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アツモリ、強敵と相まみえる
第91話 南十字星(サザンクロス)
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「バレンティノ聖騎士団流 至高の構え 『南十字星』!」
セレナ王女は右足を踏み出したが、その直後、レパード子爵が厳しい表情で左手を正面に突き出した!
「!!!!!」
セレナ王女は右足を踏み込んだまま固まっている!いや、額から大粒の汗をかきながら腕を小刻みに震わせているし、歯を懸命に食いしばっているのだ!
「・・・ほう、さすがですねえ。よほど臣下の者に膝をつくのが嫌だとお見受けします」
レパード子爵は左手を前に突き出しながらニヤニヤしてるが、そのセレナ王女は懸命に歯を食いしばって耐えている。
「・・・お、おのれ・・・指輪の力を・・・」
「その通り。本来なら膝をついて畏まるところを、その姿勢を維持しているところは、さすがだと褒めてあげましょう」
「ひ、卑怯だぞ!」
「別に。その聖剣の助けが無ければ今頃はワシに許しを乞うていたであろうに、その聖剣を譲ったワシに感謝して欲しいものです」
「い、言わせておけば・・・」
セレナ王女は尚も指輪の力に抗おうと懸命になっているが、そんなセレナ王女を尻目にレパード子爵はゆっくりと剣を両手持ちに変えた。
「・・・せめてもの情けだ。殿下がワシにやろうとしていた、この技で殿下の魂を神の元へ送ってやろう」
そう言うとレパード子爵は剣を眼前に構えた!
「バレンティノ聖騎士団流 至高の構え 『南十字星』!」
レパード子爵は2、3歩踏み出すと、そのまま高く跳躍して剣を頭上に構えた!その剣が十字に光り輝いた時、それはあたかも天に十字架が現れたかの如き輝きだった!!レパード子爵が剣を振り下ろした時、その十字架の輝きはセレナ王女の頭上から落ちてきた!!
” ずっがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん! ”
凄まじいまでの爆音と爆風が吹き荒れ敦盛は思わず右手で顔を覆った程だ!しかも粉々に砕けた床石が飛び散って視界を遮られ、セレナ王女がどうなったのか全然分からない!
” ズドン ”
いきなり敦盛は自分の右の方から鈍い音がしたから、思わずそちらを振り向いてしまったが、それは全身の至るところから血を流したセレナ王女が壁に打ち付けられた音だったのだ。爆風に吹き飛ばされて背中を激しく打ったから息が詰まったようだが、それでも肩で息をしながらも右手に持った剣を杖代わりにして懸命に立ち上がろうとしていた。
爆風が収まった時、レパード子爵は悠然と現れた。
しかも子爵の後方の床には巨大な十字の形をした亀裂、いや、ここまで来たら大穴が出来上がっていた!床が技の衝撃で吹き飛んだ格好なのだ。
レパード子爵はセレナ王女の姿を確認すると一瞬、目を曇らせたが、すぐに余裕の表情になった。
「・・・ほう、生きているという事は『至高の構え 南十字星』を放った時、指輪の力が弱まったのかなあ。まあ、この技を放つには相当な集中が必要だから、結果論になるがやむを得ないのかもしれない」
「ぜー、はー、ぜー、はー・・・あの瞬間、動けるようになったから・・・ぜー、はー・・・咄嗟に『十字軍』で『南十字星』を迎え撃って威力を弱めたけど・・・」
「なーるほど。ある意味、聖剣の加護でもあったのか?」
「・・・そう願いたい」
セレナ王女は立ち上がったけど、すぐに右膝をついてしまった。
その様子を見たレパード子爵はニヤリとした。
「・・・どうやら、ワシに詫びを入れる気になったようだな」
「ふ、ふざけるな!たとえこの身が死すとも、人間以下に成り下がった貴様に詫びを入れる事など、絶対にない」
「口では殿下はそう言ってますけど、実際にはワシに片膝をついて畏まっているのと同じだ」
「言わせておけば・・・」
セレナ王女は渾身の力を込めて立ち上がったが、今度は崩れるようにして倒れ込んだ。
「・・・今度こそ苦しまずに神の元へ送ってやろう」
そう言うとレパード子爵は剣を眼前に持って行こうとしたのだが・・・
その時だ!
「うっ・・・」
突然、レパード子爵は剣を落とした!しかも苦悶の表情をしながら右手で左胸を抑えながら左膝をついた!!
