69 / 257
第69話開け可能性の扉
「えーでは……60階解放おめでとうございまーす!」
思った十倍大変だったが、何とか生還した僕らはいったん本拠地のセーフエリアに戻って打ち上げをすることになった。
持ち寄ったジュースで乾杯して、一気に飲み干すと生き返った気分だった。
「プハァ! お疲れさまでした。みんなのおかげで楽に勝てたと思います!」
何てことを言ってみたが、しかしみんな思ったよりお疲れの様だった。
「……死ぬかと思ったでござる。いや60階のボス相手に死んでないのがおかしいでござるな」
「めっちゃハラハラしたわー。毎回あんなことしてんの?」
「あんな化け物初めて見ました……その前で焚火してたら勝てたんですけど……どういうことです?」
みんな今日一日の強行軍を思い出してしみじみと呟いていたが、僕にしても実はいつも以上に大変な一日だった。
特に最後の守護者戦は未だかつてない激しい戦いだったのではないかと思う。
「うーむ、まともな戦いらしい闘いって久々だった気がするけど、学びも多かったよ。やっぱり楽してばっかりもダメだね」
「そうでござるか? ペンギンなんかはやばかったでござろう?」
「あれも基本走ってただけじゃないか」
「そう言われればそうでござるな」
だいたい死なないように完封出来るのが攻略君の本来の攻略である。
今回の攻略にしたって、よくよく考えると今までの経験から来る緊張感以外は、モンスターもトラップも一切ない長距離のマラソンでしかない。
うっかり緊張感を忘れて、レベルも上げずに挑戦したらあっという間に大変なことになるのが心配なくらいだ。
そして、その辺り考慮したのか、今日の苦戦はおそらく仕組まれたものだ。
たぶん強敵相手の本格戦闘を経験させるための攻略君の策なんだろうけど、一切褒めたりはしたくないのが本音である。
「これで新ジョブを解放するアイテムを取りに行けますか?」
そして最大の関門を突破してやる気に満ち溢れているレイナさんをいったん落ち着けるため、僕は大いにそれを肯定した。
「いけるとも。目標は66階だ」
「ワァ不吉です! そしてあと6階って長くないですか!?」
「悪魔が門番やってる階層に不吉じゃないところなんて一切ありません。ああ、でも攻略はすぐ出来るよ。本を取って、帰って来るだけだし」
「本当ですか! そうですね……マスターワタヌキなら可能かもしれませんが……」
「うん……やっぱマスターは落ち着かないなぁ」
さすがだとゴクリと喉を鳴らすレイナさんだが、実はそんなに大したことではないから、大げさに受け取らないようにお願いします。
だが、ここから先はまさに地獄のような場所だというのが攻略君の意見である。
正確には地獄を模したとでもいうべきか。
ゴーストや悪魔型モンスターが跳梁跋扈する、呪い渦巻く危険フロア、それが60階層から先の魔界である。
だがそんな階層に興味を持っているのは何もレイナさんだけではない。
いや、最も楽しみにしているのはむしろ我らが部長……浦島先輩だったのかもしれなかった。
「それじゃあ無事切り抜けたってことで、私もちょっと聞きたいことあるんだけど……いい?」
「ああ、はい大丈夫ですよ? なんです?」
「悪魔って、テイム出来るの?」
「……何する気です先輩?」
しかし不穏過ぎるセリフに僕は即答出来なかった。
浦島先輩は悪魔と成約したくてたまらないと顔に書いてあるのがアウト気味である。
頬を赤らめる浦島先輩の笑みは、正直ろくでもなくて仕方がなかった。
「おいおい言わせんなよ恥ずかしい」
「ネタでごまかそうとしてもダメですからね?」
僕はやれやれとため息をついたが、ここまで危険を冒させておいてダメダメも通じまい。
だから僕も報酬としてそこは素直に情報を開示した。
「まぁ、出来ますよ」
「ホントにぃ! じゃあじゃあ! サキュバスとかも!?」
「……先輩? 押さえましょう欲望を」
悪魔とはいえモンスターだ。テイマーが使役したところで僕も文句はない。
しかしサキュバス一点狙いはどうかと思う。
ましてや学校の地下でやる事じゃないと思うのだが、浦島先輩はそれっぽく咳払いするとシャカリと自分のメガネを上げて見せた。
「まぁ……落ち着きなさいよワタヌキ後輩。そんな安直な結論は早計だよ。これは何も邪な欲望がすべてってわけじゃないんだよ?」
「嘘はダメですよ先輩」
