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聖女宮。
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♢ ♢ ♢
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
聖都アルメリアのここ聖女宮では、毎年この時期は春をことほぎ初夏を祝い、新緑の成長を促す聖緑祭が執り行われる。
今はその聖緑祭の開催のための準備が進められているまっ最中だった。
聖女は公職。
婚姻前の上級貴族の婦女子のうち魔力の高いものから選ばれる名誉職でもある『聖女』を頂点として、国の大事な祭祀を担うのがこの聖女宮であり、神々や精霊に祈りを捧げるそんな祭壇を前にして、エヴァンジェリンは兄であり聖緑祭の警備責任者でもあるサイラス・スタンフォード侯爵と最終打ち合わせを行なっていた。
「では、当日はそのようにお願いしますわ」
「ああ、了解した。関係者へはその様に通達しておこう」
「ふふ。これで今年も祭祀をつつがなく終えることができそうです。わたくしの役目もここまでですし、ほっとしましたわ」
「君が聖女としてあの祭壇の上で祈りを捧げていたのはもう十年も前のことになるのか。時間の経つのは早いものだな」
遠い目をしてそういうサイラス。
「わたくしは聖女としてはほんとお飾りでしたけどね。当時は自分の力のなさに、歯痒い思いをしたものですわ。周囲の助けがなければとても聖女などと言って胸を張ることなどできませんでしたもの」
「ああ。あの年は本当に色々な厄災が重なった」
「でもこうして聖女を引退した後もこの聖女宮の長官というお役目を頂いて、なんとかここまでやってこれましたもの。お兄様や夫には色々と助けて頂いたから、本当に感謝していますのよ」
「ああ。君は本当に頑張り屋だったからな。自慢の妹だ」
「お兄様も。あの後騎士団のお仕事が忙しくなってしまってなかなか奥様も決まらなくて。わたくし心配しておりましたのよ? やっとシルフィーナ様のような素敵な方をめとられて安心できたと思っていたんですけど」
「そう、だな」
「シルフィーナ様は本当に素敵な方でしたわ。わたくしたちお友達になりましたのよ?」
「ああ、それはよかった」
「それで先日彼女と一緒に図書館に行きましたの。あいにく司書が不在で利用登録ができなかったのですけれど」
「そう、か」
「オート・マタのフロスティがいましたから、侯爵夫人として自動登録できないか聞いてみましたの。でも」
「……」
返事の無いサイラスに、エヴァンジェリンはじとっとした目を向け、続けた。
「お心あたりがありそうねお兄様。ここでは差しさわりがありますから、わたくしの部屋に行きましょう」
そういうエヴァンジェリンに、サイラスはただ黙ってついていく。
先ほどまでと空気が変わっていることに周囲の者たちは訝しがったが、この二人が兄妹でサイラスがエヴァンジェリンには甘いことをよく知っている者たちは、(ああ、いつもの兄妹げんかか)とくらいに思い返し目の前の作業に戻るのだった。
♢
「ああ、リーゼ。お茶を置いたらあなたは席を外してもらえるかしら?」
「はい、わかりました」
来客用のソファーに腰掛けるサイラスにお茶を出した侍女のリーゼ。この部屋の主人であるエヴァンジェリンにそう指示をされ渋々部屋を後にした。
この聖女宮に侯爵の様な素敵な男性が訪れることは少ない。
女性だらけのこの聖女宮。
どうしても必要な男手のための下働きの男性以外は、基本どこを向いても女性だらけ。
長官からしてこうして聖女経験者の中から地位の高い女性が選ばれることが多い、そんな職場だった。
ロックフェラー公爵家では正妻であったアマリール夫人がお亡くなりになり第二夫人であったエヴァンジェリンが第一夫人となったことで、彼女にかかる負担も増し、これ以上聖女宮勤めも難しいということで、この春の聖緑祭を最後に職を辞することが決まっている。
「君の後任は、もう決まったのかい?」
「それがなかなか。こんな雑務だけが多くて日の当たらないお仕事、引き受けてくださる方も少なくて」
聖女宮の花形はやはり未婚の巫女である『聖女』である。
今エヴァンジェリンがやっているような仕事は完全な裏方仕事となるから、貴族の間でもなり手は少ないのだという。
それでも。
形だけでも聖女宮をまとめていくには国の役人の男性ではなく高位貴族の女性が望ましい。
そういう声も多い。