全身がガタガタと震え、息も荒くなっている。顔も真っ青になっているし、誰が見ても尋常ではない苦しみだ。
その様子を見たセレナ王女はゆっくりと立ち上がった。
「・・・や、やっぱりそうか・・・持病が悪化してたんだ・・・だから気配が小さかったんだ」
セレナ王女は右足を引きずるかのようにレパード子爵に近付いて行ったが、既にレパード子爵は片膝ではなく仰向けに倒れ込んだまま右手で左胸を抑えこんで苦悶の表情をしていた。
そんなレパード子爵を覗き込むようにしてセレナ王女は右膝をつきながら
「・・・どうしてそんな体で『南十字星』を使ったのですか?そんな事をすればこうなる事が分かってたはずです」
「・・・ワシは国の、人間の将来を憂いていただけだ」
「だからといって、やっていい事と悪い事があります」
「・・・そうかもな。人の魂を弄んだ挙句、バレンティノ神の技を使ったからバレンティノ神がお怒りになったのかもしれない」
「・・・でしょうね」
「・・・殿下」
「セレナで構いません」
「そうか・・・セレナ、1つだけ聞かせてくれ」
「どうぞ」
「君は・・・人間が魔王に勝てると思っているのか?」
「もちろんです。人間は魔王に勝てます!」
「そうか・・・ならば、後の事は君に任せるよ」
レパード子爵はそう言うと左手をブルブルと震わせながら持ち上げたから、その手をセレナ王女は両手で握った。
「・・・セレナ、頼みがある」
「何なりと仰って下さい」
「・・・君が・・・君がワシの魂を神の元へ送ってほしい」
「そ、それは・・・」
「・・・ワシの魂は暗黒神の元へ行くだろう・・・そうなる前に、君に授けた聖剣で・・・ワシを・・・」
それだけ言うとレパード子爵の手から急に力が抜けた。呼吸も小さくなった。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
セレナ王女は絶叫しながら立ち上がったが、その両目からは止めどなく涙を流していた。右手に持った聖剣を構え、それを一気にレパード子爵の心臓に突き刺した!
辺りに子爵の真っ赤な血が飛び散り、子爵は小さく痙攣したが、その痙攣もやがてなくなった・・・
セレナ王女は涙を止める事なく動かなくなったレパード子爵を見ていたし、敦盛たちも貰い泣きして涙を流していた。そのレパード子爵の死に顔は誰が見ても穏やかだった・・・
その時だ!
「アーハッハッハッハッッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
セレナ王女は右足を踏み出したが、その直後、レパード子爵が厳しい表情で左手を正面に突き出した!
「!!!!!」
セレナ王女は右足を踏み込んだまま固まっている!いや、額から大粒の汗をかきながら腕を小刻みに震わせているし、歯を懸命に食いしばっているのだ!
「・・・ほう、さすがですねえ。よほど臣下の者に膝をつくのが嫌だとお見受けします」
レパード子爵は左手を前に突き出しながらニヤニヤしてるが、そのセレナ王女は懸命に歯を食いしばって耐えている。
「・・・お、おのれ・・・指輪の力を・・・」
「その通り。本来なら膝をついて畏まるところを、その姿勢を維持しているところは、さすがだと褒めてあげましょう」
「ひ、卑怯だぞ!」
「別に。その聖剣の助けが無ければ今頃はワシに許しを乞うていたであろうに、その聖剣を譲ったワシに感謝して欲しいものです」
「い、言わせておけば・・・」
セレナ王女は尚も指輪の力に抗おうと懸命になっているが、そんなセレナ王女を尻目にレパード子爵はゆっくりと剣を両手持ちに変えた。
「・・・せめてもの情けだ。殿下がワシにやろうとしていた、この技で殿下の魂を神の元へ送ってやろう」
そう言うとレパード子爵は剣を眼前に構えた!
「バレンティノ聖騎士団流 至高の構え 『南十字星』!」
レパード子爵は2、3歩踏み出すと、そのまま高く跳躍して剣を頭上に構えた!その剣が十字に光り輝いた時、それはあたかも天に十字架が現れたかの如き輝きだった!!レパード子爵が剣を振り下ろした時、その十字架の輝きはセレナ王女の頭上から落ちてきた!!
” ずっがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん! ”
凄まじいまでの爆音と爆風が吹き荒れ敦盛は思わず右手で顔を覆った程だ!しかも粉々に砕けた床石が飛び散って視界を遮られ、セレナ王女がどうなったのか全然分からない!
