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第15話 ライア達の暴走
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『私は6柱神の1人、ライア。この地に選ばれし者のみが住める理想郷・楽園を築く事にしました。磐咲の街に住む者達は1週間の内にここを立ち去りなさい。1週間を過ぎても、この地に残ろうとする者にはその際に誓約を結んで頂きます。結べない場合は神に逆らった者としてどこか遠い場所まで行く事になるでしょう』
「ライア様、私も勿論残ります。ですがその前に街の者達に素直に出て行って頂く様に説得してみたいと思います」
「ミレイアさん、そんな手間掛けるのは面倒だから嫌でも出て行くしかない状況を作り上げれば良いんだよ」
ミレイアの提案を門音が却下して、別の提案をライアに告げた。
「ねえ、ライア。邪神の居場所は把握している?」
『ええ、もちろん。把握しているからこそ、力の及ばないこの地に楽園を作ろうとしているのですから』
「それなら、直接邪神の居る場所まで行って邪神と邪族を私達の支配下におけばいいんだよ。楽園の外で自由に生きて構わないから、楽園が完成するまで協力しろってね」
邪族を倒しに来ている筈の門音が、邪神や邪族を支配下におこうと言い始めた。1度狂い始めた歯車は邪神や邪族まで巻き込もうとしている。
『そんな事が出来るのでしょうか?』
「なんなら、邪神が女だったら1人だけ仲間に入れちゃえば?邪神だけなら楽園に住んでも問題無いでしょ」
『そうですね、同じ神なら王道様の素晴らしさもすぐに理解してくれるでしょう。では、門音さん達も一緒に来て下さいますか?』
「良いよ、4人で邪神を仲間にしちゃおう」
「こんにちわ~!」
『何者なのよ、貴方達は!?』
『お初にお目に掛かります、邪神さん。都合良くあなたも女性だったのですね』
突然、邪神の間に姿を現した4人に邪神と側近である邪王は驚いた。しかも、邪神が女性だという事が都合良いとまで言っている。
『私は6柱神の1人、ライア。今日は私達の目的の為、あなた方に協力して貰う為にお願いに来ました』
『目的だって?私達にお願いする程の目的とは一体何だ!?』
『天符玲 王道様を愛する者だけが住む事を許される理想郷・楽園を作るのにあなた方に協力して欲しいのです。お礼は楽園の外で自由に暮らせる権利、楽園に外に住む人間達を滅ぼすなり繁殖に使うなり好きにして結構』
「邪神様、そんな甘い誘いに乗ってはいけませ
「あんた、うるさい。きみ兄ちゃんと幸せに暮らす為の楽園作りに口を挟まないで」
甘言に惑わされない様に言おうとした邪王の1人を門音は闇の大鎌で首を刎ねた。会話の邪魔をすると命は無い、邪王達は一言も話せなくなってしまった。次に美雷が邪神の説得を試みる。
「邪神さん、王道さんってとっても優しくて温かい人なんだ。だから会ってみればすぐに好きになると思うよ」
『人間如きを私が好きになるだと!?何をふざけた事を』
怒り始める邪神の顔のすぐ横を矢の雨が通り過ぎる、みどり先生が速射で矢を放っていた。
