クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

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六章 家族団欒

31話 馬鹿な奴

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俺は、その言葉に耳を疑った。

「俺が怖くないのか?」
「怖い?なんでだ?」
「いやだって、こんな恐ろしいぐらい強い力を持ってるやつなんて怖いと思わないか」
「俺は思わねぇぞ。てか逆にすげーって思う」

俺が……すごい?

俺がわけわからんっていうような顔をしていると、その答えをハイゼが出してくれた。

「そこまで強くなろうと努力できるお前がだよ。普通はこんぐらい行けばもういいやって諦めたりするんだがお前は諦めずにその領域まで登りつめた。素直に尊敬するぜ、俺は」

俺はその言葉に救われた気がした。

今まで俺がやってきた努力は無駄じゃないんだと。こんなにも俺の力を褒めてくれるやつがいるんだと。ミリーナ以外に一人でも、そんなやつがいてくれるんだと、俺は嬉しかった。

「ありがとな、ハイゼ」
「お、おうよ」

俺は自然と感謝の言葉が口から出た。
それを聞いたハイゼはなぜ感謝されるのか分かってなったが照れながらも感謝の言葉を受け取ってくれた。
ほんとに、俺の気も知らん馬鹿だが、それでも、本当にいいやつだと心の底から思った。

「おし!じゃあやるか!」

俺は気持ちを切り替えるために少し大きめの声でそう言った。

「するっつってもどうやるんだ?」
「まぁ見とけって……創造クリエイトモード・能力作成スキル作成発動。能力名スキルネーム・譲渡。スキル能力・自分から相手に、相手から自分に合意があれが全てを譲渡できる。…………創造クリエイト

以前作った『祝福ギフト』とは違い『譲渡』は相手からも合意があれば能力を貰えるというものだ。ついでにスキルだけじゃなく、『全て』とある通り全ての受け渡しができるようになっているのだ。

頭の中で電子音が響きステータスにも表記されていることを確認した。

「じゃあやるぞ」
「おう!どんとこい!」
「『譲渡』発動。相手から自分への『守護霊の神秘・統率』『守護霊の加護』の譲渡」

俺がそう言うと、目の前にA4サイズほどの青白い電子パネルが出てきた。
ハイゼの方にも出たらしくそのパネルに驚いていた。

そのパネルに書かれている文字を読むと、

『守護霊の神秘・統率』『守護霊の加護』の譲渡を行いますか?

                                 YES・NO

と書いていた。

「このYESってのを押せばいいのか?」
「ああ、そうしたらそのスキルが俺に譲渡される」

俺がそう言うとハイゼがビビりながらもYESのボタンを押してくれた。

「何ビビってんだよ」
「いやなんかさ、初めて見るもんてちょっと怖く感じたりしねぇか?」
「チキンかよ」
「俺はドワーフだ!獣人と一緒にするな!」
「いや鳥獣人のことを言ってんじゃねぇよ!」
「じゃあなんのことだよ」
「俺の住んでた地域でこう言う言葉があんだよ。意味は臆病者ってことだ」
「あーそう言うことか」

と、わけわからん言い合いをしてハイゼが理解してくれてから俺もYESのボタンを押した。

すると、頭の中に電子音が響いた。

『スキル『譲渡』による合意が完了しました。
スキル所有者 ハイゼ・リテーユ・シャグナからアラストール・エリーニュスへの『精霊の神秘・統率』の譲渡を行います…………譲渡が完了しました』

「なんだ今の?」
「さっきのでスキルの譲渡が完了したんだよ。ステータス見てみな」
「お、おう。『ステータス』……おお!すげー本当になくなってやがる!」

ハイゼはそう言って興奮していた。俺もステータスを確認してみるとちゃんとスキルがあったためしっかりと成功していた。

ーーーーーーーーー
作者より。
遅くなってすいません!
以前に、『譲渡』というスキルを藍沢たちのところで作ったのですが、そのスキルを『祝福』にしました。
能力的には、『祝福』は自分から一方的にスキルなんかを渡すもので『譲渡』は『祝福』に加えて相手からもスキルや称号を全て自分に渡せるという感じと思ってください。
これからも頑張るので応援よろしくお願いします!
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