14 / 22
彼といる時間
しおりを挟む
何とか勇気を、橋の下まで移動させることができた。
橋の下は影になっており、街灯の届かない川辺でも、さらに暗い場所だった。
あたしは、勇気と密着すると、彼の上着を2人の肩にかけ、コンクリートの壁にもたれ、座った。本当は、家に帰らないといけないけど、勇気をほっておくことはできなかった。
しばらくすると、町子達が目を覚ました。
「高橋くん!」
町子はすぐに倒れている高橋に気づくと、慌てて駆け寄った。
町子以外の女の子が、携帯で呼んだのだろう。
しばらくすると、土手に救急車がやっと来て、担架で運ばれる高橋の姿が見えた。
そんな出来事も、あたしには、遠い世界のことのように思えた。ただ自分にもたれかかる勇気の重さと、温かさだけが…今のあたしのリアルだった。
早いようで、長いような時間が過ぎ、いつのまにか…あたしも寝てしまった。
次に目覚めたのは、昇った朝日が川の向こうから、橋の下に射し込んだ時だった。
横からの日射しの眩しさに、目を開けた時、あたしの目の前だけが暗かった。
あたし達の前に、誰かが立っていたからだ。
その人の影が、あたしの顔を上げた瞬間、あたしの視界を遮った。
「!?」
やがて、慣れてくる目と目覚めていく頭が、目の前に立つ人物を認識させた。
「メグ?」
あたしと勇気の前に立っていたのは、メグだった。
「おはよう」
メグはあたしを見下ろしながら、呟くように言った。
「おはよう」
逆光の為、はっきりとメグの顔は見えなかった。
だけど、メグの視線があたしより、隣で眠る勇気に向けられているのが、わかった。
「あっ!あのね~」
はっとして、何とか言い訳をしょうとするけど、どう説明していいのかわからない。
軽くパニックるあたしを無視するように、メグは顔をあたし達からそらすと、歩き出した。
「め、メグ?」
メグは足を止めることなく、橋の下から出ていく。
「メグ!」
あたしが叫ぶと、メグはやっと足を止めた。
だけど、振り向くことなく、
「まだ…時間はあるけど…学校遅れないでね」
それだけ言うと、土手を上がっていた。
「メグ!」
立ち上がって、追いかけようとしたけど、あたしの肩に寄りかかる勇気の存在を思い出した。
「ううう…」
軽く寝返りをうつ勇気を起こす訳には、いかなかった。あたしはただ…遠ざかるメグの姿を見送った。
土手を上がると、歩道はすぐである。らに橋を渡ると、学校も近い。
「どうでしたか?君達のアダムとイブの様子は」
メグを待っていたように、歩道の上にユウヤがいた。
「…」
メグは、ちらっとだけユウヤを見ると、 無表情のまま横を通り過ぎた。
そんなメグの反応に、楽しそうにニヤリと笑うと、ユウヤは振り返った。
「愛する男が、他の女と一夜をともにした。その現場を生で見て、どうでしたか?――ハハハ!」
高笑いすると、そのまま言葉を続けた。
「だけど!これは、決まっていたことだ。あなたが、どんなに策を練ろうが、運命を変えられない」
「…」
メグは決して振り返ることなく、見えないように唇だけを噛みしめながら、歩き続けた。
「せっかく、時をこえて来たのにね。残念だ」
その言葉に、メグは足だけを止めた。
深呼吸した後、
「先生」
「何かな?」
改まった感じのするメグの口調に、ユウヤは笑みを止めた。
少し間をあけてから、メグは口元に微笑をたたえながら、言った。
「あまり寄り道ばかりしていますと、学校に遅れますよ」
その言葉に、ユウヤは片眉を上げ、
「心配してくれて、ありがとう」
メグの背中に軽く頭を下げた。
そして、頭を上げた時には、メグの姿は歩道から消えていた。
ユウヤは舌打ちすると、周囲を確認してから、毒づいた。
「たかが…ミュータントごときが、舐めよって」
ユウヤは前方を睨みながら、歩き出した。
「いくぞ」
すると、川と反対側の草むらから、銃を構えた実習生達が出てきた。
彼らは、ユウヤの後について、歩き出した。
「メグ…」
あたしは、勇気の呼吸を感じながら、目をつぶった。
あの子を探しに来たのに…あたしは勇気といた。
あの子に、高橋くんのことを言われたのに、あたしは勇気といる。
