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毛利元就の三日天下
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堂田「じやあ天下分けめの関ヶ原の戦いは、どうやって起こったんだろう?」
波子「それは軍隊と軍隊が、かちあったからに決まってるじゃないか?」
堂田「だからどうして軍隊が、かち合った、、、あれ?」
波子「一つ注意しておきたい事がある。天下分けめになったのは、家康側が勝ったからに他ならない」
堂田「西軍が勝ってたら?」
波子「小田原攻めから奥州仕置みたいになって家康が再度、家臣として謝罪のため上洛しただろうね」
堂田「奥州仕置って、よくそんな言葉知ってましたね?歴史が好きなんじゃ?」
波子「まさか、そんな事あるわけでないだろう!」
堂田「えええ?まあいいや。徳川が謝罪?」
波子「負けたらね」
堂田「天下分けめの合戦を起こしといて謝罪では済まないでしょう?」
波子「だから、天下分けめじゃないんだよ。後から考えた時、『あっあの合戦が天下を定めたんだなあ』、としたい奴らがいたんだよ」
堂田「例えば?」
波子「徳川幕府の官僚さんたちや、外様の大名たち」
堂田「どうして、豊臣に留めをさした大坂の陣じゃないんですか?」
波子「大坂の陣のときは、既に家康の、徳川の天下が確定してたってことにしとかないけないだろう?」
堂田「まあ征夷大将軍にもなってますし」
波子「そういうんじゃない。」
堂田「じゃあどういう?」
波子「高転びだよ。」
堂田「安国寺恵瓊の信長評?」
波子「バカだね」
堂田「家康も高転びするっていう話がらあったんですか?」
波子「鳥頭かきみは?本能寺の話のときに言っただろ?当時の常識だよ。天下人は移り変るからね。摂関家や将軍家は世襲できても天下人は世襲できない」
堂田「あー、三好長慶から松永、三好三人衆に信長ときて秀吉でしたね」
波子「だろう?じゃ次は?」
堂田「明治維新」
波子「うん。そうなる。大坂の陣から戊辰戦争まで大規模な戦争はないんだろ?」
堂田「それはそうですけど」
波子「豊臣政権は大軍で威圧して、相手を屈服させる手を好む。というかこの方法が成功体験であり、彼らにとっての前例だよ」
堂田「前例って、役所じゃないんですから」
波子「大名ってのは言うなれば知事や市長だ。大名も県役場や市役所などの行政機関がないと年貢も、集められない」
堂田「だからって」
波子「年貢を、集めるには前例が必要だ。というかどんな政策も手本がなければ実行できない」
堂田「まあそういう側面もありますけど」
波子「秀頼を擁した毛利達は秀吉のやり方を踏襲しようとした。勿論、家康だってそうだよ。途中まではね」
堂田「どういう事ですか?」
波子「大軍並べてから局地戦やって交渉だよ」
堂田「まあ基本的な戦争の始まり方でもありますよね?」
波子「そうだ。基本通りにお互いが動いた。でも、合戦は一日で終わりってことになってしまった。そうさせたのは秀頼っていうか豊臣だ。」
堂田「豊臣?」
波子「勿論、毛利も賛成した」
堂田「毛利は確かに小早川の裏切りにしても吉川広家もそんな感じですが」
波子「秀頼周辺も大名が戦死するような戦争をして欲しいとは思ってない。家康が負けて謝れば何の問題もなかったが、秀頼を擁した毛利が負けちゃった。」
堂田「メンツが立ちませんね」
波子「で、誰かのせいにしたかったんだよ。毛利と豊臣は関係ないよって」
堂田「そんなの通用しないんじゃ?だいたい誰のせいにあっ三成か」
波子「それに安国寺恵瓊や大谷刑部に宇喜多秀家。こいつらが戦争の原因だと」
堂田「責任を、負わされたと。毛利も取り潰されそうになってますね。吉川広家が、自分の領地を輝元にとか家康に食い下がったとか」
波子「この戦争は誰のため?」
堂田「誰って、、、家康は内府違いの条々をみて激怒して上杉を攻めにいく途中で、三成らが動いて、」
波子「じゃあ天下分けめなんて有り得ない。家康の私闘じゃん?」
堂田「ですが」