「嘘じゃねーし。いい? 秘密基地に猫カフェ作りたいって話してたでしょ?」
「あれ死んでなかったんですか?」
「生きてるわ。バリバリ現役だわ」
黒豹のワカンダ君でとん挫した計画だと思っていたが、浦島先輩はまだあきらめていないようだった。
「いや、それで悪魔はいらないでしょ? テイムすべきは猫ですよ」
しかしそれとこれとは全く別の話だろう。
流石に無理やりすぎると僕は苦言を呈したが、浦島先輩はゆっくりと首を横に振った。
「猫カフェの、猫に重点を置けばそれはそうだろうさ。でも注目すべきは猫だけじゃない、カフェの方だと私は思うんだよ」
「カフェですか?」
「そう! 先に、スタッフが欲しくない?」
「マジでカフェにするつもりなんですか!? ……スタッフって客なんて来ないでしょう? そんなのいたところで意味ないじゃないですか」
「いやいやわかってないなワタヌキ君。もてなされるべきは我々だよ。でもダンジョンの中で人なんて雇えないし、カフェの運営なんて不可能。だけどダンジョンの中に住んでいる存在は確かにいるの……」
「まさか……」
ここまで言われて浦島先輩の言わんとしていることに僕もようやく気がついていた。
「そう! ワカンダ君を飼ってる感じ、テイマーのモンスターへの強制力って相当なもんなのよ。だからより人に近いモンスターをテイム出来ればそういうこともやってもらえると思うんだけど……試してみていい?」
僕は思った。
天才的だけど浦島先輩ってバカかもしれないと。
思わず飲み物を取り落としそうになって、カランとジョッキの中の氷が音を立てた。
動揺してしまったが……まったく、浦島先輩は無茶をどうにか出来そうな範囲で言ってくるから人が悪いとそう思った。
「……うーん。なんか人型だと良心が痛みません?」
「そこは全モンスターそうでしょうが。それにうまくいったら、私らがめちゃくちゃ苦手な整理整頓がどうにかなるってデカくない?」
「…………」
人型……人型か。確かに限りなく人に近いというと悪魔は実にピンとくる。
今のところそんなモンスターには遭遇していないし、この階層に来た以上、最も可能性が高いと言えば高いのか?
守護者の悪魔も剣という道具を使って、見た目も人寄りだった。
服でも着てもらえれば給仕として横に立たれても……なんとか行けそうな気配はあるかもしれない。
「いや……人魚とか……でも水がなぁ」
「検討の余地……あるよね? で? どうやるの?」
ズズイと浦島先輩に詰め寄られる。
僕はすでに頭の中で想像してしまって、攻略君から実現可能な方法を聞いてしまう。
そして残念ながらその案は僕にとっても十分魅力的だったわけだ。
「……あんまり変なことに使わないでくださいね?」
「わかってるよ!」
だが話が纏まってしまいそうな時、突如乱入者は現れた。
彼女はダンとテーブルに自分のコップを勢いよく置いて、僕らの話に割って入る。
「……ちょっと待ってください。悪魔を使役? そいつは聞き捨てなりません」
「……何だね? レイナちゃん? 不満かね?」
「不満ではありません。大いに賛成です……しかしその役目、このネクロマンサー、レイナ・トーレスが適任ではないでしょうか!」
そして立候補を宣言するレイナさんもまた、やっぱり大馬鹿野郎だなと大馬鹿野郎の筆頭である僕は深く確信した。
思った十倍大変だったが、何とか生還した僕らはいったん本拠地のセーフエリアに戻って打ち上げをすることになった。
持ち寄ったジュースで乾杯して、一気に飲み干すと生き返った気分だった。
「プハァ! お疲れさまでした。みんなのおかげで楽に勝てたと思います!」
何てことを言ってみたが、しかしみんな思ったよりお疲れの様だった。
「……死ぬかと思ったでござる。いや60階のボス相手に死んでないのがおかしいでござるな」
「めっちゃハラハラしたわー。毎回あんなことしてんの?」
「あんな化け物初めて見ました……その前で焚火してたら勝てたんですけど……どういうことです?」
みんな今日一日の強行軍を思い出してしみじみと呟いていたが、僕にしても実はいつも以上に大変な一日だった。
特に最後の守護者戦は未だかつてない激しい戦いだったのではないかと思う。
「うーむ、まともな戦いらしい闘いって久々だった気がするけど、学びも多かったよ。やっぱり楽してばっかりもダメだね」
「そうでござるか? ペンギンなんかはやばかったでござろう?」
