59 / 254
番外7話 槍の行方
しおりを挟む
「大魔王様」
「デリンデネンさん、どうされました~?」
竜頭の戦士が床に片膝を着き、玉座へ恭しく頭を下げた。
豪奢な玉座に座るのは、ベールを被った黒いシックなドレスの妙齢の女性。
ベールで顔こそ見えないが、ドレスからこぼれそうなほど大きな胸元や、肉付きの良いヒップが艶めかしい
「脱獄したズワローグの奴めが倒されました」
「……あぁ、ズワローグさんですね~。あっいえいえ~、忘れてはいませんよ~? ただお名前を聞くのが久方ぶりでしたので~、思い出すのに少し手間取っただけですよ~?」
玉座に鎮座していた女が、慌てながら両手を胸元で振り自己弁護をすると、豊満な胸が激しく波打つ。
「ズワローグさんは封印されていたはずですが~、どうしてまたお外へ~?」
「自力で封印を解いたのか、何者かに因って解かれたのか、現在調査中です」
「そうですか~……それで~、彼を倒したのは何者なのです~? もしかして勇者様かしら~?」
「それもまだ詳細はわかってはおりません。消息を絶ったと思しき場所へは、バトーラント殿とミストリック殿が調査に向かっております」
威厳の欠片すら感じられないぽわぽわした口調の大魔王に、デリンデネンは態度を崩すことなく報告だけを淡々とこなす。
仕えている相手は72大魔王家が一角。
バスティア大魔王陛下だ。
少しの粗相で自身の存在が消える相手、決して気は抜けず、ただ一心に忠誠を尽くすのみのデリンデネン。
「お二人が向かわれたのなら安心ですね~」
出かけた二人の幹部も信頼に足る者達。
一旦は安堵するものの、万が一彼らを倒し得るものが現れた場合はどうしたものか。
例えば――
「でももし勇者様でしたらどうしましょ~?」
「キヒヒ。なぁに、勇者と言えど、我が暗黒魔法をもってすれば赤子同然じゃよ」
柱の陰から聞こえてくる声にデリンデネンが視線のみを向けると、底にはローブを纏った骸骨の男。
幹部の中で最古参の一人、エンシェントリッチのメメント・モリだ。
「メメント殿、大魔王様の御前である。控えられよ」
「デリンデネンは堅苦しくていかんのぉ、もうち~とばかし肩の力を抜くがよい」
「ご老体こそ、規律と態度を改めて頂かねば、部下に示しがつきませんぞ」
「はっ、そんな奴が居るのなら、片っ端から死をくれてやれば済むことじゃわい」
のらりくらりの骸骨老人がキヒヒと笑い、精悍な竜戦士がやれやれといった面持ちでため息吐こうとしたが、寸前で飲み込んだ。
この老人のペースに流されてはいけないと、気を引き締める。
「部下に示しとか以前に、いくら弱っちくても四天王がやられたことの方が問題じゃないの? 確か勇者が残した言葉に〝奴は四天王の中でも最弱〟ってのがあったわよね?」
いつの間に現れたのか、あどけなさの残る少女がバスティアの太ももに顔を埋め、主人に金色の髪を撫でられながら問題を取り上げる。
その服装は際どく、要所を小さな布で隠して紐で結んでいるだけのものだった。
背にはコウモリの翼、尾骨からは細く光沢のある尻尾が伸びる。
幼い見た目に反し、デリンデネンやメメント・モリ同様大魔王直属の幹部、サキュバスクイーンのミルミーだ。
「ミルミーよ、お主こそ弁えろ」
「メメントのじじぃと同じ意見なのは癪だけど、貴方はもう少し気楽に生きた方が良いと思うわよ?」
「ダメですよ~ミルミーちゃん、デリンデネンさんは真面目なのが良い所なのですから~。……ところで四天王とは誰のことですか~?」
「陛下の御心の広さに甘えるにも程があるぞ」
「そうじゃそうじゃ、ワシとて陛下の胸やお尻を触りたいのじゃぞ!」
「うるさいスケベじじぃ、そんなに触りたいなら自分の嫁さんのでも触ってなさいよ」
「カミさんなんぞ、数百年前に干からびて男のロマンもへったくれも無い身体なんじゃ! ワシは陛下の様なムチムチボインな女子が触りたいんじゃ!」
「声を下げられよご老体、奥方に聞かれれば事ですぞ」
デリンデネンが以前巻き込まれたエンシェントリッチ同士の魔法が飛び交う夫婦喧嘩を思い出し、陰鬱に顔をしかめていると、玉座の間の入り口から金属の足音が響いてきた。
