401 / 486
第九章:奪還作戦と、国の闇
401:アルマーク・フォン・エルヴィス
しおりを挟む
その内容に明るかったセリアの顔は曇りだす。そしてメリサと水塔の別れにまで話しがおよぶと、目尻に涙を溜めながら流へと抱きつく。
「ナガレ!! 私はあなたがオバケでも大好きだよ!!」
『ちょ! だからすぐに抱きつかないでくださいよ!!』
「ぐぇぇくるしぃぃ!? のどにムガムガワニがふぉ!!」
「何をしてるワン……」
「……マァ」
「苦しんでる姿もステキです! マイ・マスター!!」
呆れる嵐影とワン太郎。その様子を見て絶妙なスパイスになったのか、食事が進むL。
それらを見て今日の苦労が報われたとばかりに、ルーセントたちは笑い合うのだった。
「――それでここへ来たワケね。でもナガレが悪いわけじゃないでしょ? だからそんな顔をしないでよ。ね?」
「あぁ。そのあたりはもう割り切った。……なぁセリア。異世界をこの世界の人は信じているんだろう?」
「ええ。特にここ、トエトリー周辺の人達はみんな信じているわね。それがどうしたの?」
ナガレはその理由を話すか迷うが、セリアならいいかという思いで本当の事を話す。
「え……。そ、それは本当の事なの? いいえ、ナガレが言うのだからそうなのでしょうけど」
「ああ本当だ。俺は違う世界から来た普通の人間だった。それが一度死んだあと、コイツ……悲恋美琴の本当の主になった事で、人の体を捨て去ったのさ」
セリアはその言葉を黙って聞く。そして父、セルガルドの言葉「古廻 流は特別だ」と言うのを思い出し、それにうなずく。
「……ええ信じるわ。私ね、あなたを信じる。だから寂しい顔はしないで、一人じゃないんだから」
「セリア……」
見つめ合う二人。それを見て興奮するLとワン太郎は、ピンクフィッシュの唐揚げを爆食いする。
そして……美琴は微笑ましくも、寂しく見つめるのだった。
「おお!! こちらにおいででしたか!!」
突如叫び声が聞こえ、その方向を見ると先ほど見た顔がそこにあった。
それは、流を助けるために来てくれた男。アルマーク商会の嫡男、エルヴィスだった。
「ん、アンタはアルマーク商会の……」
「これはコマワリ様。先程は助けにならずに、すみませんでした。私はアルマーク商会の――」
「いや、挨拶はいい。来てくれたことに感謝はする。が、アンタ……何が目的だ?」
底冷えのする声でナガレは静かに話す。それに冷や汗が吹き出る一同であったが、エルヴィスは顔色一つ変えずにそれにこたえる。
「その質問に答える前に、まずはつづきを。私はアルマーク・フォン・エルヴィスと申します。それでご質問の答えですが、私はあなたに命を救っていただいたも同然。聞けばリザードマン共の動きが鈍くなったのも、その後の事もあなたの活躍のおかげだとか……なら」
「なら?」
「私は貴方の味方です」
そうエルヴィスは答えると、静かに頭を下げる。その後すぐ顔をあげ、その真っ直ぐな瞳に流も押し黙り、エルヴィスの次の言葉を待つ。
「何やら当方がお気に召さないようですが……何かございましたか?」
自信たっぷりな表情からの、この言葉である。さらに困ったような愛想笑いが実に素直で、なんともいい男ぶりであった。
「ぷっ。ハッハッハ! あんた、その表情が演技だとしたら、アカデミー主演男優賞ものだな」
「え~っと……よく分かりませんが、言葉の感じ的に権威ある賞らしいですね」
「ははは、まぁそんなところさ。俺は古廻流、アルマーク商会に深い恨みを持つ漢だ」
流は何も隠すこと無く、嫌味なく、現状をあるがまま、ストレートな自己紹介をするが。
「これは……そうですか。コマワリ様も当家の被害に。しかもただならぬ思いも受け取りました」
エルヴィスはそう言うと、流の瞳をまっすぐに見つめる。そして――。
「申し訳、ございませんでした」
「あんた……」
実に迷いなく、見事な姿勢で頭を下げる男。その部下たちも背後にいたが同じように頭を下げる。
その姿を広場にいた客や、商店の店主たちが何事かと見守るが、エルヴィスたちは気にする素振りすらみせず頭を下げ続ける。
敵ではあるが、この国一番の商家の嫡男。しかもこの若さで恥も外聞も気にせずに、即座にこの対応をするエルヴィスと言う男に、流は直感で深く感じ入る。
「頭をあげてくれエルヴィスさん。まぁ、あんたの家に恨みはあるが、あんた個人には無い」
「そうですか、ありがとうございますコマワリ様。そう言っていただけて、ほっとしております。これから良きお付き合いが出来れば……よろしくお願いいたします」
「あんた個人となら、それはいいさ。ただ一つ注文がある」
「注文……で、ございますか?」
「ああそうだ。なに、なんの事はない。ただエルヴィスさんの本心で付き合ってくれればいい。そのかしこまった態度も抜きにしてな」
「あはは。バレましたか。しかし良いのですか? 私は貴方の敵かもしれませんよ?」
「かまわないさ。それで騙されたら、俺の目はその程度だってことだろうからな」
エルヴィスはその言葉と、初めて見る底が知れない瞳の奥に引き込まれてしまう。
それに呼応するように、美男子に似合わない男臭い笑みを浮かべると、右手を自然に差し出す。
「どこまで見えているのやら……極武の英雄には敵わないね。よろしく頼むよナガレ。私の事もエルヴィスと呼んでほしい」
「ああ、こちらこそよろしくな、エルヴィス」
