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もふもふは突然に
しおりを挟む広い、とにかく広い。何がって?城の中に決まってるだろ!そして部屋までが遠い…遠すぎるー!!いや…多分、これは道がわからないように遠回りしてるとみた。別に俺に危険分子なんて微塵もないのに何を警戒しているのやら。体の疲労を労った癖にこんなにも歩かせるとか鬼か!!いや、わかっててやってるのか。はぁ~不安。先行き不安だよ!っと急に止まらないでアデルさん!
「こちらのお部屋になります。お茶とお菓子を御用意致します。陛下は会議が終わり次第こちらに向かうとの事です。何かありましたら、護衛にお申し付けください。部屋の中に待機させますゆえ。では、しばらくお待ちください」
そう言うと、アデルさんは綺麗にお辞儀して俺と全く目を合わせずにスタスタと急ぎ足で行ってしまった…
「…」
「レイモンド…。俺は歓迎されているのかな?」
「はい、もちろんです!レイ様を歓迎しない国なんて有り得ません」
「そうか…ならいい」
ほんとに歓迎されているのかな?!これで?!部屋に案内をされるまで誰とも会わなかったけど?!おかしくない?!こんなに広いお城なのに使用人見かけなかったよ?!えっ、俺そんなに危険視されてる?人畜無害とは俺の為にある言葉でしょ?!
「失礼致します。アデル様からご紹介に上がりました。護衛を務めさせていただきますユーリと申します。お茶とお菓子をお持ち致しました。どうぞお部屋の中にお入りください。」
下を向き脳内で総ツッコミをしていると、後ろから声をかけられ、ゆっくりと振り向くとそこには…
「もふもふちゃん!!」
「はっ?」
「えっ?」
いかん!興奮のあまり心の声がダダ漏れに!レイモンドも何事かとこちらを見ている。
「んんッ!これはありがとうございます。そうですね部屋の中に入らせていただきます」
可愛いー!!キュンキュンするー!!
ふぅー、危ない。平常心、平常心。
部屋の中はそれはもう豪勢な装飾が施してあった。周りを見渡す。目が痛い。キラキラしてる。あの金ピカの花瓶とか壊すといくらするんだろうか?考えるだけでも恐ろしい…。ソワソワして全然落ち着かない。もっと質素な部屋で良かったのに!俺は王族だけど庶民派なんだよ!
そして、追い打ちをかけるように落ち着かない事がもう1つ。そう!今俺の目の前で、お茶の準備をしてくれている護衛のユーリさん!なんと求めて止まなかった愛しのもふもふちゃんなのだ!はぁ~可愛い、触りたい、可愛い、モフりたい!ユーリさんをじっくりと視姦…っじゃなくて、観察する。
身長は190センチはありそう、体はアッシュグレーの長めの毛で覆われてる。恐らくその毛の下にはご立派な筋肉が隠されているのだろう。顔は俺が前世の知識で知ってるハスキー犬に似てる。手は俺たちより毛深いが違いがあるとすればチラチラ見えてる肉球ぐらいかな?いいね~その肉球ぷにぷにさせて欲しい!!抱きついて撫で回したい!!等という不埒な事を考えてるとは微塵も思わせない様に平静を装う。
「お待たせしました。お茶の準備が出来ました。どうぞお召し上がりください」
「ありがとうございます」
う~ん。紅茶のいい匂い。このクッキーも美味しー!!疲れた体には甘い物だよね。
「レイモンドも立ってないで座って一緒にお茶しよう。あと、ユーリさんも!」
「わっ、私もですか?」
焦るユーリさんも可愛い…。
「ユーリさんから見たこの国の事を教えて欲しいのです」
「はぁ…ですが…自分の様なものが…その…一緒にお茶をしてもよろしいのでしょうか…?その…自分の容姿は…お世辞にも良い物でもありませんので…」
はっ?!なんてことだ?!愛しのもふもふユーリちゃんは自己評価が低いのか?!もふもふを近くに感じるチャンスなのに…あわよくば肉球をぷにっと押したいとか、さりげなく毛並みを愛でたいとか思ってないからね!
「容姿は別に気にしません。ありのままのこの国の姿を知りたいのです。お願い出来ませんか?」
俺が笑顔を向ければ大抵の人は折れてくれるはずだ!じーっと目を見て笑顔をキープする。早く折れてね!この笑顔長い時間維持出来ないから!!
「私からもお願いします。レイ様はこの国に着いて間もないので不安なのです。少しでも不安要素を取り除く為にお願い出来ませんか?」
レイモンドがナイスなフォローをしてくれる?でかした!やはりレイモンドは出来る子!素晴らしい!
「では、失礼して少しだけ…」
折れたー!ユーリちゃんが折れてくれたよー!グヘヘ
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いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
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