最強付与術師の成長革命 追放元パーティから魔力回収して自由に暮らします。え、勇者降ろされた? 知らんがな

月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中

文字の大きさ
1 / 48
1巻

1-1

しおりを挟む



 1 急成長したんですが……?




 ある日の冒険者ギルドにて。

「無能付与術師ふよじゅつしアレン・ローウェン、貴様はこのパーティを追放だ」

 そう言い放ったのは、剣士であるナメップ・ゴーマン。
 僕の所属する冒険者パーティ、『月蝕げっしょく騎士団きしだん』のリーダーだ。

「一応、理由を聞いてもいいかな……?」
「はぁ? そんなことも言われなきゃわからねえのか? つくづく無能だな」

 僕の問いに一度ため息をついて、ナメップは続けた。

「いいか、お前は成長が見られねえ。だから追放だ。俺たちは今や一流の冒険者にまで成長した。その中で雑魚ざこなままなのはお前だけ。文句は言わせねえぜ?」
「そ、そんな……!」

 確かにナメップの言う通り、僕はみんなに比べて弱いままだ。
 だけどそれは、付与術師の性質上、仕方ないことでもある。
 付与術師はその名の通り、味方を強化して戦わせるジョブだ。
 自分で戦うわけじゃないから、どうしても自身の能力の成長は、遅くなってしまう。

「普通はさぁ、これだけ時間があればもっと成長してるはずでしょ? それなのにアレンはまったく……」
「くっ……エレーナまで……」

 追い打ちをかけるように僕をののしったのは、魔法使いのエレーナ・フォイルだ。
 彼女の言う通り、僕はいまだに弱い付与術しか使えない。
 おまけに魔力量も少ないままだから、付与をかける回数にもかなり制限がある。

「で、でも……! 僕は必死に成長しようと努力してきた……! だから……!」
「うるせえ! それだけ努力しても成長しねえから、無能なんだろうが!」
「う……」
「俺たちはちゃんと強くなってるのによぅ! 言い訳すんじゃねえ、カス!」

 僕はこれでも一応、みんなが休んでいる間にも修業をしていた。
 確かに、才能の違いを感じてしまうことはあった。
 でも、必死に努力しても、遊んでいる彼らに追いつけないなんて……
 僕はあれだけ頑張っていたのに……本当、世の中は理不尽りふじんだ。

「それに、そもそもあなたみたいな素人しろうと同然の付与術師なんていらないんですよ」
「えぇ……!?」

 僕の存在を真っ向から完全に否定してきたのは、賢者のマクロ・クロフォードという男だ。

「自分は戦わずに後ろで見ているだけなんて、卑怯者ひきょうもののすることですよ」
「そ、そんな……それが付与術師なのに……」
「あなたの微々たる強化を得たところで、我々にはなんの足しにもなりません」
「っく……」

 みんな今まで言わなかっただけで、ずっとそう思ってきたんだな……
 僕は悲しくて涙が出そうになる。
 これでも一応、みんなとは長い付き合いだ。
 みんな初心者から始めて、ともに成長してきた仲間だった。
 その成長に、僕は置いていかれてしまったわけだけど……

「ということだ、アレン。もうお前の成長を待ってられないんだわ。おとなしく田舎いなかに帰んな」

 ナメップはそう言って、僕をドンと押した。

「うぅ……!」

 僕はそれだけで吹き飛ばされ、倒れてしまう。
 すごい力だ。
 まるで何かに強化されているかのような……普通の人間はいくらきたえても、ここまでの力は得られないだろう。
 それだけナメップの才能と成長がすさまじいってことだ。
 そりゃあ、僕の成長の遅さに嫌気がさすのもうなずける。

「オイオイ、ちょっと押しただけだぜ? それで倒れられてもなぁ。まったく、非力な男だぜ」

 ナメップは倒れた僕を見て嘲笑あざわらった。

「さぁ、こんな雑魚はもう放っておいて、行きましょう? 私、お腹がすいたわ」
「お、そうだな」

 エレーナはナメップの腕に手をからませた。
 ああ……彼女も僕よりナメップのような強い男がいいんだ……

「それに、お前の代わりに、新しい付与術師も用意したからなぁ! 魔術師学校首席のエリート付与術師だ! お前のようなゴミの成長を待たなくても、元から優秀なやつを雇えばいいんだわ! しかもそいつは女だからなぁ! いろいろと使えるぜ!」
「っく……魔術師学校首席……!? そ、そんな人を……」

