俺がラスボスになった件

浅葱凍夜

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生徒会長参加!そして合宿へ

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楓は生徒会室にやってきた。実は会長の事は知らない楓。入学式の時も寝ていたので
このタブレットでの名簿でみるまではわからなかった。中に入るとそこには椅子に
座って寝ている女の子がいた。楓はすぐに起こした。

「ごめんなさい寝ていた見たいね」
「全くだ。まさかいつも寝てるのか?」
「まぁね。寝るのが好きだから。でも、ちゃんと仕事はしてるわよ」

あくびをしながら話す女の子。彼女がこの学園の生徒会長の八神洋子(やがみようこ)だ。
長い黒髪におとなしそうな顔の割に豊満な胸をしている三年生の女の子だ。
楓は事情を説明した。

「もうこんなにメンバーを集めたのね」
「とりあえずな。参加しないと対価をもらえないからな」
「対価ね。まぁそれは良いけど、それで私に参加してほしいの?」
「ああ。単純にあんたがこの学園で一番強いからな」
「強いと言ってもCランクよ。大会に出る人達は少なくともB以上の生徒が
ほとんどよ。普通に考えて勝てないわ」
「勝ち負けはどうでもいい。とりあえず参加さえできればな」
「そう。でも、私じゃ不向きね。正直、戦うのは好きじゃないの。能力的には一応
この学園で一番だけど、それだけだから」
「それでもいい。他の奴らが勝てば良いだけだからな」
「確かにそうね。団体戦なら先に三勝すれば良いから、人数がいればどうにかなるか」
「そう言うことだ。だから悪いが、勝手に名前だけは借りるぞ」
「ま、それなら構わないわ。じゃぁ後は適当にやってくれれば良いから。私は寝るね」

洋子はまた自分の席に戻り寝た。楓は少しその寝顔を見ていた。美人で胸が大きい
彼女は男子から人気があり、こんな所を見られたら襲われるかもなと思った。それ
ぐらい彼女の胸が目立っていた。

放課後、学園長の所に行きメンバーが揃った事を報告した。

「朝霧楓、霧沢亜美、渋谷ケイ、瀬戸康介、そして生徒会長、八神洋子の五人か。まさか
一年が三人もいるとはな。まぁうちならあり得るか。しかしよく会長が参加したな」
「やっぱりあいつはやる気ないのか?」
「まぁな。実力はあるのだが、戦いが好きじゃないみたいだからな。能力的には
もっと上に行けるんだが」
「まぁいるだけでいいさ。どうせ予選も勝てるかわからないからな」
「できれば本戦に出てもらいたいが、この地区も強豪が多いからな。まぁ予選の
決勝ぐらいには行ってもらいたいな」
「健闘しよう」

とりあえずこれでメンバーが揃った。予選が始まるまでに参加登録をし、その日まで
普通なら訓練をするが、楓もあまりやる気ないのでそう言う事はしないと思って
いたが、メンバーの顔合わせの時に康介からそう言う話がされた。

「訓練か」
「ああ。俺達は正直弱い。他の奴らの倍は訓練しないと勝ち上がれないぞ」
「それはそうだがな」
「でも面白そう。どうせなら合宿みたいにしたいね」
「そうしてみたいけど、授業があるし」
「それは大丈夫よ。大会の方が優先だから学園長にいえば多分できるわ」
「ならそうしようよ。楓君」
「ま、そこらへんは任せる。会長はどうする?」
「まぁ良いわよ。ホテルや旅館も寝るには良い場所だからね」
「寝る為に行くんじゃないですよ。でも、それも楽しみではありますね」
「ま、それでもいいか」

康介も仕方ないという感じで承諾した。学園長にそれを報告し、許可をもらった。

その合宿に行くまでの間、楓は別の事もしていた。翔子から依頼された護衛を
したり、とりあえず、同じ地区の相手の偵察など。その翔子達の護衛を
している時にその話をすると翔子達はその大会の応援団としてライブをする
らしい。

