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第1話 仕事中に異世界に飛ばされた男
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「最終、○○白のワンボックス通過確認でどうぞ」
「了解、○○白ワンボックス通過確認送ります!」
「了解、どうぞ」
俺は交 誘二(こう ゆうじ)、現在道路工事の交通誘導の仕事をしている警備員だ。
先日、無事に交通誘導2級の資格を取る事が出来たので折角だから奮発してVバッジも購入し今日初めて制服に着けてみた。交通2級を取った事で社内用の階級章も1つ星から2つ星に格上げされこの現場の非専任の職長にも選ばれた。
これまでは自分を見下していた先輩も、職長となった俺の指示に従っている。いずれは新人さんを出来るだけ早く1人前に育てられる様になりたいと思いつつ、まずは今日この現場で事故が起きない様無線で連絡を密に取りながら誘導を行い、工事は順調に進んでいた。
「ザザ・・・危な・・逃げて!」
何だ!?急にノイズが入って、どこかの無線と混線でもしたのか?後ろを振り返ってみると、目の前まで何か真っ白な光の塊が接近していた!
ドーン! 強い衝撃と共に自分は跳ね飛ばされた。そして、意識が遠のいていく。
「・・・・痛たたた、何とか助かった様だけど。ここドコ?」
意識が回復し目を開くと、そこは一面のお花畑だった。
「ここってもしかして天国なの? え!?俺って車に轢かれて死んじゃった!? 初めて職長になった現場で死んじゃったの!?」
『いいえ、死んではおりません』
「誰だ!?」
『私の名はPTT、ピートとお呼び下さい。一応、あなた方の世界でいう神になります』
「PTTって発信ボタンみたいな名前だな」
『本当はもっと発音しづらい読み方ですけど、PTTに略してあるんです!』
「悪かった、悪かった!っで?俺は死んではいないって言うけど、ここさっきまで仕事していた場所と違うよね?」
『はい、実は私のペットが脱走しましてそちらの世界に逃げ込んだのです。そして、あなたは逃げてたペットに跳ね飛ばされてこの世界に魂だけ送られてきてしまいました』
「ちょっと待ってくれ!?それじゃ、俺の身体は今どうなっているんだ!?」
『元の世界のあなたの身体は、病院の集中治療室の中に居ます。正体不明の発光体に跳ね飛ばされた警備員、意識不明の重体とTVでもしばらくニュースになった様ですよ』
「なら、今すぐ元の世界へ返してくれ!」
『それが先程からそうしようとしているのですが、何かあなたの大切な物がこちらの世界に落ちてしまった様でそれを見つけない限り元の世界に帰れません』
「大切な物?」
俺は身に着けている物を順に調べていくと、ある物が無い事に気が付いた!
「あ~!? Vバッジ、Vバッジが無い!」
『それは、それほど大切な物なのですか?』
「合格証明書と同じく資格を取得している事を証明出来る物で折角だから記念に購入したばかりだったんだよ!?」
『どうやら、それがこちらの世界のどこかに落ちてしまった様ですね』
「ピートさん、あなたの力で何とか出来ませんか?」
『その品に対しての思い入れが有りませんからね、私の力をもっても探し出すのは無理です』
「じゃあ、このまま諦めろって言うのかよ!元々はおまえのペットが原因だろうが!」
『仕方ありませんね、あなたに何時までも時間を掛けている暇など無いのに・・・』
「なんだと!?」
『私のペットは今もあなたの世界で逃げ回っています、早く行かないとあなたみたいな方がどんどん出てくるかもしれないのですよ!?』
「なら、俺が自分の手で探すから何か力をくれ!」
『力と言いましてもあなたは今魂の状態になっていますから、そのままだと擦り抜けるだけですし最悪は他の強い霊体に触れた時点で消し飛んで死んでしまいますよ』
「何とか出来る方法は無いのか!?」
『ではVバッジと同様にあなたの思い入れの深い物に力を与えておきましょう、そうすれば何かに触れる事も出来ますし身を守ることも出来ましょう。あとは、その妙な棒状の物2本は武器としての力を持たせておきます』
そう言うと、俺が着ていた警備用品が急に光りだして徐々にその光は収まっていった。
『まずは、その先にある洞窟を抜けて町まで行きなさい。とりあえず、言葉が通じないといけないのでこちらの言語を使える様にしておきます。後は物を保管出来る様にアイテムボックスも渡しますね。お金や食料等は洞窟内のモンスターを倒せば落ちますからそれで生活しながら目的の品を探して下さい。では、急ぎますので失礼します!』
ピートは警備用品にどんな力を与えたのか説明しないで、去っていった。仕方ないので被っていたヘルメットを外し見ていると、少しずつ説明文らしきものが浮かび上がってきた。
安全ヘルメット 耐衝撃・耐熱・耐寒=減衰率100%
何これ!? 衝撃と熱や寒さに強いって事? しかも減衰率が100%って事は、ダメージ0じゃん!
