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愛を交わす
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「愛しているよ。これからもずっと、君だけを」
その言葉と同時に一気に押し入る熱の塊は、もうすっかり慣れ親しんだ感触。何なら今朝も、散々これに乱され啼かされた。
なのに今までとは全然違う。
貫かれただけで、全身の細胞までもが悦びに咽ぶのを感じる程に。
「あ゙……くうっ、も、やああぁっ」
「ちょっ、と、これ、ヤバい」
今までにも挿れただけで彼女が達したことは数えきれない。それに彼女を抱く度に凄まじい快楽に溶かされそうになり、立場があべこべだと内心苦笑したことがアンブロワーズは何度もあった。
でもそれはまだ生易しいものだったようだ。今この瞬間に味わう快感は、これまでのものを軽く超えてしまっている。
絞り取ろうと蠕き、締めつけるだけでは飽き足らず、吸い付く内部の快さはよく知っている筈なのに、何かが違う。思わず果てそうになりながらもそれに抗い、跳ねる彼女を抱きしめ突き上げる。
優しく抱くことは自分には絶対に無理なのかもしれない、そう自嘲しながら首筋にも痕を残す。
「んんっ、あ、もうっ、またくるっ」
「ずっとイってるんだね、僕も凄く気持ちいいよ」
こんなに美しくも愛らしい彼女が、これからもずっと共に生きてくれる。ただ身体を重ねるだけではなく、愛し愛される相手として。
それを意識すると、更に込み上げる悦楽に気が狂いそうなまでの多幸感。これを飼い馴らせる日が来るのだろうか。
「愛してる」
ようやく落ち着き始めた彼女が、自分を見つめて笑う姿に堪らなくなった。と同時に、どうしようもない衝動に蹴飛ばされるように口をついて出た言葉。
殆ど無意識にこんなことを言う自身が信じられず、彼は驚くしかない。
「んんんっ!」
「えっ?」
激しい反応を見せる彼女をまじまじと見つめる。
「まさか、今の言葉で、イった?」
「あっ、だっ、て、うれし、やっ! まって」
何とかして彼に今の気持ちを伝えたいと、必死に言葉を紡いだのに。待っていたのは更なる攻め立てだった。
なのにいつもと違い、強く求められることに彼女は歓喜している。苦しさは変わらないのに。
「そんな可愛いこと言っておいて、待ては酷いよ」
理性を留めるために気を張っていた彼も、あまりに可愛い彼女を前に抑えるのをやめた。
二人しておかしくなっても構わない。どうせ責任のない立場なのだから、彼女に溺れきっても良いだろう。
「好きだ、愛してる。ずっとそばにいて、僕だけを見て、僕だけに啼かされて、僕だけに全て預けて」
「んっ、うん、あなた、だけ」
激しく攻められ前後不覚になりそうだったのに、彼の言葉で呼び戻された。本当にこれはアンブロワーズなのだろうかと疑問に思う程の熱烈な言葉の暴風雨に晒されながらも、不思議と素直に受け入れられる。
思い返すと最初から彼の触れる手は優しかった。強引ではあったが、ヴィクトワールが不快だと感じることは一切なかったのは確かだ。
それに今にして思い返すと、彼が自分を見る目には以前から今と同じ熱がこもっていた。
少し遠回りしたけれど、身体だけでなく心まで重ねられるようになったことが嬉しい。これからの彼と過ごす時間が今まで以上に楽しみだ。
「あっ、なか、あつい」
彼が放った熱が普段よりも熱く感じる。なのに止まらず突き上げ続けるものだから、彼女も新たな高みに上り詰めてしまう。
「うん、何かいつもと違うんだ」
そう言いながら舌を絡め耳を指先で擽られ、ヴィクトワールは頂点から下りられなくなった。
「んあっ、ねぇ、まって」
「だめ、待たない」
解放された口で何とか告げた制止の言葉を無情にも流され、またしても舌先を擽られる。
「んんんーっ」
「またイってるね、凄く気持ちいいよ。もっとたくさん乱れてみせて」
これ以上乱れたら死んでしまう。そんなに簡単には死ねない身体になっていると分かっているが、そう思ってしまう程に終わりのない快楽に振り回される。
