四人で話せば賢者の知恵? ~固有スキル〈チャットルーム〉で繋がる異世界転移。知識と戦略を魔法に込めて、チート勇者をねじ伏せる~

藤ノ木文

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234話 呪いの神剣

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 悪意で放たれた黄金色に輝く極大の奔流ほんりゅう。 
 自動追尾機能を有した防御不能なエネルギーの斬撃が、一直線にこちらに向かって来た。

「俺か!?」
「ねこ殿!」

 18人も居る中から散々挑発していた影剣さんや、人が一番密集しているレスティー班の後衛グループではなく、俺なことに解せないモノを感じる。

「はーっははははー! お前も仲間が1人ずつ死んでいく気分を味わうんだな!」

 猿藤が肩で息をしながら馬鹿みたいに高笑いを上げた。
 その口ぶりからして攻撃対象は誰でも良かったのが早々に判明してしまったが、報復ほうふくに仲間を狙う手口が陰湿いんしつすぎだ。

 誰でも良かったの対象に選ばれるって、俺の運低すぎ?
 まぁ運が悪いのは今に始まったことじゃないか。

「お下がりください、〈シタデルウォール〉!」

 ククが俺の前に躍り出るなり、右手に構える大盾より純白に輝く壁を眼前に出現する。

「〈シタデルバッシュ〉!」

 ククが大楯を振りかぶり、要塞の壁の名に恥じない分厚い防壁に因る超特大シールドバッシュで迎撃を試みる。
 しかしエネルギーのかたまりは速度を落とすなんてこと無く防壁を押し返しながらせまる。
 巨大な防壁のお陰で攻撃だけの時よりも圧が凄い。
 
「そんな、シタデルウォールでも止まらない!?」
「攻撃が止まらないなら、攻撃が届く前にあのバリアを打ち砕き奴らを倒すまで!」
「ユーベルトに続け!」

 ユーベルトが先陣を切ってバリアに攻撃を仕掛け、ディオンの掛け声で仲間たちもそれに続く。

「砕けろ!」
「このおおおおおお!」

 レベルで上回っているため圧倒的な攻撃速度でバリアを撃つも、いかんせん強さと言う概念から逸脱いつだつしたバリアを突破するにはいたらない。

「お前らには壊せねぇってわかんねぇかなぁ?」
「雑魚の癖に熱くなりやがって、鬱陶うっとうしぃんだよ!」
「大人しくあいつが死ぬところでもながめめてっつーの!」

 バリアへと執拗しつように攻撃を繰り出す仲間たちに、敵も攻撃スキルで応戦を開始する。

「〈ダブルアクセル〉」

 俺も思考する時間を稼ぐため、自身の感覚を加速させ周囲の時間を置き去りにした。
 脳への負荷と引き換えに、世界がスローモーションに早変わりだ。

 ククの防御スキルが壊れないのは単純に相手の攻撃力不足ってことか?
 だとすると、攻撃力を上回っていれば崩壊しないことから奴の能力で防御スキルを完全に無効化まではされなくて、影剣さんが言っていた通り〝攻撃が阻害されずに突き進むだけ〟ってことか。
 その確認が取れたのはデカいな。
 ならククのシタデルウォールに俺が相対速度を合わせて乗っかれば、斬撃が形状を保てなくなるか防壁の耐久が無くなるまでは攻撃が届かないんじゃないか?
 そのまま押し出され続けて戦線を離れるハメになるから却下だけど。

 ワープゲートで逃げ回ったり、逆にワープゲートで攻撃をどこかに飛ばすことも考えたが、今度は俺以外の誰かが標的になる可能性は無視できないのでこれも却下した。

 それにアレが直線上に追尾してくるとして、下手に遠くに飛ばしたら地中を突き進んで迷宮を貫通、そこからモンスターがワラワラなんて事にでもなったら目も当てられない。

「どうしたものか……」
すべならもうありますよ』
「に”ゃっ!?」
 
 顎に手を当て思案しながら迫り来る危機を眺めていると、大地母神の精神体であるレイティシアさんが突如現れ念話で語りかけて来た。

 ビックリしすぎて心臓が止まるかと思った。

『なんでここに? リシアにいてたんじゃないんですか?』
『あくまでリシアを依り代にしているだけで、離れられない訳ではありません。むしろリシアを依り代にしたことで貴方との繋がりが生まれ、こうして現れることが出来ています』

 俺の知らない内にリシアとの間に謎のバイパスが出来上がっているようだ。
 てかさすがは神さま、加速した俺の時間に合わせてくるとはやりおる。
 
『貴方の精神に波長に合わせただけですので、特別なことは何もしてはいません』

 心を読むなと。

『あらあらごめんなさい、ですが時間がありません、ここはあの子・・・を使う時です』
 
 全く悪びれた様子の無い女神にあの子と言われ、収納袋様の中に収められた物に意識が向く。
 
 あらゆる障害を無視して向かってくるような攻撃に、はたしてコレ・・で行けるのか?

