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15話 ベテランの洗礼
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そろそろ夕刻と言ったところか。
空が赤みかかって来た頃にはリベクさんの邸宅へ戻ってこれた。
ただ街を散策しに行っただけだというのに、どうしてこんなに疲労しているのか……。
ボーナススキルの〈HP自動回復〉に割り振ったので、背中バシバシのダメージこそ回復しているが、心の傷はなかなか重い。
その重い気持ちを抱えたまま門を潜ると、そこには見知った人物がジスタさん夫妻と話をしていた。
「あれ、モーディーンさんにビアンカさん?」
「おやトシオくん、これは奇遇ですにゃ」
「なに、あんた達知り合い?」
訝しげなベラーナさんに先程のことを伝えると、納得した顔になる。
「なら丁度いいね、この子がリシアの夫になったトシオだよ」
「ほう、彼が……」
再びこちらを興味深そうな目を向けるモーディーンさん。
「?」
「こいつはあたしの弟なんだよ」
「ファッ!?」
どういうことなのか視線でベラーナさんに問いかけると、彼が弟であると教えてくれた。
まさかの義理の叔父さんだった!?
義理の叔父さん相手にパントマイムを披露とか、ホントなにやってんだ俺……。
当の叔父さんは先程まで俺が持っていなかった槍に目を向けると、それまで以上の好奇を目に宿す。
「彼はリベク殿の元で働くのかにゃ?」
「いいや、冒険者としてやっていくそうよ」
「ほほぅ…では少し味見するとしますかにゃ……。トシオくん、私と手合わせしてもらえますかにゃ?」
俺の返事を待たずに敷地の奥へと歩いていった。
確かそっちはワイザーさん達が馬車を収納しに行った場所か。
モーディーンさんの後を着いて建物の角を曲がると、そこそこ広い中庭のようなところに出た。
その奥には馬小屋やガレージらしき建物があった。
モーディーンさんは中庭の中央でこちらに振り返り、刺突剣を鞘ごと抜き放ち構えた。
その動きは実に洗練されたものだ。
「得物はそれで良いですかにゃ?」
それとは俺が手にした槍のことを言っているのだろう。
モーディーンさんの雰囲気が、俺に有無を言わさず立会いを要求している。
「はい。ですが少しだけ待ってください」
怖気づいての時間稼ぎではない。
初めて使う武器の使用法を確かめるイメージトレーニングのための時間だ。
俺は目を閉じ頭の中の知識を総動員する。
まず《武器は腕の延長》である。
槍は《突く》事に特化した性質上、ボクシングのジャブとストレートをその穂先一つでこなすことが可能な武器だ。
基本動作は以前漫画で読んだ通りでいいだろうか。
軸になる左手はあまり動かさず、石突のほうに置いた右手だけで素早く力強く動かす。
外に回す。
内に回す。
そして軸の右手をそのままに、左手を押し出し槍を突く。
中国槍術3つの基本動作らしき動き。
そこにゲームとアニメの棒術や短槍使いの技を落とし込む。
基本は堅実に。動くときはしなやかに力強く。
出来るかわからないがやるしかない。
出来なきゃ出来ないでそのとき考えよう。
右手を前にし左手で石突付近を握って槍を構える。
動作を確認するように槍を動かす。
そして再びゲームやアニメのキャラの動作を思い出す。
……よし。
「お待たせしました」
俺はしっかり目を開き、モーディーンさんを見据えると、右足を後ろに下げて脚を肩幅に開き膝を折って腰を落とす。
そして革製のカバーが着いた槍の穂先を、モーディーンさんに向けた。
モーディーンさんの目を睨みつけるように見据え、視界の中に彼の全身を収め剣に集中する。
「では始めますかにゃ」
モーディンさんが剣が槍に触れるくらいの距離にまで進むと、剣の切っ先と槍の穂先が軽く触れ合った。
それが開始の合図となる。
身体を小刻みに動かし、剣の切っ先を小さく振りながら隙を伺うモーディーンさん。
こちらも足で小さくステップを踏み、槍の穂先はぴたりと彼の身体をロックする。
時々刃をモーディーンさんの目線の高さで揺らしチラつかせるのもわすれない。
切っ先で穂先を叩こうとした剣をスカシ、足を半歩踏み出し槍で素早く突く。
モーディーンさんは槍をかわして俺の懐に飛び込もうとするも、俺は既に槍の穂先は引き戻していたため踏み込めずに間合いを取った。
なるほど、三倍段とは良く言ったもんだ。
相手の間合いを制する射程に僅かな動きで剣と同等の攻撃を繰り出すのだ。
槍は剣の三倍は強いと言われる理由を実感させられる。
しかし、それもつかの間だった。
ロックした穂先で鋭く突き払い殴りと、一転攻勢に出た瞬間、攻撃がすべて躱される。
「これはなかなか厄介ですにゃ」
全然困っていなさそうな口調の猫人様。
剣を防御に回していない時点で完全に舐めプ状態だ。
ここで『顔を見ているだけでもふりたくなるため集中しきれない』なんて言い訳をしても、自分がなさけなくなるだけである。
せめて剣を使わせるくらいには追い込んでやる!
