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16話 温泉発見 (1)
しおりを挟む「結構奥まで来ましたね。」
「まあ、そうだね。つい昨日までダンジョンにいたからかもしれないけど、まさか本当にモンスターがいないなんて思わなかったわよ。」
「そうですけど..なんか慣れって怖いですね。物音が聞こえただけですぐ警戒してしまいましたし。」
「まあしゃーないよー。でも、警戒するようにした方が生きれると思うからいいと思うよ?」
「それもそうですね。もう少し奥行きます?」
「そうやね。行こか!」
湖から離れ、森に入って三十分程。
結構入ってきたけど、あんまりモンスターが出てこないね。
そう思って、舞花と、もう少し潜ってみることにした。
*************
森に入って1時間。
ホントにモンスターが出てこないので、わたしと舞花は、川を見つけたので、少し休憩することにした。
「舞花、ちょっとここで休憩にしない?」
「そうですねぇ。結構歩きましたし、いいですね!川もあるし丁度いいですね。」
そう言って、舞花は靴を脱いで脚を川につけた。
「気持ちい....少し暖かくありません?」
私も脚を付けてみると、たしかに少し暖かい。それに、なんか川とは違う匂いのするような....
「なんか温泉みたいな匂いしてますねー。」
「それだ!」
温泉!そっか!これは温泉の匂い!
これが川からするということは...
「舞花!準備!上流行くよ!」
「?.....あ、そっか!そうだね七海ちゃん!」
舞花も、意図を察したようで、直ぐに準備をした。
上流に行くに連れて、温度が上がっていくの分かった。
二十分程走ると、そこにそれはあった。
「やった!凄く久しぶりな気がする!」
それは、女の子が大好きな、アレであった。
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