だけど、後ろめたい気持ちはなかった。
それが、あたしの答えだから。
今日、学校に行ったら、 メグに伝えよう…すべてを。
あたしに、好きな人ができたことを。
その人は…普通じゃないけど、大好きなんだと。
そうメグに伝えたかった。
朝焼けが少し落ち着くと、またあたしはうとうとと…眠りに入ってしまった。
それから数分後、勇気が目を覚ました。
「ここは…?」
勇気は場所を確認するよりも早く、隣にあたしがいることに驚いた。
思わず飛び上がりかけたけど、あたしが寝ていることに気づくと、勇気はそっと立ち上がった。
「情けない…」
勇気は拳を握りしめると、力を確認した。
フル回復はしていないが、超能力は使えそうだ。
勇気は、橋の下で壁にもたれ眠るあたしに頭を下げた。
そして、しゃがむと、2人で使っていた上着をあたしにかけ直した。
「こんなはずじゃなかっんだけど」
勇気は、あたしの寝顔を見つめながら 、
「こんな危険な目に、会わすはずもなかったのに」
わなわなと体を振るわせた。
「ごめん」
勇気はまた…頭を下げた。
ゆっくりと頭を上げると、勇気はあたしに背を向けて、歩き出そうとした。
「ああ、あのお~」
あたしは目を開けて、慌てて勇気に声をかけた。
本当は、少し前から目を覚ましていたんだけど、あたしに頭を下げる勇気の言葉に、目を開けるタイミングがわからなかったのだ。
だけど、絶対に伝えなればならないことがあった。
「あ、あたし!」
あたしは立ち上がった。
勇気は驚きながら、振り返った。
「あ、あ、ありがとう!いつも助けてくれて」
そうよ。 勇気は、何度もあたしを助けてくれた。
それなのに、謝るなんて…。あたしには、感謝しかない。
「ありがとう!本当にありがとう…」
その気持ちを伝えたくって何度も、何度も、あたしは言った。
「ありがとう…」
そう言いながら、あたしの目に涙が滲んできた。
感謝の気持ちと…もしかしたら、あたしのせいで、勇気を危険にしてるんじゃないかという思いが、涙となって、あたしの頬に流れた。
その涙を見て、勇気はとても驚きながらも、あたしに近づき、ズボンのポケットからハンカチを取り出した。
そして、あたしの涙を拭ってくれた。
「俺の方こそ、ありがとう」
「あ…」
お礼を言われると、また涙が溢れてきた。
そんなあたしに、少し困ったような顔をした勇気。
「ごめんなさい」
あたしは、勇気から少し離れた。
そして、指で涙を拭った。ハンカチを出す余裕なんてなかった。
そんなあたしに、勇気は微笑んだ。
無理矢理かもしれないけど、優しい勇気の微笑みに、あたしは心を奪われた。
しばらく勇気を見つめてしまうあたしと、そんなあたしを見守る勇気。
無言の時が、朝の清々しい空気の中で流れていった。
今…何時かはわからない。
携帯で確認したらいいんだけど、そんな余裕もない。
多分7時くらいだろうか。
橋の上を行き交う車の数が、増えてきた。
橋の下は、静寂から程遠くなってきた。
だけど、そんな喧騒も、あたしの耳には入らない。
勇気の目を見つめながら、あたしは少しずつ、勇気に聞かなければならないことがあることに、気づいた。
あたしは、緊張しドキドキしている鼓動をおさえて、勇気に向かって、口を開いた。
「あなたに、ききたいことがあります」
あたしはぎゅっと胸を握りしめ、一度唇をきゅっと引き締めた後、
「高橋くんが言った…運命って、何です。あなたが、ミュータントという超能力者だということは、わかりました。だけど!」
あたしは声を荒げた。
「あなたはどうして、あたしを助けてくれるんですか?あなたは、一体…どこから来たのですか?」
あたしの質問に、勇気は目を瞑り…少しだけ考え込んだ後、おもむろに口を開いた。
「俺は…」
一度言葉を切った後、真実を告げた。
「未来から来た。君の運命を変える為に」
橋の下は影になっており、街灯の届かない川辺でも、さらに暗い場所だった。
あたしは、勇気と密着すると、彼の上着を2人の肩にかけ、コンクリートの壁にもたれ、座った。本当は、家に帰らないといけないけど、勇気をほっておくことはできなかった。
