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第11話 魔王の居城の横にお店が建ちました。

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「魔王様のご好意により、居城の横にお店を作って頂きました。この感謝の気持ちを胸に精進していきますのでご指導のほど宜しくお願いします」

初めての客にこう言うと、そこそこ信用されるから言ってはいるが実際は魔王に褒美と引き換えに建てさせたものだ。

「月に1度位は、視察の名目で昼間に店を訪れてくれば奥の専用部屋で褒美を与えてやってもよいぞ。もはや夜だけじゃ我慢出来ないだろう?」

幾度もなく達し半ば放心状態の魔王の耳元で囁くと、視点も定まらない目で頷いてくる。

魔王が俺の牝犬に堕ちてから、1ヶ月近く・・・勇者達にバレない様に静かに行動は開始されている。まずは、俺が殺した12人の側近と衛兵6人は【俺と魔王で手に手を取り勇者を倒し、そして2人の間に子を儲ける事】とのヴェルドからの言葉に嘘と詰りながら俺を切ろうとしたので、魔王がやむなく処分したとの扱いにした。

そうして、新たに迎えられた側近の12人は全て女を選び初日に魔王の命で隷属の首飾りを首に吊るさせた。

「これまで私を守ってきてくれた大切な者達の命を奪わねばならなかった反省とこれより新たに私と共に歩んでくれる者達と共通の願いに向かい進む為の決意の証として、そなたらにも私と同じ様に首から吊るして欲しい」

っと嘘を言わせたら、側近に選ばれた者達は涙を流し感謝の言葉を述べながら嬉々として首から吊るしていった。そして、全員が首から吊るした瞬間に俺が部屋に乱入した際の奴らの驚きの表情やまた

「ミツクニ様、この牝犬の演技は如何でしたか?」

と途端にいやらしい顔で俺に問いかけている魔王への疑心からあっさりと騙されていた事に気付いた際の己の愚かさを後悔する表情は痛快だった。そして彼らはその日、身動きや声を出す事さえ出来ずに1番上座の席に座った俺の上で懸命に腰を振る魔王の淫らな姿を見る事となった・・・。

さらに12人の側近を支配下に置く事になった俺は、表向きは魔王と協力して勇者を倒そうとしている異世界から来た鍛冶屋として暮らし、その裏では夜になると魔王と側近達に奉仕をさせて楽しむ毎日になっていた。

居城の横に建つ店は中規模程度だが、その店に繋がる裏の居住スペースはもはや魔王の居城をそのまま横に拡張した様にも見える。実際に魔王と側近達しか知らない秘密の通路で居城内と繋がっているが・・・。

サーラ・マリア・美沙の3人は交代で店の番をしてくれている。各々の休憩時間に入ると、俺の元に急ぎやってきて抱かれてからまた店番に戻る様な按排だ。

店の奥に在る工房では、俺が作業するスペースの隣に寝室を用意して何時でも彼女達を抱く事が出来る様になっている。段々と俺が種馬みたいに思えてくる時も有るが今は勇者である長谷川を倒す為に鎚を振るっている。側近12人と衛兵6人を殺した俺の鍛冶屋LVは51に上がっていたがステータスを後日確認するとその数値はチートにしか見えなかった。

名前 越後屋 光圀

職業 鍛冶屋 LV51

HP 9999

MP 9999

力 37564

魔力 37564

体力 37564

素早さ 37564

物理防御 37564(力と体力の平均値)

魔法防御 37564(魔力と体力の平均値)

武器製作 LV62

武器追加効果付与 LV53

HPとMPは9999が上限の様だが、他のステータスが37564(皆殺し)になっている。魔王もLVカンストでも16384が最高との事なので更に倍以上の強さを持っている計算になる。勇者もほぼ魔王と同じステータスの様で歴代の魔王の中ではやはり一騎打ちの末に相打ちで終わるケースも多く見られたそうだ。

