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第9話初部員(仮)
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何とか慣れないイベントを終えた僕は午後の授業を精神的にぎりぎりで終わらせ、ようやく放課後に逃げ出すように教室を脱出した。
「ふぅ……昼は焦ったな」
部室の扉を開け、僕は中にいるクマさんに軽く手を上げて挨拶する。
図書館で借りてきた本を机の上に置くと、コクリとクマさんが頭を下げた。
さて今日は特に頑張ったから、気合を入れて紅茶を入れてやるとしよう。
今日は茶葉からブレンドしてみるのもいいかもしれない。
紅茶の香りで気分が上がってきた僕は、本日のおやつのマカロンを用意して、カップと共に並べるとまずは香りを楽しんだ。
「うん……素晴らしい。一服したら一箱組んでしまおうか?」
で、プラモである。
ただすぐさま接着用の溶剤に手をかけた僕を見て、白が姿を現した。
「こいつは……。今しがた自分で素晴らしいと言った匂いを溶剤で台無しにしていることに気が付いているのだろうか?」
「わかっていてもやらずにはいられない。業が深いとは思う」
「なんだろなー」
世間話をしながら目星をつけていたキットを取りだしていると、教室の扉がノックされて僕は動きを止めざるを得なかった。
「失礼します」
扉がガラッと開き、入ってきたのはもちろん神木さんだった。
まぁ予想はしていたことである。
「いらっしゃい。よく来たね」
心の準備はできている。
僕は来客用のソファーに神木さんを案内し、手早くテーブルにお茶を用意した。
茶菓子のマカロンも忘れずに。
色合いにこだわった皿を目にした神木さんはほんのちょっぴりうれしそうだ。
眉間の皺が少しだけ穏やかになったのなら、お茶の入れがいもあるというモノだった。
「粗茶ですが」
「あ、ありがとう。でもなんで学校にマカロンが?」
「買ってきたからです。甘党なんだ」
しかし神木さんはお茶もお菓子にも手を付けずにジッとこちらを見ていた。
僕はため息を吐き、いくらか昼休みよりは気楽に神木さんに問いかけた。
「しかし……次の日に教室で無理して話しかけなくてもいいのに」
「人となりが知りたくって。……冷静になると昨日はひどいものだったし」
「なるほど……そりゃそうだ」
まったくその判断は正しい。
実際神木さんの中で僕の不審人物度合いは、急上昇しているはずだ。
そう言う意味では放課後に部室で二人で話すよりは、教室の方が幾分安心感があるか。
思わず心底納得してしまっている僕に、神木さんは慌てて付け加えた。
「いや、でも本当に助かったから、お礼だけは早く言っておきたくって。改めてありがとうございました」
一日置いたことでむしろ頭の中が整理されて、まずはきっちりとお礼を言わなければならないと焦らせる結果になったということか。
コミュニケーションって難しい。
僕は頭を横に振って、マカロンを先に一つ摘まんだ。
「そもそも礼を言われるようなことでもないんだ。昨日のアレは」
「それでもすごく助かったから。これから話だって聞きたいし」
神木さんにしてみれば何をおいても話を聞いておきたいところなのは理解できる。
そう言うことなら仕方がないかと、僕は続きを促した。
「そうか。……それじゃあ例えば何が聞きたい?」
そう聞き返すと神木さんは僕の目をしっかりと見て、身を乗りだした。
「私は妖怪へのきちんとした対処法が知りたいんだ」
なるほど、それはすごく真っ当な要求だ。
対処法というと、僕でも力になれることがあるかもしれない。
僕はうむと重々しく頷いた。
「なるほど。見える人間は妖怪がらみのトラブルは多いもんなぁ」
「うん。実際気が気じゃないよ。今だってアイツが戻って来るんじゃないかってひやひやしてる」