” ズドン ”
いきなり敦盛は自分の右の方から鈍い音がしたから、思わずそちらを振り向いてしまったが、それは全身の至るところから血を流したセレナ王女が壁に打ち付けられた音だったのだ。爆風に吹き飛ばされて背中を激しく打ったから息が詰まったようだが、それでも肩で息をしながらも右手に持った剣を杖代わりにして懸命に立ち上がろうとしていた。
爆風が収まった時、レパード子爵は悠然と現れた。
しかも子爵の後方の床には巨大な十字の形をした亀裂、いや、ここまで来たら大穴が出来上がっていた!床が技の衝撃で吹き飛んだ格好なのだ。
レパード子爵はセレナ王女の姿を確認すると一瞬、目を曇らせたが、すぐに余裕の表情になった。
「・・・ほう、生きているという事は『至高の構え 南十字星』を放った時、指輪の力が弱まったのかなあ。まあ、この技を放つには相当な集中が必要だから、結果論になるがやむを得ないのかもしれない」
「ぜー、はー、ぜー、はー・・・あの瞬間、動けるようになったから・・・ぜー、はー・・・咄嗟に『十字軍』で『南十字星』を迎え撃って威力を弱めたけど・・・」
「なーるほど。ある意味、聖剣の加護でもあったのか?」
「・・・そう願いたい」
セレナ王女は立ち上がったけど、すぐに右膝をついてしまった。
その様子を見たレパード子爵はニヤリとした。
「・・・どうやら、ワシに詫びを入れる気になったようだな」
「ふ、ふざけるな!たとえこの身が死すとも、人間以下に成り下がった貴様に詫びを入れる事など、絶対にない」
「口では殿下はそう言ってますけど、実際にはワシに片膝をついて畏まっているのと同じだ」
「言わせておけば・・・」
セレナ王女は渾身の力を込めて立ち上がったが、今度は崩れるようにして倒れ込んだ。
「・・・今度こそ苦しまずに神の元へ送ってやろう」
そう言うとレパード子爵は剣を眼前に持って行こうとしたのだが・・・
その時だ!
「うっ・・・」
突然、レパード子爵は剣を落とした!しかも苦悶の表情をしながら右手で左胸を抑えながら左膝をついた!!
全身がガタガタと震え、息も荒くなっている。顔も真っ青になっているし、誰が見ても尋常ではない苦しみだ。
その様子を見たセレナ王女はゆっくりと立ち上がった。
「・・・や、やっぱりそうか・・・持病が悪化してたんだ・・・だから気配が小さかったんだ」
セレナ王女は右足を引きずるかのようにレパード子爵に近付いて行ったが、既にレパード子爵は片膝ではなく仰向けに倒れ込んだまま右手で左胸を抑えこんで苦悶の表情をしていた。
そんなレパード子爵を覗き込むようにしてセレナ王女は右膝をつきながら
「・・・どうしてそんな体で『南十字星』を使ったのですか?そんな事をすればこうなる事が分かってたはずです」
「・・・ワシは国の、人間の将来を憂いていただけだ」
「だからといって、やっていい事と悪い事があります」
「・・・そうかもな。人の魂を弄んだ挙句、バレンティノ神の技を使ったからバレンティノ神がお怒りになったのかもしれない」
「・・・でしょうね」
「・・・殿下」
「セレナで構いません」
「そうか・・・セレナ、1つだけ聞かせてくれ」
「どうぞ」
「君は・・・人間が魔王に勝てると思っているのか?」
「もちろんです。人間は魔王に勝てます!」
「そうか・・・ならば、後の事は君に任せるよ」
レパード子爵はそう言うと左手をブルブルと震わせながら持ち上げたから、その手をセレナ王女は両手で握った。
「・・・セレナ、頼みがある」
「何なりと仰って下さい」
「・・・君が・・・君がワシの魂を神の元へ送ってほしい」
「そ、それは・・・」
「・・・ワシの魂は暗黒神の元へ行くだろう・・・そうなる前に、君に授けた聖剣で・・・ワシを・・・」
それだけ言うとレパード子爵の手から急に力が抜けた。呼吸も小さくなった。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
セレナ王女は絶叫しながら立ち上がったが、その両目からは止めどなく涙を流していた。右手に持った聖剣を構え、それを一気にレパード子爵の心臓に突き刺した!
辺りに子爵の真っ赤な血が飛び散り、子爵は小さく痙攣したが、その痙攣もやがてなくなった・・・
セレナ王女は涙を止める事なく動かなくなったレパード子爵を見ていたし、敦盛たちも貰い泣きして涙を流していた。そのレパード子爵の死に顔は誰が見ても穏やかだった・・・
その時だ!
「アーハッハッハッハッッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
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