転生ラーメン屋の異世界革命

根鳥 泰造

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第四章 キャンベル領主編

4-15 オープン準備

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 広大なドリームランド区域の基礎工事を後回し、他の建造物の建設を急がせる方針にしたのに、それでも、予定通りに進んでいない。
 今年は悪天候が続き、作業できない日が続いてしまった所為だ。
 九月末日までに、ドリームランド抜きでオープンできる筈が、それすら厳しくなった。
 最優先させたホテルは、当初から三階までで開業する予定だったが、それすら怪しい。
 そこで、九月になって直ぐ、開発責任者全員、及び建築会社側のお偉いさん数人を招集し、どうするかを話し合った。
 約三か月遅れなので、年末までには完成させると建築会社は主張したが、流石にそんなにオープンを遅らせることはできない。
 できるだけ、早くオープンできるように、妥協点を探った。
 ホテルは、二階までなら既にできているので、最悪二階までで営業する手もある。
 スパリゾートも肝心の温泉エリアは未着手だが、カフェテリア部は内装を整えるだけなので、直ぐにでも何とかなりそうだ。
 カジノは建物だけできれば、内装はこちらでやれる。
 最低限、それさえできれば、オープン可能だ。
 カジノの建物が完成するのが、十月中頃とのことなので、それから大急ぎで内装を整えれば、十一月一日にオーブンさせることは可能だ。
 次に、十月末までにどこまで完成させるかを決めていった。
 ホテルの各部屋にお風呂はあるが、やはり大浴場は欲しい。
 ショーホールは建設中断にして、スパリゾートを優先して完成させることしたが、モーリーが猛反対して、揉めることになった。
 当初、九月末オープン予定だったので、既に、演者の皆が、キャンベルに引っ越してきているのだそう。
 彼らはやる気満々に準備しているので、オープンが遅れると伝えるのも心苦しいのに、オープンしても公演できないとは、絶対に言えないと主張してきた。
 だが、二つの施設を完全に作ることは困難だ。
 なら、二つの施設とも中途半端まま、部分オープンせざるを得ない。
 一番大変なのは、大浴場という話なので、メインの大浴場を諦め、その他の浴室を優先させる方針にして、ショーシアターも二階席は諦め、一階席のみ、完成させる方向で進めることした。
 だが、これには建築会社が、工事中だと、安全確保が難しいとクレームをつけてきた。
 特に、ショーシアターの二階席に掛かる側は、落下物の危険が高く、安全確保は実質困難とのこと。
 そこで、ショーシアターは、二階席に掛からない舞台側だけで、部分オープンにする方針に決めたが、それでも、安全確保を優先して、工事を進めるのは大変だと主張し、収拾がつかない。
 俺は、統合リゾート統括責任者として強権発動することにした。
「万一の事故が起きたら俺が責任を取る。お前らは、つべこべ言わずに、その方針で作業しろ。これ以上の遅延は、何があっても許されない。前倒しするべく、工員等を補充して、進めろ」
 そういって、強引に十一月一日に、未完成のまま部分オープンする方向に決めた。