『迷っている暇なんてありませんよ』

 時間を止めている訳でも無いため、緩慢だが危機は近付いている。
 それに仲間たちは今も必死の攻防を繰り広げている。
 
 もう迷ってる場合じゃないな。

 言われるがまま収納袋様に手を突っ込みそれを手に掴んだ瞬間、過去一番の悪寒が触れた箇所から駆け上ってきた。

 なんだ、この禍々しい凄味すごみは?

 ゆっくりと引き抜かれたのは全長3メートルの長大なつるぎ
 その2/3にあたる緋色の刀身に神の言葉で刻まれた呪いが赤い光となって浮き上がり、収納袋様に収める前には無かった異様な気配を発していた。

『良き具合に仕上がりましたねぇ』

 仕上がったってなんだよ。

『この剣には私の神格の一部を分け与えてあります。故にこの子は私の眷属けんぞくであり、神剣なのです』

 神格の一部を与えたって、いつの間にそんなことしてたんだ?
 ……たぶん家の広間で皆にお披露目してた時だな。

『……お前も一緒に戦ってくれるか?』

 剣に向けて念話で問いかけると、返事をするかのように神語文字の発光が再び強まる。

『この子も〝やれる〟と申しています」

 レイティシアさんも言うように、剣から伝わるやる気めいた気配がこの剣に賭けてみたいという気持ちにさせてくれる。
 その間も俺に向けられた攻撃は至近にまで近づき、遠くでは仲間たちが俺のために戦っていた。

「なんだぁそのクソみてぇな攻撃はよぉ! そんなんじゃぁお仲間さんが死んじまうぜぇ?!」
「助けに行かなくても良いのかい、シャドウセイバーさんよぉ?」

 勇者たちの挑発に影剣さんが鼻で笑う。

「拙者たちが怖くてチートバリアの外へ出てこれぬお主らが、ねこ殿をどうこうできると本気で思っているでござるか? もしそうならばおめでたいと言わざるを得ないでござるな」
「今更この程度のピンチでトシオがどうにかなる玉かよ!」
「トシオはどんな状況だって切り抜けねじ伏せてきた、あっちはあっちで何とかする」
「トシオ……、ちっ、奴も勇者か。だが好都合だぜ」

 影剣さんに続きユーベルトとメリティエが攻撃を繰り出しながら言い切った。
 こんな頼りない俺を信頼してくれる仲間たちに、胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。

 でもユーベルト、お前が家に来るたびにリシアたちの胸に視線を向けてることは許してないからな?

「ご主人様!」
「トシオ殿!」

 ユーベルトへの熱い恨みを胸に抱いていると、目前にまで迫るシタデルウォールの大きく分厚い防壁にククとユニスが逼迫ひっぱくした声を上げる。

「クク、スキルを解除してくれ」
「はい!」

 俺の指示にククが分厚い防御スキルが消失させた。
 それに合わせてワープゲートでバリアの前に移動した。
 
「だがなぁ、お前らがどれだけ足掻あがこうと時間切れみてぇだぜえッ!?」

 こちらが逃げ回ると思っていたのか、俺の出現に猿藤が驚き声を上ずらせた。
 そんな猿藤に構わず、俺は緋色の剣を前方に展開されたショウジの無敵バリアへ振り下ろした。
 剣とバリアが接触した途端、勇者たちを守護していたドーム状の膜はあっさりとくだけた。
 更に背後から追尾してきた猿藤の高エネルギー攻撃に斬撃を叩き込み光のちりに変える。
 光の粒子と粉砕された硝子ガラスが月光に反射しながら周囲に舞い、幻想的な光景が広がった。

「……へ?」
「俺の、絶対領域が……!?」

 絶対の自信があった防御スキルが破壊され、マヌケヅラを晒す勇者たち。

 これでダメなら火めにして酸欠を狙うつもりだったから手間がはぶける。
 
 呆気に取られる男たちの合間を抜けて一直線にPT最後尾さいこうびに居た標的ひょうてき到達とうたつすると、止まることなく狙いを定めたその顔面へ切っ先を水平に寝かせた刃がつらぬいた。