しばらくすると、町子達が目を覚ました。
「高橋くん!」
町子はすぐに倒れている高橋に気づくと、慌てて駆け寄った。
町子以外の女の子が、携帯で呼んだのだろう。
しばらくすると、土手に救急車がやっと来て、担架で運ばれる高橋の姿が見えた。
そんな出来事も、あたしには、遠い世界のことのように思えた。ただ自分にもたれかかる勇気の重さと、温かさだけが…今のあたしのリアルだった。
早いようで、長いような時間が過ぎ、いつのまにか…あたしも寝てしまった。
次に目覚めたのは、昇った朝日が川の向こうから、橋の下に射し込んだ時だった。
横からの日射しの眩しさに、目を開けた時、あたしの目の前だけが暗かった。
あたし達の前に、誰かが立っていたからだ。
その人の影が、あたしの顔を上げた瞬間、あたしの視界を遮った。
「!?」
やがて、慣れてくる目と目覚めていく頭が、目の前に立つ人物を認識させた。
「メグ?」
あたしと勇気の前に立っていたのは、メグだった。
「おはよう」
メグはあたしを見下ろしながら、呟くように言った。
「おはよう」
逆光の為、はっきりとメグの顔は見えなかった。
だけど、メグの視線があたしより、隣で眠る勇気に向けられているのが、わかった。
「あっ!あのね~」
はっとして、何とか言い訳をしょうとするけど、どう説明していいのかわからない。
軽くパニックるあたしを無視するように、メグは顔をあたし達からそらすと、歩き出した。
「め、メグ?」
メグは足を止めることなく、橋の下から出ていく。
「メグ!」
あたしが叫ぶと、メグはやっと足を止めた。
だけど、振り向くことなく、
「まだ…時間はあるけど…学校遅れないでね」
それだけ言うと、土手を上がっていた。
「メグ!」
立ち上がって、追いかけようとしたけど、あたしの肩に寄りかかる勇気の存在を思い出した。
「ううう…」
軽く寝返りをうつ勇気を起こす訳には、いかなかった。あたしはただ…遠ざかるメグの姿を見送った。
土手を上がると、歩道はすぐである。らに橋を渡ると、学校も近い。
「どうでしたか?君達のアダムとイブの様子は」
メグを待っていたように、歩道の上にユウヤがいた。
「…」
メグは、ちらっとだけユウヤを見ると、 無表情のまま横を通り過ぎた。
そんなメグの反応に、楽しそうにニヤリと笑うと、ユウヤは振り返った。
「愛する男が、他の女と一夜をともにした。その現場を生で見て、どうでしたか?――ハハハ!」
高笑いすると、そのまま言葉を続けた。
「だけど!これは、決まっていたことだ。あなたが、どんなに策を練ろうが、運命を変えられない」
「…」
メグは決して振り返ることなく、見えないように唇だけを噛みしめながら、歩き続けた。
「せっかく、時をこえて来たのにね。残念だ」
その言葉に、メグは足だけを止めた。
深呼吸した後、
「先生」
「何かな?」
改まった感じのするメグの口調に、ユウヤは笑みを止めた。
少し間をあけてから、メグは口元に微笑をたたえながら、言った。
「あまり寄り道ばかりしていますと、学校に遅れますよ」
その言葉に、ユウヤは片眉を上げ、
「心配してくれて、ありがとう」
メグの背中に軽く頭を下げた。
そして、頭を上げた時には、メグの姿は歩道から消えていた。
ユウヤは舌打ちすると、周囲を確認してから、毒づいた。
「たかが…ミュータントごときが、舐めよって」
ユウヤは前方を睨みながら、歩き出した。
「いくぞ」
すると、川と反対側の草むらから、銃を構えた実習生達が出てきた。
彼らは、ユウヤの後について、歩き出した。
「メグ…」
あたしは、勇気の呼吸を感じながら、目をつぶった。
あの子を探しに来たのに…あたしは勇気といた。
あの子に、高橋くんのことを言われたのに、あたしは勇気といる。
だけど、後ろめたい気持ちはなかった。
それが、あたしの答えだから。
今日、学校に行ったら、 メグに伝えよう…すべてを。
あたしに、好きな人ができたことを。
その人は…普通じゃないけど、大好きなんだと。
そうメグに伝えたかった。
朝焼けが少し落ち着くと、またあたしはうとうとと…眠りに入ってしまった。
