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「決めたよ。オレはキミのこと……信じてみる。神様の教えを考えないで従うだけじゃない生き方をしたい。自分で考えてみたい。だから、オレにそのやり方を教えて欲しいんだ。その為なら、キミにこの命をあげる。だから、オレと契約してください」
彼のその言葉に自分の耳を疑った。この人狼はどこまで純粋と言うか盲目的なんだろう。よりにもよって、自分の命を初対面の、それもさっきまで殺そうとしていた相手に差し出すなんて。流石に手が震える。
「……本当にいいんだな?」
「うん。キミがいいんだ」
監督が隷属契約(なるべく強制力の弱いもの)の手順をカンペで教えてくれた。呪文を詠唱しつつ人狼、アレクシオスの手のひらに契約印を指で描く。
「『神に告げる。我、エリスの名にかけ彼の獣人、アレクシオスの命を預かる』」
「『神に告げる。我、アレクシオスはこの名にかけて術者エリスを主人とする。この命にかけて』」
「『期限は心理、契約者アレクシオスが望むまで』」
契約印の最後の一画を書き上げた時、私の右手のひらに契約印が浮かび上がる。
「ヤッホーウ!コレで最初の仲間ゲットだぜい!」
「なんでアンタが一番嬉しそうなんだよ」
「え、そこに浮かんでる子って……神様?」
アレクシオスは首を傾げて監督を見つめてる。彼が監督を見えてる事実よりも私はむしろアレクシオスの姿に驚き二度見した。大柄の男性にしては少しだけ長い黒髪とひどく色白い青年がいた。
「え、アレクシオス……その姿、人?」
「そっか……キミの、エリスの魔力もらったから人寄りの姿も出来るようになったんだ!よかった、コレで街にちゃんと入れる!」
「よかったねぇアレクシオス君。僕も君達の祈りは聞こえていたんだけど、影響力がケタ違いだから干渉できないんだよね」
監督とアレクシオスが楽しそうにほのぼのとした雰囲気で会話している。問題はコレから街へ向かう道中だ。途中に泊まれる場所がない。ついでに言うとお金も換金できそうなものも無い。
「こんな暗い時間だし、オレの家に泊まっていってよ!ここから近いし、エリスについて行く準備もしたいから」
「え、いいの?」
「オレだってキミぐらいの子供たちの面倒見てきたお兄さんだよ?神様がいても加護持ちだとしても戦えない子供に一人で野営はさせられません!」
アレクシオス、なんて良い人狼なんだ。本当にさっきまでの錯乱状態は追い詰められていたからこその姿だったんだろうか。落差が激し過ぎて呆気にとられた。
「それじゃ、アレクシオスのお言葉に甘えて……一晩泊めらせてください!」
「わかった。それじゃ御主人、オレに捕まっててね」
アレクシオスは私を肩に乗せて抱き込むとそのまま高く飛び跳ねた。ゲームとかアクション映画でよく見る跳躍移動。意外と間隔が長くて視界が緩やかに上下する。困ったことに私は実は高いところと絶叫系アトラクションが苦手だ。
「エリス、喋らないほうがいいよ。舌噛んじゃうからね」
それどころじゃ無いんですけど⁈
なんて抗議をしようにも私は軽く乗り物酔い状態になりかけたので、吐き出さないように堪える以外どうしようもなかった。監督は楽しそうにカメラを回し続けている。よく付いてこれるな、とかツッコミする余裕はなかった。
アレクシオスに担がれること約30分。ところどころボロボロになってる石造りの建物に到着した。正直今にも吐きそう。アレクシオスは私に液体入りの小瓶を差し出した。
「エリス、コレ飲んで。気持ち悪いの落ち着くから」
小瓶の中身を一気に飲み干すと吐き気が消えた。コレは酔い止めか?
「ありがとう……どうして私が酔ってるってわかったんだ?」
「オレ薬師だからね。相手の匂いを嗅げばどこが悪いかすぐにわかるんだ。おじいさんは『獣人の嗅覚だからできることだ』って言ってたけど」
「それも大概スゴイ技なんじゃないの?」
「そうなのかな?オレには当たり前だったから全然気づかなかった。獣人なら嗅覚でだいたいのことがわかるんだけど……あれ、他の獣人からはなんか違うって言われたような?」
なるほど、と驚いてるアレクシオス。今の会話だけでも彼と私の今後に関わる一つの可能性が浮上した。多分彼は自分が当たり前だと信じていることは万人の共通点だと思い込んでいるんだ。
「アレクシオスは薬師なんだよね。それって医学みたいな病気や怪我を治療する技術と知識はあるってこと?」
「どの薬草を組み合わせたらどんな病気や怪我が落ち着くかとかならわかるよ。イガク?がどんなものか知らないけど」
「今はあんまり関係ないから一旦医学のことは忘れて。私が言いたいのは、アレクシオスが匂いで相手の状態がわかるのって獣人の嗅覚と薬師の知識があったからできる技じゃないかってこと」
「そうなの?」
「そうだよ。アレクシオスにしかできないことなんだ。だから、『オレだけの技』って誇ってみてもいいんじゃない?」
アレクシオスは顔を真っ赤にして嬉しそうに笑う。なんだろう、このお兄さんかわいく見えてきたぞ。気を取り直して彼の住まいである教会跡地へと足を踏み入れた。
教会の中は意外と広い。ステンドグラスに祭壇、お祈りに来た人のためのベンチまで、どれも質素だが丁寧に作られたものなんだろう。
「エリス、奥にある管理人室で待っていて。今ご飯とお風呂の準備するから」
「いや私も何か手伝うよ」
「いいからいいから。オレがそうしたいだけだから待っててね」
アレクシオスに促されるまま、管理人室に入る。中身があんまり入ってない本棚や質素なテーブルと椅子、ベッドがある。彼の一日の始まりと終わりはここで迎えられているんだろう。監督はカメラを止めて、さっきのゲームの続きを始めていた。
「そうだ、監督。さっきは散々言ってごめん」
「エリス……今更気にしてたの?」
「アレクシオスやこの建物見ただけでもね、その……まあ、言い方ってもんがあったのかなぁって考えちゃってさ」
「何言ってんの!僕はね、君の神様を盲信しないスタンスが気に入ってるからこの世界に引っこ抜いてきたんだからね!現に1人、神様の教えでは救えなかった人を救っちゃってるんだから、大人しく自慢しときなさい!」
「自己否定しちゃっていいのかアンタ」
「いいかいエリス。君がこれから対峙していくのはね、聖職者の名を借りた悪なんだ。ゲームシステムを侵略する巨大なバグとも言える。そいつらを放っておくとあと20年もしないうちにこの世界の文明を持つ種族が全滅する。かといって僕が直接介入したいけど、それだと世界を滅ぼしかねない。だから、神に依存しない考え方ができる人間が必要なんだ」
「それが……アタシってことか」
「そーゆーこと。だから、君にはこれからも神の名前を借りて好き勝手やってる奴相手に無遠慮に物言いできるようになってほしいんだ」
「この世界にない概念が必要だったから、と?」
「そう。それに君、結構良心的だよね。隷属契約を『アレクシオスが望んだら解除できるもの』に書き換えちゃうんだから」
「……最終目的が独立なのに、縛り続ける契約する方がおかしいだろ」
「これが噂のツンデレかな?」
「違うからね」
この時だけは監督が人間臭い神様というよりは政局や運営に悩む上役、そんな風に見えて仕方なかった。すぐにいつものおふざけモードに戻ったけれど。
「2人ともー、スープできたよー」
「ありがとう。アレクシオス、この世界だと、食事の前の挨拶ってあったりする?」
「うん。手のひらを胸の前に組んでから……『神よ、今日の糧に感謝致します』」
「……『神よ、今日の糧に感謝致します』」
「じゃあ、食べようかエリス」
アレクシオスが用意してくれた私たちの分のパンとスープを食べる。スープは人参やグリーンピース、ジャガイモのような野菜と大量のスパイスが効いている。パンも麦と砕かれたくるみが混ざりあっていて程よく甘い。
