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七章 決戦
6話 いざ、工国へ
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ミリーナと雫が降りてきたのは、あの後から10分後ほどだった。
「ねぇねぇ。どう?」
「なんか…不思議な感じだね。この服」
そう言ってきた二人の服は、俺が持っていた男物の服を錬金で女物に変えてやったものだ。
雫は青を基調としたワンピで所々に濃い青色や黄色のラインが入っていて、天使の雫が着ていると水の妖精のようだった。
そしてミリーナは、白を基調とした服装で、白のインナーの上にはドラゴンの鱗のような装備が輝いていた。
「雫は天使なんだし天使風の服装にしてミリーナは龍人風にしてみたんだよ」
「龍人風?」
「まぁ早いとこ、龍を象った服装ってことだ。気に入らないとこはあるか?あるならすぐに言ってくれよ」
「私はないよー」
「私も。それにこの服気に入っちゃったしね」
「だよね!」
二人とも服のことでは何もないみたいだったからもういくことを伝えた。
「あ、そうだったね。ついうっかりしてた」
「おいおい。緊張感もなんもないな」
「そりゃアストがいるからね。何があってもアストは負けたりしないもん」
「ははは。まぁそうだといいがな」
俺も特に負ける気はないため軽く笑った。だが決して慢心しているわけではない。何かあれば自分を犠牲にしてでもこいつらだけでも逃す。
「さて、じゃあそろそろ行くか」
「「「「「「うん!」」」」」」
そうして、やっと俺たちは家を出て工国へ向かうこととなった。
「ところで、どうやっていくの?」
家を出て少しいくと、雫がそんなことを言い出した。
「そんなの、飛んで行くに決まってるだろ?」
「いやそんな、何を当たり前なことを、みたいな目で見返されてもどうにもできないよ?空飛べるのはアストだけじゃない?」
「魔法を使えばいいだろうが……まぁいい。じゃあ今回は俺が乗せて行ってやるよ」
「の、乗せる?」
「そっ。まぁ見てろって」
俺はみんなから少し離れて、呪文を唱えた。
「『竜化』。発動」
この竜化は、『超越』スキルに統合されたもので、ステータスを2倍に引き上げて竜の体になる代わりに言葉が喋れなくなるのものだ。
このスキルは、一度使うのに並みの人間なら相当な魔力を使うため、あまりこの世界のやつが使うことはなさそうなスキルだが、俺にとっては今回みたいに俺だけが飛べる時の多数で移動するときにちょうど良かったりする。
そして、俺の体は純白の鱗に琥珀のような瞳をした全長200メートルはあるだろう巨大な純白のドラゴンとなっていた。
「すげー!」
「かっこいい!」
「きれー!」
「キラキラしてるー!」
「す……すごい」
「アストはやっぱりすごいね!」
コメントはそれぞれ違うが、俺を見る目線は全員キラキラした目を向けていた。
この体では声を出すことはできないが、頭で考えたことは伝えられる。つまり、念話を使えばいいのだ。
(ありがとな)
「うわ!なんか頭の中で声がする!」
(はははっ。俺が直接話しかけてるんだよ。まぁそんなことよりも、早く乗れよ)
俺はそう言って登りやすいように尻尾を階段のようにして登りやすくしてやった。
「「「「「「ありがとう!」」」」」」
(おう。そんじゃあ行くぜ)
俺は全員が乗ったのを確認して、大空へと羽ばたいた。
「わーー!」
「すげーー!」
「めっちゃ気持ちいい!」
「きれーー!」
「太陽が近く感じる…」
「アストはやっぱりなんでもできそうだね!でもちょっと怖いかな」
(そうか?なら少し待ってろ)
俺はそういうと、さらに高度を上げ一瞬で雲の少し上まで来た。
(下が見えなかったらそこまで怖ないだろ?)