 そして、俺とカレンは、二人で、リゾート施設オープンの宣伝のため、王都へと出向くことにした。
 今は九月初旬なので、オーブンは二か月も先だが、宣伝は早いにこしたことはない。
 それに、王都に待たせているキャストの皆を、呼び寄せに行かねばならない。
 遅くとも九月には、迎えに行くと言ったので、彼女たちには、とりあえずキャンベルに引っ越して来てもらう。営業開始まで、スタッフとして必要な勉強をしてもらうつもりだ。
 リゾートの宣伝の方は、各開発責任者から、各部署の宣伝広告原案を貰っている。ホテル施設、カジノ、ショーホール、ドリームランドの魅力を見開き一枚に濃縮させた分かりやすい特徴や売り込みポイントを絵を交えて準備してもらった。
 これで、キャンベル観光ガイドの冊子を作って、キャンベルがいかに楽しいく魅力的な所かを、その一冊で分かってもらえるようにする。
 表紙には、「かつての温泉街を一新したハイセンスな観光地にリニューアルしました」と俺の顔写真まで添えて、王都の革新家で名高い俺が、プロデュースした都市だと、アピールする。裏表紙には王都にないスイーツ等を沢山乗せて、女性陣の興味をそそる様にする予定だ。
 そして、この観光ガイドを、旅行代理店は勿論、役所、公民館等の人が集まる場所に置かせてもらい、周知してもらうつもりだ。
 勿論、観光都市キャンベルが、統合リゾート地としてリニューアルオープンするというビラも作り、いろんな場所にそれもばら撒く予定だ。
 それと共に、オープンと同時に来てもらえるように、特別キャッベーンも開催する。
 カジノ、ショーシアター、スパリゾートは、それぞれ入館料をもらう予定だが、オープン後一週間は入場料無料にする。
 勿論、カジノではチップは買ってもらうが、只でショーを見ることができる。スパリゾートに関しては、元々、ホテル宿泊者は入館無料の方針なので、地元民や、非宿泊客向けのサービスになる。
 ホテルの方も、オーナー三人の許可を貰い、今だけ限定の特別割引価格、三割引きで、宿泊できるようにする。
 オープン後一週間だけの特別サービスなので、こんな辺境の地でも、オープン日からきっと沢山のお客様が泊りに来てくれる筈だ。

 王都に着くと、まず女神との約束の料理の献上を済ませ、宣伝用のビラや、観光ガイドの製作をお願いしに行った。
 注文した宣伝のビラの注文数は、ラーメン屋開業時の五十倍にあたる一万枚だ。
 八枚冊子のキャンベル観光ガイドのパンフは、百部作ってもらう。
 因みに、観光ガイドは、製本処理が必要なので、印刷所ではなく、出版会社に協力してもらった。
 本来なら嫌がられるが、レシピ本でかなり儲けさせ、恩を売っておいたので、協力してもらえた。
 
 製作に一週間かかるとの話なので、その間に、キャストの皆の引っ越しを手伝おうと、ミミさんに会いに行った。
 だが、彼女が集めてくれた兎獣人の娼婦は、結局、彼女を含めて三人だけだった。
 バニーガールに扮した人間のキャストがいるので、何とかなるが、本物のバニーガールが、僅か三人なのは少し寂しい。
 次に、ドリームランドのマスコットになってもらう予定のチチさんの所に行ったが、こっちもだめ。
 他の鼠獣人の家族に声を掛けて貰ったが、皆、王都を離れたくないと全滅だったとか。
 結局、彼女の兄弟の男女合わせて五人だけしか、集められなかった。
 オーブンしたら、十五人、どう絞っても十二人は必要なで、圧倒的にたりないが、ドリームランドのオープンはまだ一年近く先の話。
 今は、宣伝員として、各所に立ってもらうだけなので、当面はこの五人だけでも何とかなる。
 統合リゾートが有名になれば、彼らの気も変わって、引っ越して来てくれると期待して、半年程経ったら、また勧誘することにした。
 
 総勢、八人なので、八人乗りの俺のパンでは一回で搬送できない。とりあえず、ミミさん達三人を送り届けることにした。
 カレンは、嫉妬してついてくると言い出すと思ったが、久しぶりに冒険者ギルドの友達と会って来ると、俺は色っぽいミミさん達三人と旅をすることになった。
 勿論、俺は彼女たちに手を出さなかったし、彼女達から誘惑してくることもなかく、無事にキャンベルまで送り届けた。もう、何度も往復しているので、最後の宿となる村で、お弁当を沢山作って、飢えたりしない対策も取っている。

 そして、王都に再び来た時には、ビラやキャンベル観光ガイドか出来ていた。
 ビラ配りや、キャンベル観光ガイドの公共施設等に置かせてもらうお願いは、カレンに任せ、俺もそのビラやガイドを沢山持って、チチさか兄弟をキャンベルへと送り届けに行った。
 ビラや観光ガイドは、開発責任者たちにも見せ貰うためでもあるが、カーネル等の近隣の街や、街道沿いの街に、宣伝してまわるためだ。
 ネーデルでは、船着き場に、キャンベル観光ガイドを置かせてもらって、海外から来た行商人たちにも、ビラを配った。
 