 本当にくやしくて、情けない。
 でも、僕はいくら努力しても成長できなかったんだから、仕方がない。
 物語の世界とは違って、現実はこうも厳しいものなのか。

「くそ……! 僕もしたい……! そしていつかみんなを見返してやりたい……!」


 ――こうして、僕はパーティを追放されてしまった。
 だが、僕たちはとんでもない勘違いをしていたことに、後から気づくことになる。
 まさか僕のしていただなんて――



 ――――――――――――――――――
 名前 アレン・ローウェン
 職業 付与術師
 男 16歳


 攻撃力  22
 防御力  27
 魔力   95
 魔法耐性 77
 敏捷   43
 運    32


 スキル一覧
 ・攻撃力強化こうげきりょくきょうか(微)
 ・防御力強化ぼうぎょりょくきょうか(微)
 ・魔力強化まりょくきょうか(微)
 ・属性強化ぞくせいきょうか(微)
 ・耐性強化たいせいきょうか(微)
 ・魔法耐性強化まほうたいせいきょうか(微)
 ・敏捷強化びんしょうきょうか(微)
 ・運強化うんきょうか(微)
 ――――――――――――――――――



 ◇


「ん……あれ……?」

 朝、チュンチュンという鳥の声と共に目覚めた僕は、誰もいないことに驚く。

「そっか……僕、追放されたのか……」

 昨日はあれから、宿に帰って死んだように眠ってしまった。
 さすがに仲間から嫌われるのは、精神的にもこたえる。

「なんで僕の強化はこんなに弱いんだ! くっそおおお!!」

 僕は怒りに任せて壁をなぐりつけた。
 ――ドン!

「いったぁ……!」

 しかし、自分の手を痛めただけで、なにも起こらない。
 今の僕は、それほど非力だった。

「悔しい……! よし、でも負けないぞ! もっと修業して、みんなを見返してやるんだ!」

 その日から僕は、付与術の修業を始めた。
 これまでにも強くなる努力は続けていた。
 休む仲間たちに付与をかけ続け、彼らが寝ている間にも僕は修業し続けていたんだ。
 しかし、それで強くなったのは彼らだけだった。
 とうの僕は、一向に強くならないまま……

「なにが悪いんだろう……? なにか根本的な理由があるはずだ!」

 僕は一から自分を鍛えなおすことにした。
 これまでとは違って、自分に強化をかけてみることにする。
 今までは、自分を強化するなんて、考えもしなかった。
 自分を強化しようとすると必要な魔力が余分に多くなるし、もともとの能力値が低い僕を強化するよりも、みんなを強化したほうが、効率がいいからだ。
 それに、僕が自分に付与術を使おうとすると、なぜかマクロが執拗しつように止めてきた。
 だけど、今はもう僕一人しかいない。

「戦うのは得意じゃない。けど、やるしかない……!」

 僕一人でも、強くならなくちゃいけないんだ!
 弱い付与術しか使えない僕が冒険者にこだわるのには、理由があった。
 それは、田舎の実家で待っている、病気の妹の存在だ。
 妹のサヤカを食わせるためにも、僕は大金をかせがなくちゃならない。
 そして冒険者がお金を稼ぐといえば、クエストだ。

「とりあえず、スライム狩りから始めるか」

 まさか自分でモンスターを狩ることになるなんて、思ってもみなかった。
 の能力が低かったからこそ、僕は付与術師の職を選んだんだ。
 きっと才能のない僕が、一人で強くなっていくには時間がかかる。
 スライムから始めて、徐々に強いモンスターを倒していかなきゃならない。
 だけど、あきらめるわけにはいかないんだ。
 古巣を追い出されたばかりの僕に、新しい仲間を求めようという気は、まだ起きなかった。


 ◇


 とりあえずスライム狩りのクエストを受けて、草原までやってきた。
 手ごろな剣も武器屋で購入し、戦う準備はばっちりだ。
 自分に付与をかけて、剣をにぎる。

「【攻撃力強化(微)】――!」

 ――シュン!
 唱えると、軽快な音とともに僕の身体にわずかな光が差す。

「よし、これで少しは戦える……かな?」

 そしてスライムに向かって攻撃……!
 何度か攻撃を当てると、ようやくスライムを倒すことができた。

「ピキー……!」
「なんとか倒せるって感じか……」

 我ながら、自分の弱さに嫌気がさす。
 素の攻撃力を成長させるには、こうやって何度も敵を倒す必要がある。
 他にも、たとえば魔力を成長させたい場合は、何度も魔法を使う。
 残念ながら僕の魔力は、これだけ付与術を使っても全然増えていないんだけどね……