神木さんは深いため息をついた。
「それは大丈夫だとは思うけど……やっぱり心配?」
「そりゃあそうだよ。だってあいつ、前に住んでたところからずっとついてきたみたいで」
「悪質なストーカーだなぁ。妖怪は警察とかに通報するわけにもいかないから厄介だよね」
「そう! そうなの! いつもは塩でしばらく追っ払えるんだけど、本当にしつこくって! 前いたところでも周りの人に大分迷惑かけちゃった……」
よほどひどい目にあったのか、シュンと悲しげな表情を浮かべる神木さんを見ただけで、後は推して知るべしと言った感じだった。
「そう言うことなら僕も力になれるかもしれない。これからこの土地の妖怪にもたくさん会うだろうけど、なるべくいい関係を結べるように僕も気を付けておくから」
だが僕がそう口にすると神木さんは固まった。
「え?」
「え?」
声に出して二人して首を傾げる。
「関係って……妖怪と?」
「そうだよ。妖怪だっていい奴も悪い奴もいるからさ。僕もそれなりに顔は広いから、信用できる妖怪は紹介するよ」
人間好きな奴は意外と多い。
さて誰を紹介するかと考えていたが、神木さんは妙な表情のまま僕を見ていた。
「いや、そう言うことではなく。……なんで私に妖怪を紹介するの?」
「え? 対処法が欲しいんでしょ?」
「うん」
なんとなく噛み合っていない感じだった。
神木さんの顔には疑念が浮かんでいたが、僕の思う対処法はこうだ。
「だって妖怪は見える人少ないんだから、気にかけられるのは妖怪だけでしょ? 不審者と会った時の対処法なんて、人間も妖怪も大差ないよ。まずは人気の多いところで助けを求めるのが簡単で確実だから」
「……言われてみれば確かに」
目からうろこを落としそうな神木さんである。
「ちなみに……神木さんはどんな感じの事を考えてた?」
「……こう、対妖怪用の術的な何か?」
しどろもどろな態度の神木さんを見ていて、僕はなんだかピンときた。
「あー……なるほどなぁ。護身術的な方法かな? ひょっとしてブワーッと妖怪やっつける術みたいなの期待されてた?」
かなりマイルドに表現してみると、神木さんは赤くなって俯いた。
「です……」
そう言うことらしい。
ハハハと渇いた笑いがお互いに漏れる。
僕の方としては、どうにもそっち方面で期待に応えられる気はしない。
それに色々見られている以上誤解を解く時間も必要そうである。
「まぁ……神木さんも転校したばっかりで色々忙しいだろうから、意識のすり合わせはボチボチやっていこう」
「うん」
ともあれ、やり方なんていくらでもあるの確かなことなのだ。
外敵に関して、護身という考え方はハイリスクだが至極正攻法ではある。
この手の事は、事情だけ聴いて性に合うようにやるしかない。
となると神木さんが模型部に所属する意味はあまりないのは間違いなかった。
だから僕は残念だが、こう言わざるをえなかった。
「だから……無理に部活にも入らなくってもいいよ? 同じクラスならどうとだって話せるだろうし」
僕が結構重要なところを切り出すと、神木さんはそうだったとカバンの中からプリントを一枚取り出し、僕の前に置いた。
「……そうそう。私、模型部に入ろうと思って!」
差し出された名前の入った入部届を見て、僕は神木さんと差し出されたプリントを見比べる。
そこには確かに入部届とあって、記入事項はすでに埋められていた。
「えーっと……あんまり急いで決める必要ないと―――」
「いや! 確かに初心者だけどこれから覚えます! 」
「……」
セリフにかぶせ気味に念押ししてくる神木さんの目は血走っていた。
神木さんは文字通り必死の形相である。
何が何でもこの糸口を逃すまいと言う硬い意志はちょっとやそっとで揺らぐ気配はなかった。
なるほどなるほど、そう来たか。
