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番外7話 槍の行方
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「大魔王様」
「デリンデネンさん、どうされました~?」
竜頭の戦士が床に片膝を着き、玉座へ恭しく頭を下げた。
豪奢な玉座に座るのは、ベールを被った黒いシックなドレスの妙齢の女性。
ベールで顔こそ見えないが、ドレスからこぼれそうなほど大きな胸元や、肉付きの良いヒップが艶めかしい
「脱獄したズワローグの奴めが倒されました」
「……あぁ、ズワローグさんですね~。あっいえいえ~、忘れてはいませんよ~? ただお名前を聞くのが久方ぶりでしたので~、思い出すのに少し手間取っただけですよ~?」
玉座に鎮座していた女が、慌てながら両手を胸元で振り自己弁護をすると、豊満な胸が激しく波打つ。
「ズワローグさんは封印されていたはずですが~、どうしてまたお外へ~?」
「自力で封印を解いたのか、何者かに因って解かれたのか、現在調査中です」
「そうですか~……それで~、彼を倒したのは何者なのです~? もしかして勇者様かしら~?」
「それもまだ詳細はわかってはおりません。消息を絶ったと思しき場所へは、バトーラント殿とミストリック殿が調査に向かっております」
威厳の欠片すら感じられないぽわぽわした口調の大魔王に、デリンデネンは態度を崩すことなく報告だけを淡々とこなす。
仕えている相手は72大魔王家が一角。
バスティア大魔王陛下だ。
少しの粗相で自身の存在が消える相手、決して気は抜けず、ただ一心に忠誠を尽くすのみのデリンデネン。
「お二人が向かわれたのなら安心ですね~」
出かけた二人の幹部も信頼に足る者達。
一旦は安堵するものの、万が一彼らを倒し得るものが現れた場合はどうしたものか。
例えば――
「でももし勇者様でしたらどうしましょ~?」
「キヒヒ。なぁに、勇者と言えど、我が暗黒魔法をもってすれば赤子同然じゃよ」
柱の陰から聞こえてくる声にデリンデネンが視線のみを向けると、底にはローブを纏った骸骨の男。
幹部の中で最古参の一人、エンシェントリッチのメメント・モリだ。
「メメント殿、大魔王様の御前である。控えられよ」
「デリンデネンは堅苦しくていかんのぉ、もうち~とばかし肩の力を抜くがよい」
「ご老体こそ、規律と態度を改めて頂かねば、部下に示しがつきませんぞ」
「はっ、そんな奴が居るのなら、片っ端から死をくれてやれば済むことじゃわい」
のらりくらりの骸骨老人がキヒヒと笑い、精悍な竜戦士がやれやれといった面持ちでため息吐こうとしたが、寸前で飲み込んだ。
この老人のペースに流されてはいけないと、気を引き締める。
「部下に示しとか以前に、いくら弱っちくても四天王がやられたことの方が問題じゃないの? 確か勇者が残した言葉に〝奴は四天王の中でも最弱〟ってのがあったわよね?」
いつの間に現れたのか、あどけなさの残る少女がバスティアの太ももに顔を埋め、主人に金色の髪を撫でられながら問題を取り上げる。
その服装は際どく、要所を小さな布で隠して紐で結んでいるだけのものだった。
背にはコウモリの翼、尾骨からは細く光沢のある尻尾が伸びる。
幼い見た目に反し、デリンデネンやメメント・モリ同様大魔王直属の幹部、サキュバスクイーンのミルミーだ。
「ミルミーよ、お主こそ弁えろ」
「メメントのじじぃと同じ意見なのは癪だけど、貴方はもう少し気楽に生きた方が良いと思うわよ?」
「ダメですよ~ミルミーちゃん、デリンデネンさんは真面目なのが良い所なのですから~。……ところで四天王とは誰のことですか~?」
「陛下の御心の広さに甘えるにも程があるぞ」
「そうじゃそうじゃ、ワシとて陛下の胸やお尻を触りたいのじゃぞ!」
「うるさいスケベじじぃ、そんなに触りたいなら自分の嫁さんのでも触ってなさいよ」
「カミさんなんぞ、数百年前に干からびて男のロマンもへったくれも無い身体なんじゃ! ワシは陛下の様なムチムチボインな女子が触りたいんじゃ!」
「声を下げられよご老体、奥方に聞かれれば事ですぞ」