流も立ち上がりエルヴィスの手を取ると、固く握手をするのだった。
「ナガレ!! 私はあなたがオバケでも大好きだよ!!」
『ちょ! だからすぐに抱きつかないでくださいよ!!』
「ぐぇぇくるしぃぃ!? のどにムガムガワニがふぉ!!」
「何をしてるワン……」
「……マァ」
「苦しんでる姿もステキです! マイ・マスター!!」
呆れる嵐影とワン太郎。その様子を見て絶妙なスパイスになったのか、食事が進むL。
それらを見て今日の苦労が報われたとばかりに、ルーセントたちは笑い合うのだった。
「――それでここへ来たワケね。でもナガレが悪いわけじゃないでしょ? だからそんな顔をしないでよ。ね?」
「あぁ。そのあたりはもう割り切った。……なぁセリア。異世界をこの世界の人は信じているんだろう?」
「ええ。特にここ、トエトリー周辺の人達はみんな信じているわね。それがどうしたの?」
ナガレはその理由を話すか迷うが、セリアならいいかという思いで本当の事を話す。
「え……。そ、それは本当の事なの? いいえ、ナガレが言うのだからそうなのでしょうけど」
「ああ本当だ。俺は違う世界から来た普通の人間だった。それが一度死んだあと、コイツ……悲恋美琴の本当の主になった事で、人の体を捨て去ったのさ」
セリアはその言葉を黙って聞く。そして父、セルガルドの言葉「古廻 流は特別だ」と言うのを思い出し、それにうなずく。
「……ええ信じるわ。私ね、あなたを信じる。だから寂しい顔はしないで、一人じゃないんだから」
「セリア……」
見つめ合う二人。それを見て興奮するLとワン太郎は、ピンクフィッシュの唐揚げを爆食いする。
そして……美琴は微笑ましくも、寂しく見つめるのだった。
「おお!! こちらにおいででしたか!!」
突如叫び声が聞こえ、その方向を見ると先ほど見た顔がそこにあった。
それは、流を助けるために来てくれた男。アルマーク商会の嫡男、エルヴィスだった。
「ん、アンタはアルマーク商会の……」
「これはコマワリ様。先程は助けにならずに、すみませんでした。私はアルマーク商会の――」
「いや、挨拶はいい。来てくれたことに感謝はする。が、アンタ……何が目的だ?」
底冷えのする声でナガレは静かに話す。それに冷や汗が吹き出る一同であったが、エルヴィスは顔色一つ変えずにそれにこたえる。
「その質問に答える前に、まずはつづきを。私はアルマーク・フォン・エルヴィスと申します。それでご質問の答えですが、私はあなたに命を救っていただいたも同然。聞けばリザードマン共の動きが鈍くなったのも、その後の事もあなたの活躍のおかげだとか……なら」
「なら?」
「私は貴方の味方です」
そうエルヴィスは答えると、静かに頭を下げる。その後すぐ顔をあげ、その真っ直ぐな瞳に流も押し黙り、エルヴィスの次の言葉を待つ。
「何やら当方がお気に召さないようですが……何かございましたか?」
自信たっぷりな表情からの、この言葉である。さらに困ったような愛想笑いが実に素直で、なんともいい男ぶりであった。
「ぷっ。ハッハッハ! あんた、その表情が演技だとしたら、アカデミー主演男優賞ものだな」
「え~っと……よく分かりませんが、言葉の感じ的に権威ある賞らしいですね」
「ははは、まぁそんなところさ。俺は古廻流、アルマーク商会に深い恨みを持つ漢だ」
流は何も隠すこと無く、嫌味なく、現状をあるがまま、ストレートな自己紹介をするが。
「これは……そうですか。コマワリ様も当家の被害に。しかもただならぬ思いも受け取りました」
エルヴィスはそう言うと、流の瞳をまっすぐに見つめる。そして――。
「申し訳、ございませんでした」
「あんた……」
実に迷いなく、見事な姿勢で頭を下げる男。その部下たちも背後にいたが同じように頭を下げる。
その姿を広場にいた客や、商店の店主たちが何事かと見守るが、エルヴィスたちは気にする素振りすらみせず頭を下げ続ける。
敵ではあるが、この国一番の商家の嫡男。しかもこの若さで恥も外聞も気にせずに、即座にこの対応をするエルヴィスと言う男に、流は直感で深く感じ入る。
「頭をあげてくれエルヴィスさん。まぁ、あんたの家に恨みはあるが、あんた個人には無い」
「そうですか、ありがとうございますコマワリ様。そう言っていただけて、ほっとしております。これから良きお付き合いが出来れば……よろしくお願いいたします」
「あんた個人となら、それはいいさ。ただ一つ注文がある」
「注文……で、ございますか?」
「ああそうだ。なに、なんの事はない。ただエルヴィスさんの本心で付き合ってくれればいい。そのかしこまった態度も抜きにしてな」
「あはは。バレましたか。しかし良いのですか? 私は貴方の敵かもしれませんよ?」
「かまわないさ。それで騙されたら、俺の目はその程度だってことだろうからな」
エルヴィスはその言葉と、初めて見る底が知れない瞳の奥に引き込まれてしまう。
それに呼応するように、美男子に似合わない男臭い笑みを浮かべると、右手を自然に差し出す。
「どこまで見えているのやら……極武の英雄には敵わないね。よろしく頼むよナガレ。私の事もエルヴィスと呼んでほしい」
「ああ、こちらこそよろしくな、エルヴィス」
流も立ち上がりエルヴィスの手を取ると、固く握手をするのだった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる