道上から総攻撃に遭ったとして、それらを無効化しながら逃げるくらいしか出来ない。

「せっかくバカンスに来たのに、血生臭いことは考えたくないよね、さ...当日の服装を考えよう」

ワンピースやヒールで行くのは愚かを超えて自殺行為だ。
森は虫がいるだろうし、山は冷える上に凹凸が激しい。
不本意だが、厚着できる服装で行くしかないだろうな。
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