「よし……! 次だ、次!」

 僕はその調子で、スライムをどんどん倒していった。
 付与術は基本、魔力の量の多寡たかにかかわらず、一定時間で効果が切れる仕組みになっている。
 それはどんなに偉大な付与術師でもそうだ。
 なので、定期的に付与のかけなおしをする。

「【攻撃力強化(微)】――!」

 そうやってスライムを倒しては一定時間おきに付与をして、戦っていく。
 いつの間にか、日がかげり、空が暗くなりはじめていた。

「よし、今日はそろそろ終わりにするか……」

 一日かけて、五十匹くらいのスライムを倒した。
 しかし、ほとんど強くなった気がしない。
 まあ、最初のうちはスライム一匹倒すのに、五、六発はかかっていた。
 今では四発くらいで倒せるようになってきたから、少しは成長しているのだろうけど……

「はぁ……この調子じゃあ、ゴブリンなんて倒せるのはいったいいつになるんだ……?」

 ナメップたちはもっとすぐに成長していたっていうのに……
 まあ、僕のもともとの攻撃力が低いから、しかたないのかな。
 素の能力が低いってことは、才能がないってことだ。
 だから僕の攻撃力の成長が、緩やかになるのは当然だ。
 ナメップはスライムくらい、最初から一撃で倒せていたしね。

「これが才能の違いってやつなのか……」

 それに、【攻撃力強化(微)】は、もともとの攻撃力を強化する効果の付与術だ。
 だから、元の攻撃力が高いほうが、当然強化幅も増える。
 確か、文献によると、攻撃力を1・2倍にするとかだったかな。
 まあ、本当に微々たる強化だから、追い出されてしまったわけだけど……

「これじゃあ、ナメップの言う通りだよなぁ。くそ」

 僕が付与術でちまちま強化するよりも、
【攻撃力強化(中)】を覚えようにも、僕の魔力があまりにも少ないせいで、それもできない。
 新しい付与術を習得するには、余った魔力をささげる必要がある。
 一晩寝れば魔力は回復するけど、僕の場合はそもそもが足りないのだ。

「くよくよしていても仕方がない! 僕は僕で頑張るだけだ!」

 この日はそのまま、また死んだように眠ってしまった。
 一日中付与術を使っていたので、魔力が底をついてくたくただ。
 初めて自分で武器を持って戦ったので、全身が筋肉痛だった。
 明日はもう少しだけ強くなれるといいな――


 ◇


 それから、次の日も僕は同じようにスライムを倒し続けた。
 魔力量の都合で、一日に使える付与の回数には限りがある。
 なので、付与は【攻撃力強化】だけにしぼって使った。
 しばらく倒していると、昼頃にはスライムを一撃で倒すことができるようになっていた。

「やったぁ……! 案外僕には剣の才能があったのか……!?」

 もしかしたら、付与術を選んだのは間違いだったのか?
 この成長の早さは、そうとしか思えない。
 それからまた次の日、今度はゴブリンにいどんで、倒せるようになった。
 そのまた次の日はゴーレム、というふうに、とんとん拍子びょうしに強くなっていく。
 これじゃあ、まるで冒険者を始めたばかりの――じゃないか。
 そして、ようやく僕は気が付いた。

「あれ……? さすがにこれ、おかしくないか……?」

 いくらなんでも、成長が早すぎる。
 あれだけ魔力総量が成長しなかった僕が、攻撃力に関しては短期間で面白いように伸びている。
 こんなこと、絶対にありえない。
 ステータスの中でも特に攻撃力が低かった僕に、攻撃力成長の才能なんて、あるはずがないんだ。
 あわてて、僕は自分のステータスを確認する。
 すると、そこには驚くほど急成長した攻撃力のあたいが書かれていた。

「ほ、本当にどういうこと……!?」



 ――――――――――――――――――
 名前 アレン・ローウェン
 職業 付与術師
 男 16歳


 攻撃力  113
 防御力  27
 魔力   98
 魔法耐性 77
 敏捷   43
 運    32
 ――――――――――――――――――



「攻撃力113!? わ、わけがわからない……!」

 ほんの数日前まで22しかなかった僕の攻撃力が、113まで伸びている。
 こんなの、天才じゃないとありえない。
 今まで僕はほとんど戦ってこなかったから、僕が攻撃の天才である可能性がないわけではない。
 だけど、そんなの……ありえるか?