「美味しい」
「よかったぁ~、オレたまに街のベーカリー用の香辛料とかも売ってるから味は自信あったんだけど……実際に褒めてもらえると嬉しいものなんだね」
ふにゃり、と嬉しそうに笑うアレクシオス。ダメだ、梨々香のお姉ちゃん精神が完全に彼を弟認定してる。180以上の大男がこんなに可愛いなんて思わないだろう普通!ニヤける顔を抑えて晩御飯を終えた。
翌朝、アレクシオスが街に薬を納品に行くというので彼に案内してもらうことになった。
「エリス、オレめっちゃ大事なことに気づいた。納品より先に、君の戸籍作らないと」
「やっぱり戸籍必要なんだね……」
まずは役所か……朝日が強いせいか、はたまた監督の行き当たりばったりのせいか、少しだけ気が遠くなりそうな気がした。
彼のその言葉に自分の耳を疑った。この人狼はどこまで純粋と言うか盲目的なんだろう。よりにもよって、自分の命を初対面の、それもさっきまで殺そうとしていた相手に差し出すなんて。流石に手が震える。
「……本当にいいんだな?」
「うん。キミがいいんだ」
監督が隷属契約(なるべく強制力の弱いもの)の手順をカンペで教えてくれた。呪文を詠唱しつつ人狼、アレクシオスの手のひらに契約印を指で描く。
「『神に告げる。我、エリスの名にかけ彼の獣人、アレクシオスの命を預かる』」
「『神に告げる。我、アレクシオスはこの名にかけて術者エリスを主人とする。この命にかけて』」
「『期限は心理、契約者アレクシオスが望むまで』」
契約印の最後の一画を書き上げた時、私の右手のひらに契約印が浮かび上がる。
「ヤッホーウ!コレで最初の仲間ゲットだぜい!」
「なんでアンタが一番嬉しそうなんだよ」
「え、そこに浮かんでる子って……神様?」
アレクシオスは首を傾げて監督を見つめてる。彼が監督を見えてる事実よりも私はむしろアレクシオスの姿に驚き二度見した。大柄の男性にしては少しだけ長い黒髪とひどく色白い青年がいた。
「え、アレクシオス……その姿、人?」
「そっか……キミの、エリスの魔力もらったから人寄りの姿も出来るようになったんだ!よかった、コレで街にちゃんと入れる!」
「よかったねぇアレクシオス君。僕も君達の祈りは聞こえていたんだけど、影響力がケタ違いだから干渉できないんだよね」
監督とアレクシオスが楽しそうにほのぼのとした雰囲気で会話している。問題はコレから街へ向かう道中だ。途中に泊まれる場所がない。ついでに言うとお金も換金できそうなものも無い。
「こんな暗い時間だし、オレの家に泊まっていってよ!ここから近いし、エリスについて行く準備もしたいから」
「え、いいの?」
「オレだってキミぐらいの子供たちの面倒見てきたお兄さんだよ?神様がいても加護持ちだとしても戦えない子供に一人で野営はさせられません!」
アレクシオス、なんて良い人狼なんだ。本当にさっきまでの錯乱状態は追い詰められていたからこその姿だったんだろうか。落差が激し過ぎて呆気にとられた。
「それじゃ、アレクシオスのお言葉に甘えて……一晩泊めらせてください!」
「わかった。それじゃ御主人、オレに捕まっててね」
アレクシオスは私を肩に乗せて抱き込むとそのまま高く飛び跳ねた。ゲームとかアクション映画でよく見る跳躍移動。意外と間隔が長くて視界が緩やかに上下する。困ったことに私は実は高いところと絶叫系アトラクションが苦手だ。
「エリス、喋らないほうがいいよ。舌噛んじゃうからね」
それどころじゃ無いんですけど⁈
なんて抗議をしようにも私は軽く乗り物酔い状態になりかけたので、吐き出さないように堪える以外どうしようもなかった。監督は楽しそうにカメラを回し続けている。よく付いてこれるな、とかツッコミする余裕はなかった。
アレクシオスに担がれること約30分。ところどころボロボロになってる石造りの建物に到着した。正直今にも吐きそう。アレクシオスは私に液体入りの小瓶を差し出した。
「エリス、コレ飲んで。気持ち悪いの落ち着くから」
小瓶の中身を一気に飲み干すと吐き気が消えた。コレは酔い止めか?
