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聖女様キター♪
しおりを挟む俺はお盆がずれないように荷物に近づいて行った。
持って来て貰った荷物はズボンに………ブリーフ?とタオルみたいだ。
寒いし早く履きたい、でもやっぱり手を洗う方が先だ。
それにはお盆を置かないといけない………なのに何で見てるの?
外人さんはなぜか黙って顔を背ける訳でもなく、部屋から出て行こうともしないでずっと俺を見ている。
言わないとわからないの?
外人さんに退出をお願いしようとしたら
「あ、あの、とりあえずなので、お気に召さないかもしれませんが後で他にも準備しますから。着て頂けませか?」
え?目の前で着ろと?見たいの?さっき隠してって言わなかったっけ?
いや俺には無理!
「あの、恥ずかしいんで部屋から少しの間出て貰えませんか?」
「え?………あっ、すいません。」
外人さんは急いで部屋から出て行こうと扉を開けると
「ぎゃっ」
「な、何やっているのよ!サーシャ!」
「いたたたた、も、申し訳ございません聖女様。」
!!!
今、聖女って言った?言ったよね?
おっほ♪マジで?ってあれ?もしかして、ここ異世界?
おぉ、聖女がいて異世界って事は………俺、勇者?
召喚されて転移した勇者様か?
とりあえず早くズボンとパンツ穿いて、聞いてみないと………
うぉ!あぶっね~手を洗うの忘れる所だった。かなり固まってるし………
俺は装備していたお盆を外し水差しを持って部屋の隅で手を洗い、それからブリーフみたいな下着とズボンを穿いた。
「もう、いいですよ~」
部屋の中から扉に向かって声を掛けたけど聞こえてないみたいだ。
恐る恐る扉に近づいてみると、何やら廊下から話し声がする。内容まではよく聞こえないけど、俺は扉を少し開けて
「もう、いいですよ」
「は、はい。今行きま「お、男ですか?聖女様!」」
「サ、サーシャやめなさい、後で紹介しますから!」
もう1人のサーシャさんと呼ばれているメイド服の人が強引に部屋に入ろうとするのを必死にとめている聖女様………
うわ~何か大変そうだな~
「す、すいません!1度扉を閉めてください」
「え?あっ!わかりました。何かよくわからないけど頑張って」
俺はゆっくり扉を閉めた。
それから5分ぐらいすると、扉が開き明らかに疲れた顔をした聖女様が1人で入ってきました。
何かよくわからないけど、お疲れ様でした。
「さ、先程から見苦しい所をお見せして申し訳ありません。これから説明をさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、でもお疲れのようなのでゆっくりでいいですよ。何となく状況わかったので」
「あ、ありがとうございます。でも大丈夫です………では改めて自己紹介させて頂きます。神様より聖女を授かりましたナルソルト・マティ・セシルと申します。この度、国が………いえ人類が絶滅の危機にみまわれまして異国の世界よりこの世界を救える方を召喚させて頂きました。」
そう言うと聖女様が石の床に正座してきた。
「そして謝らなければいけない重大な事をお伝えしなければいけません。私は貴方様を元の同じ異国の世界に戻す事が出来ません。本当に突然の召喚、申し訳ありませんでした。」
そして聖女様は土下座してきた。
産まれて初めての土下座に呆気に取られていると………
「お怒り重々承知しております。私が出来る事であればどのような事でも致します。どうか貴方様のお力で人類をお救いくださいお願いしよます。」
………………聖女様がどんな事でも?
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