37 / 486
第二章:偉大なる称号
036:酒瓶と椅子は大・好・物です!
しおりを挟む
「オイオイ、な~んか雑魚の香がしねーかあ?」
すると左のテーブルからも、当たり前のように「足」が伸びた。
「ハッハア~! こっちにもプンプン臭って来たぜぇ」
かなり酔っているのか真っ赤な顔になりながら、流に枝豆のような物を投げ、流の額にペチリと当たる。
「ブハハハハ、こいつ動けねーでやんの! おら、ボウズ。先輩に挨拶しろ、冷えたエールを添えてなぁ」
ドッっと沸き返る両脇のテーブルに呆れた視線を向ける者。我慢出来ずに立ち上がって諫めようとする者と、それを止める者。
面白そうにニヤニヤしてる者や、興味無さそうにしている者。そんな千差万別な冒険者達がそこにいた。
「ん? その腰の剣は何だあ? そんな細くてひん曲がってるような武器で冒険者をやろうってのか? やめとけやめとけ。角ウサギにすら勝てねーぞ」
器用に美琴を覗き込んだ、左側の足男はいやらしく笑う。
「だが良く見て見ろよ、鞘の部分に綺麗な模様があるぞ? 高く売れそうだぜ」
右側の足男も逆側だが、鞘は見えたようで不穏な事を言い出す。
「なんだ、足が話しているのか? 俺には臭く汚い足と話す趣味は無い」
そう言うと流は左右の足を蹴り上げた。同時に左右の足の本体は盛大な音を立て床に転がる。
「がああ 痛ってえ……このクソガキが! 優しくしてりゃ付け上がりやがって」
「クッソ! エール塗れになっちまったじゃねーか。洗たく代と慰謝料を貰わねーとなぁ」
「ん? まだ汚い足が何か言っているのか? どれ、来たついでに、そこのゴミ箱へ入れてやるのが大人のマナーってやつじゃないか? ゴミはゴミ箱へって、宇宙の支配者だった人? も言っているしな」
「……てめぇ、舐めるのもそこまでにしろよ!」
そう言うと右足の男は酒瓶を手に立ち上がる、左足の男も座っていたイスを手に持ち、同時に殴りかかって来た。
右足の酒瓶を持った男の攻撃が早く、流の頭に酒瓶が吸い込まれたと思った、右足の男はニヤリと笑う。
が、流は上体を後ろへ少し反らして酒瓶をかわす。
「ジジイ流活人術……」
直後、左足の男は椅子を横からスイングするが、流は美琴の刃を少しだけ出し椅子の背もたれを弾くように当て、軌道を右足の男へと流す。
酒瓶を振り抜いて躱されたまま、バランスを崩した右足の男へと、弾いたイスがブチ当たる
「不殺閃!!」
イスを振り抜いた左足の男へ納刀したまま美琴の鞘で一閃!
美琴を良い角度で一閃された左足の男と、椅子をブン回した遠心力が乗った椅子を、モロに食らった右足の男は勢いよく吹っ飛び、ダストシュートされたゴミのように「みんなのゴミ箱」へと頭から仲よく突っ込んだ。
周りで見ていた者の多くは何が起きたのかよく分からず、ただ呆然と見ていたのであった。
一体何が起きたのか分からないのか、足の生えたテーブルの仲間は呆然としている。
ギルド内ではエールを口に含んだまま、零れているのに気が付かずに呑み続けている者。フォークに刺した魚料理をボトリと落とす者。口をあんぐりと開け放つ者。ほぅ……と感心する者。そして――
「おい、そこの足の仲間」
足の仲間はソッと奥の方を見て、不思議そうに呼んでいる相手を探す。
「違う! お前達だ。そこの左右合わせてマヌケ顔してる四人の、お・ま・え・た・ちだ!」
四人はソッと自分達の顔の前に指を当てる。
つい先日、同じような光景をどこかで見た気がする流だったが、今はそんな事より顔を青くしている雑魚達へさらに追撃をかける。
「そうだ……いいかお前達。ここまでは及第点だ! 真の雑魚を目指すならこう言え! まずは右の二人、お前らは『ヒャッハー!』担当だ」
「え……ひゃ?」
「そして左の二人! お前らは『ここは通さネ~ゼ!』担当だ」
「は? ここは通さ……?」
「起立! まずは右のお前らは、舌を出しながら『ヒャッハー』だ!」
「え、無――」
そこへ流は被せて封殺する。
「無理って言うな! がんばれ、がんばれ! そこで諦めたら雑魚終了だぞ! そして左側!」
「ヒィィ!?」
「お前らはヒャッハーの後に『ここは通さネ~ゼ~』だ、やってみろ!!」
その後、流が満足するまで教育的指導が続き、カオスが早朝のギルドを支配していたが、あまりの展開に誰も止める事は出来なかったと言う。
しばらくして満足した流は、額の汗を拭いながら晴れやかに受付嬢の元へ向かった。
「すみませーん。登録したいんだけどいいかな?」
「ひぃぃ!?」
何故か受付嬢にドン引きされた流であるが、引く意味が分からなかった。
失礼な娘だと、ちょっぴり憤慨したが、流さんは大人なので心の中に留めておく。
受付嬢は十代後半位で、顔立ちがスッキリと整っている薄ピンク髪の可愛らしい美人で、肌は白く、目の色は薄いブルーのスタイルは平均的な娘だった。