「このままだったら多分、エデリーン様に再度お願いすることになりそうですわ」
先代の王の妹であったエデリーン。生涯独身を貫き今はワイマー離宮で過ごす彼女はエヴァンジェリンの前任者であり、長年聖女宮に携わってきた経験者である。
代々の聖女の中でも高位と謳われていたその力は未だ健在で、今でも何かことあるごとに王がその離宮を訪ね教えを請うのだとも言われている。
「しかし彼女はもう、あの災厄でかなりの力を使い果たしお休みになったと聞いていたが」
「ええ。お隠れになってもう十年ですわね。ですから、引き受けてくださるかどうか」
「他に良い候補はいないのかい? なんなら私の方でも当たってみても」
「それよりもお兄様? いい加減誤魔化すのはやめにしません?」
エヴァンジェリンは兄サイラスのすぐそばまで詰め寄り、その顔をじっと見つめて。
「なんだったらわたくし、シルフィーナ様に後任を頼もうと思っておりましたの」
そう告げた。
「だめだ!」
顔をあげ、問答無用とばかりに拒否の声をあげるサイラス。
「どうしてですか? ご懐妊していらっしゃったとしても、おやすみすることはできますよ? わたくしがそうやってきたのをみていらっしゃったでしょう? 雑務はありますが、身体に負担をかけるほどのお仕事ではありませんもの」
「それはわかっている。だが、だめだ」
「お兄様? お兄様はシルフィーナ様の才能をご存知ないのですか? 本来であれば……」
「だめだ。だめなんだ」
「どうして……」
あまりにも頑ななそのサイラスの返事に、エヴァンジェリンは困惑した。
兄がなぜか彼女に手を出していない、それはあの図書館でのシルフィーナの表情からも理解した。
それがなぜなのか。
婚姻は聖女の力を弱めると言われている、もしやそれに関係があるのやも。
そう思って薦めてみた聖女宮での仕事。
でもどうやらそういったことでも無い様子で……。
ではなぜ?
たとえ兄妹であったとしても踏み込んではいけないプライベートな部分もあると、遠慮して言葉を選んでいたエヴァンジェリン。
でも。
苦しそうな表情になる兄に、それ以上何も聞けなくなってしまう。
「私は、彼女を幸せにしたいだけなのだ……」
最後にそう呟いたサイラスの声。
それはあまりにも小さく、エヴァンジェリンにもはっきりとは聞こえなかった。
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
聖都アルメリアのここ聖女宮では、毎年この時期は春をことほぎ初夏を祝い、新緑の成長を促す聖緑祭が執り行われる。
今はその聖緑祭の開催のための準備が進められているまっ最中だった。
聖女は公職。
婚姻前の上級貴族の婦女子のうち魔力の高いものから選ばれる名誉職でもある『聖女』を頂点として、国の大事な祭祀を担うのがこの聖女宮であり、神々や精霊に祈りを捧げるそんな祭壇を前にして、エヴァンジェリンは兄であり聖緑祭の警備責任者でもあるサイラス・スタンフォード侯爵と最終打ち合わせを行なっていた。
「では、当日はそのようにお願いしますわ」
「ああ、了解した。関係者へはその様に通達しておこう」
「ふふ。これで今年も祭祀をつつがなく終えることができそうです。わたくしの役目もここまでですし、ほっとしましたわ」
「君が聖女としてあの祭壇の上で祈りを捧げていたのはもう十年も前のことになるのか。時間の経つのは早いものだな」
遠い目をしてそういうサイラス。
「わたくしは聖女としてはほんとお飾りでしたけどね。当時は自分の力のなさに、歯痒い思いをしたものですわ。周囲の助けがなければとても聖女などと言って胸を張ることなどできませんでしたもの」
「ああ。あの年は本当に色々な厄災が重なった」
「でもこうして聖女を引退した後もこの聖女宮の長官というお役目を頂いて、なんとかここまでやってこれましたもの。お兄様や夫には色々と助けて頂いたから、本当に感謝していますのよ」
「ああ。君は本当に頑張り屋だったからな。自慢の妹だ」
「お兄様も。あの後騎士団のお仕事が忙しくなってしまってなかなか奥様も決まらなくて。わたくし心配しておりましたのよ? やっとシルフィーナ様のような素敵な方をめとられて安心できたと思っていたんですけど」
「そう、だな」
「シルフィーナ様は本当に素敵な方でしたわ。わたくしたちお友達になりましたのよ?」
「ああ、それはよかった」
「それで先日彼女と一緒に図書館に行きましたの。あいにく司書が不在で利用登録ができなかったのですけれど」
