嫌われ悪役王子は死にたくない!!《本編完結済》

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｢ふぁっ…もぅ…イヤだってッ…｣

ガイを跨ぐようにして座らせられた俺は、大きな手による執拗なまでの乳輪愛撫に音を上げる。なんで乳首を触らないんだよ…もふもふが乳首を掠める度に擽ったいわ、ビクビク反応しちゃうわでしもどかしい。

胸を突き出し乳首を触ってアピールしてるのに無視されてる。ヤバイ…確かに俺は乳輪愛撫からの乳首刺激が大好きだけど…限度ってもんがあるでしょうが!!自分で触りたいけどガイの命令でシャツを自分で捲りあげてるから手が使えない…。そうか!!いい事を思い付いた。俺は捲りあげていたシャツを口に咥えた。これなら両手が使えるじゃん。ガイは自分で捲りあげろとは言っただけだもんねー!!

自由になった両手で自分の乳首に触れる。待ち焦がれていた快感に全身が震えた。入念な乳輪愛撫のおかげで気持ちよさが半端ない。乳首を弄る手が止まらない。

｢んっ…ぐっ…｣

シャツを咥えているのに抑えきれない喘ぎ声が漏れ一緒に腰も揺れる。ガイに俺がエロい事はバレてしまっているので、もはや隠す必要も無い。存分に痴態を晒せるってもんよ。いつものように指で転がして押し潰す。そして強く引っ張る。俺は少し痛いぐらいの刺激が気持ちいい。ガイは目の前で行われる俺の行為に見入っているのか手が止まっていた。見られながら自慰をしているようで興奮が高まっていく。

どことなくガイの目が少し怖い…。金色の目は獲物を逃がさないとでもいうように鋭く真剣に俺を見ていた。怖いけど、やっぱりカッコイイ…。もっと、もっとその目に俺を映して欲しい。

口に咥えていたシャツを離しガイの唇をぺろりと舐め上げた。愛おしくて堪らない。もう一度、顔を近づけ舌をガイの口に割り込ませた。されるがままのガイに俺の行動はどんどん大胆になっていく。きっとガイが盛った媚薬のせいに違いない。

割り込ませた舌でガイの長い舌を絡みとると、俺はそのまま舌フェラを開始した。まるで、ガイのモノをフェラしているような感覚に陥り、夢中で吸い付き扱く。俺の腰の動きも乳首愛撫も止まらない。片手でガイの頭を掴み、もう一方の手で乳首を愛撫する。気持ち良すぎて頭溶けそう。

ガイは何もせず、俺の腰に手を添えて支えてくれている。その支えをいい事に、乳首から手を離し俺は自分のズボンと下着をずらす。既に痛いほど勃起したモノを解放し、ガイの硬い腹に擦り付け腰を振る。大好きなガイで自慰をしているせいなのか、媚薬のせいないなのか、覚えたての頃の様に夢中で快感を貪った。

｢あぁっ…ガィ…もぅ…んっ…イきそぅ｣

｢エロ過ぎだろ…｣

｢ャバッ…イく…ガイの上でイッちゃう…｣

つま先から頭のてっぺんにかけてゾワゾワと何が駆け巡り、この精子が絞り出される感じ…あぁ…最高…。結構な量をガイにぶっかけてしまった…。好きな子にぶっかけるとか夢が叶ったようなもんだろ…。余韻に浸って居たのも一瞬で、イったばかりのモノをガイにぎゅうと握られた。敏感になってるそこは握られたせいでトロりと精液が流れ出す。

｢んっ…｣

｢随分と俺の体で好き勝手に気持ちよさそうにしてたじゃねぇか…｣

｢うっ…ごめん…｣

弁解の余地もない。ガイのシャツは俺の精液で汚れちゃってるし…それがまたエロい…。ヤバッ…ちょっと勃ってきちゃったよ…。ガイにもそれが分かった様で、舌なめずりをする音が聞こえる。

