ナイトシンドローム

のらねこ

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第1章

1人の刑事と不思議な少女

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2021年7月23日 日暮銀行

「警察だ!武器を捨てて,手を上げろ!」俺がそう言うと,犯人たちは大人しく従った。
「7月23日17時23分,強盗罪で現行犯逮捕ね」そう言いながら俺は犯人達に手錠をかけ,署に戻った。

同日  日暮警察署

「はぁー疲れたぁー」俺がそう言うと,横から「先輩コーヒー飲みますか?」そう後輩の針本怜に聞かれた「あぁ,お願い」そういうと針本はコーヒーを入れに行ってくれた。数分待っていると無線機から「先輩!!大変です!!」と言う声が聞こえた。「事件か?」「いえ、数日前に行方不明になっていた少女が現れたんです。」「わかった,すぐに向かう。」そう伝えて俺はすぐにその少女の元に向かった。

同日 日暮警察署 取調室

「お待たせしました。あなたが町宮凜さんですね。」「はい」「早速ですがお尋ねします。あなたは行方不明になっていた間何をしていたのですか?」そして彼女は「数年前に起こったとある事故の捜査をしていました。」そう言った。《嘘…だろ…》俺や周りにいた警察官は驚愕した。「ちなみに君が捜査していたって言う事故はなんて言う事故なんだい?」俺がそう尋ねると「今から2年前の8月13日に起こった東日暮衝突事故。私はこの事故で姉と父を失った。その後も母が1人で働いていたんだけれど1年前に病気で倒れたの。」「でもそれだけじゃ君が事故を捜査する理由にはならないと思うけど。」「それはあなた達警察官がしっかりと捜査しなかったからでしょ!!真犯人は事故を起こしてそのまま逃走し,今でも見つかっていない。その場で事故を目撃して、私たちを助けてくれた恩人をあなた達警察官が逮捕したんです。しかもその人は死刑判決を言い渡された…私はこの人のように冤罪で捕まる人を減らしたい!そう思って事故を捜査してたの。」「なるほどね。ちょっと待っててね」俺はそういうと針本に「俺はこの子と一緒にその事故を捜査する。さっきの銀行強盗のことをお前に任せてもいいか?」と伝えた。「良いですけど、無理だけはしないでくださいね」」その言葉を聞き俺は少女の元に駆け寄り、「俺が一緒にその事故を捜査する。君一人だけじゃ危ないからね。」「いいの?」「うん。ただしこれだけは約束して。絶対に一人で行動しない。」「分かった」「何かあったら必ず連絡してね。とりあえず今日は夜も遅いし、ここに泊まって明日から捜査してみよう」「うん」少女は嬉しそうに返事をしてゆっくりと眠りについた

第1章 1人の刑事と不思議な少女[完]
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