現れたのは全高40センチ程の白い金属で出来た一角獣だった。
「ダイマオウザマ、ゴレ」
不思議な濁声を発して玉座の前まで駆けてきたのは、オリハルコンゴーレムのコアでその意思とも言うべきゴゴ・デリニュウムだ。
口には何やら白く輝く美しい槍を咥えていた。
「あらあらゴゴさん、それはどうされたの~?」
ブリューナク
属性:光
ATK:999
MATK:999
破壊不可
全ステータス増加(特大)
刺突強化(特大)
斬撃強化(特大)
打撃強化(特大)
HP自動回復(特大)
MP自動回復(特大)
スキル〈光刃〉使用可能。
スキル〈ブリューナク〉使用可能。
スキル〈シャイニングウィップ〉使用可能。
バスティアの鑑定眼が、槍の詳細を映し出す。
「ゾゴノ、ヅウロニ、オヂデダ」
「どなたかの落とし物かしら~?」
「その槍からは何やら強い力を感じますな」
「デリンデネンさんにもわかりますか~? さすがですね~」
「恐悦至極」
再び頭を下げるも、デリンデネンとしては、玉座に居るミルミーに頭を垂れた格好でもあるためモヤモヤする。
「持ち主が居らんのなら陛下が預かっておけば宜しいのではないかのう?」
「そうですよ、落とし主が現れなかったら大魔王様の物ってことで良いんじゃないかしら?」
「この城にある物は全て大魔王様の所有物。すなわち、そこに物を置くという事は大魔王様への献上品と見て問題ありますまい」
「オデモ、ソレデ、イイド、オモウ」
「そうですか~? ではこの綺麗な槍はわたくしが預かりますので~、もし落とされた方を見つけた際は教えてあげてくださいね~?」
こうして槍は大魔王バスティアの物となったことを、本来手にするはずであった者が知ることはなかった。
そして――
「あの~、本当に四天王とはどなたなのですか~?」
この場だけでも4人居る大魔王直属の幹部達に目を向けながら、先程の疑問を再度尋ねるも、またしても騒ぎ始めた4人の耳には届かなかった。
「デリンデネンさん、どうされました~?」
竜頭の戦士が床に片膝を着き、玉座へ恭しく頭を下げた。
豪奢な玉座に座るのは、ベールを被った黒いシックなドレスの妙齢の女性。
ベールで顔こそ見えないが、ドレスからこぼれそうなほど大きな胸元や、肉付きの良いヒップが艶めかしい
「脱獄したズワローグの奴めが倒されました」
「……あぁ、ズワローグさんですね~。あっいえいえ~、忘れてはいませんよ~? ただお名前を聞くのが久方ぶりでしたので~、思い出すのに少し手間取っただけですよ~?」
玉座に鎮座していた女が、慌てながら両手を胸元で振り自己弁護をすると、豊満な胸が激しく波打つ。
「ズワローグさんは封印されていたはずですが~、どうしてまたお外へ~?」
「自力で封印を解いたのか、何者かに因って解かれたのか、現在調査中です」
「そうですか~……それで~、彼を倒したのは何者なのです~? もしかして勇者様かしら~?」
「それもまだ詳細はわかってはおりません。消息を絶ったと思しき場所へは、バトーラント殿とミストリック殿が調査に向かっております」
威厳の欠片すら感じられないぽわぽわした口調の大魔王に、デリンデネンは態度を崩すことなく報告だけを淡々とこなす。
仕えている相手は72大魔王家が一角。
バスティア大魔王陛下だ。
少しの粗相で自身の存在が消える相手、決して気は抜けず、ただ一心に忠誠を尽くすのみのデリンデネン。
「お二人が向かわれたのなら安心ですね~」
出かけた二人の幹部も信頼に足る者達。
一旦は安堵するものの、万が一彼らを倒し得るものが現れた場合はどうしたものか。
例えば――
「でももし勇者様でしたらどうしましょ~?」
「キヒヒ。なぁに、勇者と言えど、我が暗黒魔法をもってすれば赤子同然じゃよ」
柱の陰から聞こえてくる声にデリンデネンが視線のみを向けると、底にはローブを纏った骸骨の男。
幹部の中で最古参の一人、エンシェントリッチのメメント・モリだ。
「メメント殿、大魔王様の御前である。控えられよ」