「嫌なら別に構いませんよ、すぐにあなたの顔をハリネズミにしてあげますから。あと、くれぐれも王道さんを冒涜する発言はしないで下さいね。その時は問答無用で殺します」
邪神達は、ここに来た4人がどこか狂っている事に気が付いた。神さえ狂わせた王道という男は一体何者なのか?そう考えた一瞬の隙を突かれ、邪神の目の前までライアは近づいていた。
『そのまま動かないでくださいね、私の王道様への愛をあなたにも教えて差し上げますので』
『いや・・・いやぁああああああ!!』
邪神の口から若い女性の悲鳴があがった、しかし身動きが取れないままライアに額同士を触れられた瞬間邪神の身体が光りその場に倒れこんだ。
「邪神様、ご無事ですか!?」
邪王の1人が邪神に近付き、起こそうと肩に触れた。すると、邪神の右手が横に動くと邪王の首が落ちていた。
『触れるな、私に触れて良いのは王道様だけ。私は王道様に愛される為にこの世界までやって来たのだとやっと理解出来た』
『では邪神さん、私達の楽園を作るのに協力して頂けますね?』
『当然だ、あと私の名前はルナだ。これより王道様の為に生き、王道様の為に死のう』
ライアと門音達は邪神まで仲間に加えてしまう、強制的に身も心も王道の物となった邪神ルナはこの後で初対面の王道にいきなり愛を告白する事となる。2日後、磐咲の街はライアの支配下におかれた邪族の大軍勢に取り囲まれていた。磐咲の住人達は1ヶ所だけ解放された入り口から街を出て行くと散り散りになって逃げてゆくのだった。
一方その頃、ライアの暴走を知らない王道達は山都の村の近くまで来ていた。道をそのまま進んでいれば1日で着いたのだが、追っ手が何時来るか分からないので道を外れて野宿しながら向かっていたのだ。
「やっと山都に着いたな、美雷が追っ手だと逃げ切るのは難しいからダンジョン内で食べる保存食を買い込んだらすぐに向かおう」
露天で干し肉等を買い込んでいると、店主から何でそんなに急いでいるのか聞かれた。
「ちょっと訳有りで、これから近くに在るダンジョンに潜らないといけないんですよ」
「ダンジョンだと?悪い事は言わないから止めておけ。今、あそこのダンジョンは見かけた事の無いモンスターが住み着いていて危険だぞ」
「危険は承知の上だ、何しろ待ち人はそのダンジョンの最奥でお待ちかねだからな」
「何だって!?」
買い物を終えた王道は食料をリュックに入れると、華憐達と共に洞窟のダンジョンに向かう。洞窟の入り口まで来て中を覗いてみたが、明かりも無い為奥まで見えずそして足元も滑り易くなっていた。
「今、明かりの代わりに魔法で照らしますね」
中に入ると薫が光魔法で視界を確保してくれた。しかし明かりをつけた直後に天井に居た大量のコウモリが外に逃げ出す、急に明るくなったから驚いたのだろう。一応検索してみたが、邪族では無いただのコウモリだった。
「一瞬、邪族かと思ったけど違ったみたいだ。スライムみたいな奴が壁に張り付いている可能性も有るから迂闊に触らない方がいいぞ」
「王道、あなたよくそんな事まで知っているわね?」
「洞窟のダンジョンでは大抵そんな奴が多く潜んでいる、これもテンプレみたいな感じなのかもな」
「王道さん、それじゃあアレもテンプレと呼ばれる物ですか?」
奈央が指差した先にあったもの、それは壁に張り付いている巨大ナメクジだった!
