クズの異世界転生

中二病

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第2章

第11話 屋敷の探索

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いろいろな意味で、やっと探索が始められる。

もしかしたら言い訳にしか聞こえないかもしれないが、これほど屋敷内の探索を始めるまで時間が掛かった主な理由としては、まず自分1人での屋敷内の移動はまだ許可が出ていないが、兄や姉、他にも父や母、その他に、大人と一緒に行動していればある程度ではあるが大人の見ている範囲を動き回る許可を1歳になった頃にやったと得られたからだったり、他に長時間の考え事を何度もしていたり、兄や姉と遊んでいたり、他にも屋敷内の探索を始めるまでここまで時間が掛かってしまった理由はたくさんあるが、とはいえやっと、いざという時の避難経路を考えられるだけの屋敷内の内部情報がある程度得られるかもしれない。


「んとー……この区画のある程度の説明としてはアレスの部屋があるのが場所だったり、僕たちや母上それに父上たちの部屋、あとはお祖父様やお祖母様の部屋があるのが2階で……他にはあまり行ったことはないけど3階には父上やお祖父様の執務室があって他にも会議室だったかな?とかもあるらしい。そして1階には母上の兄妹の部屋があったり、あとは客室とか、他には人がたくさん集まれる部屋がある、たしか……その部屋はそこで舞踏会?っていうのをすることがあるらしい、舞踏会ってのがなんなのかはよく知らないけど………あっ、ついた!」


兄はこの屋敷にどのよう設備や部屋があるか説明してくれた。

しかし屋敷内の設備の説明の途中で目的地に着いたようで目的地についたことを話そして目的地の扉の前で立ち止まった。

立ち止まったのは……僕たちの部屋がある階と同じ階にある、なにかをする部屋だった。なんの部屋かわからないので、なにかをする部屋と表現した。

そう思っていたら、なにかをする部屋がなんのための部屋か兄が説明をしてくれるようだ。

話は変わるが、この区画ってことは他にも区画があるのか?いや……そんなことはまぁいいかとりあえず兄の話を聞いてみよう。


「ここは図書室っていって本がたくさんある場所だよ!本ってすごく高くて、すごいんだよ!本をたくさん持っている家は教養?勉学?をしっかり重要視?している家と思われるらしいよ。僕は今年から領地経営に関する勉強だったり国の歴史に関する勉強、他にも初歩的な勉強も段階的に学んでいく感じらしい。そして初歩的な勉強がある程度完了するのが9歳、そして初歩的な勉強が終わった後に学校?ってところに行くらしいそれまでに領主として必要なある程度の教養?と今後、どのような学校に進むかを決めるために必要なことを学ぶらしい」



キィーー











兄がそんな話をした後、兄が図書室の扉を開けて、僕と兄それから姉の3人で図書室の中に入っていった。


「あのね!お兄ちゃんが話忘れてたみたいだから話すけどあとこの階にはね、ママがときどきお茶をしている場所とか他に1階の外にはたくさんの花があるの。あとね!ここのあたりは居住区?っていうらしいの!」


姉は楽しそうにそう説明してくれた。

それはそうと本格的に、屋敷の外に出ようと思ったらどうしたら外に出られるのかわからなくなってきた……。

さっきの兄や姉の話から想像するにまず僕が今、生活している場所は居住区画というらしい。

この区画はあくまで現時点での僕の予想では有るが居住スペース兼政治及び軍事、他に王家や他の貴族との外交に関する最終的な決定あるいはその前段階の話のすり合わせたりそのすり合わせた意見の結果を最終的な話し合いの議題にすると決定するための場所だと思っていいだろう。

ということは……だ…以上のことから考えるにこの屋敷……いや?城や要塞、城塞都市と言ったほうが正しいか?の中に今、僕がいる住居区画とは別の区画があると考えて間違いはないと思う。

区画の中には軍事に関する区画もこの城にはあると思う。

この城は領地の政治的中核地としてコンパクトに作られていると思う。
だから住居区画の他に軍事に関する区画、軍事区画、他に内政に関する区画、内政区画、あとは裁判や諜報、……ふと思ったんだが諜報は軍事と言ってもいいんじゃないか?……まぁいいとにかく、諜報の他に、諜報などで手に入れた他領に関する情報を集め今後、他領などにどのように対応していくか決めるための外交区画があるはずだ、以上のことからもしかしたら、この城の外に出るためには他の区画を通過してからでなければ外に出られない可能性が出てきた。



今のところ手に入れられた情報で憶測できる予想はこれで全部だろう……。



「アレス見て!すごいでしょ!この本の数!」


そう兄が言ってきた。

あぁ、たしかにすごい……すごいとは思うが1歳の子供がそのあたりのすごさをしっかり理解していたら不審がられるかもしれないから、ここはあまりしっかりした反応を示すべきではないだろう……。


「うん?」


とりあえず話している内容がよくわからないとでも言いたげな反応を示しておいた。


「ん?あぁ……そっか…まぁそうだよね……。アレスまだまだ赤ちゃんだもんね……。わかんいよね……」


そう言って少し落ち込みながら兄が頭を撫でてくれた。


「キャッキャッキャッキャッ」


とりあえず頭を撫でられたので喜んでおく。

最近は転生してからある程度の時間が経ったからかどのように反応したら良いのかなんとなくわかってきた。


「アハハハハ、うん……これからどうしょうか………」


そう言いながら兄が今後の行動の予定を考えていた。


「ママのところに行こう!」


そんな兄に対して姉そうが言った。


「うん?うん…そうだね……うん!そうしよう!」





そんな感じでこれからの行動が決まり、この後はいつもと変わらない日常が始まった。
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