波子「また結果から考えようとしてるね。君は宿題とかも解答見ながら書き込むタイプだっただろ?」
堂田「その方が早いから、って僕の宿題は関係ないでしょうが!」
波子「あるよ。家康がこのあと天下人になったから天下分け目なんだよ」
堂田「天下人になってなかったら、上杉征伐?」
波子「だろうね。毛利は慌てすぎたんだ。正に三日天下だからね」
堂田「三日天下は光秀じゃ?」
波子「いや毛利輝元は西軍総大将で大坂城に居て秀頼を傀儡にできていた。関ヶ原のときは輝元が実質の天下人だったわけだ」
堂田「あっ!」
波子「豊臣の天下は毛利に移り、毛利から徳川に移った。」
堂田「毛利は自分でそれが分かってた?」
波子「分かるも何も消去法で天下人だ。内府は法令違反して提訴されたら逆ギレしたわけだし」
堂田「じゃあなんで吉川と小早川は逆についた?」
波子「だから、誰のための戦争かって事だよ。三成は自分が、天下とりたかったのか?」
堂田「いやそんな大それた」
波子「そう大それてる。この時点で毛利は天下人だ。でもその他の大名達の君主は?」
堂田「天皇?」
波子「豊臣秀頼」
堂田「あっそうだった。だから秀吉温故の大名達も秀頼を取り戻すために家康に従った」
波子「天下人の条件、自分が一番の実力者でも形式的には上がいる。三好、松永、は足利将軍、織田は足利将軍から天皇、豊臣は天皇、毛利は豊臣、徳川は豊臣から天皇。」
堂田「あっ形式的に一番じゃない一番を天下人?秀頼争奪戦か!」
波子「だろ。毛利についても、徳川についても、秀頼を手に入れるための戦争なんだよ。そうなると、どっちに味方するのが説得力がある?」
堂田「家康?」
波子「戦歴から考えても女系の血縁的なものも輝元より家康の方が信用力は高い。小早川は秀吉の身内って言うけど、家康と秀吉は二重に親戚関係だ。小早川家という「名義」はともかく、小早川秀秋の個人的縁戚関係でみると、もともと毛利より徳川に近いはずだ。家康の義理の甥になるわけだろ?秀吉の妹が家康の妻、秀吉の側室で秀頼の母が家康の息子の嫁と兄弟だ。当時の人から見ればどちらが秀頼の後見に相応しい?」
堂田「そりゃ、、、家康」
波子「家康も秀頼を形式上位にして、天下人になる方法を選んだはずた。毛利が目指したのと同じスタイル。」
波子「それは軍隊と軍隊が、かちあったからに決まってるじゃないか?」
堂田「だからどうして軍隊が、かち合った、、、あれ?」
波子「一つ注意しておきたい事がある。天下分けめになったのは、家康側が勝ったからに他ならない」
堂田「西軍が勝ってたら?」
波子「小田原攻めから奥州仕置みたいになって家康が再度、家臣として謝罪のため上洛しただろうね」
堂田「奥州仕置って、よくそんな言葉知ってましたね?歴史が好きなんじゃ?」
波子「まさか、そんな事あるわけでないだろう!」
堂田「えええ?まあいいや。徳川が謝罪?」
波子「負けたらね」
堂田「天下分けめの合戦を起こしといて謝罪では済まないでしょう?」
波子「だから、天下分けめじゃないんだよ。後から考えた時、『あっあの合戦が天下を定めたんだなあ』、としたい奴らがいたんだよ」
堂田「例えば?」
波子「徳川幕府の官僚さんたちや、外様の大名たち」
堂田「どうして、豊臣に留めをさした大坂の陣じゃないんですか?」
波子「大坂の陣のときは、既に家康の、徳川の天下が確定してたってことにしとかないけないだろう?」
堂田「まあ征夷大将軍にもなってますし」
波子「そういうんじゃない。」
堂田「じゃあどういう?」
波子「高転びだよ。」
堂田「安国寺恵瓊の信長評?」
波子「バカだね」
堂田「家康も高転びするっていう話がらあったんですか?」
波子「鳥頭かきみは?本能寺の話のときに言っただろ?当時の常識だよ。天下人は移り変るからね。摂関家や将軍家は世襲できても天下人は世襲できない」
堂田「あー、三好長慶から松永、三好三人衆に信長ときて秀吉でしたね」
波子「だろう?じゃ次は?」
堂田「明治維新」
波子「うん。そうなる。大坂の陣から戊辰戦争まで大規模な戦争はないんだろ?」
堂田「それはそうですけど」