「うん!ありがとう!」
「それにしても、風があんまり強くないね」
(俺が今結界を張ってるからな。向かい風を抑えてるんだよ)
「そういう使い方もできるんだ」
(ああ、今度教えてやるよ)
「ほんと!?ありがとう!」
そんな雑談をしながら飛ぶこと1時間。
(お、見えてきたな)
「あれ?」
(ああ、あれが工国 ナリュマーだ)
そう言った先には、30メートルほどの城壁に囲まれ、ところどころから煙が上がり、国のど真ん中には巨大な時計塔が立っていた。
「ここが…ナリュマー」
(ああ、あと1ヶ月程経ったら戦場になる予定の場所だ)
「まぁ、お兄がいるからそんなことになるとは思わないけどね」
(当たり前だろ?。この俺が魔物相手に誰も死なせるわけがない。必ず守り切って、勝ってやる。お前たちも、いくら俺が守ってやると言っても自己防衛ぐらいはできるようになってくれよ?)
「もう、当たり前じゃん。私たちだって強くなったんだよ?」
「そうだよコウキにいちゃん」
「俺たちだって強くなってんだぜ!」
「私、頑張る!」
「愛華も!」
「もちろん、私もだよアスト」
(そうか……じゃあその時を楽しみにしてるよ)
俺は心の中で、こいつらの成長を嬉しく感じながら工国近くの森へと降り立った。
なぜここに降りたかって?いきなり国に竜が近づいたきたら大騒ぎになるだろ?。
それを踏まえてここに降りたのだ。もちろんちゃんとミリーナたちには説明しているからな。
ーーーーーーーーー
作者より。
すいません。インフルエンザになっちゃったので更新がヤバくなりそうです。
まぁもともとのことだけど誤字脱字が多いと思おますが見つけたらコメントで教えてください。
もっと更新したいんですが語彙力がなさすぎて薄っぺらい話になるので濃くするために時間がかかるます。
インフルと語彙力のなさが合わさっている今は更新とか無理なので1週間は更新しません。てかできません。
病弱でクズな作者ですが1週間後からまた頑張るので応援よろしくお願いします。
「ねぇねぇ。どう?」
「なんか…不思議な感じだね。この服」
そう言ってきた二人の服は、俺が持っていた男物の服を錬金で女物に変えてやったものだ。
雫は青を基調としたワンピで所々に濃い青色や黄色のラインが入っていて、天使の雫が着ていると水の妖精のようだった。
そしてミリーナは、白を基調とした服装で、白のインナーの上にはドラゴンの鱗のような装備が輝いていた。
「雫は天使なんだし天使風の服装にしてミリーナは龍人風にしてみたんだよ」
「龍人風?」
「まぁ早いとこ、龍を象った服装ってことだ。気に入らないとこはあるか?あるならすぐに言ってくれよ」
「私はないよー」
「私も。それにこの服気に入っちゃったしね」
「だよね!」
二人とも服のことでは何もないみたいだったからもういくことを伝えた。
「あ、そうだったね。ついうっかりしてた」
「おいおい。緊張感もなんもないな」
「そりゃアストがいるからね。何があってもアストは負けたりしないもん」
「ははは。まぁそうだといいがな」
俺も特に負ける気はないため軽く笑った。だが決して慢心しているわけではない。何かあれば自分を犠牲にしてでもこいつらだけでも逃す。
「さて、じゃあそろそろ行くか」
「「「「「「うん!」」」」」」
そうして、やっと俺たちは家を出て工国へ向かうこととなった。
「ところで、どうやっていくの?」
家を出て少しいくと、雫がそんなことを言い出した。
「そんなの、飛んで行くに決まってるだろ?」
「いやそんな、何を当たり前なことを、みたいな目で見返されてもどうにもできないよ?空飛べるのはアストだけじゃない?」
「魔法を使えばいいだろうが……まぁいい。じゃあ今回は俺が乗せて行ってやるよ」
「の、乗せる?」
「そっ。まぁ見てろって」