「そう、か」
「オート・マタのフロスティがいましたから、侯爵夫人として自動登録できないか聞いてみましたの。でも」
「……」
返事の無いサイラスに、エヴァンジェリンはじとっとした目を向け、続けた。
「お心あたりがありそうねお兄様。ここでは差しさわりがありますから、わたくしの部屋に行きましょう」
そういうエヴァンジェリンに、サイラスはただ黙ってついていく。
先ほどまでと空気が変わっていることに周囲の者たちは訝しがったが、この二人が兄妹でサイラスがエヴァンジェリンには甘いことをよく知っている者たちは、(ああ、いつもの兄妹げんかか)とくらいに思い返し目の前の作業に戻るのだった。
♢
「ああ、リーゼ。お茶を置いたらあなたは席を外してもらえるかしら?」
「はい、わかりました」
来客用のソファーに腰掛けるサイラスにお茶を出した侍女のリーゼ。この部屋の主人であるエヴァンジェリンにそう指示をされ渋々部屋を後にした。
この聖女宮に侯爵の様な素敵な男性が訪れることは少ない。
女性だらけのこの聖女宮。
どうしても必要な男手のための下働きの男性以外は、基本どこを向いても女性だらけ。
長官からしてこうして聖女経験者の中から地位の高い女性が選ばれることが多い、そんな職場だった。
ロックフェラー公爵家では正妻であったアマリール夫人がお亡くなりになり第二夫人であったエヴァンジェリンが第一夫人となったことで、彼女にかかる負担も増し、これ以上聖女宮勤めも難しいということで、この春の聖緑祭を最後に職を辞することが決まっている。
「君の後任は、もう決まったのかい?」
「それがなかなか。こんな雑務だけが多くて日の当たらないお仕事、引き受けてくださる方も少なくて」
聖女宮の花形はやはり未婚の巫女である『聖女』である。
今エヴァンジェリンがやっているような仕事は完全な裏方仕事となるから、貴族の間でもなり手は少ないのだという。
それでも。
形だけでも聖女宮をまとめていくには国の役人の男性ではなく高位貴族の女性が望ましい。
そういう声も多い。
「このままだったら多分、エデリーン様に再度お願いすることになりそうですわ」
先代の王の妹であったエデリーン。生涯独身を貫き今はワイマー離宮で過ごす彼女はエヴァンジェリンの前任者であり、長年聖女宮に携わってきた経験者である。
代々の聖女の中でも高位と謳われていたその力は未だ健在で、今でも何かことあるごとに王がその離宮を訪ね教えを請うのだとも言われている。
「しかし彼女はもう、あの災厄でかなりの力を使い果たしお休みになったと聞いていたが」
「ええ。お隠れになってもう十年ですわね。ですから、引き受けてくださるかどうか」
「他に良い候補はいないのかい? なんなら私の方でも当たってみても」
「それよりもお兄様? いい加減誤魔化すのはやめにしません?」
エヴァンジェリンは兄サイラスのすぐそばまで詰め寄り、その顔をじっと見つめて。
「なんだったらわたくし、シルフィーナ様に後任を頼もうと思っておりましたの」
そう告げた。
「だめだ!」
顔をあげ、問答無用とばかりに拒否の声をあげるサイラス。
「どうしてですか? ご懐妊していらっしゃったとしても、おやすみすることはできますよ? わたくしがそうやってきたのをみていらっしゃったでしょう? 雑務はありますが、身体に負担をかけるほどのお仕事ではありませんもの」
「それはわかっている。だが、だめだ」
「お兄様? お兄様はシルフィーナ様の才能をご存知ないのですか? 本来であれば……」
「だめだ。だめなんだ」
「どうして……」
あまりにも頑ななそのサイラスの返事に、エヴァンジェリンは困惑した。
兄がなぜか彼女に手を出していない、それはあの図書館でのシルフィーナの表情からも理解した。
それがなぜなのか。
婚姻は聖女の力を弱めると言われている、もしやそれに関係があるのやも。
そう思って薦めてみた聖女宮での仕事。
でもどうやらそういったことでも無い様子で……。
ではなぜ?
たとえ兄妹であったとしても踏み込んではいけないプライベートな部分もあると、遠慮して言葉を選んでいたエヴァンジェリン。
でも。
苦しそうな表情になる兄に、それ以上何も聞けなくなってしまう。
「私は、彼女を幸せにしたいだけなのだ……」
最後にそう呟いたサイラスの声。
それはあまりにも小さく、エヴァンジェリンにもはっきりとは聞こえなかった。
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