そんなに無理することなんて何もないのだが、門を開いている以上は部長としてはこう言うしかない。
「……ようこそ。模型部に」
「よろしくお願いします!」
僕は葛藤しながらもひとまず入部届を受け取った。
「ふぅ……昼は焦ったな」
部室の扉を開け、僕は中にいるクマさんに軽く手を上げて挨拶する。
図書館で借りてきた本を机の上に置くと、コクリとクマさんが頭を下げた。
さて今日は特に頑張ったから、気合を入れて紅茶を入れてやるとしよう。
今日は茶葉からブレンドしてみるのもいいかもしれない。
紅茶の香りで気分が上がってきた僕は、本日のおやつのマカロンを用意して、カップと共に並べるとまずは香りを楽しんだ。
「うん……素晴らしい。一服したら一箱組んでしまおうか?」
で、プラモである。
ただすぐさま接着用の溶剤に手をかけた僕を見て、白が姿を現した。
「こいつは……。今しがた自分で素晴らしいと言った匂いを溶剤で台無しにしていることに気が付いているのだろうか?」
「わかっていてもやらずにはいられない。業が深いとは思う」
「なんだろなー」
世間話をしながら目星をつけていたキットを取りだしていると、教室の扉がノックされて僕は動きを止めざるを得なかった。
「失礼します」
扉がガラッと開き、入ってきたのはもちろん神木さんだった。
まぁ予想はしていたことである。
「いらっしゃい。よく来たね」
心の準備はできている。
僕は来客用のソファーに神木さんを案内し、手早くテーブルにお茶を用意した。
茶菓子のマカロンも忘れずに。
色合いにこだわった皿を目にした神木さんはほんのちょっぴりうれしそうだ。
眉間の皺が少しだけ穏やかになったのなら、お茶の入れがいもあるというモノだった。
「粗茶ですが」
「あ、ありがとう。でもなんで学校にマカロンが?」
「買ってきたからです。甘党なんだ」
しかし神木さんはお茶もお菓子にも手を付けずにジッとこちらを見ていた。
僕はため息を吐き、いくらか昼休みよりは気楽に神木さんに問いかけた。
「しかし……次の日に教室で無理して話しかけなくてもいいのに」
「人となりが知りたくって。……冷静になると昨日はひどいものだったし」
「なるほど……そりゃそうだ」
まったくその判断は正しい。
実際神木さんの中で僕の不審人物度合いは、急上昇しているはずだ。
そう言う意味では放課後に部室で二人で話すよりは、教室の方が幾分安心感があるか。
思わず心底納得してしまっている僕に、神木さんは慌てて付け加えた。
「いや、でも本当に助かったから、お礼だけは早く言っておきたくって。改めてありがとうございました」
一日置いたことでむしろ頭の中が整理されて、まずはきっちりとお礼を言わなければならないと焦らせる結果になったということか。
コミュニケーションって難しい。
僕は頭を横に振って、マカロンを先に一つ摘まんだ。
「そもそも礼を言われるようなことでもないんだ。昨日のアレは」
「それでもすごく助かったから。これから話だって聞きたいし」
神木さんにしてみれば何をおいても話を聞いておきたいところなのは理解できる。
そう言うことなら仕方がないかと、僕は続きを促した。
「そうか。……それじゃあ例えば何が聞きたい?」
そう聞き返すと神木さんは僕の目をしっかりと見て、身を乗りだした。
「私は妖怪へのきちんとした対処法が知りたいんだ」
なるほど、それはすごく真っ当な要求だ。
対処法というと、僕でも力になれることがあるかもしれない。
僕はうむと重々しく頷いた。
「なるほど。見える人間は妖怪がらみのトラブルは多いもんなぁ」
「うん。実際気が気じゃないよ。今だってアイツが戻って来るんじゃないかってひやひやしてる」
神木さんは深いため息をついた。
「それは大丈夫だとは思うけど……やっぱり心配?」
「そりゃあそうだよ。だってあいつ、前に住んでたところからずっとついてきたみたいで」