更にこちらの有利な距離で連続突きを繰り出すも、のらりくらりと回避される。
「そろそろこちらから行きますかにゃ。〈ソニックステップ〉」
身を揺らしながらの体捌きだけでしのいでいたモーディンさんが、重心を落としたかと思うと、突如その体がブレ、次の瞬間には至近に現れた!
「なっ――!?」
んのおおおお!
下から鋭く繰り出される刺突剣。
しかし剣で突くという動作よりも、槍をテコの原理で横からぶっ叩く方が早いはず!
半身を逸らしながらの横への殴打を繰り出す。
槍は懐に入られると弱いと思われがちだが必ずしもそうではない。
長い柄は棒として殴りつけることだって出来るのだ。
それは大型のモンスター相手なら兎も角、人間相手ではかなり有効に機能する。
だがモーディーンさんは加速したまま後方へとすり抜け、再び距離を離す。
何だあの動きは!?
敏捷70による高速の殴打が完全に空ぶりさせられたぞ!
所詮は付け焼刃でしかないゲームやアニメの技なんて、いざ戦いになったらぶっつけ本番で繰り出せるものではないのも思い知る。
「スラッシュソードですにゃ」
今度は遠い間合いから剣を振るうモーディーンさんに悪寒を感じて横に飛ぶと、斬撃が衝撃波となって飛んできた!
不可視の刃が俺の居た場所を抜けていくのを、地面を削り土を吹き散らすことで視認する。
殺す気じゃないだろうな!?
「ほほぅ、これも躱すとはすばらしいですにゃ」
にこやかに言ってやがるが、その目は完全に得物を狙う獣の眼だ。
何が三倍段だ!
そんな飛び道具があるならもう間合いもクソもないじゃないか!?
それを悟ると、俺は構えを切り替える。
左手を石突から放し、柄の部分を掴み強く握りこむ。
右手は半開きの状態で軽く握る。
身体を正面に向けて槍を胸元に引き寄せる。
相手の攻撃を防ぎ、左右どちらでも素早く前方を殴れるように身構える。
「どうしましたにゃ? 本気を出さないのですかにゃ?」
本気とはスキルのことを言っているのか?
そんなもの、こっちはノービスバッシュしかもってねーんだよ!
クソっ、こうなったらスキルなんてなくてもトコトンやってやる!
やけくそ気味に次の作戦をひねり出す。
だが思いついたのは、選りにも選って技とは言い難いものだった。
しかしやらなきゃ一矢報いることすらできやしなさそう。
まさかあんな狂気じみたたことを自分がやる日が来ようとは……!
だが現状俺の技術では、打てる手段なんてコレしかない。
それにこれは模擬戦だからこそ使えると言っていい。
「まだまだ行きますにゃ。〈ソニックステップ〉」
再びモーディーンさんの体がブレると、一直線に俺へと突進する。
ギリギリ目で捕らえることが出来たモーディーンさんの攻撃を槍の柄で受け流すと、足裏を軸に素早く半回転し、身体の位置を入れ替える。
ソニックステップの勢いで壁際まで移動したモーディーンさんを追従して走り、壁を背に追い込んだ。
近付く事でスラッシュソードを使わせないため――ではない、この壁に沿って数メートル先には見物について来たベラーナさん達が居るからだ!
俺はおもむろにベラーナさんの方へと向くと、小さく「あっ…」と声を漏らした。
「……?」
それに釣られてモーディーンさんもそちらに目を向ける。
もらった!
これが世界を制した男が編み出した狂気の産物〈よそ見〉だ!
こちらに釣られて余所見をしたモーディーンさんの胸部へと、石突を下から殴りつけるように繰り出した!