俺はみんなから少し離れて、呪文を唱えた。
「『竜化』。発動」
この竜化は、『超越』スキルに統合されたもので、ステータスを2倍に引き上げて竜の体になる代わりに言葉が喋れなくなるのものだ。
このスキルは、一度使うのに並みの人間なら相当な魔力を使うため、あまりこの世界のやつが使うことはなさそうなスキルだが、俺にとっては今回みたいに俺だけが飛べる時の多数で移動するときにちょうど良かったりする。
そして、俺の体は純白の鱗に琥珀のような瞳をした全長200メートルはあるだろう巨大な純白のドラゴンとなっていた。
「すげー!」
「かっこいい!」
「きれー!」
「キラキラしてるー!」
「す……すごい」
「アストはやっぱりすごいね!」
コメントはそれぞれ違うが、俺を見る目線は全員キラキラした目を向けていた。
この体では声を出すことはできないが、頭で考えたことは伝えられる。つまり、念話を使えばいいのだ。
(ありがとな)
「うわ!なんか頭の中で声がする!」
(はははっ。俺が直接話しかけてるんだよ。まぁそんなことよりも、早く乗れよ)
俺はそう言って登りやすいように尻尾を階段のようにして登りやすくしてやった。
「「「「「「ありがとう!」」」」」」
(おう。そんじゃあ行くぜ)
俺は全員が乗ったのを確認して、大空へと羽ばたいた。
「わーー!」
「すげーー!」
「めっちゃ気持ちいい!」
「きれーー!」
「太陽が近く感じる…」
「アストはやっぱりなんでもできそうだね!でもちょっと怖いかな」
(そうか?なら少し待ってろ)
俺はそういうと、さらに高度を上げ一瞬で雲の少し上まで来た。
(下が見えなかったらそこまで怖ないだろ?)
「うん!ありがとう!」
「それにしても、風があんまり強くないね」
(俺が今結界を張ってるからな。向かい風を抑えてるんだよ)
「そういう使い方もできるんだ」
(ああ、今度教えてやるよ)
「ほんと!?ありがとう!」
そんな雑談をしながら飛ぶこと1時間。
(お、見えてきたな)
「あれ?」
(ああ、あれが工国 ナリュマーだ)
そう言った先には、30メートルほどの城壁に囲まれ、ところどころから煙が上がり、国のど真ん中には巨大な時計塔が立っていた。
「ここが…ナリュマー」
(ああ、あと1ヶ月程経ったら戦場になる予定の場所だ)
「まぁ、お兄がいるからそんなことになるとは思わないけどね」
(当たり前だろ?。この俺が魔物相手に誰も死なせるわけがない。必ず守り切って、勝ってやる。お前たちも、いくら俺が守ってやると言っても自己防衛ぐらいはできるようになってくれよ?)
「もう、当たり前じゃん。私たちだって強くなったんだよ?」
「そうだよコウキにいちゃん」
「俺たちだって強くなってんだぜ!」
「私、頑張る!」
「愛華も!」
「もちろん、私もだよアスト」
(そうか……じゃあその時を楽しみにしてるよ)
俺は心の中で、こいつらの成長を嬉しく感じながら工国近くの森へと降り立った。
なぜここに降りたかって?いきなり国に竜が近づいたきたら大騒ぎになるだろ?。
それを踏まえてここに降りたのだ。もちろんちゃんとミリーナたちには説明しているからな。
ーーーーーーーーー
作者より。
すいません。インフルエンザになっちゃったので更新がヤバくなりそうです。
まぁもともとのことだけど誤字脱字が多いと思おますが見つけたらコメントで教えてください。
もっと更新したいんですが語彙力がなさすぎて薄っぺらい話になるので濃くするために時間がかかるます。
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病弱でクズな作者ですが1週間後からまた頑張るので応援よろしくお願いします。
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