すると左のテーブルからも、当たり前のように「足」が伸びた。
「ハッハア~! こっちにもプンプン臭って来たぜぇ」
かなり酔っているのか真っ赤な顔になりながら、流に枝豆のような物を投げ、流の額にペチリと当たる。
「ブハハハハ、こいつ動けねーでやんの! おら、ボウズ。先輩に挨拶しろ、冷えたエールを添えてなぁ」
ドッっと沸き返る両脇のテーブルに呆れた視線を向ける者。我慢出来ずに立ち上がって諫めようとする者と、それを止める者。
面白そうにニヤニヤしてる者や、興味無さそうにしている者。そんな千差万別な冒険者達がそこにいた。
「ん? その腰の剣は何だあ? そんな細くてひん曲がってるような武器で冒険者をやろうってのか? やめとけやめとけ。角ウサギにすら勝てねーぞ」
器用に美琴を覗き込んだ、左側の足男はいやらしく笑う。
「だが良く見て見ろよ、鞘の部分に綺麗な模様があるぞ? 高く売れそうだぜ」
右側の足男も逆側だが、鞘は見えたようで不穏な事を言い出す。
「なんだ、足が話しているのか? 俺には臭く汚い足と話す趣味は無い」
そう言うと流は左右の足を蹴り上げた。同時に左右の足の本体は盛大な音を立て床に転がる。
「がああ 痛ってえ……このクソガキが! 優しくしてりゃ付け上がりやがって」
「クッソ! エール塗れになっちまったじゃねーか。洗たく代と慰謝料を貰わねーとなぁ」
「ん? まだ汚い足が何か言っているのか? どれ、来たついでに、そこのゴミ箱へ入れてやるのが大人のマナーってやつじゃないか? ゴミはゴミ箱へって、宇宙の支配者だった人? も言っているしな」
「……てめぇ、舐めるのもそこまでにしろよ!」
そう言うと右足の男は酒瓶を手に立ち上がる、左足の男も座っていたイスを手に持ち、同時に殴りかかって来た。
右足の酒瓶を持った男の攻撃が早く、流の頭に酒瓶が吸い込まれたと思った、右足の男はニヤリと笑う。
が、流は上体を後ろへ少し反らして酒瓶をかわす。
「ジジイ流活人術……」
直後、左足の男は椅子を横からスイングするが、流は美琴の刃を少しだけ出し椅子の背もたれを弾くように当て、軌道を右足の男へと流す。
酒瓶を振り抜いて躱されたまま、バランスを崩した右足の男へと、弾いたイスがブチ当たる
「不殺閃!!」
イスを振り抜いた左足の男へ納刀したまま美琴の鞘で一閃!
美琴を良い角度で一閃された左足の男と、椅子をブン回した遠心力が乗った椅子を、モロに食らった右足の男は勢いよく吹っ飛び、ダストシュートされたゴミのように「みんなのゴミ箱」へと頭から仲よく突っ込んだ。
周りで見ていた者の多くは何が起きたのかよく分からず、ただ呆然と見ていたのであった。
一体何が起きたのか分からないのか、足の生えたテーブルの仲間は呆然としている。
ギルド内ではエールを口に含んだまま、零れているのに気が付かずに呑み続けている者。フォークに刺した魚料理をボトリと落とす者。口をあんぐりと開け放つ者。ほぅ……と感心する者。そして――
「おい、そこの足の仲間」
足の仲間はソッと奥の方を見て、不思議そうに呼んでいる相手を探す。
「違う! お前達だ。そこの左右合わせてマヌケ顔してる四人の、お・ま・え・た・ちだ!」
四人はソッと自分達の顔の前に指を当てる。
つい先日、同じような光景をどこかで見た気がする流だったが、今はそんな事より顔を青くしている雑魚達へさらに追撃をかける。
「そうだ……いいかお前達。ここまでは及第点だ! 真の雑魚を目指すならこう言え! まずは右の二人、お前らは『ヒャッハー!』担当だ」
「え……ひゃ?」
「そして左の二人! お前らは『ここは通さネ~ゼ!』担当だ」
「は? ここは通さ……?」
「起立! まずは右のお前らは、舌を出しながら『ヒャッハー』だ!」
「え、無――」
そこへ流は被せて封殺する。
「無理って言うな! がんばれ、がんばれ! そこで諦めたら雑魚終了だぞ! そして左側!」
「ヒィィ!?」
「お前らはヒャッハーの後に『ここは通さネ~ゼ~』だ、やってみろ!!」
その後、流が満足するまで教育的指導が続き、カオスが早朝のギルドを支配していたが、あまりの展開に誰も止める事は出来なかったと言う。
しばらくして満足した流は、額の汗を拭いながら晴れやかに受付嬢の元へ向かった。
「すみませーん。登録したいんだけどいいかな?」
「ひぃぃ!?」
何故か受付嬢にドン引きされた流であるが、引く意味が分からなかった。
失礼な娘だと、ちょっぴり憤慨したが、流さんは大人なので心の中に留めておく。
受付嬢は十代後半位で、顔立ちがスッキリと整っている薄ピンク髪の可愛らしい美人で、肌は白く、目の色は薄いブルーのスタイルは平均的な娘だった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる