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第2章
2年前の事故
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7月24日 日暮警察署
「とりあえず君が捜査して分かった事を教えてくれないかい?」彼女は頷き、1冊のノートを取り出した。そこには事故の当初から最近のことまで様々なことが書かれていた。だが真犯人に繋がる情報はなかった。「まず今拘留されてる君の恩人さんに話を聞いてみようか。俺から刑務所の方に連絡入れてみるよ」「刑事さんありがとうございます」
「俺は警察官として当然のことをしているだけ。あと俺は刑事さんじゃなくて新涯 翔だから、翔って呼んで」「わかりました。ただし私のことも君じゃなくて凛って呼んでくださいよ」「分かった。それで凛ちゃん、今刑務所の方に確認とってるから少し待ってて貰える?」「はい」
数分後
「凛ちゃん!!刑務所から連絡来て面会が許可されたよ!!」「本当ですか?」「うん。でもそれが事件に繋がるかどうかはまだわからない」「それでも手掛かりになる可能性があるなら私はそれにかけて見たい。だから翔さん。協力して」「もちろん。とりあえず俺が車出すから刑務所の方に向かおうか」そういうと俺と凛ちゃんは車に乗り、刑務所の方に向かった。
同日 日暮刑務所
「こちらです」警備員に案内され、俺たちは面会部屋へ向かった。俺たちが到着し、少し待っていると1人の男性が入ってきた。
「あなたが桐島零央さんですね」「はい」
「新涯翔と申します。そしてこちらが町宮凛さん。2年前の事故の被害者です。早速ですが事故のことについて色々お聞きしたいのですが…」「俺は事故にあったこの子の家族を助けただけだ…それなのにお前ら警察が話を聞くことなく俺を逮捕したんだろうが!!」
「落ち着け、桐島」見張りの看守がそう言うと桐島は座り込んだ。その後俺や凜が質問しても何ひとつとして答えはしなかった。しかし去り際に「俺はお前ら警察と真犯人を一生恨み続ける」と言い放って面会室を後にした。「凛ちゃんごめんね。全然力になれなくて」「ううん翔さんは悪くない。それより何か食べに行かない?朝から何も食べてないし、疲れも溜まってるでしょ?」と凛ちゃんはそう言ってくれた。俺は凛ちゃんに賛成し、2人で近くのカフェに向かった。「翔さん今日は手伝ってくれてありがとうございました。」「俺は警察官として当然のことをしただけだよ。むしろ凛ちゃんが居てくれるおかげで捜査もスムーズに進んだし、本当に感謝しているよ」「そう言って貰えて嬉しいです」〈凛ちゃんは家族を失ったのにも関わらず未だに家族のことを考えてる。まるで昔の俺みたいだな…〉などと考えていると「翔さん!そろそろ帰りましょうよ」と言われた。
「じゃあ凛ちゃんを家まで送っていくから」「え?私はまだ捜査を一緒にするつもりだったんですけど…」「え?ほんとに言ってる?」「はい 私は今日実感しました。私はあなたは誰よりも優しく正義感に溢れた人間だと、だから一緒にこの事故…いや事件を一緒に捜査させてください!!」俺は凛ちゃんの言葉に押し負け「分かった。ただしこの件が解決したら俺たちと関わることはないと思ってね」「ありがとうございます!!」
彼女はとても嬉しそうに答えた。
第2章[完]
「とりあえず君が捜査して分かった事を教えてくれないかい?」彼女は頷き、1冊のノートを取り出した。そこには事故の当初から最近のことまで様々なことが書かれていた。だが真犯人に繋がる情報はなかった。「まず今拘留されてる君の恩人さんに話を聞いてみようか。俺から刑務所の方に連絡入れてみるよ」「刑事さんありがとうございます」
「俺は警察官として当然のことをしているだけ。あと俺は刑事さんじゃなくて新涯 翔だから、翔って呼んで」「わかりました。ただし私のことも君じゃなくて凛って呼んでくださいよ」「分かった。それで凛ちゃん、今刑務所の方に確認とってるから少し待ってて貰える?」「はい」
数分後
「凛ちゃん!!刑務所から連絡来て面会が許可されたよ!!」「本当ですか?」「うん。でもそれが事件に繋がるかどうかはまだわからない」「それでも手掛かりになる可能性があるなら私はそれにかけて見たい。だから翔さん。協力して」「もちろん。とりあえず俺が車出すから刑務所の方に向かおうか」そういうと俺と凛ちゃんは車に乗り、刑務所の方に向かった。
同日 日暮刑務所
「こちらです」警備員に案内され、俺たちは面会部屋へ向かった。俺たちが到着し、少し待っていると1人の男性が入ってきた。
「あなたが桐島零央さんですね」「はい」
「新涯翔と申します。そしてこちらが町宮凛さん。2年前の事故の被害者です。早速ですが事故のことについて色々お聞きしたいのですが…」「俺は事故にあったこの子の家族を助けただけだ…それなのにお前ら警察が話を聞くことなく俺を逮捕したんだろうが!!」
「落ち着け、桐島」見張りの看守がそう言うと桐島は座り込んだ。その後俺や凜が質問しても何ひとつとして答えはしなかった。しかし去り際に「俺はお前ら警察と真犯人を一生恨み続ける」と言い放って面会室を後にした。「凛ちゃんごめんね。全然力になれなくて」「ううん翔さんは悪くない。それより何か食べに行かない?朝から何も食べてないし、疲れも溜まってるでしょ?」と凛ちゃんはそう言ってくれた。俺は凛ちゃんに賛成し、2人で近くのカフェに向かった。「翔さん今日は手伝ってくれてありがとうございました。」「俺は警察官として当然のことをしただけだよ。むしろ凛ちゃんが居てくれるおかげで捜査もスムーズに進んだし、本当に感謝しているよ」「そう言って貰えて嬉しいです」〈凛ちゃんは家族を失ったのにも関わらず未だに家族のことを考えてる。まるで昔の俺みたいだな…〉などと考えていると「翔さん!そろそろ帰りましょうよ」と言われた。
「じゃあ凛ちゃんを家まで送っていくから」「え?私はまだ捜査を一緒にするつもりだったんですけど…」「え?ほんとに言ってる?」「はい 私は今日実感しました。私はあなたは誰よりも優しく正義感に溢れた人間だと、だから一緒にこの事故…いや事件を一緒に捜査させてください!!」俺は凛ちゃんの言葉に押し負け「分かった。ただしこの件が解決したら俺たちと関わることはないと思ってね」「ありがとうございます!!」
彼女はとても嬉しそうに答えた。
第2章[完]
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