「バトル大会でそんな事もするのか」
「そうよ。なんせこの大会で、学生達の将来が決まると言っても過言じゃないからね。それを
盛り上げる為に毎年やってるのよ。そこで今回はこの子達が選ばれたの」
「まさか朝霧さんが参加するなんて思わなかったですけど」
「ま、俺は成り行きで参加するからそこまで本気じゃない。それにうちじゃ多分
勝てないだろうからな」
「秋葉学園だったわね。確かにあそこは最近参加すらしてなかったわね。でも今年は
参加するんだ」
「ああ。学園長の方針でな」
「じゃぁあなたは参加してほしいって頼まれた感じかな。それで対価もらうのが
条件でって感じで」
「そう言う事だ。何度も言うが俺は正義側じゃない。俺は俺だ。俺に得がなけばら
他なんてどうでも良いからな」
「あなたはどうしてそう暗いの?何かあったから?」
「何もなかったらこんな風にはならなかっただろうな。ま、俺の事はどうでも
良いだろ」

少し嫌な空気になったので楓は外に出た。とりあえず仕事はこなし、その日はすぐに
家に帰った。
ベッドに横になり、合宿の事について考えた。それから大会についても以前の大会が
ネットの動画であるので確認したりした。

数日後、楓は学園長に合宿の事を話した。学園長はすぐに承諾し、その合宿に一人
先生をつける条件で行うように言った。大会には顧問の先生がつくのでその先生を
秋葉学園は体育教師の佐々木沙苗を加え行うことになった。

その週の土曜日から一週間合宿をする事になった。大会予選は六月中旬、今は五月の下旬
なのでまだ時間はあった。いや、このメンバーを勝ち上げるだけのレベルアップをするに
はそれでも足りないかもしれない。でも、楓はそれを可能にする方法を考えた。

金曜日、全校集会を行い学園長が大会に参加する事を全生徒に伝えた。そしてこの学園の
代表になる選手を紹介した。楓達がステージに上がり、紹介されていく。
その紹介が終わり、最後にこのメンバーのリーダーにいつの間にかなった楓から何か
挨拶と言われ楓は仕方なくマイクを渡されるが、楓は少し沈黙をした後、たった一言喋った。

「優勝してくる」

楓は冗談で言ったがその言葉になぜか全校生徒が湧いた。それも楓のこれまでの功績?が
そうさせたのかもしれない。

そうして土曜日、楓達は沙苗と一緒に合宿所に向かった。そこは熱海だった。東京から
それなりに近いのと、ホテルより旅館が良いと生徒会長と以外にも楓も賛同しこの
旅館になった。部屋は男子と女子に分けられ、楓と康介は部屋に荷物を置いた。

「まさか君がこっちを選ぶとは」
「ホテルは面倒だと思ってな。こっちの方がゆっくりできる」
「それはそうかもな。さて、今日はこの後自由だったな。どうする?」
「俺は一人でいる。先輩も自由にしててください。訓練が始まれば地獄ですから」
「地獄か。それならそうさせてもらおう」

楓はすぐに部屋を出た。その後にケイ達がやってきたようだが、楓は一人先に
出ていた。夜に帰って来た楓。部屋に康介はおらず先生がいた。

「何してるんですか?」
「やっと帰ってきたか。お前も飲むか?」
「未成年に酒を飲ませるのか?」
「冗談だよ。これからの予定を確認しようと思ってな。なんならお風呂でするか」
「ここで良い。女とは入れんだろ」
「ここ、混浴もあるぞ。どうだ?教師と裸の付き合いは」
「遠慮する。ここで話すぞ」
「つまらないな。ま、そのうち女の魅力がわかるようになるさ」
「どうだかな」

楓は平然と話を進めた。一通り確認して、その日は終わった。翌日、朝から全員を
近くの海に連れてきた。まだシーズンではないので誰もおらず、楓達には都合が
よかった。その楓が考えてきた訓練が始まる。
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