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3話
3ー1 新しい日々
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朝、いつもと同じ位の時間に目が覚めた
久々に夜ふかしをしたから少し眠い
「(今日授業中寝よう.........)」
そんなことを考えて起き上がる、目の前にはあの本.........
「(こんな本で泣くとか思ってなかった......)」
ブツブツ考えながら学校に行き席に座ると例の女が話しかけてきた。
「おはよ!本読んだ?」
「あぁ、読んだよ」
「ふっふふ、どうよどうよ!」
「いや、割とガチで泣いたわ~」
そういった瞬間、なんか想像した反応と違う反応が帰ってきた。
「え?は?あの本に泣けるタイミングなんてあった??」
「え?割と中盤あたりからはな」
「今、本持ってる?あったら貸して」
ほい、っと持ってきた本を貸すとぺらぺらめくり閉じた。
「うーん、やっぱりわたしがあげた本よね、これただの説明書みたいなものよね?」
「おお、まあそうだな」
「じゃあなんで泣けるのよ、意味がわからないわ笑」
「そ、それは...なんていうか...」
そう、俺が泣いた理由、自分の行動と書いてあることを比べ、自分の行動を思い出し不甲斐なさを感じたからなのである。
だが、この場でそんなことを言えるわけもなく結局.........
「ね、眠くてな......」
とか言って誤魔化した。
「紛らわしい言い方するなぁ!」
怒ってる姿が何故か微笑ましく見えた。
昨日まで変なやつとしか思ってなかったが本を読んでからはなんとも言えない気持ちになってる。
この気持ちはなんなんだろう、気づくのはまだ先の話かな?
久々に夜ふかしをしたから少し眠い
「(今日授業中寝よう.........)」
そんなことを考えて起き上がる、目の前にはあの本.........
「(こんな本で泣くとか思ってなかった......)」
ブツブツ考えながら学校に行き席に座ると例の女が話しかけてきた。
「おはよ!本読んだ?」
「あぁ、読んだよ」
「ふっふふ、どうよどうよ!」
「いや、割とガチで泣いたわ~」
そういった瞬間、なんか想像した反応と違う反応が帰ってきた。
「え?は?あの本に泣けるタイミングなんてあった??」
「え?割と中盤あたりからはな」
「今、本持ってる?あったら貸して」
ほい、っと持ってきた本を貸すとぺらぺらめくり閉じた。
「うーん、やっぱりわたしがあげた本よね、これただの説明書みたいなものよね?」
「おお、まあそうだな」
「じゃあなんで泣けるのよ、意味がわからないわ笑」
「そ、それは...なんていうか...」
そう、俺が泣いた理由、自分の行動と書いてあることを比べ、自分の行動を思い出し不甲斐なさを感じたからなのである。
だが、この場でそんなことを言えるわけもなく結局.........
「ね、眠くてな......」
とか言って誤魔化した。
「紛らわしい言い方するなぁ!」
怒ってる姿が何故か微笑ましく見えた。
昨日まで変なやつとしか思ってなかったが本を読んでからはなんとも言えない気持ちになってる。
この気持ちはなんなんだろう、気づくのはまだ先の話かな?
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