勇者として召喚されたクズな会社員は好き勝手生きる為に魔王を手篭めにする事を決めました。

いけお

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第7話 隣国へ入る、衛兵がうるさいので破る事にした。

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馬車は隣国との国境へ向け、のんびりと進んでいる。本来はまっすぐ魔王の元へ向かわないといけないのだが、フローディアがデウスに

『この国のみならず、他の国でも不正を働いていたり民を苦しめる者が大勢居ります。勇者は先に人の民の生活を救ってから魔王の元へ向かう意向です』

と嘘の報告をしてくれたので、時間を稼ぐ事が出来た。フローディアの方も長谷川と少しでも長く居たいから、今後も定期的に嘘の報告をしてくれるそうだ。

(まあ、実際どこの国でも大なり小なり不正をしていない奴が居ない訳が無いからな、適当に何人か斬って見せしめにでもすればいいや)

ここまでの道中でも、既に1人斬り捨てている。脂ぎったデブのオヤジが偶然すれ違った俺の馬車を売れと言ってくるので断ったら

『金なら幾らでもあるぞ、ワシの馬車を盗んだ事にしても良いんだぞ?早く渡すのだ』

などと言ってきたから、俺は勇者の剣をそのオヤジに見せ付けて

「生殺与奪の権利は幾らでもあるぞ、剣を奪おうとして手打ちにされた事にしても良いんだぞ?今持っている金と宝石類を全て渡すのだ」

っと返したら、即座にオヤジは自分がこれまで乗っていた無駄に派手な馬車から有り金全部差し出してきて命乞いをする。

「これからは言葉に気を付けるんだな」

と言ってやると、オヤジは安心したのか俺に背中を向けたのでそのまま後ろから袈裟斬りにして殺す。従者はその様子を見て震え上がっているが、こいつは何もしていないから殺す理由も無い。

「このオヤジは勇者の俺を見下した上に、金で俺を買い取ろうとするから斬り捨てた。お前はその事をに言えばいい、このオヤジが差し出した汚い金はここに居る女神フローディアが預かり然るべき時が来たら世の貧しい者の元に配られるだろう。」

【主人は勇者の乗っていた馬車を手に入れようとして、逆に有り金全て奪われたあげくに殺されました】

などと口が裂けても言える訳が無い、言ったら自分も殺される。従者は必死に首を振るので、そのまま立ち去った。

「これでしばらくは飯の心配はしなくて良いな、まあ通りすがりの者にあれだけ平気で傲慢な態度を取ってきた奴だ。汚い事の1つや2つは確実にやってる筈だから今後虐げられる民をこのオヤジから救った俺はやっぱり勇者が天職の様だな」

(((どの口がそれを言う!?)))

フローディア、長谷川、サーラの3人は内心でこう思ったが言わないでいる。しかし、マリアとリィナはフローディアの間違った教えを信じきっている為か

((未来で虐げられる筈の民を救う為に敢えて血に塗れるなんて、この方はなんて素晴らしい勇者、いえ神なのでしょう!?))

っと尊敬と恍惚の入り混じった顔になっていた。

馬車の中では、俺と長谷川はその日の気分次第で淫靡な生活を送っている。俺はサーラとマリアに一緒に奉仕をさせたり片方を抱いている所を間近で見せたりと色々とシチュエーションを変えたりしているが長谷川は基本的にリィナとフローディアを1人ずつ交互に呼んで奉仕させる様になっていた。

それから数日後、ようやく目の前に国境が見えてきた。そこでは重装の鎧に身を固めた騎士や兵士達が侵入者が現れない様に見張っている。関に近づくと兵士達が槍を出して行く手を阻むので俺はサーラと共に馬車を降りると勇者の剣を見せながらこう言ってやった。

「彼女の名はサーラ、隣国の王と皇子は既に退位もしくは廃嫡となり彼女が女皇として即位した。よって、こちらの国の代表者との謁見を行いたい。速やかにここを通す様に!」

すると、ここの守備を指揮しているらしい騎士が下馬もせずに近づくと

『その様な話は聞いておらぬ、噂によればその娘は卑しい妾の子の筈。そんな娘が女皇などになれる訳が無い!早々に引き返してもっと信じてもらえる嘘を考える事だ。あと勇者はこんなお遊戯会などせずに魔王の元へ向かえ!』

一瞬、俺の頭の中にあの晩抱いていた時のサーラの母親の顔が浮かぶと、卑しい妾と蔑まれた事に憤りを覚え気が付くとこの騎士を斬っていた。

「長谷川!フローディア!」

俺の大声に反応して、2人は慌てて馬車から出てきた。

「ここに居る者は、サーラを女皇として認めないばかりかサーラの母親まで卑しいと侮辱してきた。話し合いの必要は無いから力ずくで押し通る!俺が許すから、邪魔する奴は全員殺せ!」

長谷川とフローディアは何故俺がここまで怒っているのか不思議に思ったが、俺の命令に逆らう事も出来ない。長谷川はフローディアに見繕ってもらった武器を取り出すと、命令通りに行く手を遮っている兵士達を無造作に斬り殺し始めた。そして、フローディアの方は離れた場所でこちらの異変に気付きやってくる騎士や兵士達に向け魔法を放ち殺害していく・・。

全ての片が付き、関に居た者達を全て殺し終えて馬車に戻ろうとした時になってようやくサーラが俺の方をじっと見つめていた事に気が付いた。無人となった国境を越えたその晩、俺は寝室でこれから誰を呼んで遊ぼうか考えていると部屋の扉が静かにノックされた。

「誰だ?」

「・・・サーラです」

「鍵は掛かっていない、入れ」

そう言うと、扉は静かに開きサーラが中に入ってきた。そして扉を閉めながら鍵を掛けるのを俺は見逃さなかった。

「扉の鍵まで掛けて誰かに聞かれたくない相談でも、俺に有るのか?」

っと問いただすと、サーラは頬を赤く染めモジモジと身体を動かしながらゆっくりと話してきた。

「き、今日はわたくしの様な者の為にあれほどお怒りになられるとは思っておりませんでした。そして、わたくしの母親まで気遣ってくださり本当に感謝しております」

(もしかして、サーラの母親を卑しい妾と言われて思わず斬った事を自分の為に怒ったと勘違いしているのか!?)

「その・・・今まで、わたくしはあなたの事を間違った目で見ておりました。そのお詫びと今日の出来事の感謝の気持ちを込めて本来わたくしから申し出るのは無礼だと思いますが本日はわたくしに奉仕させて戴けませんか!」

(多分、その目は間違ってなかったと思うぞ。だが、勘違いとはいえ俺に恋愛感情を抱き始めた女をこの機会にしっかりと牝に育てあげるチャンスだ。じっくりと楽しませて貰うかな)

「きょ、今日の事は誰にも言うんじゃないぞ!?あの時俺が思わず斬った所を見ていたのはお前だけだ。だからお前だけの胸の内に置いておいてくれ」

「分かりました・・・」

サーラは思わずぞっとする様な色気を帯びた表情を見せた、やはりあの母親の娘だ。そしてサーラは衣服を全て脱ぐと、俺に近寄り奉仕を始める。

わざとらしくサーラの為に関に居た連中を斬ってしまったと思わせる様なセリフを吐いた俺の事を信じきったサーラは、その日から本当に身も心も俺に全てを差し出すようになっていた。
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