「おかしい……これは検証してみる必要がありそうだ」

 そう考えた僕は、試しにしばらくのあいだ【攻撃力強化(微)】を使わないで狩りをしてみた。
 すると、いくらモンスターを倒しても、ステータスが一向に上がらなかった。
 ってことは……
 もしかして、この急激な成長は僕の付与術のせいなのか……?
 だとしたら、すべてがくつがえる。
 でも、なんで……?
 そこで僕は、ある数字の関係性に注目した。
 22と113――攻撃力の値だ。
 地面に数字を書いて、計算してみる。

「えーっと、22を1・2倍すると26・4で……」

 そうして何度か1・2をかけて計算を続けると……

「……113・515168。端数を除けばちょうど113……か」

 となると、まさか……これは全部僕の付与術による強化なのか!?
 僕の攻撃力は、修業によって上がったわけではなく、全部付与術のせいってこと!?
 でも、それならこの短期間での異常な強化にも納得が……
 いや、やっぱりおかしい。
 どんな高名な賢者が使っても、付与術は必ず一定時間で解除されるはずなのだ。

「まさか僕だけ付与術が永続的に積み重ねられるってこと……? いや、そんな馬鹿ばかな……はは……」

 自分で言っていて、笑えてくる。
 万が一にも考えもしなかったことだ。
 そのせいで、僕は今まで一度も気づかなかった。

「この能力って……最強なんじゃ……?」

 もし僕の付与術が永続的なものならば、それは無限の成長を意味する。
 魔力がある限り、いくらでもステータスを上げ続けることができるじゃないか。

「じゃあ、昨日までに強化した分が全部残っているせいで、僕の魔力は少なかったのか……?」

 あれだけ付与術を何度も使った割に、全然魔力が増えなかった。
 その原因はこの永続強化にあるんじゃないか……?
 そう考えた僕は、推測を重ねる。
 魔力を他のステータスに変えて他人に付与する。
 これが付与術の本質だ。
 あくまで魔力を他人に付与しているだけなのだ。
 付与が解除されなかったら、当然その分の魔力は対象の身体に残ったままになる。
 魔力は基本、有限だ。
 降っていてくるようなものじゃない。
 それが解除されて一度自然界に戻ることで、はじめて魔力が回復する。
 魔力とは、そういう循環する仕組みになっているのだ。

「じゃあ、この……付与術を解除したりなんかしたら……ゴクリ……どうなるんだ……?」

 そう思いついたからには、試してみないわけにはいかない。
 勝手に解除されないのなら、自分の意思で解除してみるしかないだろう。
 もし本当に重ねがけされている付与を解除できたりなんかしたら、僕のこの付与術が永続的なものだっていう証拠にもなる。

「でも、どうやってやるんだ? いや、とりあえずやってみるしかない!」

 付与術は、自分で解除することもできる。
 放っておいても時間で解除されるので、普通はまったく使わないんだけどね……
 魔力暴走のような危険な状態におちいった場合でもなければ、わざわざそんなことはしない。
 だけど、それと同じ要領で解除できるのなら……

「えい……! 付与解除……!」

 僕がそう唱えると――
 ――ズリュリュリュリュリュリュ……!!!!
 ――ズオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
 様々な方向から、僕の体内へ魔力が流れ込んできた。
 まるで洪水のように、魔力の波に呑み込まれる。


「うわあああああああああああああああああ!?!?!?!?」

 軽いくらみに襲われる。
 しばらくして、ようやく意識がはっきりしてきた。

「これで……戻ったのか……?」

 半信半疑なまま、僕は再び自分のステータスを開いた。

「うえええええええええっ!?!?!?!? んなにこれぇ……!?」



 ――――――――――――――――――
 名前 アレン・ローウェン
 職業 付与術師
 男 16歳


 攻撃力  22
 防御力  27
 魔力   58298
 魔法耐性 77
 敏捷   43
 運    32
 ――――――――――――――――――


しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。

アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。 それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。 するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。 それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき… 遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。 ……とまぁ、ここまでは良くある話。 僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき… 遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。 「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」 それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。 なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…? 2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。 皆様お陰です、有り難う御座います。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜

あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」 貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。 しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった! 失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する! 辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。 これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜

霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!! 「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」 回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。 フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。 しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを…… 途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。 フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。 フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった…… これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である! (160話で完結予定) 元タイトル 「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強

こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」  騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。  この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。  ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。  これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。  だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。  僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。 「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」 「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」  そうして追放された僕であったが――  自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。  その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。    一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。 「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」  これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。