デリンデネンが以前巻き込まれたエンシェントリッチ同士の魔法が飛び交う夫婦喧嘩を思い出し、陰鬱に顔をしかめていると、玉座の間の入り口から金属の足音が響いてきた。
現れたのは全高40センチ程の白い金属で出来た一角獣だった。
「ダイマオウザマ、ゴレ」
不思議な濁声を発して玉座の前まで駆けてきたのは、オリハルコンゴーレムのコアでその意思とも言うべきゴゴ・デリニュウムだ。
口には何やら白く輝く美しい槍を咥えていた。
「あらあらゴゴさん、それはどうされたの~?」
ブリューナク
属性:光
ATK:999
MATK:999
破壊不可
全ステータス増加(特大)
刺突強化(特大)
斬撃強化(特大)
打撃強化(特大)
HP自動回復(特大)
MP自動回復(特大)
スキル〈光刃〉使用可能。
スキル〈ブリューナク〉使用可能。
スキル〈シャイニングウィップ〉使用可能。
バスティアの鑑定眼が、槍の詳細を映し出す。
「ゾゴノ、ヅウロニ、オヂデダ」
「どなたかの落とし物かしら~?」
「その槍からは何やら強い力を感じますな」
「デリンデネンさんにもわかりますか~? さすがですね~」
「恐悦至極」
再び頭を下げるも、デリンデネンとしては、玉座に居るミルミーに頭を垂れた格好でもあるためモヤモヤする。
「持ち主が居らんのなら陛下が預かっておけば宜しいのではないかのう?」
「そうですよ、落とし主が現れなかったら大魔王様の物ってことで良いんじゃないかしら?」
「この城にある物は全て大魔王様の所有物。すなわち、そこに物を置くという事は大魔王様への献上品と見て問題ありますまい」
「オデモ、ソレデ、イイド、オモウ」
「そうですか~? ではこの綺麗な槍はわたくしが預かりますので~、もし落とされた方を見つけた際は教えてあげてくださいね~?」
こうして槍は大魔王バスティアの物となったことを、本来手にするはずであった者が知ることはなかった。
そして――
「あの~、本当に四天王とはどなたなのですか~?」
この場だけでも4人居る大魔王直属の幹部達に目を向けながら、先程の疑問を再度尋ねるも、またしても騒ぎ始めた4人の耳には届かなかった。
「デリンデネンさん、どうされました~?」
竜頭の戦士が床に片膝を着き、玉座へ恭しく頭を下げた。
豪奢な玉座に座るのは、ベールを被った黒いシックなドレスの妙齢の女性。
ベールで顔こそ見えないが、ドレスからこぼれそうなほど大きな胸元や、肉付きの良いヒップが艶めかしい
「脱獄したズワローグの奴めが倒されました」
「……あぁ、ズワローグさんですね~。あっいえいえ~、忘れてはいませんよ~? ただお名前を聞くのが久方ぶりでしたので~、思い出すのに少し手間取っただけですよ~?」
玉座に鎮座していた女が、慌てながら両手を胸元で振り自己弁護をすると、豊満な胸が激しく波打つ。
「ズワローグさんは封印されていたはずですが~、どうしてまたお外へ~?」
「自力で封印を解いたのか、何者かに因って解かれたのか、現在調査中です」
「そうですか~……それで~、彼を倒したのは何者なのです~? もしかして勇者様かしら~?」
「それもまだ詳細はわかってはおりません。消息を絶ったと思しき場所へは、バトーラント殿とミストリック殿が調査に向かっております」
威厳の欠片すら感じられないぽわぽわした口調の大魔王に、デリンデネンは態度を崩すことなく報告だけを淡々とこなす。
仕えている相手は72大魔王家が一角。
バスティア大魔王陛下だ。
少しの粗相で自身の存在が消える相手、決して気は抜けず、ただ一心に忠誠を尽くすのみのデリンデネン。
「お二人が向かわれたのなら安心ですね~」
出かけた二人の幹部も信頼に足る者達。
一旦は安堵するものの、万が一彼らを倒し得るものが現れた場合はどうしたものか。
例えば――
「でももし勇者様でしたらどうしましょ~?」
「キヒヒ。なぁに、勇者と言えど、我が暗黒魔法をもってすれば赤子同然じゃよ」
柱の陰から聞こえてくる声にデリンデネンが視線のみを向けると、底にはローブを纏った骸骨の男。
幹部の中で最古参の一人、エンシェントリッチのメメント・モリだ。
「メメント殿、大魔王様の御前である。控えられよ」