――しかし、石突は俺の予想に反し盛大に空振り。
そしてしゃがんで避けたモーディーンさんの切っ先が、俺ののど元にピタリとつけられる。
「…ま、参りました」
まるで抜身の剣を突きつけられているような迫力に、恐怖でゾクリと背筋に寒気が走る。
この人、スキルなんか使わなくても絶対に強い……。
そんな確信と共に、この世界に来てから2戦目にして初めての敗北を味わった。
空が赤みかかって来た頃にはリベクさんの邸宅へ戻ってこれた。
ただ街を散策しに行っただけだというのに、どうしてこんなに疲労しているのか……。
ボーナススキルの〈HP自動回復〉に割り振ったので、背中バシバシのダメージこそ回復しているが、心の傷はなかなか重い。
その重い気持ちを抱えたまま門を潜ると、そこには見知った人物がジスタさん夫妻と話をしていた。
「あれ、モーディーンさんにビアンカさん?」
「おやトシオくん、これは奇遇ですにゃ」
「なに、あんた達知り合い?」
訝しげなベラーナさんに先程のことを伝えると、納得した顔になる。
「なら丁度いいね、この子がリシアの夫になったトシオだよ」
「ほう、彼が……」
再びこちらを興味深そうな目を向けるモーディーンさん。
「?」
「こいつはあたしの弟なんだよ」
「ファッ!?」
どういうことなのか視線でベラーナさんに問いかけると、彼が弟であると教えてくれた。
まさかの義理の叔父さんだった!?
義理の叔父さん相手にパントマイムを披露とか、ホントなにやってんだ俺……。
当の叔父さんは先程まで俺が持っていなかった槍に目を向けると、それまで以上の好奇を目に宿す。
「彼はリベク殿の元で働くのかにゃ?」
「いいや、冒険者としてやっていくそうよ」
「ほほぅ…では少し味見するとしますかにゃ……。トシオくん、私と手合わせしてもらえますかにゃ?」
俺の返事を待たずに敷地の奥へと歩いていった。
確かそっちはワイザーさん達が馬車を収納しに行った場所か。
モーディーンさんの後を着いて建物の角を曲がると、そこそこ広い中庭のようなところに出た。
その奥には馬小屋やガレージらしき建物があった。
モーディーンさんは中庭の中央でこちらに振り返り、刺突剣を鞘ごと抜き放ち構えた。
その動きは実に洗練されたものだ。
「得物はそれで良いですかにゃ?」
それとは俺が手にした槍のことを言っているのだろう。
モーディーンさんの雰囲気が、俺に有無を言わさず立会いを要求している。
「はい。ですが少しだけ待ってください」
怖気づいての時間稼ぎではない。
初めて使う武器の使用法を確かめるイメージトレーニングのための時間だ。
俺は目を閉じ頭の中の知識を総動員する。
まず《武器は腕の延長》である。
槍は《突く》事に特化した性質上、ボクシングのジャブとストレートをその穂先一つでこなすことが可能な武器だ。
基本動作は以前漫画で読んだ通りでいいだろうか。
軸になる左手はあまり動かさず、石突のほうに置いた右手だけで素早く力強く動かす。
外に回す。
内に回す。
そして軸の右手をそのままに、左手を押し出し槍を突く。
中国槍術3つの基本動作らしき動き。
そこにゲームとアニメの棒術や短槍使いの技を落とし込む。
基本は堅実に。動くときはしなやかに力強く。
出来るかわからないがやるしかない。
出来なきゃ出来ないでそのとき考えよう。
右手を前にし左手で石突付近を握って槍を構える。
動作を確認するように槍を動かす。
そして再びゲームやアニメのキャラの動作を思い出す。
……よし。
「お待たせしました」
俺はしっかり目を開き、モーディーンさんを見据えると、右足を後ろに下げて脚を肩幅に開き膝を折って腰を落とす。
そして革製のカバーが着いた槍の穂先を、モーディーンさんに向けた。
モーディーンさんの目を睨みつけるように見据え、視界の中に彼の全身を収め剣に集中する。
「では始めますかにゃ」
モーディンさんが剣が槍に触れるくらいの距離にまで進むと、剣の切っ先と槍の穂先が軽く触れ合った。
それが開始の合図となる。
身体を小刻みに動かし、剣の切っ先を小さく振りながら隙を伺うモーディーンさん。
こちらも足で小さくステップを踏み、槍の穂先はぴたりと彼の身体をロックする。
時々刃をモーディーンさんの目線の高さで揺らしチラつかせるのもわすれない。
切っ先で穂先を叩こうとした剣をスカシ、足を半歩踏み出し槍で素早く突く。
モーディーンさんは槍をかわして俺の懐に飛び込もうとするも、俺は既に槍の穂先は引き戻していたため踏み込めずに間合いを取った。
なるほど、三倍段とは良く言ったもんだ。
相手の間合いを制する射程に僅かな動きで剣と同等の攻撃を繰り出すのだ。
槍は剣の三倍は強いと言われる理由を実感させられる。
しかし、それもつかの間だった。
ロックした穂先で鋭く突き払い殴りと、一転攻勢に出た瞬間、攻撃がすべて躱される。
「これはなかなか厄介ですにゃ」
全然困っていなさそうな口調の猫人様。
剣を防御に回していない時点で完全に舐めプ状態だ。
ここで『顔を見ているだけでもふりたくなるため集中しきれない』なんて言い訳をしても、自分がなさけなくなるだけである。
せめて剣を使わせるくらいには追い込んでやる!