鑑定結果
邪族 ジャンボナメクジ
洞窟内の壁に生えた苔を食べるモンスター、人は滅多に襲わないが焼くと香ばしい匂いがする。それだけ
「あの邪族の名前はジャンボナメクジだって」
「そんなの見れば誰だって分かるわよ!他には?」
「壁に生えた苔を食べて、人を滅多に襲わない。あと焼くと香ばしい匂いがするだって」
「他には!?」
「無い、それだけ」
「本当にそれだけ?」
「ああ」
華憐は右手に炎の玉を作り出すとナメクジに向け投げるとあっという間に焼かれ、灰となって消えた。あとに残されたのは辺りに広がる香ばしい匂いだけだった・・・。
「確かに香ばしい匂いだ、食欲をそそる」
「それでも元がアレでしたから、私はダメです」
奈央はナメクジの類が苦手だったみたいで、華憐が灰にしてくれた事に感謝していた。
(この手のダンジョンは女性陣が苦手とする生き物がモンスターになっている事が多い、驚いた拍子に足を滑らせたりしない様に見ておいた方が良さそうだ)
『きゃああああああああ!!誰か助けてぇ!?』
突如、洞窟の奥から叫び声がして徐々にその声が近付くと王道達の前に姿を現した。涙を流しながら大きな悲鳴を上げて逃げていたのは最奥で待っている筈の6柱神の1人、水の神 アクアだった。
「もう大丈夫ですよ、最奥で待っている筈なのに何でここまで来ちゃったんですか?」
『もうすぐあれの大群が来るの!?早く、早く逃げて!』
「あれ?」
王道達はアクアが来た洞窟の奥の方から何かカサカサと音が近付いてくるのが聞こえた、剣を構えて迎え撃つ準備をする華憐達の前に姿を見せたのは・・・
「ゴ・ゴ・ゴ・ゴキブリ~!?」
体長が80cm近く有りそうな巨大ゴキブリの群れが押し寄せてきたのだった。
「ライア様、私も勿論残ります。ですがその前に街の者達に素直に出て行って頂く様に説得してみたいと思います」
「ミレイアさん、そんな手間掛けるのは面倒だから嫌でも出て行くしかない状況を作り上げれば良いんだよ」
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「ねえ、ライア。邪神の居場所は把握している?」
『ええ、もちろん。把握しているからこそ、力の及ばないこの地に楽園を作ろうとしているのですから』
「それなら、直接邪神の居る場所まで行って邪神と邪族を私達の支配下におけばいいんだよ。楽園の外で自由に生きて構わないから、楽園が完成するまで協力しろってね」
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『そんな事が出来るのでしょうか?』
「なんなら、邪神が女だったら1人だけ仲間に入れちゃえば?邪神だけなら楽園に住んでも問題無いでしょ」
『そうですね、同じ神なら王道様の素晴らしさもすぐに理解してくれるでしょう。では、門音さん達も一緒に来て下さいますか?』
「良いよ、4人で邪神を仲間にしちゃおう」
「こんにちわ~!」
『何者なのよ、貴方達は!?』
『お初にお目に掛かります、邪神さん。都合良くあなたも女性だったのですね』
突然、邪神の間に姿を現した4人に邪神と側近である邪王は驚いた。しかも、邪神が女性だという事が都合良いとまで言っている。
『私は6柱神の1人、ライア。今日は私達の目的の為、あなた方に協力して貰う為にお願いに来ました』
『目的だって?私達にお願いする程の目的とは一体何だ!?』
『天符玲 王道様を愛する者だけが住む事を許される理想郷・楽園を作るのにあなた方に協力して欲しいのです。お礼は楽園の外で自由に暮らせる権利、楽園に外に住む人間達を滅ぼすなり繁殖に使うなり好きにして結構』
「邪神様、そんな甘い誘いに乗ってはいけませ
「あんた、うるさい。きみ兄ちゃんと幸せに暮らす為の楽園作りに口を挟まないで」
甘言に惑わされない様に言おうとした邪王の1人を門音は闇の大鎌で首を刎ねた。会話の邪魔をすると命は無い、邪王達は一言も話せなくなってしまった。次に美雷が邪神の説得を試みる。
「邪神さん、王道さんってとっても優しくて温かい人なんだ。だから会ってみればすぐに好きになると思うよ」
『人間如きを私が好きになるだと!?何をふざけた事を』
