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祝福。
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「兄上。それならこちらからも兄上に報告したいことがあったんだ。聞いてくれるかい?」
「ああ。言ってみなさい」
「俺は今の商会の事業が軌道にのったら、ここにいるアリーシアと結婚しようと思ってる」
え、え、えーー!?
マクギリウス!!
「アリーシアと、か」
「ああ」
「叔父と、姪だぞ? おまけにマーカス叔父の孫でもある。前例がないわけではないがいささか血が近すぎはしないか?」
あああああああ。
血が、近すぎる、よね……。確かに……。
同じ姪でもエヴァンジェリン様のお母様は他国の姫だったお方。
「それはわかってる。だから一度は諦めたんだ。でも、もう気持ちを偽るのはやめた」
「マクギリウス……」
「アリーシア。ごめんねあと先になって。でも、俺は本気だ。君と一生添い遂げたいと思っている。君を大事にしたい。だから……」
「うん……。ありがとうマクギリウス……。嬉しい……」
陛下の前だというのに、涙が溢れてくるのをとめられなかった。
今までの悲しかったこと全部と秤にかけても、今のマクギリウスの言葉の方が嬉しくて。
「陛下、ごめんなさい……。わたくし、マクギリウスが好きです……。他の人はもう考えられない……」
勇気を出して陛下にもそうお願いした。
血が近すぎるのはメリットもあるけどデメリットも大きいって聞く。
身体の弱い子が生まれやすいって話もある。
だけど……。
「そうか。ならしかたないな。アリーシア。私はお前のこともずっと気にかけていた。マーカス叔父の進めたトランジッタ侯爵家との婚姻も、それで幸せになってくれるならと願っていたんだよ。あいにく、あんな結末になってしまったが……。お前とマクギリウスの両名が望むなら、私はお前たちを祝福しよう。ただし……」
「ただし、なんだっていうんだ? 兄上」
「マクギリウスが臣籍降下する事だけは認められない。だからせめてこの秋には大々的に婚約披露を行うこととしよう。新しい王族の一員として皆に祝福されるべきだよ。アリーシアは」
「わかった。じゃぁそう言う事で了解だ。兄上。俺とアリーシアは秋に婚約、春に婚姻、そんなスケジュールでいいよ」
「ふむ、ではそれで進めるとしよう。ああそういえばこの後——」
「お父様! マクギリウスおじさまがいらしたならなんであたしも呼んでくださらないの!?」
バタンと扉を開けて入ってきたエヴァンジェリンさま。
ちょっと拗ねてる?
「ああ。少々込み入った話もあったのでな。この後の食事会には同席させるつもりだったが」
「もう。あたしもお父様に大事なお話があったのに。いいわ。じゃぁお食事の席で話すから」
「そうだな。そうすればいい。ああマクギリウス、お前たちの婚姻についてもエヴァンジェリンにも話さないといけないな」
「え? 婚姻? おじさまが?」
「ああエヴァンジェリン。マクギリウスとアリーシアは夫婦となることが決まった。お前も祝福してあげるといい」
「え!? え?? えーーー? そんなー。ひどいー。おじさまー」
「俺はアリーシアを愛してる。だから」
「ごめんなさい。エヴァンジェリンさま」
あんなにもマクギリウスに好意を向けていたエヴァンジェリンさまに気がついていながらこういう結果になった事、ちょっとだけ後ろめたかった。
でも。ごめんなさい。わたくしも諦めるわけにはいかなかったもの。
「そっかー。もう、しょうがないなー。そっかー」
一瞬、エヴァンジェリンさまの目に涙が浮かんだ気がした。
でも。
俯いて、すぐもう一度顔をあげた彼女、こちらに笑みを向けてくれて。
「おめでとう。おじさま、アリーシアさま。ほんとは少しそんな気もしてたんだ。だから、あたしもごめんね」
そうちょこんと小首を傾げ、ぺろっと舌を出した。
「ああ。言ってみなさい」
「俺は今の商会の事業が軌道にのったら、ここにいるアリーシアと結婚しようと思ってる」
え、え、えーー!?
マクギリウス!!
「アリーシアと、か」
「ああ」
「叔父と、姪だぞ? おまけにマーカス叔父の孫でもある。前例がないわけではないがいささか血が近すぎはしないか?」
あああああああ。
血が、近すぎる、よね……。確かに……。
同じ姪でもエヴァンジェリン様のお母様は他国の姫だったお方。
「それはわかってる。だから一度は諦めたんだ。でも、もう気持ちを偽るのはやめた」
「マクギリウス……」
「アリーシア。ごめんねあと先になって。でも、俺は本気だ。君と一生添い遂げたいと思っている。君を大事にしたい。だから……」
「うん……。ありがとうマクギリウス……。嬉しい……」
陛下の前だというのに、涙が溢れてくるのをとめられなかった。
今までの悲しかったこと全部と秤にかけても、今のマクギリウスの言葉の方が嬉しくて。
「陛下、ごめんなさい……。わたくし、マクギリウスが好きです……。他の人はもう考えられない……」
勇気を出して陛下にもそうお願いした。
血が近すぎるのはメリットもあるけどデメリットも大きいって聞く。
身体の弱い子が生まれやすいって話もある。
だけど……。
「そうか。ならしかたないな。アリーシア。私はお前のこともずっと気にかけていた。マーカス叔父の進めたトランジッタ侯爵家との婚姻も、それで幸せになってくれるならと願っていたんだよ。あいにく、あんな結末になってしまったが……。お前とマクギリウスの両名が望むなら、私はお前たちを祝福しよう。ただし……」
「ただし、なんだっていうんだ? 兄上」
「マクギリウスが臣籍降下する事だけは認められない。だからせめてこの秋には大々的に婚約披露を行うこととしよう。新しい王族の一員として皆に祝福されるべきだよ。アリーシアは」
「わかった。じゃぁそう言う事で了解だ。兄上。俺とアリーシアは秋に婚約、春に婚姻、そんなスケジュールでいいよ」
「ふむ、ではそれで進めるとしよう。ああそういえばこの後——」
「お父様! マクギリウスおじさまがいらしたならなんであたしも呼んでくださらないの!?」
バタンと扉を開けて入ってきたエヴァンジェリンさま。
ちょっと拗ねてる?
「ああ。少々込み入った話もあったのでな。この後の食事会には同席させるつもりだったが」
「もう。あたしもお父様に大事なお話があったのに。いいわ。じゃぁお食事の席で話すから」
「そうだな。そうすればいい。ああマクギリウス、お前たちの婚姻についてもエヴァンジェリンにも話さないといけないな」
「え? 婚姻? おじさまが?」
「ああエヴァンジェリン。マクギリウスとアリーシアは夫婦となることが決まった。お前も祝福してあげるといい」
「え!? え?? えーーー? そんなー。ひどいー。おじさまー」
「俺はアリーシアを愛してる。だから」
「ごめんなさい。エヴァンジェリンさま」
あんなにもマクギリウスに好意を向けていたエヴァンジェリンさまに気がついていながらこういう結果になった事、ちょっとだけ後ろめたかった。
でも。ごめんなさい。わたくしも諦めるわけにはいかなかったもの。
「そっかー。もう、しょうがないなー。そっかー」
一瞬、エヴァンジェリンさまの目に涙が浮かんだ気がした。
でも。
俯いて、すぐもう一度顔をあげた彼女、こちらに笑みを向けてくれて。
「おめでとう。おじさま、アリーシアさま。ほんとは少しそんな気もしてたんだ。だから、あたしもごめんね」
そうちょこんと小首を傾げ、ぺろっと舌を出した。
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