今日はいつもと違う。揃って何度達しても、体位を変えつつ交わり続けたままだ。二人ともが、どこかおかしい。もしかしたらもう戻れない程に狂っているのではないだろうか。
それでも別に構わない。彼の腕に抱かれて、快楽の淵に沈んだままでも幸せだ。人を堕とす彼の真骨頂を思う存分見せつけてくれたらそれで良い。
「ああっ! それ、きつい」
「うん、凄く締まる」
後ろから攻められ叫ぶヴィクトワールは荒れ狂う快楽に身を委ねている。すっかり力の抜けた腕は支える力をなくし、枕に縋り付くだけだ。
そんな彼女の腰を掴み、遠慮なく引き上げて突き立てるアンブロワーズはまた熱を解放する。なのに止まらない。いや、正確には止められない。
「ごめん、収まらない」
魔族は愛する相手に触れたいという欲が強い。その欲求の度合いは、力の強さに比例する。
アンブロワーズはそれを頭では分かっていたが、まさかこれ程までとは思わなかった。
自覚する前から強かった欲望は、互いに想いを交わした今、留まるところを知らない。
「いいの。もっと、して」
ヴィクトワールは魔族の特性を知っている訳ではない。それでも、彼が自分を求める理由が単なる食欲や性欲とは違うのは分かる。
想いの丈が触れる肌を通してしみ込むかのように伝わり、それが更に大きな快楽を刻み込む。元から彼と素肌で触れ合うのが好きだった。滑らかな感触が心地良いからだと思っていたけれど、それだけではなかったのかもしれない。
「好き。ずっと、こうしていたい」
「僕も好きだよ、ずっと抱いていたい」
初めて彼女を抱いた時に言われたのと殆ど同じ言葉。思えばあの時には、既に彼女に溺れていた。
その時でも満足だと思っていたのに、この幸せを知った今では、もうあんなので満たされる気がしない。
「やっぱり顔を見ながらするのが一番だね」
「うん、ぎゅっとして?」
蕩けるような笑顔を浮かべて背に手を回す彼女に胸を掻きむしりたい程の愛しさが込み上げる。
「何でそんなに、可愛いの?!」
「あっんん、それ、だめ」
「煽っておいて駄目はないでしょ?」
もはや苛立ちにも似た欲に突き動かされ、奥を攻め立てる。
「もう、おく、溶けそう」
「うん、分かる」
このまま溶け合ってしまうのではないかと思う程に、言いようのない快楽に支配される。
「ずっと一緒にいようね」
優しく囁く声を聞くと同時に、彼女の意識は完全に沈み込んだ。
その言葉と同時に一気に押し入る熱の塊は、もうすっかり慣れ親しんだ感触。何なら今朝も、散々これに乱され啼かされた。
なのに今までとは全然違う。
貫かれただけで、全身の細胞までもが悦びに咽ぶのを感じる程に。
「あ゙……くうっ、も、やああぁっ」
「ちょっ、と、これ、ヤバい」
今までにも挿れただけで彼女が達したことは数えきれない。それに彼女を抱く度に凄まじい快楽に溶かされそうになり、立場があべこべだと内心苦笑したことがアンブロワーズは何度もあった。
でもそれはまだ生易しいものだったようだ。今この瞬間に味わう快感は、これまでのものを軽く超えてしまっている。
絞り取ろうと蠕き、締めつけるだけでは飽き足らず、吸い付く内部の快さはよく知っている筈なのに、何かが違う。思わず果てそうになりながらもそれに抗い、跳ねる彼女を抱きしめ突き上げる。
優しく抱くことは自分には絶対に無理なのかもしれない、そう自嘲しながら首筋にも痕を残す。
「んんっ、あ、もうっ、またくるっ」
「ずっとイってるんだね、僕も凄く気持ちいいよ」
こんなに美しくも愛らしい彼女が、これからもずっと共に生きてくれる。ただ身体を重ねるだけではなく、愛し愛される相手として。
それを意識すると、更に込み上げる悦楽に気が狂いそうなまでの多幸感。これを飼い馴らせる日が来るのだろうか。
「愛してる」
ようやく落ち着き始めた彼女が、自分を見つめて笑う姿に堪らなくなった。と同時に、どうしようもない衝動に蹴飛ばされるように口をついて出た言葉。
殆ど無意識にこんなことを言う自身が信じられず、彼は驚くしかない。
「んんんっ!」
「えっ?」
激しい反応を見せる彼女をまじまじと見つめる。
「まさか、今の言葉で、イった?」
「あっ、だっ、て、うれし、やっ! まって」
何とかして彼に今の気持ちを伝えたいと、必死に言葉を紡いだのに。待っていたのは更なる攻め立てだった。