「あれも基本走ってただけじゃないか」
「そう言われればそうでござるな」
だいたい死なないように完封出来るのが攻略君の本来の攻略である。
今回の攻略にしたって、よくよく考えると今までの経験から来る緊張感以外は、モンスターもトラップも一切ない長距離のマラソンでしかない。
うっかり緊張感を忘れて、レベルも上げずに挑戦したらあっという間に大変なことになるのが心配なくらいだ。
そして、その辺り考慮したのか、今日の苦戦はおそらく仕組まれたものだ。
たぶん強敵相手の本格戦闘を経験させるための攻略君の策なんだろうけど、一切褒めたりはしたくないのが本音である。
「これで新ジョブを解放するアイテムを取りに行けますか?」
そして最大の関門を突破してやる気に満ち溢れているレイナさんをいったん落ち着けるため、僕は大いにそれを肯定した。
「いけるとも。目標は66階だ」
「ワァ不吉です! そしてあと6階って長くないですか!?」
「悪魔が門番やってる階層に不吉じゃないところなんて一切ありません。ああ、でも攻略はすぐ出来るよ。本を取って、帰って来るだけだし」
「本当ですか! そうですね……マスターワタヌキなら可能かもしれませんが……」
「うん……やっぱマスターは落ち着かないなぁ」
さすがだとゴクリと喉を鳴らすレイナさんだが、実はそんなに大したことではないから、大げさに受け取らないようにお願いします。
だが、ここから先はまさに地獄のような場所だというのが攻略君の意見である。
正確には地獄を模したとでもいうべきか。
ゴーストや悪魔型モンスターが跳梁跋扈する、呪い渦巻く危険フロア、それが60階層から先の魔界である。
だがそんな階層に興味を持っているのは何もレイナさんだけではない。
いや、最も楽しみにしているのはむしろ我らが部長……浦島先輩だったのかもしれなかった。
「それじゃあ無事切り抜けたってことで、私もちょっと聞きたいことあるんだけど……いい?」
「ああ、はい大丈夫ですよ? なんです?」
「悪魔って、テイム出来るの?」
「……何する気です先輩?」
しかし不穏過ぎるセリフに僕は即答出来なかった。
浦島先輩は悪魔と成約したくてたまらないと顔に書いてあるのがアウト気味である。
頬を赤らめる浦島先輩の笑みは、正直ろくでもなくて仕方がなかった。
「おいおい言わせんなよ恥ずかしい」
「ネタでごまかそうとしてもダメですからね?」
僕はやれやれとため息をついたが、ここまで危険を冒させておいてダメダメも通じまい。
だから僕も報酬としてそこは素直に情報を開示した。
「まぁ、出来ますよ」
「ホントにぃ! じゃあじゃあ! サキュバスとかも!?」
「……先輩? 押さえましょう欲望を」
悪魔とはいえモンスターだ。テイマーが使役したところで僕も文句はない。
しかしサキュバス一点狙いはどうかと思う。
ましてや学校の地下でやる事じゃないと思うのだが、浦島先輩はそれっぽく咳払いするとシャカリと自分のメガネを上げて見せた。
「まぁ……落ち着きなさいよワタヌキ後輩。そんな安直な結論は早計だよ。これは何も邪な欲望がすべてってわけじゃないんだよ?」
「嘘はダメですよ先輩」
「嘘じゃねーし。いい? 秘密基地に猫カフェ作りたいって話してたでしょ?」
「あれ死んでなかったんですか?」
「生きてるわ。バリバリ現役だわ」
黒豹のワカンダ君でとん挫した計画だと思っていたが、浦島先輩はまだあきらめていないようだった。
「いや、それで悪魔はいらないでしょ? テイムすべきは猫ですよ」
しかしそれとこれとは全く別の話だろう。
流石に無理やりすぎると僕は苦言を呈したが、浦島先輩はゆっくりと首を横に振った。
「猫カフェの、猫に重点を置けばそれはそうだろうさ。でも注目すべきは猫だけじゃない、カフェの方だと私は思うんだよ」
「カフェですか?」
「そう! 先に、スタッフが欲しくない?」
「マジでカフェにするつもりなんですか!? ……スタッフって客なんて来ないでしょう? そんなのいたところで意味ないじゃないですか」
「いやいやわかってないなワタヌキ君。もてなされるべきは我々だよ。でもダンジョンの中で人なんて雇えないし、カフェの運営なんて不可能。だけどダンジョンの中に住んでいる存在は確かにいるの……」
「まさか……」
ここまで言われて浦島先輩の言わんとしていることに僕もようやく気がついていた。