「ありがとう……どうして私が酔ってるってわかったんだ?」
「オレ薬師だからね。相手の匂いを嗅げばどこが悪いかすぐにわかるんだ。おじいさんは『獣人の嗅覚だからできることだ』って言ってたけど」
「それも大概スゴイ技なんじゃないの?」
「そうなのかな?オレには当たり前だったから全然気づかなかった。獣人なら嗅覚でだいたいのことがわかるんだけど……あれ、他の獣人からはなんか違うって言われたような?」
なるほど、と驚いてるアレクシオス。今の会話だけでも彼と私の今後に関わる一つの可能性が浮上した。多分彼は自分が当たり前だと信じていることは万人の共通点だと思い込んでいるんだ。
「アレクシオスは薬師なんだよね。それって医学みたいな病気や怪我を治療する技術と知識はあるってこと?」
「どの薬草を組み合わせたらどんな病気や怪我が落ち着くかとかならわかるよ。イガク?がどんなものか知らないけど」
「今はあんまり関係ないから一旦医学のことは忘れて。私が言いたいのは、アレクシオスが匂いで相手の状態がわかるのって獣人の嗅覚と薬師の知識があったからできる技じゃないかってこと」
「そうなの?」
「そうだよ。アレクシオスにしかできないことなんだ。だから、『オレだけの技』って誇ってみてもいいんじゃない?」
アレクシオスは顔を真っ赤にして嬉しそうに笑う。なんだろう、このお兄さんかわいく見えてきたぞ。気を取り直して彼の住まいである教会跡地へと足を踏み入れた。
教会の中は意外と広い。ステンドグラスに祭壇、お祈りに来た人のためのベンチまで、どれも質素だが丁寧に作られたものなんだろう。
「エリス、奥にある管理人室で待っていて。今ご飯とお風呂の準備するから」
「いや私も何か手伝うよ」
「いいからいいから。オレがそうしたいだけだから待っててね」
アレクシオスに促されるまま、管理人室に入る。中身があんまり入ってない本棚や質素なテーブルと椅子、ベッドがある。彼の一日の始まりと終わりはここで迎えられているんだろう。監督はカメラを止めて、さっきのゲームの続きを始めていた。
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「アレクシオスやこの建物見ただけでもね、その……まあ、言い方ってもんがあったのかなぁって考えちゃってさ」
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「それが……アタシってことか」
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「この世界にない概念が必要だったから、と?」
「そう。それに君、結構良心的だよね。隷属契約を『アレクシオスが望んだら解除できるもの』に書き換えちゃうんだから」
「……最終目的が独立なのに、縛り続ける契約する方がおかしいだろ」
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「違うからね」
この時だけは監督が人間臭い神様というよりは政局や運営に悩む上役、そんな風に見えて仕方なかった。すぐにいつものおふざけモードに戻ったけれど。
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「ありがとう。アレクシオス、この世界だと、食事の前の挨拶ってあったりする?」
「うん。手のひらを胸の前に組んでから……『神よ、今日の糧に感謝致します』」
「……『神よ、今日の糧に感謝致します』」
「じゃあ、食べようかエリス」
アレクシオスが用意してくれた私たちの分のパンとスープを食べる。スープは人参やグリーンピース、ジャガイモのような野菜と大量のスパイスが効いている。パンも麦と砕かれたくるみが混ざりあっていて程よく甘い。
「美味しい」
「よかったぁ~、オレたまに街のベーカリー用の香辛料とかも売ってるから味は自信あったんだけど……実際に褒めてもらえると嬉しいものなんだね」
ふにゃり、と嬉しそうに笑うアレクシオス。ダメだ、梨々香のお姉ちゃん精神が完全に彼を弟認定してる。180以上の大男がこんなに可愛いなんて思わないだろう普通!ニヤける顔を抑えて晩御飯を終えた。
翌朝、アレクシオスが街に薬を納品に行くというので彼に案内してもらうことになった。
「エリス、オレめっちゃ大事なことに気づいた。納品より先に、君の戸籍作らないと」
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