更にこちらの有利な距離で連続突きを繰り出すも、のらりくらりと回避される。
「そろそろこちらから行きますかにゃ。〈ソニックステップ〉」
身を揺らしながらの体捌きだけでしのいでいたモーディンさんが、重心を落としたかと思うと、突如その体がブレ、次の瞬間には至近に現れた!
「なっ――!?」
んのおおおお!
下から鋭く繰り出される刺突剣。
しかし剣で突くという動作よりも、槍をテコの原理で横からぶっ叩く方が早いはず!
半身を逸らしながらの横への殴打を繰り出す。
槍は懐に入られると弱いと思われがちだが必ずしもそうではない。
長い柄は棒として殴りつけることだって出来るのだ。
それは大型のモンスター相手なら兎も角、人間相手ではかなり有効に機能する。
だがモーディーンさんは加速したまま後方へとすり抜け、再び距離を離す。
何だあの動きは!?
敏捷70による高速の殴打が完全に空ぶりさせられたぞ!
所詮は付け焼刃でしかないゲームやアニメの技なんて、いざ戦いになったらぶっつけ本番で繰り出せるものではないのも思い知る。
「スラッシュソードですにゃ」
今度は遠い間合いから剣を振るうモーディーンさんに悪寒を感じて横に飛ぶと、斬撃が衝撃波となって飛んできた!
不可視の刃が俺の居た場所を抜けていくのを、地面を削り土を吹き散らすことで視認する。
殺す気じゃないだろうな!?
「ほほぅ、これも躱すとはすばらしいですにゃ」
にこやかに言ってやがるが、その目は完全に得物を狙う獣の眼だ。
何が三倍段だ!
そんな飛び道具があるならもう間合いもクソもないじゃないか!?
それを悟ると、俺は構えを切り替える。
左手を石突から放し、柄の部分を掴み強く握りこむ。
右手は半開きの状態で軽く握る。
身体を正面に向けて槍を胸元に引き寄せる。
相手の攻撃を防ぎ、左右どちらでも素早く前方を殴れるように身構える。
「どうしましたにゃ? 本気を出さないのですかにゃ?」
本気とはスキルのことを言っているのか?
そんなもの、こっちはノービスバッシュしかもってねーんだよ!
クソっ、こうなったらスキルなんてなくてもトコトンやってやる!
やけくそ気味に次の作戦をひねり出す。
だが思いついたのは、選りにも選って技とは言い難いものだった。
しかしやらなきゃ一矢報いることすらできやしなさそう。
まさかあんな狂気じみたたことを自分がやる日が来ようとは……!
だが現状俺の技術では、打てる手段なんてコレしかない。
それにこれは模擬戦だからこそ使えると言っていい。
「まだまだ行きますにゃ。〈ソニックステップ〉」
再びモーディーンさんの体がブレると、一直線に俺へと突進する。
ギリギリ目で捕らえることが出来たモーディーンさんの攻撃を槍の柄で受け流すと、足裏を軸に素早く半回転し、身体の位置を入れ替える。
ソニックステップの勢いで壁際まで移動したモーディーンさんを追従して走り、壁を背に追い込んだ。
近付く事でスラッシュソードを使わせないため――ではない、この壁に沿って数メートル先には見物について来たベラーナさん達が居るからだ!
俺はおもむろにベラーナさんの方へと向くと、小さく「あっ…」と声を漏らした。
「……?」
それに釣られてモーディーンさんもそちらに目を向ける。
もらった!
これが世界を制した男が編み出した狂気の産物〈よそ見〉だ!
こちらに釣られて余所見をしたモーディーンさんの胸部へと、石突を下から殴りつけるように繰り出した!
――しかし、石突は俺の予想に反し盛大に空振り。
そしてしゃがんで避けたモーディーンさんの切っ先が、俺ののど元にピタリとつけられる。
「…ま、参りました」
まるで抜身の剣を突きつけられているような迫力に、恐怖でゾクリと背筋に寒気が走る。
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