｢今度は俺が気持ちよくしてやるよ｣

｢うぇぃッ?!｣

急にガイが立ち上がるもんだから、落とされないように必死に首にしがみついた。ガイは俺を抱っこしたまま平然と歩き出す。そして、ベットに俺を降ろすと上に覆いかぶさり、妖艶な表情を作ってみせた。その顔に一瞬にして心が奪われる。ガイは何度俺を惚れさせれば気が済むのか。

自分のシャツについた俺の精液を指で掬い、俺のおしりの割れ目に指を忍び込ませる。そこはまだ俺も触れたことない場所…。元々、シオンのキャハはタチだ。何となくそこに触れる事に抵抗があった俺は未だに開発出来ずにいた。もしガイが今日してくれるのならば、俺もおひとり様の楽しみが増える…。グヘッ…是非とも太い指で喘がせて頂きたい!!期待に俺のおしりの穴もヒクつく。

｢シオン、入れるぞ｣

プツッ

｢ぐっ…｣

指1本だと言うのにこの圧迫感。苦しッ…。ガイは俺の苦しさを逃がすように優しく啄むような口付けを何度もしてくる。申し訳ない程の優しさとおしりの違和感で生理的な涙が浮かぶ。探るように中を動くガイの指は別の生き物のように思えた。

違和感と苦しさしか感じなかった指が一点を掠める。

｢んぁッ!!｣

電流が流れたような感覚が背中を駆け巡った。あっ、これ前立腺に当たってしまったわ…。ガイは俺の変化をず早く感じとり集中的にそこばかりを攻め始めた。

｢まってッ…ぁッ…そこ…ゃっ…｣

与えられる刺激が強すぎて自然と腰が逃げようとするも、ガイがそれを許さない。おしりの穴を広げながら更に太い指が増やされ、バラバラに動き容赦なく快感を与えてくる。

｢ガィの指…太ぃッ…気持ちぃょぉ…｣

｢そんなに気持ちいいか…？｣

俺はうんうんと涙を流しながら頷く。欲しい…体がガイを欲しっている。先程から、俺の太ももにはガイの熱くて硬いものか当たっていた。ズボン越しでもわかるほど張り詰めたソレを見てみたい。触ってみたい。俺だって好きな人に気持ち良くなって貰いたい。

｢んっ、ガィ…俺も…触ってみたぃ…｣

はぁはぁと荒い呼吸を整えお願いすると、ガイは急に目を泳がせ動揺しだした。えっ…何その態度？かなり傷付くんですけど…。

｢俺に触られるの…嫌だった…？｣

眉を下げて笑えば、ガイは更に狼狽え観念した様に言った。ヘラにお披露目会が終わるまで手を出す事を禁止されているのだと…。なんと?!あの頭の切れるヘラの事だ。一度手を出してしまったらガイが俺を抱き潰すとでも思っているのだろう。全然構わん!!ベッドの住人大歓迎!!

再び指を動かし始めるガイに俺の気持ちを伝えたい!!ヘラの事など気にせず抱いてしまえと…。

｢んっ…ヘラッ…んぁッ…!｣

急に指を増やすもんだから変な所で言葉が止まってしまった。ガイの動きがピタリと止まる。不思議に思ってガイを見ると世にも恐ろしい顔をして俺を睨みつけていた。震え上がりながらガイの様子を窺う。一体何が…。

｢俺以外の名前を呼んで喘ぐんじゃねぇ!!｣

怒り狂った様に唸り、かぶりつく様な激しいキスをされた。しかし俺は思う、最初にガイがヘラの名前を出したんじゃないか。俺はむしろガイの欲望を応援しようと思ってたのに…。そうして俺は意識が飛ぶまでガイの愛を思い知る事になった。まぁ好きな人にエロい事されたら嬉しいから別にいいんだけどね…。次こそガイのデカブツを拝ませて頂こう!!