「悪質なストーカーだなぁ。妖怪は警察とかに通報するわけにもいかないから厄介だよね」
「そう! そうなの! いつもは塩でしばらく追っ払えるんだけど、本当にしつこくって! 前いたところでも周りの人に大分迷惑かけちゃった……」
よほどひどい目にあったのか、シュンと悲しげな表情を浮かべる神木さんを見ただけで、後は推して知るべしと言った感じだった。
「そう言うことなら僕も力になれるかもしれない。これからこの土地の妖怪にもたくさん会うだろうけど、なるべくいい関係を結べるように僕も気を付けておくから」
だが僕がそう口にすると神木さんは固まった。
「え?」
「え?」
声に出して二人して首を傾げる。
「関係って……妖怪と?」
「そうだよ。妖怪だっていい奴も悪い奴もいるからさ。僕もそれなりに顔は広いから、信用できる妖怪は紹介するよ」
人間好きな奴は意外と多い。
さて誰を紹介するかと考えていたが、神木さんは妙な表情のまま僕を見ていた。
「いや、そう言うことではなく。……なんで私に妖怪を紹介するの?」
「え? 対処法が欲しいんでしょ?」
「うん」
なんとなく噛み合っていない感じだった。
神木さんの顔には疑念が浮かんでいたが、僕の思う対処法はこうだ。
「だって妖怪は見える人少ないんだから、気にかけられるのは妖怪だけでしょ? 不審者と会った時の対処法なんて、人間も妖怪も大差ないよ。まずは人気の多いところで助けを求めるのが簡単で確実だから」
「……言われてみれば確かに」
目からうろこを落としそうな神木さんである。
「ちなみに……神木さんはどんな感じの事を考えてた?」
「……こう、対妖怪用の術的な何か?」
しどろもどろな態度の神木さんを見ていて、僕はなんだかピンときた。
「あー……なるほどなぁ。護身術的な方法かな? ひょっとしてブワーッと妖怪やっつける術みたいなの期待されてた?」
かなりマイルドに表現してみると、神木さんは赤くなって俯いた。
「です……」
そう言うことらしい。
ハハハと渇いた笑いがお互いに漏れる。
僕の方としては、どうにもそっち方面で期待に応えられる気はしない。
それに色々見られている以上誤解を解く時間も必要そうである。
「まぁ……神木さんも転校したばっかりで色々忙しいだろうから、意識のすり合わせはボチボチやっていこう」
「うん」
ともあれ、やり方なんていくらでもあるの確かなことなのだ。
外敵に関して、護身という考え方はハイリスクだが至極正攻法ではある。
この手の事は、事情だけ聴いて性に合うようにやるしかない。
となると神木さんが模型部に所属する意味はあまりないのは間違いなかった。
だから僕は残念だが、こう言わざるをえなかった。
「だから……無理に部活にも入らなくってもいいよ? 同じクラスならどうとだって話せるだろうし」
僕が結構重要なところを切り出すと、神木さんはそうだったとカバンの中からプリントを一枚取り出し、僕の前に置いた。
「……そうそう。私、模型部に入ろうと思って!」
差し出された名前の入った入部届を見て、僕は神木さんと差し出されたプリントを見比べる。
そこには確かに入部届とあって、記入事項はすでに埋められていた。
「えーっと……あんまり急いで決める必要ないと―――」
「いや! 確かに初心者だけどこれから覚えます! 」
「……」
セリフにかぶせ気味に念押ししてくる神木さんの目は血走っていた。
神木さんは文字通り必死の形相である。
何が何でもこの糸口を逃すまいと言う硬い意志はちょっとやそっとで揺らぐ気配はなかった。
なるほどなるほど、そう来たか。
そんなに無理することなんて何もないのだが、門を開いている以上は部長としてはこう言うしかない。
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