なのにいつもと違い、強く求められることに彼女は歓喜している。苦しさは変わらないのに。
「そんな可愛いこと言っておいて、待ては酷いよ」
理性を留めるために気を張っていた彼も、あまりに可愛い彼女を前に抑えるのをやめた。
二人しておかしくなっても構わない。どうせ責任のない立場なのだから、彼女に溺れきっても良いだろう。
「好きだ、愛してる。ずっとそばにいて、僕だけを見て、僕だけに啼かされて、僕だけに全て預けて」
「んっ、うん、あなた、だけ」
激しく攻められ前後不覚になりそうだったのに、彼の言葉で呼び戻された。本当にこれはアンブロワーズなのだろうかと疑問に思う程の熱烈な言葉の暴風雨に晒されながらも、不思議と素直に受け入れられる。
思い返すと最初から彼の触れる手は優しかった。強引ではあったが、ヴィクトワールが不快だと感じることは一切なかったのは確かだ。
それに今にして思い返すと、彼が自分を見る目には以前から今と同じ熱がこもっていた。
少し遠回りしたけれど、身体だけでなく心まで重ねられるようになったことが嬉しい。これからの彼と過ごす時間が今まで以上に楽しみだ。
「あっ、なか、あつい」
彼が放った熱が普段よりも熱く感じる。なのに止まらず突き上げ続けるものだから、彼女も新たな高みに上り詰めてしまう。
「うん、何かいつもと違うんだ」
そう言いながら舌を絡め耳を指先で擽られ、ヴィクトワールは頂点から下りられなくなった。
「んあっ、ねぇ、まって」
「だめ、待たない」
解放された口で何とか告げた制止の言葉を無情にも流され、またしても舌先を擽られる。
「んんんーっ」
「またイってるね、凄く気持ちいいよ。もっとたくさん乱れてみせて」
これ以上乱れたら死んでしまう。そんなに簡単には死ねない身体になっていると分かっているが、そう思ってしまう程に終わりのない快楽に振り回される。
今日はいつもと違う。揃って何度達しても、体位を変えつつ交わり続けたままだ。二人ともが、どこかおかしい。もしかしたらもう戻れない程に狂っているのではないだろうか。
それでも別に構わない。彼の腕に抱かれて、快楽の淵に沈んだままでも幸せだ。人を堕とす彼の真骨頂を思う存分見せつけてくれたらそれで良い。
「ああっ! それ、きつい」
「うん、凄く締まる」
後ろから攻められ叫ぶヴィクトワールは荒れ狂う快楽に身を委ねている。すっかり力の抜けた腕は支える力をなくし、枕に縋り付くだけだ。
そんな彼女の腰を掴み、遠慮なく引き上げて突き立てるアンブロワーズはまた熱を解放する。なのに止まらない。いや、正確には止められない。
「ごめん、収まらない」
魔族は愛する相手に触れたいという欲が強い。その欲求の度合いは、力の強さに比例する。
アンブロワーズはそれを頭では分かっていたが、まさかこれ程までとは思わなかった。
自覚する前から強かった欲望は、互いに想いを交わした今、留まるところを知らない。
「いいの。もっと、して」
ヴィクトワールは魔族の特性を知っている訳ではない。それでも、彼が自分を求める理由が単なる食欲や性欲とは違うのは分かる。
想いの丈が触れる肌を通してしみ込むかのように伝わり、それが更に大きな快楽を刻み込む。元から彼と素肌で触れ合うのが好きだった。滑らかな感触が心地良いからだと思っていたけれど、それだけではなかったのかもしれない。
「好き。ずっと、こうしていたい」
「僕も好きだよ、ずっと抱いていたい」
初めて彼女を抱いた時に言われたのと殆ど同じ言葉。思えばあの時には、既に彼女に溺れていた。
その時でも満足だと思っていたのに、この幸せを知った今では、もうあんなので満たされる気がしない。
「やっぱり顔を見ながらするのが一番だね」
「うん、ぎゅっとして?」
蕩けるような笑顔を浮かべて背に手を回す彼女に胸を掻きむしりたい程の愛しさが込み上げる。
「何でそんなに、可愛いの?!」
「あっんん、それ、だめ」
「煽っておいて駄目はないでしょ?」
もはや苛立ちにも似た欲に突き動かされ、奥を攻め立てる。
「もう、おく、溶けそう」
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