 王都に戻って来た時には、ケイトやミミ、リックも、ビラ配りを手伝ってくれていて、もうほとんどのビラを配り終えていた。今日は定休日ではなく、自分たちの仕事で忙しい筈なのに有難い。
 
 そういう訳て、全て配り終えて、カレンと、キャンベルに戻るつもりだったが、カレンが再び、冒険者ギルドに顔をだすと言い出した。
 遠征中で、会えなかった冒険者も沢山いたので、彼らにも、観光に来て欲しいと、お願いして廻るのだとか。
 もう、ビラはないが、それでもかまわないのだそう。
 
 そこで、俺も、最後の悪あがきをすることにした。
 国営放送局に乗りこみ、キャンベルのIRリゾートについて、報道して欲しいとお願いすることにした。
「十一月一日から、キャンベルが観光地としてリニューアルオープンします。今までにない娯楽施設が沢山あり、オリジナルの美味しい食事やスイーツもあります。十一月七日までなら、三割引きで宿泊できます。その事を、どの番組でも構わないので、報道してもらえませんか」
「ケントさんには、いろいろとお世話になったから、協力してあげたいが、本当に御免。国営放送なので、宣伝の様な真似はできないんだよ」
 料理番組にも出演し、漫画のアニメ化でも、かなり協力してやったのに、薄情にもと断られた。
「なら、取材に来て下さい。それなら構わないでしょう」
「取材した内容を報道するだけなら、構わないけど、キャンベルは、辺境だろう。往復一週間以上も掛かるので、やはり、取材に派遣することは、できないな」
「そこを何とか。絶対に満足する内容になるはずですから」
「そう言われてもな。そうだ、十一月なら、うちのサナが、長期休暇申請していたな」
 そういう訳で、サナ・ロンドアナウンサーを呼びつけて、休暇を兼ねて、出張取材に行ってこいと、彼女に命令してもらえた。
「ええっ、キャンベルって、エッチで遊ぶだけの単なる温泉地ですよね。そんなとこ、取材する価値がないですよ」
「それが、リニューアルして、今までにない斬新な施設になったんだってさ。美味しいグルメやスイーツもあるみたいなので、お前に丁度いいだろう」
「頼みます。もし、満足いただけなければ、土下座して謝罪してもいい。カレーライスという画期的な料理や、今日は持参していませんか、チョコレートという斬新なスイーツもあります」
「ケント元大臣じゃないですか。どこかの領主になって、左遷されたときいていましたが、キャンベルの領主になってたんですか」
 左遷ではなく、国王からの任務で、領主になったのだが、そんな説明してもしかたがない。
「頼みます。絶対に、損はさせませんので」
「分かりました。ケントさんの言葉を信じて、取材に行きます」
「ありがとう。もし、良ければ、車を出しますよ」
 自分の車でいくからと、断られたが、サナ・ロンドが、カメラマンを引き連れて、取材にきてもらえることになった。

 その後、オープン記念に、花火を打ち上げたくなって、例の花火師の許を訪れた。
 八月の国王祭で、新作を初披露して、素晴らしい花火だったと国王から、報奨金ももらったとかで、お礼を言われ、俺の依頼にも、「喜んでお受けします」と引き受けてもらえた。
 本当は、新年祭のための花火を準備している最中で、十一月一日に打ち上げてしまうと、二か月で全ての花火を作り直さなくなり、大変だということだが、俺のアイデアで、国王から褒められたので、喜んで引き受けると言ってもらえた。
 本当に有難い。

 帰りも、カレンと二人で、まだ訪れていない国内都市を回り、観光ガイドを各都市の旅行代理店に置かせてもらった。
 既に、ビラはもうなかったが、人が沢山集まる場所を教えて貰って、「十一月から、観光都市キャンベルが生まれ変わって、新たな行楽地になるので、是非、お越しください」と、大声でお願いして廻った。

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