クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

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五章 一時の帰還

1話 茶の間

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「とうとう、お主の復讐をやり遂げたな」
「ええまぁ、ですが……」
「分かっておる。皆まで言わなくてもよい」

俺は何を話していいのか分からず正座をしてただうつむくだけだった。
この場ではガイア様がお茶を啜る音しか響いていない。
そんな空気を破ってくれたのはガイア様だった。

煌羈こうき君よ」
「は、はい」

俺は咄嗟のことで少し反応が遅れてしまったがしっかりと返事をした。

「む、そこまでかしこまらんでもええぞ」
「いえ、そういうわけにはいきませんので」
「多少良いわ。今は2人しかおらんのじゃからな」
「はぁ、分かりま…「グフン」…えっとー分かった」
「うむ、それでよい。して、煌羈こうき君よ。お主地球に行きたいんじゃろ」
「……やはり、分かっていましたか」
「当たり前じゃ、これでも最高神だぞ」
「まぁそうでしょうね。それで、その話はどういうことなのでしょうか?」
「これこれ、また敬語になってきておるぞ」
「うぐっ……ガイアさんの手前、やりにくいんですよ」
「別に構わぬと言っておるのだ」
「ど、努力します」
「まぁ最初はそれでよい。そして、地球のことなんだがな、短時間であれば向こうとこちらの世界の軸をつなげ合わせ行き来が可能にできるのだ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当だ。そこで思う存分、お主の最後の復讐を果たして来なさい」
「!?……はい!ありがとうございますガイア様」
「また敬語に戻っておるが……まぁもういいわい。期間は一週間。それまでが限界だから気をつけるのだぞ、それを過ぎればお主はそのままでは二度とこちらの世界には来れない」
「ゴクリっ……」
「地球とこちらの時間はあちらで1日経てばこちらでは1時間経っているようになる。あちらの時間はお主たちがこちらに転移してきてからすぐの時間帯になっておる。そして、なるべく早く帰ってくるのだぞ。お主の嫁が心配するからの」
「そうですね。なるべく早く帰ってきます」
「そうしてくれ。では、もう送るぞ」
「分かりました」
「お主の復讐がうまくいくと願っている」
「ありがとうございます」

俺がそう受け答えると俺の足元に幾何学模様の魔方陣が浮かび上がってきた。

「おっと、忘れておった。お主が帰るあたりでこの笛を鳴らしてくれ」

ガイアさんは最後に笛を俺に投げ渡してきた。

「それを鳴らせばここにこっちの世界にもどって来るための門が開く。その時にそこにおる門番にその笛を見せてお主の力の一端を見せれば戻って来られる。あと、お主がこちらに戻ってくる時、なんでも5つだけ持って来られるからの」

一番重要な情報忘れてんじゃねぇよ!と内心突っ込むが口には言えないため愛想笑いをして誤魔化した。

「分かりました。ありがとございました」
「気をつけての」

その言葉を最後に俺は気を失った。

ーーーーーーーーー
作者より。
こっちもこっちで大変ですけど読者の皆様もお身体に気をつけてくださいね。
次の更新から遅くなります。学校が始まるのでできれば早く更新しますがどうしてもの時があるので更新ができなくても許してください。
これからもより良い話になるよう精進して頑張らせていただくので応援よろしくお願いします!
次回からはアストが地球に帰って教師や親なんかに復讐していきます!気に入られるかはわかりませんがザマァも頑張るのでお願いします。
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