「デリンデネンは堅苦しくていかんのぉ、もうち~とばかし肩の力を抜くがよい」
「ご老体こそ、規律と態度を改めて頂かねば、部下に示しがつきませんぞ」
「はっ、そんな奴が居るのなら、片っ端から死をくれてやれば済むことじゃわい」
のらりくらりの骸骨老人がキヒヒと笑い、精悍な竜戦士がやれやれといった面持ちでため息吐こうとしたが、寸前で飲み込んだ。
この老人のペースに流されてはいけないと、気を引き締める。
「部下に示しとか以前に、いくら弱っちくても四天王がやられたことの方が問題じゃないの? 確か勇者が残した言葉に〝奴は四天王の中でも最弱〟ってのがあったわよね?」
いつの間に現れたのか、あどけなさの残る少女がバスティアの太ももに顔を埋め、主人に金色の髪を撫でられながら問題を取り上げる。
その服装は際どく、要所を小さな布で隠して紐で結んでいるだけのものだった。
背にはコウモリの翼、尾骨からは細く光沢のある尻尾が伸びる。
幼い見た目に反し、デリンデネンやメメント・モリ同様大魔王直属の幹部、サキュバスクイーンのミルミーだ。
「ミルミーよ、お主こそ弁えろ」
「メメントのじじぃと同じ意見なのは癪だけど、貴方はもう少し気楽に生きた方が良いと思うわよ?」
「ダメですよ~ミルミーちゃん、デリンデネンさんは真面目なのが良い所なのですから~。……ところで四天王とは誰のことですか~?」
「陛下の御心の広さに甘えるにも程があるぞ」
「そうじゃそうじゃ、ワシとて陛下の胸やお尻を触りたいのじゃぞ!」
「うるさいスケベじじぃ、そんなに触りたいなら自分の嫁さんのでも触ってなさいよ」
「カミさんなんぞ、数百年前に干からびて男のロマンもへったくれも無い身体なんじゃ! ワシは陛下の様なムチムチボインな女子が触りたいんじゃ!」
「声を下げられよご老体、奥方に聞かれれば事ですぞ」
デリンデネンが以前巻き込まれたエンシェントリッチ同士の魔法が飛び交う夫婦喧嘩を思い出し、陰鬱に顔をしかめていると、玉座の間の入り口から金属の足音が響いてきた。
現れたのは全高40センチ程の白い金属で出来た一角獣だった。
「ダイマオウザマ、ゴレ」
不思議な濁声を発して玉座の前まで駆けてきたのは、オリハルコンゴーレムのコアでその意思とも言うべきゴゴ・デリニュウムだ。
口には何やら白く輝く美しい槍を咥えていた。
「あらあらゴゴさん、それはどうされたの~?」
ブリューナク
属性:光
ATK:999
MATK:999
破壊不可
全ステータス増加(特大)
刺突強化(特大)
斬撃強化(特大)
打撃強化(特大)
HP自動回復(特大)
MP自動回復(特大)
スキル〈光刃〉使用可能。
スキル〈ブリューナク〉使用可能。
スキル〈シャイニングウィップ〉使用可能。
バスティアの鑑定眼が、槍の詳細を映し出す。
「ゾゴノ、ヅウロニ、オヂデダ」
「どなたかの落とし物かしら~?」
「その槍からは何やら強い力を感じますな」
「デリンデネンさんにもわかりますか~? さすがですね~」
「恐悦至極」
再び頭を下げるも、デリンデネンとしては、玉座に居るミルミーに頭を垂れた格好でもあるためモヤモヤする。
「持ち主が居らんのなら陛下が預かっておけば宜しいのではないかのう?」
「そうですよ、落とし主が現れなかったら大魔王様の物ってことで良いんじゃないかしら?」
「この城にある物は全て大魔王様の所有物。すなわち、そこに物を置くという事は大魔王様への献上品と見て問題ありますまい」
「オデモ、ソレデ、イイド、オモウ」
「そうですか~? ではこの綺麗な槍はわたくしが預かりますので~、もし落とされた方を見つけた際は教えてあげてくださいね~?」
こうして槍は大魔王バスティアの物となったことを、本来手にするはずであった者が知ることはなかった。
そして――
「あの~、本当に四天王とはどなたなのですか~?」
この場だけでも4人居る大魔王直属の幹部達に目を向けながら、先程の疑問を再度尋ねるも、またしても騒ぎ始めた4人の耳には届かなかった。
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