「ショウジ!?」
「あ……あ……」
「〈ヴィゾフニル〉」

 剣でつらぬいたショウジの頭部が無数の光の羽になって散華さんげし、足元に収納スキルに収められていた金銀財宝や魔道具などが散らばった。
 その間に影剣さんとガーランドが猿藤へと走り、仲間たちも残りの勇者の至近しきんせまる。
 トトが斧でコウタロウを左右に分断しショウジの後を追わせると、ユーベルトも毒の剣でミナモの心臓を突き刺した。
 それを見てこのままあっさり終わりそうだと思った矢先、棒立ちのヒサシに対しディオンが上段からの振り下ろしすも、その腕をつかまれ攻撃を止められてしまう。
 間合いに入った時点で完全に決まると思えただけに、ディオンも驚きを隠せない。

「残念だったな。俺のスキルは相手の先の動きが視えるスキル、お前の攻撃なんざこの通りだ。そして――」

 ヒサシがディオンの腕を簡単ににぎつぶした。

「この勇者の遺物アーティファクトって奴で今俺の筋力は5倍だぁ!」

 更に拳を振りかぶる動作を見せたヒサシに対し、ディオンは腰に差していた大振りのナイフでつぶされた腕を切り落とし大きく後退して攻撃範囲外に逃れた。
 決め顔のヒサシの左手首には先ほどまで無かった翡翠の腕輪を誇示すると、鑑定眼が〈剛力招来〉の名と言葉通りの性能であると知らせる。

「ディオン、俺の剣これを使え」
「助かる。だが迂闊うかつに近づくなよユーベルト、先読みと怪力のダブルユニークスキルは厄介やっかいきわまる。下手に近付けば俺の二の舞だ」

 加勢に来たユーベルトから剣を受け取ったディオンが警戒けいかいうながす。
 失った右腕は後衛からの回復魔法で新たに生えた。
 強力なチートスキルとアーティファクトだが、先読みスキルだけは攻撃は止められず、筋力5倍だけでも相手を捕らえられず。
 2つが合わさることでヒサシを強敵へと押し上げた。
 そのヒサシの近くでは、メリティエとルージュが片手半剣バスターソードを構えるジン1人に手を焼いている。

「お、俺この世界に来てまだ悪いことは何もしてないんだ。だから見逃してくれ、頼むよ、な?」
「元黒いの、こいつ出来るぞ」
「元黒いの――それあーしのこと!?」
「……今は白いの?」
「肌の色で呼ぶのやめてくんない?」

 猿藤やヒサシとは対照的に弱気に命乞いをするジンを無視し、緊張感のない会話をするメリティエとルージュ。
 2人は会話の口調とは裏腹に、真剣な表情でジンの放つ刃をかわし続ける。
 見る限りジンの〈剣聖〉は使用者の剣技を達人以上に引き上げるもの。
 その動きは俺たちの技術指導をしてくれるモーディーンさんたちよりも凄まじく、こと戦闘技術に関してこの場で一番すぐれているメリティエがルージュと2人掛かりでも攻撃に移れないほどだ。
 攻撃どころかジンの間合いの外と内を激しく出入りしていることから、本当に手が出ないのだろう。

「お前らじゃ俺のスキルには勝てないことがわかっただろ? だから、な? 怪我しない内にやめにしねぇか?」
「何を言う、これほど楽しいことをやめるなんてモッタイナイだろ?」
「わかるわかるー。一撃でももらったら死ぬかもしれないギリギリを攻めるこの感じ、試合なんかより全然スリルあるよねー!」
「コツもつかめて来たしな」
「あーしもなんか行けそうな気がしてきたとこ!」

 2人が愛らしい顔に獰猛どうもうな笑みを浮かべそう言うと、これまで間合いを見切るような動きから間合いの内側にとどまり攻撃をいなす動きに変化する。
 手甲やスネ当てから金属音が多く響くようになり、攻守の立場こそ代わらないが剣聖の技量に食らいついている。

「ああそうかい聞く耳は持たねぇってか、だったら俺も奥の手を使うぜ!」

 何もない空間から5振りの金属の刃が出現した。
 刃は1メートルほどの長さの剣の刀身のみで構成され、まるで意思を持つかのようにメリティエたちを襲う。
 そこにジンも加わるのだから実質六刀流である。
 
「アーティファクト〈五葉ごよう〉、5本の剣が俺の考えを読み取って自動で動くんだ。こいつはまさに俺向きの武器だろ?」

 たまらず後退するメリティエとルージュに5枚の白刃が追撃をかけ、2人の肌に朱色の線を刻む。
 それを見ていたジンが相手を嗜虐しぎゃくする喜びに顔を上気させる。
 この場で始末しておかないと絶対に後悔する類の人間だ。

「なにあれちょっとズルくない!?」
「ちょっとなものか、ひとりでに飛んでくるせいで動きが全く読めん」
「俺を追い詰めたお前らが悪いんだから死んでも恨むなよ!」
 
 仲間を殺されひよっていたジンが、戦闘で圧倒出来るとわかるや強気な態度を見せる。

「このー!」

 加勢に来たトトがジンの後ろからハルバードを叩きこむも、ジンは後ろに目を付けているかのような勘の良さで躱した。
 躱すから流れるようなジンのカウンターをトトの重装甲の鎧が受け止め事なきを得る。

かたっ!?」

 ジンがトトの防御力に眉を寄せながら鎧の無い顔や装甲の隙間に連撃を繰り出すのを、俺は魔念動力でトトを掴み後ろに下がらせ空ぶらせる。

 折角押し切れると思った矢先に流れを止められるのは非常に不味まずい。
 まだ隠し持っているかもしれないアーティファクトで戦況をくつがえされてたまるか。

 勇者たちの死体のそばにぶちまけられアイテムの中には、触れた者のHPを奪い自分のHPに変換するアイテムや条件次第で死者を蘇生《そせい》させる物など様々な魔道具が転がっている。
 こいつらのトップである猿藤がもっと危険なアーティファクトを持っている可能性は極めて高い。

 そんな物、使われる前に終わらせてやる!

「〈奈落に沈めギンヌンガガプ〉」
「出でよ〈毒沼〉!」

 魔力で生み出した大量の水が黒いよどみとなってバラドリンドの勇者たちにまとわりつく。
 〈状況共有魔法イージスシステム〉で俺の行動を読み取ったカリオペが、〈最上位精霊使いミュルクヴィズ〉の魔法で勇者たちの足元に毒々しい沼地をピンポイントで3つ出現させ踏ん張ることすら許さない。

 俺の意図を察知してさらに酷い状況に追い込むとか、なかなかエグいなアーヴィンの嫁。
 付き合ってるかは知らんけど。

「なんだこれ、なんなんだよこれぇぇぇ!?」
「体に引っ付いて離れゴボボボ!?」
「力が抜けウッブゴバァ!?」

 液体を手で払いのけようともがくも下半身は沼に沈み、増え続ける液体は頭まで飲み込む。

 MPにダメージを与える闇属性の特性を付与した大量の水と毒沼のコンボだ、力5倍だろうが達人を超える剣技だろうが身振りで払えてたまるか。

 ましてや陸地なのに突然おぼれる恐怖にパニックを起こせば、尚更なおさら冷静ではいられない。

「うげぇ、なんとかガガプって前にあーしが観たやつでしょ? 前の時よか酷くなってない?」

 ウィッシュタニアの王城でのことを思い出したルージュが顔を引きつらせる。

「遊びじゃないんだ、今は戦闘に集中しろ!」

 突き出した左手でギンヌンガガプを維持しつつ、剣の切っ先に雷撃球ミョルニルつむぎ全力ぶっぱ。
 後方からも仲間の攻撃魔法が次々と放たれる。
  
「死んで、だまるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 着弾の瞬間、猿藤がヤケクソ気味にバトルオーラを全身から放出し、汚泥おでい諸共もろとも攻撃魔法を吹き飛ばす。

 アレも攻撃判定なのか!? 

 チートスキル〈唯我独尊〉
 攻撃を阻害そがいされず突き進む猿藤のユニークスキル。
 その凶悪さと猿藤自身のしぶとさは実に厄介だ。
 奴のスキルを突破するだけならこの剣であれば可能だが、唯我独尊&バトルオーラのコンボが剣の間合いに入ることが危険であると実証された今、迂闊に飛び込むことも出来ない。

 いつでも突撃できるよう剣を後ろに引き前傾姿勢ぜんけいかまえながら、俺は攻略の糸口を模索もさくした。
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