他の用品も調べてみたら、どれもとんでもない性能だった。
制服上・下 耐近接・耐間接・耐魔法=減衰率100%
ベルト 状態異常=完全無効化
反射ベスト 一定確率で全ての攻撃を100%反射・暗闇の中では発光して周囲を照らす
警笛 威嚇効果・水中では空気を取り入れる事も可能
モール 中距離までの索敵可能
安全靴 移動速度上昇・爪先での蹴り攻撃振動破壊効果有り
階級章 現時点では効果不明
腕章 現時点では効果不明
赤旗 向かってくる相手に見せると強制的に動きを停止させる事が可能ただし5m以内が限度
白旗 赤旗で止めた相手に対し、振った方向へ進路を変えさせる効果有りこちらも5m以内が限度
徐行旗 振ると5m以内の全ての生物の動きが鈍くなる
ここまででも十分とんでもない性能だ、安全靴は爪先部分に鉄板が入っているから蹴られると確かに痛いけどそれに振動破壊まで上乗せされると簡単に骨とか砕きそうで怖い。
腰に下げていた誘導灯も一応確認してみたら、腰が抜けそうになった・・・。
誘導灯 90cm 赤色点灯時 近接物理防御無視攻撃 赤色点滅時 魔法攻撃
54cm 赤色点灯時 近接物理防御無視攻撃 赤色点滅時 魔法攻撃
俺、これから2本の誘導灯を剣の代わりにして戦うの!?あと肩に有った無線機もまだ見ていなかったので、確認してみた。
無線機 PTTを押すと特定の相手と一定時間念話で会話する事が可能、ピートとは距離が離れている為1日に会話出来る回数に限りがあります
まずは、ピートから教えてもらった通りに洞窟を抜けてみる事にしよう。絶対に、Vバッジを見つけ出して、元の世界に戻るんだ!
「了解、○○白ワンボックス通過確認送ります!」
「了解、どうぞ」
俺は交 誘二(こう ゆうじ)、現在道路工事の交通誘導の仕事をしている警備員だ。
先日、無事に交通誘導2級の資格を取る事が出来たので折角だから奮発してVバッジも購入し今日初めて制服に着けてみた。交通2級を取った事で社内用の階級章も1つ星から2つ星に格上げされこの現場の非専任の職長にも選ばれた。
これまでは自分を見下していた先輩も、職長となった俺の指示に従っている。いずれは新人さんを出来るだけ早く1人前に育てられる様になりたいと思いつつ、まずは今日この現場で事故が起きない様無線で連絡を密に取りながら誘導を行い、工事は順調に進んでいた。
「ザザ・・・危な・・逃げて!」
何だ!?急にノイズが入って、どこかの無線と混線でもしたのか?後ろを振り返ってみると、目の前まで何か真っ白な光の塊が接近していた!
ドーン! 強い衝撃と共に自分は跳ね飛ばされた。そして、意識が遠のいていく。
「・・・・痛たたた、何とか助かった様だけど。ここドコ?」
意識が回復し目を開くと、そこは一面のお花畑だった。
「ここってもしかして天国なの? え!?俺って車に轢かれて死んじゃった!? 初めて職長になった現場で死んじゃったの!?」
『いいえ、死んではおりません』
「誰だ!?」
『私の名はPTT、ピートとお呼び下さい。一応、あなた方の世界でいう神になります』
「PTTって発信ボタンみたいな名前だな」
『本当はもっと発音しづらい読み方ですけど、PTTに略してあるんです!』
「悪かった、悪かった!っで?俺は死んではいないって言うけど、ここさっきまで仕事していた場所と違うよね?」
『はい、実は私のペットが脱走しましてそちらの世界に逃げ込んだのです。そして、あなたは逃げてたペットに跳ね飛ばされてこの世界に魂だけ送られてきてしまいました』
「ちょっと待ってくれ!?それじゃ、俺の身体は今どうなっているんだ!?」
『元の世界のあなたの身体は、病院の集中治療室の中に居ます。正体不明の発光体に跳ね飛ばされた警備員、意識不明の重体とTVでもしばらくニュースになった様ですよ』
「なら、今すぐ元の世界へ返してくれ!」
『それが先程からそうしようとしているのですが、何かあなたの大切な物がこちらの世界に落ちてしまった様でそれを見つけない限り元の世界に帰れません』
「大切な物?」
俺は身に着けている物を順に調べていくと、ある物が無い事に気が付いた!