「そう! ワカンダ君を飼ってる感じ、テイマーのモンスターへの強制力って相当なもんなのよ。だからより人に近いモンスターをテイム出来ればそういうこともやってもらえると思うんだけど……試してみていい?」
僕は思った。
天才的だけど浦島先輩ってバカかもしれないと。
思わず飲み物を取り落としそうになって、カランとジョッキの中の氷が音を立てた。
動揺してしまったが……まったく、浦島先輩は無茶をどうにか出来そうな範囲で言ってくるから人が悪いとそう思った。
「……うーん。なんか人型だと良心が痛みません?」
「そこは全モンスターそうでしょうが。それにうまくいったら、私らがめちゃくちゃ苦手な整理整頓がどうにかなるってデカくない?」
「…………」
人型……人型か。確かに限りなく人に近いというと悪魔は実にピンとくる。
今のところそんなモンスターには遭遇していないし、この階層に来た以上、最も可能性が高いと言えば高いのか?
守護者の悪魔も剣という道具を使って、見た目も人寄りだった。
服でも着てもらえれば給仕として横に立たれても……なんとか行けそうな気配はあるかもしれない。
「いや……人魚とか……でも水がなぁ」
「検討の余地……あるよね? で? どうやるの?」
ズズイと浦島先輩に詰め寄られる。
僕はすでに頭の中で想像してしまって、攻略君から実現可能な方法を聞いてしまう。
そして残念ながらその案は僕にとっても十分魅力的だったわけだ。
「……あんまり変なことに使わないでくださいね?」
「わかってるよ!」
だが話が纏まってしまいそうな時、突如乱入者は現れた。
彼女はダンとテーブルに自分のコップを勢いよく置いて、僕らの話に割って入る。
「……ちょっと待ってください。悪魔を使役? そいつは聞き捨てなりません」
「……何だね? レイナちゃん? 不満かね?」
「不満ではありません。大いに賛成です……しかしその役目、このネクロマンサー、レイナ・トーレスが適任ではないでしょうか!」
そして立候補を宣言するレイナさんもまた、やっぱり大馬鹿野郎だなと大馬鹿野郎の筆頭である僕は深く確信した。
あなたにおすすめの小説
さびれたレンタル道具屋の転生おっさん、道具の使い方を教えまくる。~客のS級冒険者が俺を歴戦の英雄と勘違いして弟子入りを求めてくるんだが~
遥風 かずら
ファンタジー
前世で過労死した久世織人が目を覚ますとそこは異世界の王都、しかも古道具屋の跡取り息子として転生していた。アクセル・リオットとして成長した彼は荷物持ちとして冒険者パーティーに同行、その道中に【無限収納】スキルを開花させる。
パーティー活動から離脱後、四十歳となったアクセルは前世の記憶を思い出し、儲かりそうという考えで道具レンタル屋を始めていた。客足もなく店がさびれる中、道具の使い方が出来てない冒険者によって治安の乱れや魔物討伐の失敗が続いているという話を常連客から聞かされる。あらゆる道具に精通するアクセルは客の冒険者に使い方を教えに行くことを思い立つ。
アクセルの教えにより、やがてS級冒険者や聖女、王女までも勘違いして彼の元には次々と弟子入りを求める者が現れていくのだった。
《カクヨム様で50000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~
仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。
ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。
ガチャ好きすぎて書いてしまった。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》
盾乃あに
ファンタジー
進藤タクマは25歳、彼女にフラれて同棲中の家を追い出され、新しい部屋を借りたがそこにはキッチンに見知らぬ扉が付いていた。床下収納だと思って開けたらそこは始まりのダンジョンだった。
ダンジョンを攻略する自衛隊、タクマは部屋を譲り新しい部屋に引っ越すが、そこにもダンジョンが……
始まりのダンジョンを攻略することになったタクマ。
さぁ、ダンジョン攻略のはじまりだ。
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。