クラス転移したからクラスの奴に復讐します

一章 転移した先は

閑話2 聖剣

朝、扉の奥から聞こえるメイドが朝を知らせる呼びかけを眠気まなこに起き上がって服を着てメイドに言われて大食堂に行った。

そこには既に何人かが食事をしていて今日もブュッフェ形式だったからメイドに頼んで盛ってもらい食べ終わったあと、メイドに「国王の話があるので残っていてください」と言われたから全員が食べ終わり国王が来るのを待った。

少しすると国王がやってきた。

「今日から午前に武術、午後に魔法の特訓を開始してもらうわけだが、その前に、各々がしっくりくる武器を武器庫から選んでほしい。武器庫の場所はメイドや執事に聞いて欲しい。もし見つかったならそのまま自分の武器にすれば良いがもしなかったから国の錬金術師にオーダーメイドをしてもらう。以上だ。では勇者諸君、これからよろしくお願いする」

国王はそう行ったあとどこかへ帰って行った。
俺は自分の剣が早く欲しかったからメイドに場所を聞いて一番に武器庫に来た。
中には山のように武器があり、心躍らせた。

「勇者様には聖剣が必要ですので少しこちらについて来てください」

メイドにそう言われて武器庫の中を進んでいくと１つの扉の前に来た。

「この中にはこの国に伝わる伝説の聖剣が眠っています。それを手にとってください」
「わかった」

俺はそう返事をしてドアを開けた。
中には丁寧に飾られた金色の柄に銀色の諸刃の剣があった。
俺がその剣に近づき剣を握ると、突如として剣が光輝き、光が収まると金色の柄に白銀と群青色のラインが入った諸刃の剣があった。

「これは……」
「それは聖剣 エクスカリバーです。過去に勇者として召喚された勇者の一人が持っていた剣です」
「ははは、こりぁすごいな」
「もうそれはあなた様のものです。どうぞ、お好きにご使用ください」

俺はメイドにそう言われて早く剣の性能を試したかったから闘技場の場所を聞くと「それでしたらこのあとすぐに武術の特訓が始まるのでその時に性能を確かめてはどうでしょうか」と言われたのでそれを受けてメイドと一緒に闘技場へと向かった。ちなみに、聖剣の能力値の紙を見せてもらうと以下の通りだった。
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聖剣 エクスカリバー
レア度：伝説級
能力：戦闘時自動サポート、所有者自然回復大、不滅、周囲自然回復中、常時清潔、所有者固定（ユウキ・ヤマシロ）
概要：過去に異世界から召喚された勇者がこだわりにこだわった一級品。これを使用すると聖剣技レベル6までを覚えることができる。
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俺はこの内容を見てもっとこの武器が好きになった。だって強いじゃないか。