怒り始める邪神の顔のすぐ横を矢の雨が通り過ぎる、みどり先生が速射で矢を放っていた。
「嫌なら別に構いませんよ、すぐにあなたの顔をハリネズミにしてあげますから。あと、くれぐれも王道さんを冒涜する発言はしないで下さいね。その時は問答無用で殺します」
邪神達は、ここに来た4人がどこか狂っている事に気が付いた。神さえ狂わせた王道という男は一体何者なのか?そう考えた一瞬の隙を突かれ、邪神の目の前までライアは近づいていた。
『そのまま動かないでくださいね、私の王道様への愛をあなたにも教えて差し上げますので』
『いや・・・いやぁああああああ!!』
邪神の口から若い女性の悲鳴があがった、しかし身動きが取れないままライアに額同士を触れられた瞬間邪神の身体が光りその場に倒れこんだ。
「邪神様、ご無事ですか!?」
邪王の1人が邪神に近付き、起こそうと肩に触れた。すると、邪神の右手が横に動くと邪王の首が落ちていた。
『触れるな、私に触れて良いのは王道様だけ。私は王道様に愛される為にこの世界までやって来たのだとやっと理解出来た』
『では邪神さん、私達の楽園を作るのに協力して頂けますね?』
『当然だ、あと私の名前はルナだ。これより王道様の為に生き、王道様の為に死のう』
ライアと門音達は邪神まで仲間に加えてしまう、強制的に身も心も王道の物となった邪神ルナはこの後で初対面の王道にいきなり愛を告白する事となる。2日後、磐咲の街はライアの支配下におかれた邪族の大軍勢に取り囲まれていた。磐咲の住人達は1ヶ所だけ解放された入り口から街を出て行くと散り散りになって逃げてゆくのだった。
一方その頃、ライアの暴走を知らない王道達は山都の村の近くまで来ていた。道をそのまま進んでいれば1日で着いたのだが、追っ手が何時来るか分からないので道を外れて野宿しながら向かっていたのだ。
「やっと山都に着いたな、美雷が追っ手だと逃げ切るのは難しいからダンジョン内で食べる保存食を買い込んだらすぐに向かおう」
露天で干し肉等を買い込んでいると、店主から何でそんなに急いでいるのか聞かれた。
「ちょっと訳有りで、これから近くに在るダンジョンに潜らないといけないんですよ」
「ダンジョンだと?悪い事は言わないから止めておけ。今、あそこのダンジョンは見かけた事の無いモンスターが住み着いていて危険だぞ」
「危険は承知の上だ、何しろ待ち人はそのダンジョンの最奥でお待ちかねだからな」
「何だって!?」
買い物を終えた王道は食料をリュックに入れると、華憐達と共に洞窟のダンジョンに向かう。洞窟の入り口まで来て中を覗いてみたが、明かりも無い為奥まで見えずそして足元も滑り易くなっていた。
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「壁に生えた苔を食べて、人を滅多に襲わない。あと焼くと香ばしい匂いがするだって」
「他には!?」
「無い、それだけ」
「本当にそれだけ?」
「ああ」
華憐は右手に炎の玉を作り出すとナメクジに向け投げるとあっという間に焼かれ、灰となって消えた。あとに残されたのは辺りに広がる香ばしい匂いだけだった・・・。
「確かに香ばしい匂いだ、食欲をそそる」
「それでも元がアレでしたから、私はダメです」
奈央はナメクジの類が苦手だったみたいで、華憐が灰にしてくれた事に感謝していた。
(この手のダンジョンは女性陣が苦手とする生き物がモンスターになっている事が多い、驚いた拍子に足を滑らせたりしない様に見ておいた方が良さそうだ)
『きゃああああああああ!!誰か助けてぇ!?』
突如、洞窟の奥から叫び声がして徐々にその声が近付くと王道達の前に姿を現した。涙を流しながら大きな悲鳴を上げて逃げていたのは最奥で待っている筈の6柱神の1人、水の神 アクアだった。
「もう大丈夫ですよ、最奥で待っている筈なのに何でここまで来ちゃったんですか?」
『もうすぐあれの大群が来るの!?早く、早く逃げて!』
「あれ?」
王道達はアクアが来た洞窟の奥の方から何かカサカサと音が近付いてくるのが聞こえた、剣を構えて迎え撃つ準備をする華憐達の前に姿を見せたのは・・・
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