今、俺が毎日している事は普通の闇の死刑執行人と隷属の闇の死刑執行人を9:1の割合で作る事だ。複製で幾らでも増やせるが製作LVや追加効果付与のLVも更に上のLVを目指さないとならない。

そして、側近達に命じて領内に有る各種鉱物や各種魔宝石を集めさせている。あとは魔王の居城内にとある鑑賞スペースを2つ設けさせた。

2つのスペースはそれぞれに強化したガラスで中を見る事が出来る、中では牡のオークと牝のオークに分けて入れてある。そうこの鑑賞スペースは苗床送りになった者を見て楽しむ為に作らせた部屋だ。オーク達には隷属の首飾りを掛けてうっかり喰って殺さない様に配慮をしてあるが、牡の部屋に送られた女共はそんな事など知らず何時喰われるか分からない恐怖と少しでも長く生きたい為にオークのモノに懸命にしゃぶりつき仔を宿そうとする。その必死さと滑稽さが見ていて楽しいのだ。

そして、現在この鑑賞スペースに入っている者は3人居る。牡の部屋に2人、牝の部屋に1人だ。牡の部屋に居る女2人は人間が1人と魔族が1人、人間の方は以前国境を越えて攫ってきた中の生き残りだったらしいがサーラ・マリア・美沙の3人にも見られた人としての誇りの欠片すら無く俺の前に来た瞬間に股を開こうとするのでその場で苗床行きにした。魔族の方は城内に居たメイドだが、俺が魔王の寝室から出てくるのを見て

(下賎な人間の分際で・・・)

っと小声で言っているのを聞いてしまった為、当然の報いとして送ってやった。


そして、牝の部屋に居る1人が勇者の長谷川の仲間として領内に入ってきていた戦士の男だった。長谷川のパーティは戦士男・騎士男・勇者長谷川・拳闘士女・シスター女の計5人だという事もこの戦士の男から吐かせた。

俺は長谷川に何時までも領内を歩かせるつもりは、全く無かった。なので捨て駒のゴブリン達に首飾りを掛けさせ最後の命令で勇者に向かわせた、隷属の闇の死刑執行人を腰にぶら下げさせて。

そして、何度か送っていると城に戦士の男がふらふらとやってきたのだ。やはり強力な剣の力の誘惑には抗えなかった様だが、仲間が突然言う事を聞かなくなりパーティーを離れていく姿を長谷川達はどんな目で見ていたのだろうか?いずれ分かる時が来るだろう。

そして、聞けるだけの情報を聞いた後に男はこの部屋に送られた。

男はブツブツと小声で何やら女の名をつぶやいている。パーティー内に誰か想い人でも居たのかそれとも国許に残してきたか・・・。

この男に最後の命令をする際に、正真正銘の牝豚相手に発情させないとならなかったので豚共が惚れている異性にしか見えない様にしてある。それからこの男は豚に後ろから覆いかぶさったり豚に上から圧し掛かられたりと様々な姿で行為に耽っている。この男の目には周囲を惚れた女に囲まれて愛を確かめ合ってる様にしか見えていないのだ。

長谷川パーティーの連中はただでは殺さない、長谷川の野郎の仲間になった時点で容赦する気は無い。 拳闘士とシスターの女は俺専属の牝豚第2号以降として生かしてやるかもしれないが騎士と長谷川の2人には屈辱的な苗床での生活で死ぬまで豚と仔作りさせるつもりだ。

そして今日も魔王の居城からは、1つの大規模な部隊が出陣していく。勇者を撃退する為の部隊では無く別の目的を持つ部隊、俺達が破ってきた国境側から人間達の国を侵略する為に送られる兵士達だ。

(長谷川にまずは復讐して、それと同時にこの世界を魔族の物としそれを裏から操る。そして俺を侮蔑したくそったれの女神フローディアを捕らえる事の出来る武器を作る事が今の俺がやるべき全てだ!)

復讐の為の力を養う為に振るう鎚の音と、様々な女の嬌声がミツクニの店の奥から聞こえる日々はそれからもしばらくの間続くのだった。
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