「あ~!? Vバッジ、Vバッジが無い!」
『それは、それほど大切な物なのですか?』
「合格証明書と同じく資格を取得している事を証明出来る物で折角だから記念に購入したばかりだったんだよ!?」
『どうやら、それがこちらの世界のどこかに落ちてしまった様ですね』
「ピートさん、あなたの力で何とか出来ませんか?」
『その品に対しての思い入れが有りませんからね、私の力をもっても探し出すのは無理です』
「じゃあ、このまま諦めろって言うのかよ!元々はおまえのペットが原因だろうが!」
『仕方ありませんね、あなたに何時までも時間を掛けている暇など無いのに・・・』
「なんだと!?」
『私のペットは今もあなたの世界で逃げ回っています、早く行かないとあなたみたいな方がどんどん出てくるかもしれないのですよ!?』
「なら、俺が自分の手で探すから何か力をくれ!」
『力と言いましてもあなたは今魂の状態になっていますから、そのままだと擦り抜けるだけですし最悪は他の強い霊体に触れた時点で消し飛んで死んでしまいますよ』
「何とか出来る方法は無いのか!?」
『ではVバッジと同様にあなたの思い入れの深い物に力を与えておきましょう、そうすれば何かに触れる事も出来ますし身を守ることも出来ましょう。あとは、その妙な棒状の物2本は武器としての力を持たせておきます』
そう言うと、俺が着ていた警備用品が急に光りだして徐々にその光は収まっていった。
『まずは、その先にある洞窟を抜けて町まで行きなさい。とりあえず、言葉が通じないといけないのでこちらの言語を使える様にしておきます。後は物を保管出来る様にアイテムボックスも渡しますね。お金や食料等は洞窟内のモンスターを倒せば落ちますからそれで生活しながら目的の品を探して下さい。では、急ぎますので失礼します!』
ピートは警備用品にどんな力を与えたのか説明しないで、去っていった。仕方ないので被っていたヘルメットを外し見ていると、少しずつ説明文らしきものが浮かび上がってきた。
安全ヘルメット 耐衝撃・耐熱・耐寒=減衰率100%
何これ!? 衝撃と熱や寒さに強いって事? しかも減衰率が100%って事は、ダメージ0じゃん!
他の用品も調べてみたら、どれもとんでもない性能だった。
制服上・下 耐近接・耐間接・耐魔法=減衰率100%
ベルト 状態異常=完全無効化
反射ベスト 一定確率で全ての攻撃を100%反射・暗闇の中では発光して周囲を照らす
警笛 威嚇効果・水中では空気を取り入れる事も可能
モール 中距離までの索敵可能
安全靴 移動速度上昇・爪先での蹴り攻撃振動破壊効果有り
階級章 現時点では効果不明
腕章 現時点では効果不明
赤旗 向かってくる相手に見せると強制的に動きを停止させる事が可能ただし5m以内が限度
白旗 赤旗で止めた相手に対し、振った方向へ進路を変えさせる効果有りこちらも5m以内が限度
徐行旗 振ると5m以内の全ての生物の動きが鈍くなる
ここまででも十分とんでもない性能だ、安全靴は爪先部分に鉄板が入っているから蹴られると確かに痛いけどそれに振動破壊まで上乗せされると簡単に骨とか砕きそうで怖い。
腰に下げていた誘導灯も一応確認してみたら、腰が抜けそうになった・・・。
誘導灯 90cm 赤色点灯時 近接物理防御無視攻撃 赤色点滅時 魔法攻撃
54cm 赤色点灯時 近接物理防御無視攻撃 赤色点滅時 魔法攻撃
俺、これから2本の誘導灯を剣の代わりにして戦うの!?あと肩に有った無線機もまだ見ていなかったので、確認してみた。
無線機 PTTを押すと特定の相手と一定時間念話で会話する事が可能、ピートとは距離が離れている為1日に会話出来る回数に限りがあります
まずは、ピートから教えてもらった通りに洞窟を抜けてみる事にしよう。絶対に、Vバッジを見つけ出して、元の世界に戻るんだ!
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