それから数分後、勇気が目を覚ました。
「ここは…?」
勇気は場所を確認するよりも早く、隣にあたしがいることに驚いた。
思わず飛び上がりかけたけど、あたしが寝ていることに気づくと、勇気はそっと立ち上がった。
「情けない…」
勇気は拳を握りしめると、力を確認した。
フル回復はしていないが、超能力は使えそうだ。
勇気は、橋の下で壁にもたれ眠るあたしに頭を下げた。
そして、しゃがむと、2人で使っていた上着をあたしにかけ直した。
「こんなはずじゃなかっんだけど」
勇気は、あたしの寝顔を見つめながら 、
「こんな危険な目に、会わすはずもなかったのに」
わなわなと体を振るわせた。
「ごめん」
勇気はまた…頭を下げた。
ゆっくりと頭を上げると、勇気はあたしに背を向けて、歩き出そうとした。
「ああ、あのお~」
あたしは目を開けて、慌てて勇気に声をかけた。
本当は、少し前から目を覚ましていたんだけど、あたしに頭を下げる勇気の言葉に、目を開けるタイミングがわからなかったのだ。
だけど、絶対に伝えなればならないことがあった。
「あ、あたし!」
あたしは立ち上がった。
勇気は驚きながら、振り返った。
「あ、あ、ありがとう!いつも助けてくれて」
そうよ。 勇気は、何度もあたしを助けてくれた。
それなのに、謝るなんて…。あたしには、感謝しかない。
「ありがとう!本当にありがとう…」
その気持ちを伝えたくって何度も、何度も、あたしは言った。
「ありがとう…」
そう言いながら、あたしの目に涙が滲んできた。
感謝の気持ちと…もしかしたら、あたしのせいで、勇気を危険にしてるんじゃないかという思いが、涙となって、あたしの頬に流れた。
その涙を見て、勇気はとても驚きながらも、あたしに近づき、ズボンのポケットからハンカチを取り出した。
そして、あたしの涙を拭ってくれた。
「俺の方こそ、ありがとう」
「あ…」
お礼を言われると、また涙が溢れてきた。
そんなあたしに、少し困ったような顔をした勇気。
「ごめんなさい」
あたしは、勇気から少し離れた。
そして、指で涙を拭った。ハンカチを出す余裕なんてなかった。
そんなあたしに、勇気は微笑んだ。
無理矢理かもしれないけど、優しい勇気の微笑みに、あたしは心を奪われた。
しばらく勇気を見つめてしまうあたしと、そんなあたしを見守る勇気。
無言の時が、朝の清々しい空気の中で流れていった。
今…何時かはわからない。
携帯で確認したらいいんだけど、そんな余裕もない。
多分7時くらいだろうか。
橋の上を行き交う車の数が、増えてきた。
橋の下は、静寂から程遠くなってきた。
だけど、そんな喧騒も、あたしの耳には入らない。
勇気の目を見つめながら、あたしは少しずつ、勇気に聞かなければならないことがあることに、気づいた。
あたしは、緊張しドキドキしている鼓動をおさえて、勇気に向かって、口を開いた。
「あなたに、ききたいことがあります」
あたしはぎゅっと胸を握りしめ、一度唇をきゅっと引き締めた後、
「高橋くんが言った…運命って、何です。あなたが、ミュータントという超能力者だということは、わかりました。だけど!」
あたしは声を荒げた。
「あなたはどうして、あたしを助けてくれるんですか?あなたは、一体…どこから来たのですか?」
あたしの質問に、勇気は目を瞑り…少しだけ考え込んだ後、おもむろに口を開いた。
「俺は…」
一度言葉を切った後、真実を告げた。
「未来から来た。君の運命を変える為に」
0
あなたにおすすめの小説
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
予言姫は最後に微笑む
あんど もあ
ファンタジー
ラズロ伯爵家の娘リリアは、幼い頃に伯爵家の危機を次々と予言し『ラズロの予言姫』と呼ばれているが、実は一度殺されて死に戻りをしていた。
二度目の人生では無事に家の危機を避けて、リリアも16歳。今宵はデビュタントなのだが、そこには……。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる