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それからというもの、
私はタイムリミットがあるので早くハンターランクをあげたいと思っていたが、ナナンが危険度の高い依頼を許してくれない。
中級か上級魔獣討伐をしないとランクアップは難しく、ソロでは限界があった。
以前のようにクリウスがいれば良かったが、いまはそれ所ではないだろう。
私が依頼書が貼っている掲示板とにらめっこをしていると、珍しいハンターがやって来て話しかけられた。
それは、レックスの元相棒、ハンターランク1のアイヴァンだった。
「君はたしかー」
「ミリアです」
「噂には聞いているよ、凄い勢いでランク上げてる女の子ハンターがいるって。今は?」
「6です」
「ここにきて一年足らずで6か、レックス並だね」
ふわっと微笑むアイヴァンに誉められて、私は少し照れた。
「そうだ、これから一緒に狩りに行かないか?」
「え」
「これがいいかな、中級魔獣だけどいい?」
「でも、あの、ゼノさんは」
「あー風邪で寝込んでる」
「そうですか、ちょっとナナンに相談してきてもいいですか?」
「?いいよ、そこで準備して待ってるね」
私は急いでナナンがいる宿屋のおくにかけだした。
ランクアップのチャンスでもある、このクエストに行きたかった。
ナナンを見つけて状況を説明すると、ナナンは懸念な顔をしたが渋々OKを出してくれた。
「あの、アイヴァンなら大丈夫でしょ。ちゃんと回復持っていくのよ」
てっきり一緒について行くと言うかと思ったが、以外とすんなりと送り出してくれた。
そして、私とアイヴァンの狩りは予想以上に早く達成出来た。
場所が近かった事と、規格外にアイヴァンが強かった……
私の身長ぐらいありそうな大剣をひとふりすれば、風圧で魔獣が怯む程に。
戦利品を回収して、森の高台で一休みをしていた。
「あの、アイヴァンさん」
「なにかな?」
「昔のレックスのこと、聞いてもいいですか?」
「ああ、ミリアはレックスに憧れているんだったね。わかるなーその気持ち」
「え」
「俺も憧れていたから。太刀を自由に操り、冷静な判断と隙のない攻撃。かっこいいよね」
「はい!」
「追い付きたくて、手に入れたくて、それでも届かないんだレックスは」
「それはどういうことですか?アイヴァンさんは相棒になっていたのに」
アイヴァンは少し悲しげな瞳をして苦笑いを浮かべていた。
「俺はずっと守ってもらっていたんだ。お互い背中を預ける相棒じゃなくてね」
こんなに強いアイヴァンにも、背中を預けないのか。
一体どれだけ強くなれば、レックスの隣で肩を並べることが出来るのだろう。
私が落ち込んでいると突然ズシンっという地鳴りがした。
周辺の空気が、ピリピリとして
私とアイヴァンはただ事ではないと感じて、立ち上がり周りを警戒する。
そして、次の瞬間下から突き上げる地震と共に地面が崩落し大きな穴があいて、私とアイヴァンは落ちた。
私はタイムリミットがあるので早くハンターランクをあげたいと思っていたが、ナナンが危険度の高い依頼を許してくれない。
中級か上級魔獣討伐をしないとランクアップは難しく、ソロでは限界があった。
以前のようにクリウスがいれば良かったが、いまはそれ所ではないだろう。
私が依頼書が貼っている掲示板とにらめっこをしていると、珍しいハンターがやって来て話しかけられた。
それは、レックスの元相棒、ハンターランク1のアイヴァンだった。
「君はたしかー」
「ミリアです」
「噂には聞いているよ、凄い勢いでランク上げてる女の子ハンターがいるって。今は?」
「6です」
「ここにきて一年足らずで6か、レックス並だね」
ふわっと微笑むアイヴァンに誉められて、私は少し照れた。
「そうだ、これから一緒に狩りに行かないか?」
「え」
「これがいいかな、中級魔獣だけどいい?」
「でも、あの、ゼノさんは」
「あー風邪で寝込んでる」
「そうですか、ちょっとナナンに相談してきてもいいですか?」
「?いいよ、そこで準備して待ってるね」
私は急いでナナンがいる宿屋のおくにかけだした。
ランクアップのチャンスでもある、このクエストに行きたかった。
ナナンを見つけて状況を説明すると、ナナンは懸念な顔をしたが渋々OKを出してくれた。
「あの、アイヴァンなら大丈夫でしょ。ちゃんと回復持っていくのよ」
てっきり一緒について行くと言うかと思ったが、以外とすんなりと送り出してくれた。
そして、私とアイヴァンの狩りは予想以上に早く達成出来た。
場所が近かった事と、規格外にアイヴァンが強かった……
私の身長ぐらいありそうな大剣をひとふりすれば、風圧で魔獣が怯む程に。
戦利品を回収して、森の高台で一休みをしていた。
「あの、アイヴァンさん」
「なにかな?」
「昔のレックスのこと、聞いてもいいですか?」
「ああ、ミリアはレックスに憧れているんだったね。わかるなーその気持ち」
「え」
「俺も憧れていたから。太刀を自由に操り、冷静な判断と隙のない攻撃。かっこいいよね」
「はい!」
「追い付きたくて、手に入れたくて、それでも届かないんだレックスは」
「それはどういうことですか?アイヴァンさんは相棒になっていたのに」
アイヴァンは少し悲しげな瞳をして苦笑いを浮かべていた。
「俺はずっと守ってもらっていたんだ。お互い背中を預ける相棒じゃなくてね」
こんなに強いアイヴァンにも、背中を預けないのか。
一体どれだけ強くなれば、レックスの隣で肩を並べることが出来るのだろう。
私が落ち込んでいると突然ズシンっという地鳴りがした。
周辺の空気が、ピリピリとして
私とアイヴァンはただ事ではないと感じて、立ち上がり周りを警戒する。
そして、次の瞬間下から突き上げる地震と共に地面が崩落し大きな穴があいて、私とアイヴァンは落ちた。
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