波子「豊臣政権は大軍で威圧して、相手を屈服させる手を好む。というかこの方法が成功体験であり、彼らにとっての前例だよ」
堂田「前例って、役所じゃないんですから」
波子「大名ってのは言うなれば知事や市長だ。大名も県役場や市役所などの行政機関がないと年貢も、集められない」
堂田「だからって」
波子「年貢を、集めるには前例が必要だ。というかどんな政策も手本がなければ実行できない」
堂田「まあそういう側面もありますけど」
波子「秀頼を擁した毛利達は秀吉のやり方を踏襲しようとした。勿論、家康だってそうだよ。途中まではね」
堂田「どういう事ですか?」
波子「大軍並べてから局地戦やって交渉だよ」
堂田「まあ基本的な戦争の始まり方でもありますよね?」
波子「そうだ。基本通りにお互いが動いた。でも、合戦は一日で終わりってことになってしまった。そうさせたのは秀頼っていうか豊臣だ。」
堂田「豊臣?」
波子「勿論、毛利も賛成した」
堂田「毛利は確かに小早川の裏切りにしても吉川広家もそんな感じですが」
波子「秀頼周辺も大名が戦死するような戦争をして欲しいとは思ってない。家康が負けて謝れば何の問題もなかったが、秀頼を擁した毛利が負けちゃった。」
堂田「メンツが立ちませんね」
波子「で、誰かのせいにしたかったんだよ。毛利と豊臣は関係ないよって」
堂田「そんなの通用しないんじゃ?だいたい誰のせいにあっ三成か」
波子「それに安国寺恵瓊や大谷刑部に宇喜多秀家。こいつらが戦争の原因だと」
堂田「責任を、負わされたと。毛利も取り潰されそうになってますね。吉川広家が、自分の領地を輝元にとか家康に食い下がったとか」
波子「この戦争は誰のため?」
堂田「誰って、、、家康は内府違いの条々をみて激怒して上杉を攻めにいく途中で、三成らが動いて、」
波子「じゃあ天下分けめなんて有り得ない。家康の私闘じゃん?」
堂田「ですが」
波子「また結果から考えようとしてるね。君は宿題とかも解答見ながら書き込むタイプだっただろ?」
堂田「その方が早いから、って僕の宿題は関係ないでしょうが!」
波子「あるよ。家康がこのあと天下人になったから天下分け目なんだよ」
堂田「天下人になってなかったら、上杉征伐?」
波子「だろうね。毛利は慌てすぎたんだ。正に三日天下だからね」
堂田「三日天下は光秀じゃ?」
波子「いや毛利輝元は西軍総大将で大坂城に居て秀頼を傀儡にできていた。関ヶ原のときは輝元が実質の天下人だったわけだ」
堂田「あっ!」
波子「豊臣の天下は毛利に移り、毛利から徳川に移った。」
堂田「毛利は自分でそれが分かってた?」
波子「分かるも何も消去法で天下人だ。内府は法令違反して提訴されたら逆ギレしたわけだし」
堂田「じゃあなんで吉川と小早川は逆についた?」
波子「だから、誰のための戦争かって事だよ。三成は自分が、天下とりたかったのか?」
堂田「いやそんな大それた」
波子「そう大それてる。この時点で毛利は天下人だ。でもその他の大名達の君主は?」
堂田「天皇?」
波子「豊臣秀頼」
堂田「あっそうだった。だから秀吉温故の大名達も秀頼を取り戻すために家康に従った」
波子「天下人の条件、自分が一番の実力者でも形式的には上がいる。三好、松永、は足利将軍、織田は足利将軍から天皇、豊臣は天皇、毛利は豊臣、徳川は豊臣から天皇。」
堂田「あっ形式的に一番じゃない一番を天下人?秀頼争奪戦か!」
波子「だろ。毛利についても、徳川についても、秀頼を手に入れるための戦争なんだよ。そうなると、どっちに味方するのが説得力がある?」
堂田「家康?」
波子「戦歴から考えても女系の血縁的なものも輝元より家康の方が信用力は高い。小早川は秀吉の身内って言うけど、家康と秀吉は二重に親戚関係だ。小早川家という「名義」はともかく、小早川秀秋の個人的縁戚関係でみると、もともと毛利より徳川に近いはずだ。家康の義理の甥になるわけだろ?秀吉の妹が家康の妻、秀吉の側室で秀頼の母が家康の息子の嫁と兄弟だ。当時の人から見ればどちらが秀頼の後見に相応しい?」
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