「デリンデネンは堅苦しくていかんのぉ、もうち~とばかし肩の力を抜くがよい」
「ご老体こそ、規律と態度を改めて頂かねば、部下に示しがつきませんぞ」
「はっ、そんな奴が居るのなら、片っ端から死をくれてやれば済むことじゃわい」
のらりくらりの骸骨老人がキヒヒと笑い、精悍な竜戦士がやれやれといった面持ちでため息吐こうとしたが、寸前で飲み込んだ。
この老人のペースに流されてはいけないと、気を引き締める。
「部下に示しとか以前に、いくら弱っちくても四天王がやられたことの方が問題じゃないの? 確か勇者が残した言葉に〝奴は四天王の中でも最弱〟ってのがあったわよね?」
いつの間に現れたのか、あどけなさの残る少女がバスティアの太ももに顔を埋め、主人に金色の髪を撫でられながら問題を取り上げる。
その服装は際どく、要所を小さな布で隠して紐で結んでいるだけのものだった。
背にはコウモリの翼、尾骨からは細く光沢のある尻尾が伸びる。
幼い見た目に反し、デリンデネンやメメント・モリ同様大魔王直属の幹部、サキュバスクイーンのミルミーだ。
「ミルミーよ、お主こそ弁えろ」
「メメントのじじぃと同じ意見なのは癪だけど、貴方はもう少し気楽に生きた方が良いと思うわよ?」
「ダメですよ~ミルミーちゃん、デリンデネンさんは真面目なのが良い所なのですから~。……ところで四天王とは誰のことですか~?」
「陛下の御心の広さに甘えるにも程があるぞ」
「そうじゃそうじゃ、ワシとて陛下の胸やお尻を触りたいのじゃぞ!」
「うるさいスケベじじぃ、そんなに触りたいなら自分の嫁さんのでも触ってなさいよ」
「カミさんなんぞ、数百年前に干からびて男のロマンもへったくれも無い身体なんじゃ! ワシは陛下の様なムチムチボインな女子が触りたいんじゃ!」
「声を下げられよご老体、奥方に聞かれれば事ですぞ」
デリンデネンが以前巻き込まれたエンシェントリッチ同士の魔法が飛び交う夫婦喧嘩を思い出し、陰鬱に顔をしかめていると、玉座の間の入り口から金属の足音が響いてきた。
現れたのは全高40センチ程の白い金属で出来た一角獣だった。
「ダイマオウザマ、ゴレ」
不思議な濁声を発して玉座の前まで駆けてきたのは、オリハルコンゴーレムのコアでその意思とも言うべきゴゴ・デリニュウムだ。
口には何やら白く輝く美しい槍を咥えていた。
「あらあらゴゴさん、それはどうされたの~?」
ブリューナク
属性:光
ATK:999
MATK:999
破壊不可
全ステータス増加(特大)
刺突強化(特大)
斬撃強化(特大)
打撃強化(特大)
HP自動回復(特大)
MP自動回復(特大)
スキル〈光刃〉使用可能。
スキル〈ブリューナク〉使用可能。
スキル〈シャイニングウィップ〉使用可能。
バスティアの鑑定眼が、槍の詳細を映し出す。
「ゾゴノ、ヅウロニ、オヂデダ」
「どなたかの落とし物かしら~?」
「その槍からは何やら強い力を感じますな」
「デリンデネンさんにもわかりますか~? さすがですね~」
「恐悦至極」
再び頭を下げるも、デリンデネンとしては、玉座に居るミルミーに頭を垂れた格好でもあるためモヤモヤする。
「持ち主が居らんのなら陛下が預かっておけば宜しいのではないかのう?」
「そうですよ、落とし主が現れなかったら大魔王様の物ってことで良いんじゃないかしら?」
「この城にある物は全て大魔王様の所有物。すなわち、そこに物を置くという事は大魔王様への献上品と見て問題ありますまい」
「オデモ、ソレデ、イイド、オモウ」
「そうですか~? ではこの綺麗な槍はわたくしが預かりますので~、もし落とされた方を見つけた際は教えてあげてくださいね~?」
こうして槍は大魔王バスティアの物となったことを、本来手にするはずであった者が知ることはなかった。
そして――
「あの~、本当に四天王とはどなたなのですか~?」
この場だけでも4人居る大魔王直属の幹部達に目を向けながら、先程の疑問を再度尋ねるも、またしても騒ぎ始めた4人の耳には届かなかった。
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる